浅間山が綺麗でした
■も一ついってみましょうか
先日出かけたセロー30thアニバーサリーミーティング・朝霧高原。
天候にも恵まれ、とても楽しい1日(前日のツーリングをあわせて2日間)を過ごすことができた。
唯一残念だったのは、現地でのトレッキングに参加できなかったこと。
諸々の事情で仕方なかったのだけれど、やはりバイクイベントは自分で走ってナンボを感じさせられた。
さて、そのセロー30thミーティング。その後も全国各地を転戦(?)し、9月にはお隣の群馬県、浅間サーキットで開催されるという。
「なら出かけてみようか。浅間サーキットって一度覗いてみたかった場所だしな。」
ご存知のとおり、浅間サーキットは日本で最初にできたサーキット(←但しダートコース)
今はコースの一部が残っているだけだけれど、「汚れた英雄」(小説版:大藪春彦著)ファンでもある俺としては非常に気になる場所なのだ。
そして今回のイベントにも、先日同様トレッキングメニューがある。
予約は不要で先着順。但し規模はずいぶんと小さくなって午前&午後とも10人ずつとのこと。(と、この時は思っていた)
「先着10人か…間に合うかな?」
ま、アブれたらそれはそれで。
★
当日朝、5時起き、6時前出発。
現地の受付は9時から。現地までは200km程だし高速道路も使うし、これなら遅れることはないだろう。
朝から晴天で一安心
実は一昨日の栃木県は、50年に一度という大雨だった。
宇都宮市内は冠水するわ河は氾濫するわと大騒ぎ。鬼怒川下流の茨城県では堤防決壊もあって大変な被害が出た。
正直出かけられるかどうかさえ危ぶまれたのだけれど、お隣とはいえ群馬県の降水量はさほどでもなかったよう。
昨日1日晴れたこともあり、イベントは予定通り開催されるとのことだ。
※セローでは禁じ手(?)の高速使用も、距離の他に「下道はまだどうなっているかわからないから」という意味があったりする。
★
国道4号から北関東自動車道。
服装はロンT+Tシャツレイヤードの上にいつものパーカー。下はニーシンパッドにGパン、そしてガエルネED-PRO。
ガエルネは久しぶりの活躍の機会。雨の影響もあるだろうし、今日はたっぷり泥を食わせることになるだろう。
天気は良好、気温も丁度良い。例によって100km/hマイナスでぽへぽへと走る。
北関東道→東北道→北関東道→関越道→上信越道。
一気に走って松井田妙義ICを降りたのが8時前というあたり。
「あ~走ったぁ~、にしてもセローで高速を走るのはあまり(略
この先の碓氷峠、バイク乗りとしては当然旧道に…は行かず、バイパスを選択する。
せっかく早起きして出てきたのだし、先の先着10人に入る為にできるだけ早く現地に着いておきたいのだ。
久しぶりの碓氷バイパス。
バイパスとはいえ斜度もくねくね具合も相当のもの、今日のように交通量が少ないと面白く走ることができる。
もちろん「セローなりに」ではあるけれど。
軽井沢まで上がると気温がぐっと下がってきた。さすがは避暑地だなとパーカーのベンチレーションをきっちりと閉じる。
ガソリンスタンドで給油。
航続距離的にはまだまだ走れるのだけれど、帰りに入れ忘れて高速に乗ったりすると大変な事になるので念のため。
#今日の高速ルートにはGSのあるSAが一つも無いのだよ。
天気良好は変わらず。出掛けにGSへセローが2台続けて入ってきたけれど、やっぱり今日のイベントの参加者なのだろうか。
そしてGSを出て道に迷う。というか、そもそも自分の現在位置を勘違いしていた模様。(バイパス上がったらR18と勘違い)
「誰だよ方向感覚には自信があるとか言ってた奴はよ!」(←最近こればっか)
軽井沢駅付近をぐるぐる回って時間を無駄にすること20分。「遅くなると早起きした意味なくなるぞ!」とスマホのMAPをONにして先を急ぐ。(←早く使え)
★
無事到着した会場入り口には、前回同様「セローミーティング」ののぼりと係りの方が。
お世話になります
促されて中に入ると、駐車場ゲート前には20台程のセローが止まっていた。
時間は8:50am、やれやれ、どうやらゲートオープン前に着けたようだ。
トランポ組もいたりとか
ヤマハのイベントでよくお会いするカメラマンさんに声を掛けられ、「今日はセローなんですね」と言われ笑ってみる。
9時丁度ゲートオープン。
