南へ東へ
<2019年8月12日>
■雨さえ降らなきゃ大丈夫……?
6時起床。外は曇り、雨の気配はなさそうで一安心。
ゆっくり朝ご飯を頂いて宿のご主人と世間話。
昨日同様今日も気温が低いのだけれど、つい4~5日前までは北海道にあるまじき暑さだったらしい。
う~ん、北海道まで来て30度オーバーなのは嫌だなぁ。(以前遭ったけどね)
明日は根室まで行くんですよという話をしていたら、「そうですか、根室には"オランダせんべい"なんて名物があるんですか……」
★
出発は8:30というあたり。
(昨日もだけれど)今日のルートはほぼ一昨年(2017年)と同様になる。
なので掲載画像も文章もほぼ同様に(をい)
さて、先のとおり気温は低い。今は確実に20度以下。
なのでジャケットのベンチレーションは全閉めで。それでも中はTシャツ1枚なのでゆめゆめ油断することなかれ。
モデルに関する苦情は受け付けておりません(定例)
(↑この画像、一昨年とほぼ同じだわ)
★
曇天の下、点在する牧場の間を走る。馬は朝から元気だねぇ。
驚かさないようにそっとね……(これも)
ちょい高台から(これもか)
30分ほど走って海沿いの国道235へと出る。
ぱたぱたと進む。海を見ながらまったり走っていると、体が次第に北海道モードへと切り替わっていくのが判る。
だらだら走りが楽しい。景色を眺めるのが楽しい。ピースサインが楽しい。
楽しくないのは3シーズングローブがスマホ対応ではなく操作が面倒なことくらいだ。
#後でなんとかしようっと
親子岩
わざわざ海辺まで下りて撮ったけど、後に国道沿いに立派な展望台があるの気づきました
★
10時過ぎ、エンルム岬は岬というか大岩というか。
広場から岩の上まで急な階段が伸びている。「ククク、これは日頃ジムで鍛えている俺に対する挑戦だな?」と一気に登りきる。
「おお、さすがに見晴らしがいいわ」
駐車スペースは右側にもあり
「登らないという選択肢は無いやろ」
絶景絶景
降り切った階段の下でパンパンに張ってしまったふくらはぎをじっくりと揉む。
「明日筋肉痛にならないといいけどなー」(冷や水)
★
11時、えりも市内
さあ給油しなきゃ!ホクレン旗買わなきゃ!と思っていたのにホクレンが見つからない。
あれ?んじゃ一昨年はどこで旗買ったんだ?と自分のサイトで調べると、ずいぶん手前の日高幌別だった。はっはっは、そんなことはまるっきり忘れていたぜぃ。
仕方なく(?)ENEOSで給油してセイコマで小休止。
コーヒーは宿で頂いたのでここではカツゲン。うん、これも久しぶりだわ。
朝だと本当に茹でたてで温かいゆでとうきびも忘れずに
さて、この先は襟裳岬になるのだけれどどうしようかな?何度も行ってるし天気も今一つだしなぁ……
★
(ここまで来ておいて)「寄らないという選択肢は無いやろ」とぶつぶつ言いながら襟裳岬。
襟裳にしては珍しく今日は風が弱い。雲も薄くなり若干だけど気温も上がった……かな?
