■ツーリングレポート VMAX1700 富山、石川

 

能登半島リベンジツーリング記


ま、雨が降らなきゃそれで充分!

 

 

garage Ak!rA

 

<2012年5月2日>

晴れ男健在

 6時半起床。

 「どうだ!?」と眺める窓の外は明るい。あ~良かった。実は今日は雨模様の天気予報だったのだ。
※なので昨夜はVMAXにも慣れないカバーをかけてみたり。いや雨の日の電装にはトラウマが(略)


ダイソーの自転車用100円カバーですけどね

 空に雲は多いものの、とりあえず雨が落ちてくる気配は無い。
 昨日の様な晴天は望めないが、まぁあまり贅沢は言わないでおこう。

 がっつりと朝飯を食い、オーナー氏にご挨拶して出発する。
 いや、夕飯朝飯とも美味しゅうございました。輪島来たらまた寄らせてもらいますニャ(ニャ?)


 8時過ぎ、輪島市内へ
 そりゃまぁ、ここまで来たら輪島の朝市に行かないと。

 市内にさほどの混雑はなかった。「VMAXどこへ停めるかな~」と悩む。この辺りがセローでのツーリングとは違うところかも。

 「普通車300円」の表示のあった市営(?)駐車場に試しに聞いてみると、なんとバイクは無料で良いとのことだった。ラッキーと屋根下へ停めさせてもらう。
 但し、これが本来無料だったのか、混雑していなかったからなのか、あるいは係りのおっちゃんのサービスだったのかはいまだに定かではない


贅沢な場所に停めさせていただきました

 ふらふらと歩く。
 朝市は長さ200mくらいの路地がメインだった。左右に並ぶ店の売り手はおば(あ)ちゃんがメイン。


これでも人出は少なめなんだとか


そしてこれほど合わない組み合わせも珍しいかと

 大量の商品を扱う店もあるし、ほんの数品並べただけの店もある。
 品種は多岐だが、売り場所的にはなんとなく漆器系(輪島塗りですな)、干物・海産物系(寒ブリ1本とかここで買ってどう持ち帰るんだろ?)、花系(意外に多し)、雑貨小物系(手作りメイン)グルーピングされている風だ。


 ぶらぶら見て回るのがなかなかに楽しい。
 バイクなので大物を持ち帰るわけには行かないのだが、それでも「何か買おうか」という気にさせてくれるのはやはりおばちゃん連の明るさだろう。

 「お兄さん見ていって!」と声を掛けられながらあちこちをひやかし、とある手造り品のみ扱っている小さな店(というかテーブル1つ)で、80歳くらいのおばちゃんから民芸品を買ってみる。

 「あとは輪島塗のお箸でも…」という時、空からぽつりと雨が降って来る。やややと見上げる空には何時の間にやら黒い雲が。

 慌てて店上に傘やシートを広げるおばちゃん連。
 くっそ~、朝大丈夫なら午後までは降らないって天気予報で言ってたんだけどな…

 とりあえず商店の軒先をお借りして、スマートフォンのリアルタイム雨雲レーダー(←これが便利なんですわ)を覗き込む。
 うん、そう酷くはなりそうにない。雲も薄いしすぐに上がるだろう。

 その予想通り、5分ほどで雨雲は消えた。
 ぶらぶら歩きを継続、ひとしきりの見学&土産の購入が済んだらさて出かけるか。

 9時過ぎ、駐車場のおっちゃんに手を振って出発。
 雨はさっとだったので路面の濡れはなし。国道249を南下する。(海沿いの県道38は昨夕走ったのでパス)

 南下すると天気は更に回復した。うっすら差し込む日差しに気分も上がる。
 路肩表示の気温は23度、うひ~、革ジャンじゃ暑いくらいだぜ。

 「鳴き砂ふれあいパーク」という小さな看板を見つけたので入ってみる。
 これまた小さな駐車場はの先は砂浜。メジャーな鳴き砂の浜ではないがちょいと見学する。
 「あ~、日差しが気持ちいいな……漂流物が多くて"綺麗"というわけにはいかないけどさ」


太陽が出てくるとやっぱ嬉しくなりますね

 メジャーな方の「鳴き砂の浜」はそのすぐ先にあった。

 寄る気はなかったのだけれど、突然パラっときた雨に様子見がてら駐車場にMAXを滑り込ませて小休止。
 うん、こっちの浜辺は掃除されていて綺麗だぞ(笑)でもなんで猫の子一匹いないんだ?

 「ま、本当に猫の子一匹が居たら保護しなけりゃいけないから大変なんだけどさ…」


ホント誰もいないんだものなー

 またまた日差しが出てきたのを機に出発、次の観光スポットは県道49、ヤセの断崖と義経の船隠し

 崖は一度崩れたせいか見た目さほどでもなし、これなら昨夕走った県道沿いの方がよほど怖い。
 そして船隠しは…「ああ、こりゃ凄いわ。宮崎駿なら飛行艇を隠すレベルだな」


しまった!ヤセるんならもっと良く見ておくんだった!