とことこ走って指定された場所にセローを停めたら、それっとばかりにトレッキングの受付へと急ぐ。
殴り書きで書類(承諾書)を書いて提出して…保険代1000円と引き換えに無事6番をゲットしましたとさ。「ふへ~」
参加賞
そしてここで勘違いにも気づく。
1組10人は間違いなかったのだけれど、午前はこれが3組走れるらしい。つまり30人までOKだったようなのだ。
「あ~、ならそんなに慌てなくても…でもあと1時間あとだったらその枠も埋まってただろうな。ま、急いだのは無駄じゃないか…」(ポジティブシンキング)
※他の参加者にも俺同様の勘違いをしていた方が多数いたようなので、イベント詳細の記載(WEBサイト)はわかりやすくお願いいたします。→ヤマハの方々。
★
ともあれこれで落ち着いた。それではと会場を見て回る。
イベントの展示内容は朝霧と似た感じ。
セロー30年ヒストリーはもちろんとして、消防セローの代わりに災害救援セローあり。
Y'Sギアブースはなくてキャンギャルお姉さんも不在、でもドリンクコーナーは健在と、朝霧高原に比べると2周りくらいコンパクトな感じだった。
朝一番でこれくらい、この後も続々と
これもいい色だよなー
天気良好
参加者は現時点で50台くらいと結構な台数。旧型(225cc)の比率は前回より低い気がする。
そして乗り手にはオフブーツを履いた本気組(?)が多数。俺同様トレッキング狙いなのか、それとも林道ツーリング途中の立ち寄りでもあるのだろうか。
ぐるぐる見回るうち、参加するトレッキング1組目の開始時刻が近づいてくる。どーれ、んじゃ準備を始めるか。
★
荷物(リアボックス)は外して受付に預かって頂く。
火山灰コースだから水はけは悪くなさそう、でも状況を考えて下には雨具を履いてみる。(←泥よけ)
「どうするかなー」と悩んだタイヤの空気圧はとりあえずそのままで。
今回は朝霧高原のようなトライアルアタックではなく、浅間サーキットのメインコースと枝道を本当にトレッキングするらしい。
それならエアを落とすまでもないだろうと判断、ヤブ漕ぎなら外す予定だったアドベンチャースクリーンもそのままとする。
#一応工具とかエアポンプとかも持参していたのだけどね。
ゼッケンを貰ってブリーフィング。
うん、やはりそんな本気走りではないらしい。
ま、俺は浅間サーキットを走れればそれでOKなんですけどね。
これがメインの外周コース
トレッキングチーム集合
★
10台+インストラクターさん2台でスタート、まずはメインコースを外れてシングルトラック(って言うんだよね?)の枝道へと降りていく。
「お、結構ヌルヌルした場所走るんじゃん!」
雰囲気は川原に伸びる獣道といったところ。
1本ラインを1列になって走る。所々に水溜りがあるので右へ左へと避けていく。
路面は粘土質の場所もあり、適度に滑ってなかなかに面白い。
キュキュっと回ってメインコースへ駆け上がる。
こちらはさすがに幅が広くなって車2~3台分はある。路面は火山灰で水溜り無し。よーし、んじゃここからはきっとペースアップ…って、あれ?
後ろが付いてこない。いくら待っても来ない。え~、まだ走り出して2分と経ってないぞぉ…
※どうやら先のヌルヌル場所でヤッちゃった方がいたようで。
たっぷり5分待って出発となる。後ろを気にしてか、メインコースでもイントラさんのペースはゆっくりだった。
その先は、また林間へ入ってのドロドロシングルトラック枝葉かいくぐり。
がさがさとやってから、「しまった!忘れてた!」とばかりにミラーを内側に畳んでみる。
メインコースへと戻ってぐるり一周完了。
二週目も同じコースを走るがやはり後ろが遅れ気味に。うん、まぁ滑るところが多いから慣れていないとアレかもね…
ペースがゆっくりなのでいろいろと遊ぶ。
ラインを外してあえて溝を飛び越してみたり、水(泥)溜まりを避けずに突っ込んでみたり。(←後方確認の上)
にょろさん直伝の華麗なM字開脚を披露してみたりもする。
天気は相変わらず良い。青空に浮かぶ白い雲。ああ、浅間山が綺麗だわ…
※もちろん走行中の画像はありません。あしからず。
コース3周の予定だったトレッキングは、先のロスのせいで2周で終了となってしまった。
それなりに楽しかったけれど、距離的に欲求が不満しているのもまた事実。どうしようかな、午後もう一本参加してみようかな?
