晴天、お待ちしておりました
■今日はバイクに(少しだけしか)乗らない日
7時起床。
気になる空はずいぶん明るい。これから良くなってくれると嬉しいのだけれど。
宿謹製の朝食(鮭と卵が旨い)を頂いたら、ゆっくりと徒歩で宿を出る。
一昨年、「バイクに乗らない日」を作って観光にあて、大変に面白かった。
今年も同様。今日1日は目いっぱい観光客になってやろう。
★
まずはこれ、一昨年同様の知床観光船。
前回は飛び込みで行ったら満席であやうく乗れないところだった。
予約順で良い席がとれることも判ったし、今年は同じ会社の船を1カ月半も前に予約してあるのだよ。
ウトロ漁港近くのショップまで行って受付して、時間になり予約順に呼ばれて列を作る。すると……
「え~、こんなにうしろなの~」
かなり早く予約したつもりだったのに、俺の位置は40数人の客の30番目くらい。ううむ、1か月半前でここってことは、他の客はいったい何時予約を入れたのだろう?
#それとも何か別のルートがあるのかだ
さてこの船。先の通り席は予約順なのだけれど、それとは別に10人ほどが船の前部デッキに座ることができる。
ここは見晴らしは最高だが椅子がなく、乗り心地も期待できないので希望者のみ、そしてその「希望」はこれまた予約順。
密かに狙っていたのだけれど、「30番だと一杯になっちゃうかな……」
だが幸いにして(高齢者や子供連れには無理な席ということもあり)希望者はそれほど多くなく、ぎりぎり9番目に滑り込めた。
「よーし、これで今年は見晴らし最高だぞ!」
そして俺の後ろ、最後の10番目に入った人はライダーさんのよう。
「バイクですか?」と声を掛けると……「あれ?もしかしてAk!rAさん?」
なんとそれは、3日前の北海道上陸時に声をかけてくれた隼のW氏でしたとさ。
「いやぁ、こんな偶然ってあるんですねぇ!そして(バイクじゃないのに)よくわかりましたねぇ!」 (再)
※おかげで今回は船上での俺画像も多めになりました(笑)
★
乗船、席は前部デッキの左側。
確かに尻には固いけど、見晴らしはこれ以上望むべくもないほど。
そして、乗船をはじめた頃から天気が激変してきた。
うっすらかかっていた雲が晴れ、真っ青な空から太陽がぎらぎらと輝きだす。「キタキタキター!来ましたよ!」
こんな位置に。そして上には青空が
(沖へ出ると寒いので長パンツ&ウインドブレーカーがベター、というのが前回得た知識)
出航。
港の堤防を出ると船の速度が一気に上がる。
よーしよしよし
★
知床半島の海岸線、小型の船だけに海岸近くまで入っていくのは前回同様。
あの時座っていたのは船の最後部席だった。
もちろんそこでも十分楽しめたけれど、やはり今回のような先端屋根なしの位置からだと更に迫力がある。
しかも今のこの晴天。これなら途中Uターンの心配もない、今日は知床半島の先端までたっぷり楽しめることだろう。
海上晴天・陸上雲は一昨年と逆のパターン
穴
早速現れた……
……熊
見上げる岩の迫力たるや
★
進むほどに空が青く
山からも次第に雲がとれて
滝も綺麗に見渡せて
★
途中、解説のお兄さんに教えてもらったのが、潮の流れというか波の立ち具合。
今はほぼ無風で周囲は静かな海面なのだけれど、進む先には白波が見える場所もある。
そこは海流というより、知床半島の山が低く、東から風が吹き抜けるので波が立つのだそうだ。
なるほど、その部分に船が突入すると水しぶきが格段に大きくなる。「うひー、先端に乗ってるから潮が潮が……」
※ちなみに前部デッキを希望した時点で「濡れますが大丈夫ですか?」と確認され済み。
重なり岩
コースは網を避けて
滝
(前回Uターンしたのはこの辺り?)
熊再び
★
陸に寄っては離れを繰り返し、船は無事、知床半島の先端へと到着した。
海と空が綺麗だけれど、先端の先に見える海はやはり流れが違う風。
先端到着
ご満悦
国後・択捉がすぐそこに
★
Uターンしての帰り道は、より沖を通る。
こちらだと先の風が更に強く吹く。「うひー、先端に乗ってるから潮が潮が……」(再)
沖はやはり波高め
飛沫が飛ぶ飛ぶ
★
港へ向かっていた船が急に向きを変えたので驚く。と、「あ、イルカだ」
海から飛び出す背びれ、そして時々ジャンプ。
船長さんが船をぐるり回してくれたおかげでじっくりと見ることができた。「いやー今回は大漁だわ~」(ネタ的にね)
さすがにカメラでは追えません
にしても良い天気だねぇ
★
港へ到着。天気は最高、「やー、3時間あっという間だったわ」(喜)
そして今日のような午前中の便も気持ち良いけど、(船は半島を西側から見るので)午後は太陽が後ろになり、また雰囲気が違うはず。再訪の時には覚えておくとしよう。
感謝の意味を込め、船のショップで知床募金付きのTシャツを購入し、W氏と「んじゃまた気が向いたら餃子オフにでも!」と別れる。
一旦宿へと戻って昼食をとって。
さぁ!次の観光はカムイワッカだ!
