■ツーリングレポート セロー 北海道

 

2015北海道ツーリング、雨雲すり抜け記 の0


この景色が見たかったんです

 

 

garage Ak!rA

 

<2015年8月9日>

さぁ出かけましょう

 日曜日、午前2時半起床。

 バナナを2本腹に叩き込み、着替えてガレージのシャッターをそろそろと上げ、荷物積載済みのセローを真っ暗な道路へと引っ張り出す。

 指差し確認して、ヘルメットを被って、エンジン始動。
 ほんの数秒のアイドリング後スタートする。あとは走りながら暖めよう。


行きましょう

 諸々の理由から1回お休みとした夏の北海道ツーリング。

 去年は代わりに軽く東北を回り、それはとても楽しかった。
 でもまぁそれはそれとして…「やっぱ今年の夏は北海道復活だよな!1回休んで気持ちも新たになったしな!」

 行き帰りのフェリーもしっかりと確保して、できた予定は実質現地4日間

 ごくごく普通な昭和生まれのナイスサラリーマン(なんじゃそりゃ)としては一般的なお盆休み。
 これでも例年よりゆっくりできるスケジュールなんだけどね。

 今年のテーマは、「バイクで走らない日を作る」

 1日は移動無しにして観光やらなにやらを楽しみたい。さてどうなりますやら。

 午前3時過ぎ。国道を北上する。

 気温は20~21度と日中の猛暑が嘘のような涼しさ。
 Tシャツの上に羽織ったパーカーはベンチレーションを全て閉じないと寒く感じてしまう程だ。

 空には綺麗な三日月が。この様子だと今日の関東地方はまた晴天になるのだろう。

 実はこの先、北海道の天気予報が良くないのだ。

 今日まではともかく、よりによって俺が現地へ着く明日から曇り・雨の予報が並んでいる。
 「おかしいよなぁ、晴れ男の俺が2年ぶりに行くってのになぁ、やっぱ初日に待ち合わせた相手が悪かったんだろうなぁ」(後述…しなくてもわかるか)

 矢板ICから東北自動車道へ。

 例年通りの混雑を覚悟していたのだけれど、高速は意外にも空いていた。

 びゅんびゅん流れる右車線を尻目に左車線をまったり走行。
 暇なので、スクリーンの後ろに体を押し込めたり、同じようなペースのトラックの後ろについてスリップストリームを使ったり。今年の8耐の中須賀を真似て燃費を稼いでみたりもする。
※まぁ90km/hプラスで燃費も何もないし、そもそも燃費を気にするバイクでもないのだけれど。

 今回のツーリングに出るにあたり、奮発して(?)ヘルメットのシールドを新品にしてきた。

 これが極めて快適。今まで使っていたシールドだって傷だらけというわけではなかったのだけれど、見え方というか透明感はやっぱり違う。
 「クリアな視界って気持ち良いよなぁ、特に今みたいな夜間とか薄暮の時間帯にはさ。」

 セローはエンジンを含めてもちろん問題なし。

 静岡のセローミーティングに行った時にも感じたのだけれど、アドベンチャースクリーンは高速でかなり有効で、風はもちろん蟲のぶつかりも防いでくれる。
 格好もだけど実用性もあって、やっぱこれは付けて正解だったな。


 いつもの安積PAで小休止&給油。
 を、少し明るくなってきたじゃん。あと黒い(YZF)R25って格好良いじゃん。(←パーキングで隣に並んだ)


んでもまだまだ暗いですけどね

 給油の際、GSのお兄さんに「もしかして北海道ですか?青森ですか?」と声をかけられる。
 「北海道ですが新潟からです。ええ、小さいバイクだと青森まではなかなかねぇ…」(新潟までだって大変だけどね)


 磐越道へと乗り換えて西へ。

 福島県内の磐越道は2車線区間も増えて「追い越される苦労」が減ってありがたいかぎり。まぁ西の端~新潟県は1車線がまだまだ多いから気苦労が無くなることはないのだけれど。

 太陽は上がってきたけれど、道が山間に入ったので気温はかえって下がって19度といったあたり。
 ベンチに加えて袖周りもしっかりと留めてみる。

 6:00am過ぎ、阿賀野川PAで小休止。

 朝のバナナは消化済みなのでおにぎりを1つを購入する。米どころではコンビニおにぎりさえ美味しく感じるのは気のせいなのだろうか。


天気は最高

 腹にモノが入ったせいか急に襲ってきた眠気。

 それと戦いながら新潟亀田ICを降りたのは良いのだけれど、その先の分岐を間違ってしまう。
 何度も来ているのにいったい何をやっているんだか。以前「方向感覚には自信ある!」とか偉そうに言ってなかったか?俺。(いや、眠気がさ)

 いつも給油するフェリー埠頭手前のガソリンスタンドは営業準備中。なので先にコンビニへと寄ってみる。
 船内用食料を購入して、さっきおにぎり食べたばかりだけど、せっかくだからここでパンとコーヒーの朝食をあらためてっと。

 頭がコーヒーではっきりとなったところでUターン。先のGSで「念のための給油」を済ませたらフェリー埠頭へ。
 「お、結構集まってるじゃないか。」

 高速道路の空き具合をみるに「時期的にまだ早いのかな?」と思っていたけれど、きっちり集まっているバイクの群れ。
 まぁそうか、フェリーの予約だって満席になってるんだものな。


到着ぅ~


お疲れ様です皆の衆

 受付を済ませ、ぶらぶら見回っているうちに乗船開始。
 ごとごと船内へ入ってセローを停めてロックして荷物下ろして船内用バッグ取り出して、のルーチンワークを一通りこなす。

 定刻、出航。
 やはり船内は満席らしく混雑。ご家族連れ多し。

 コンビニで買っておいた魚肉ソーセージを肴にサッポロクラシックをやっつけ、風呂に入り、デッキで潮風に吹かれてみる。


また会えてなにより

 海の上の天気は極めて良好。でも明日からの北海道の天気予報は相変わらずのいま一つ

 どうなるのかな。朝から合羽を着るようなハメにならなきゃいいんだけれど。


今は良い天気なんだけどねぇ


風が気持ち良いわ

<余談>
 そしてこのフェリー内にうちのサイトを見てくれている方が2人もいて声をかけて下さるなど。
 バイクと一緒の時ならともかく、船内でってのが驚きだった。
 「よくわかったよなー、やっぱTシャツは派手なの着ておくべきだよなー」 【違】


本日の走行距離:280km、給油回数:2回
本日の教訓:気合入れろよ晴れ男!

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■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

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