考えながら駐車場へ戻ったところで、結構汗をかいている事に気づく。
やっぱり体は動いているんだなと、サービスのドリンクをがぶ飲みして一息をつく。
よしよし、こうでなくては…(泥的に)
<余談>
イベントとしては、このトレッキングの他に「林道体験レッスン」も開催されている。
「午後はそちらに参加するのもいいかな?」とも思ったのだけれど、聞けば本当の林道初心者(未体験者?)向けとのことなので遠慮してみた。
個人的には一度きちんとした「オフロードレッスン」を受けてみたいと思ってはいるのだけれど。
★
駐車場のセロー連は、トレッキングやレッスンでの出入りがあるものの常時50台くらいが停まっている感じだった。
そしていろいろな仕様のそれらを観て回るのは楽しいのだけれど、ゆっくり休む場所がないのが辛い。
今日の様に日差しが照りつけている状況では尚更だ、せめてベンチでもあると助かったのだけれど。
#ま、格好がオフロードスタイルなんで土手に直座りしても平気なんだけどね。
昼飯は「こんなこともあろうかとー」と買っておいたパン。おかず代わりに魚肉ソーセージ。
うむ、なんであれ、青い空の下で食う飯は旨いわ。
いろいろ出たり入ったり
★
午後、せっかく来たのだからと、やはりもう一度トレッキングを申し込むことにする。
コースは午前同様。今度は特にトラブル無し。
朝一番に比べ、午後は参加側も運営側も経験値が上がってきた雰囲気だった。
やや乾いてきたコースにペースをより上げて走る。
うん、やっぱバイクイベントは自分で走ってナンボだよな。
なので泥もよりいっそうに
そういえば駐車場近くに水溜りがあったので
泥水シンメトリー画像を撮りました
<ヤマハの方へ>
難しいとは思うんですが、1本でいいのでフリーで走れる時間を作ってもらえると嬉しいです。
できれば朝霧同様全部フリー・各所に係りの方配置だとよりありがたいんですが。
#↑ここに書いてどうしようと言うんだか…
★
14時過ぎ、撤収。
本当はもうちょい残って楽しむつもりだったのだけれど、夜にヤボ用ありの連絡が入ってしまったのだ。
まぁ天気は良かったし、トレッキング2本走れたし、充分遊んだからいいでしょう!
荷物を積みなおし、係りの方々に挨拶しながら会場をあとにする。
記念に出口でのぼり撮影
「さー、帰りの碓氷峠は旧道を行くぞー!」
…と走っていて、またまた道に迷う俺。
ちゃんとR18を走っていたのに、何故か「旧道はバイパスより南」と思い込んでいて南下してしまったのだ。
「誰だよ!方向感覚には自信が(略
★
R18、碓氷峠旧道。
道はガラガラに空いている。路面は綺麗だけれどところどころで山からの水が道路を横断している。そして一昨日の豪雨の名残と思われる泥もあちこちに。
VMAXだと相当気をつかうところだけれど、セローのタイヤ&ペースならお気楽に下っていけるのがありがたい。
眼鏡橋下ではお約束画像を
ドライブインだけになってしまった横川で釜飯を購入。箱を積んでいるとこういうことが気軽にできて良い。
あとは高速道路を一直線。
「あ~でもセローで高速走るのは(略
帰宅は18時というあたり。
浅間山の泥は、高速走行でいい感じに乾いて落ちていた。
これならすぐ錆びにはならないかな?んじゃヤボ用もあるし、洗車は明日にしときますか。
そういえば帰り際に画像を撮って頂きました。
★
■本日の走行距離:410km、給油回数:2回
■本日の教訓:やっぱ自分で走るのが一番だわ~!
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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