赤い飛行艇はありませんでした

 「でも日本海は波が高いから飛行艇は…」とこれまたどうでもいい自己レスを付けながら先へと進む。
 さぁ次は今日のメイン、千里浜なぎさドライブウエイだぞ。


 前回も来た「海沿いの砂浜を車で走れます!」が売りの渚ドライブウエイ。
 今回は北側から侵入…の前に、お約束の缶コーヒータイム。
 もちろんスチール缶を選ぶのは当然のこと、飲み終わった奴を潰して持参の紐をこう結んで…っと。


こんな碑があったんですね

 7年ぶりのなぎさドライブウエイ
 あの時と違うのは、今日は雨の後(?)で砂が湿って締まっていることだ。

 これが実に走りやすい。前回同様さらさらだったら300kgオーバーのVMAXはかなり苦労(というか乗り手が緊張)した事だろう。


うはははは

 渚近くにVMAXを止めて撮影タイム。
 サイドスタンド下には先の潰したコーヒー缶。そして発進時に役立つのが結んだ紐
 そう、前はバイクに跨ってサイドスタンドを外した後缶が拾えなくて難儀したのだよ!
#紐の端はハンドルに結んでおいたけれど、放りっぱなしにしておいて走り出す前に拾えばいいことに途中で気づきました。


こんな感じですね

 ずざざざとかどばばばとか(?)遊びながら走る…のは程ほどにっと。(あ~怖かった…)


うはははは(2)


観光バスもがんがん走ります


そしてお約束の自分撮り

 せっかくなので、前回は寄らなかった貝焼きのお店へも寄ってみる。

 数軒ならんだ店からここを選んだのは、店名がカドヤだったから。
 焼いてくれたハマグリはさすがに旨かった。ちょいお高いのはまぁ仕方のないところで。


NewConsepterを着ている今にはぴったりかと


プリップリでした

 写真を撮りながら北から南まで走ってご馳走様。いや~でもこここんなに長かったっけ?それとも前回は途中で抜けちゃったんだったかな?(←かもね)

 ともあれ、一番危ないのは海岸から一般道へ戻る途中の砂山越え。ここだけはくれぐれも慎重にっと。


しゅうて~ん

 そろそろと走って国道へ。

 路肩にバイクを止めてスマホの地図を覗き込む。さて、一番近いスタンドはどこだ?

 ガソリンはまださほど減ってはいないのだけれど、ホラ、下回りに海砂付けたままだといろいろヤバいでしょ。

 幸運なことに、見つけたGSはセルフで高圧洗車機あり。しかもなんと水洗い5分で100円というリーズナブル価格だった。
 いいなぁ、こういうスタンドうちの近くにも欲しいなぁ…(セロー的にね)
※水洗いで安いってのは北海道にもあったし、雪国ならではの設備なのかも。

 洗車機前で先客のXR氏に「それで走ってきたんですか?良く洗った方がいいですよ」と言われ苦笑してみる。

 ざばざばと洗車。よーし、本日のメインイベント終了ぉ~


きれいさっぱりと


 国道159を南下。
 さて、実はこの先、南の空の色があまり芳しくない。道端に止まって雨雲レーダーチェック。「うは、やっぱり雨か」

 予定では、この先金沢まで行き兼六園他を観光、時間が余れば富山市内へも…とか考えていたのだ。
 だが南は完全に雨。それも西から次々と大きな雲がやってきている。

 お姉ちゃんと相合傘でしっぽり歩くなら雨の兼六園も悪くはないが、雨ガッパ着たむさいおっさんが一人黙々とというのはあまりにアレ(アレ?)だろう。

 「うん、今回は諦めよう。で、今晴れているのは…ここと…東くらいか…」

 「ドMの人(誰?)ならあえて雨の中に突っ込むのかな?」とか考えながらUターン。
 国道159を北へ、更に415を東へ。もう一度氷見まで戻って今日は打ち止めにしよう。

※あらかじめ近隣情報を教えてくださった皆さん、そんなわけであちらへは行けませんでした、ゴメンなさい。(謝)


 氷見へと走るこの道は、2005年の初日にも使った道。ああ、そういえばなんとなく覚えがあるような気がするぞ。

 到着した道の駅。ブリ小僧に「又来たよ」と挨拶してみる。

 今日はここで土産も手配する。
 魚と海産物を少々、それに「旬外してると思うけどオーダーされちゃったなぁ」とズワイガニ。よーし、これで一安心。


 今日の宿は一昨日と同じ高岡のホテル。

 これまた同じ道を帰るのだけれど、昼にハマグリを食べただけなので腹が空いた。んじゃあの寿司屋に寄っていくか。

 国道脇の回転寿司屋にMAXを滑り込ませる。
 混んでいる印象がある有名店だが、さすがに一応平日の午後3時には満席にはなっていない。

 ゆっくりキトキトと(?)食べる。うー、やっぱ寿司旨いな~

 店を出た直後、パラっと雨が降ってびっくりさせられるがこれはすぐに止んでくれた。

 ホテルへの到着は5時。
 同じようにバイクを止め、シートをぽんぽんと叩く。
 ビジホなのに軽い夕食が(略)自販機のキンキン(略)

 はっはっはぁ今日はなんと170kmしか走ってないぜ!
 予定は切り上げさせられたけれど、合羽を使わずに済んだからまぁいいか。


この手の奴はマニュアルでピント合わせなきゃいけないのは判っているんですけど
食べ物を前にカメラ構えてあれこれやるってのってちょい気恥ずかしくてですねぇ…

 ☆

本日の走行距離:170km 
本日の教訓:距離の割に充実した1日だった気が。

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

ツーリング紀行へ戻る ツーリング紀行へ戻る