★
「お湯が流れる川」で有名なカムイワッカの滝。
お盆のこの時期は専用のバスでしか行くことができない。
バスの発着場は宿にもほど近い知床ネイチャーセンターだ。
そこへ向けてセロー発進。
5分の距離&現地での行動を考慮し、服装は短パンTシャツウインドブレーカーというライダーにあるまじき恰好。良い子はマネしちゃダメだからね。(をい)
★
ネイチャーセンターの駐車場にセローを停め、ザック(いつもお風呂セットを入れてる奴)を背負って中に入ったのが14時丁度だ。
とうちゃ~く
バスは往復1300円。20分おきに出ているとの由。
チケットを買って売店をうろうろ。
を、置いてあった置いてあった。このイボ付き足袋(軍足?)が滝を歩くのに便利だって話なんだよな。(そして記念にもなる)
もともとは足つぼ刺激用?
バスは一旦知床五湖まで走る。なるほど、1枚のチケットで両方楽しむこともできるわけか。
※知床五湖は一昨年回ったのでパス
ちょい戻ってカムイワッカへの道。大型観光バスは未舗装の道路をががんがん登っていく。
「ああ、結構距離があるんだな」
ダートへ入ってから20分、センターからだと30分くらいの行程だろうか。
先頭席確保
結構な山道です
行き当たりの駐車スペースに到着。バスを降り、500mほど歩けばカムイワッカの滝だ。
「おお、これがこれが」
着きました
歩け歩け
これですか
(規模感は上の人影で察してください)
★
どれと川沿いへ上がり、適当なスペースでブーツを脱ぎ先の軍足を履く。
川へと入ると、「おお、温かい温かい」
なるほど、お湯というにはちょい足らないけれど充分に温かく気持ち良い。
Bear Country
川沿いまで登る最初のここが一番の難関かも
(右の方は監視員)
中に入る人は半分くらい?
どれどれ……(軍足履いた)
★
よしよしと歩き回る。
聞きかじった知識によれば、川の硫黄分のせいでコケが付かないので水の中の方が滑らないそうだ。
さすがに今日は人出があるけれど、それでも上流へと歩くと次第に少なくなり、混雑を感じることはなかった。
「ああ、いいなここも。」
一見ツルツルに見える急な岩場もさくさく登れます
上からだと急に見えるかな
うははは
(ここは下の方)
この時期だけなのかどうか、先の上り口に加え滝の中にも監視員の方が。
まぁ転んで流されでもしたら大変だしね。
このカムイワッカ。合計4つの滝があるのだけれど、今俺がいる一番下の滝以外は進入禁止になっている。
昔は勝手に上がれたのだそうだけど、この一番下だけでも結構長さがあるし、一番上まで登るのはそこそこ大ごとだったんじゃぁないだろうか。
ここから上は進入禁止
上の方は静かでした
★
1時間ほど遊んで引き上げる。
帰りのバスに乗り込んで、センターに着いたのは16:30というあたり。
売店は17時に閉まるって話だから今のうちに土産を買っておかねばな。
★
「よし、遊んだ!」とセロー発進。短パンTシャツ(略)
をを日も傾いたわ
宿には5分で着いて施錠して。
時間があるのでチェーンに給脂。
さてと落ち着いたら、「さあ、今日の夕食こそ、がっちり海のものを食べに行くぞぉ!」
そしてやっとありつけました
★
今日のルート図は無し
★
■今日の走行距離:10km 給油回数:0回
■今日の教訓:顔が焼けました
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
☆
■ ツーリング紀行 直近15レポート ■
VMAX17オーナーズクラブ便乗・岐阜ツーリング記 2024/11 岐阜県
VmaxML便乗・奥多摩周遊道路快走記
2024/10 東京都
2024北海道ツーリング、さぁどうする?記
2024/8 北海道
万沢林道・秋鹿林道、加えて林道湯沢線爆走記
2024/7 群馬県、長野県
端上林道・大塚真壁探索記
2024/5 茨城県
渡良瀬遊水地・2週連続菜の花記
2024/3 栃木県
遅いか早いか紅葉林道散策記
2023/11 栃木県、福島県
R352奥只見湖・ぽんしゅ館再び記
2023/8 群馬県、新潟県
メルヘン街道・ビーナスライン、信州ツーリング記
2023/7 長野県
ただ神奈川へ行ってくるだけのツーリング記
2023/5 神奈川県
晩春?日光定番ポイント散策記
2023/4 栃木県
YAMAHA Motorcycle Day 2022 &忍野八海ぶらぶら記
2022/10 山梨県
2022北海道ツーリング・もしズレてたら!記
2022/8 北海道
☆
(C) 1998-2024 garage Ak!rA. All Rights Reserved.