到着
気温はさておき、寒々しい景色は変わらずで
お約束画像
周辺には一昨年同様自転車組も多数、皆頑張れ。
★
黄金道路。記念碑で撮影。
北の空が若干明るくて期待大
いつぞやも書いた通り、今の黄金道路には長いトンネルが多い。
それはもう首都高環状2号線山手トンネルに匹敵するような長さのものも。
そして山手トンネルとまるで逆なのは温度。あちらは熱気だけれどこちらは冷気、トンネルを出るとシールドが一気に白く曇ってしまう。
一度休んで、シールドの曇りと(吹き付ける潮風で)付いた潮を落とすとしよう。
★
「豊似湖は左」の看板があるあたりでうっすら日が差してきた。
画像では暗く見えますが……
……足元には影が
よーしと左折する。
寄ろう寄ろうと思っていて、何故か来る度雨であきらめていたのが空から見るとハート型の湖、豊似湖。
今日の天気なら大丈夫のはず、がっちり見てくるとしよう。
湖へのルート途中には看板が多数あった。なんとなくだが「これから観光地として売り出してやるぞ!」な意気込みが感じられる。
道も同様で、狭くはあるが新しい舗装路が伸びている。ただしまだ途中までだけれど。
距離半ばで路面がダートへと変わる。
最初はフラットな直線路だったが次第に上りに、そしてくねくねへと変わっていく。
特に荒れてはいないけれど、セローで遊ぶのにちょうど良いくらいだから4輪だとそこそこ苦労するだろう。
ダート入り口は広くてフラットで走りやすそうなので騙されること間違いなし
これは帰りに逆側から撮ったちょい上の部分、4輪はすれ違い困難
その通り、そこそこ苦労している風のスズキの軽4輪に追いつき後ろを走る。
道は細くて追い越しにくいし、目的地は同じだろうから無理なことして無益な反感を買いたくない。ま、まったり行きましょう。(正解)
ダートは数キロに渡って伸びていた。
ところどころには水たまりあり。まだまだツーリングの序盤なので、できるだけGパンを汚さない走法を心掛ける。
※にょろさん直伝のM字開脚@インリン(誰?)走法
林道の行き止まりには駐車場的スペースがあった。なるほど、ここからは徒歩なのね。
トイレがあるのがありがたく
そしてその歩き。これが結構なものだったわけで。
距離はせいぜい2~300mだが、道はうっそうとした森林中のシングルトラック。岩場で上り下りがあるし、何より横からいつ何が出てきても不思議ではない。
正直、1人だと入るのに躊躇してしまいそう。でもまぁ今は(先の軽4輪の)家族連れがいるので安心だ。
#無理な追い越しとかしてたら気まずかったよな、きっと
案内板、そしてヒグマ表示
入り口は階段で
その先はこんな感じ
えんやら歩いて湖畔着。
縁から見る豊似湖は当然ながらハート形には見えなかった。でもまぁ、なんとなく「あの辺がへこんでるトコかな?」とは判る。
今日の天気のせいもあるだろうが、実に静かな山中の湖のイメージだった。
風もなく景色がシンメトリーに
そうだ、自撮り棒買ったんだった
でもせっかくなのでご家族連れにシャッターを押してもらったりも
駐車場への往復とは別に、湖を一周する遊歩道もある様子。
ただ相応に険しい……というか草ぼうぼうで岩ごろんごろん。周るにはきちんとした山歩きの格好でないと難しいだろう。
※でもまぁ、あと少しすればきれいに整備されるのかも。
遊歩道じゃなくて山道かも?
★
よしよしと駐車場へと戻ったのが13時。さて、そろそろ昼飯を考えねば。
林道から国道へと降りる途中、更に天気が良くなってきた。太陽が顔を覗かせて影もでてくる。よーし、それでこそ天下御免の晴れ男。
ジャケットのベンチを開け、グローブもメッシュへとチェンジする。
青空が嬉しくて海沿いで撮影
14時前、広尾のセイコマ。
「お待たせしました、グランディアブラックとしっとり豆パンです」
しっとり豆パン粒あんサンドバージョン
ここでお馴染みharuさんからTwitterにメッセージが入っているのに気が付いた。
同じように北海道をツーリング中なのだけれど、どうやら似たようなルートを走っているらしい。
但し多分2時間分くらい後方で待ち合わせするには厳しそう。ま、縁があればどこかで落ち合えるでしょ。
そう、天気も良くなってきたことだしね
★
青空の下をうきうきと走っていたのに、その先ではまた雲が広がってしまった。
そしてR336のこの辺りってこんなに山の中だったかなぁ?何度も走っているはずなんだけどなぁ?
そんなルートにも自転車が多数。今日は風が弱いからまだマシかな?ともあれ皆頑張れ(再)
★
15時半、昆布刈石展望台。
残念なことにここも薄くガスが掛かっていた。
まぁ今日は仕方ないか。そして「えー、そこのご家族連れ、雑談されているだけであれば看板の下から動いていただけると大変に助かるのですが……」
手前ダートは相変わらず
ご移動いただいた後撮影
16時過ぎ、白糠で給油。
ふう、やっとホクレン旗が買えたぜぃ。セローは航続距離が長いからなぁ。
今年の道東は緑旗
★
釧路市へと入ると更に空模様が怪しくなってきた。
雲がぐっと厚く・黒くなり、時々パラっとくるようなこないような。
ハート湖で時間使って遅くなっちゃったし、寄り道せずにこのまま宿へ向かおうかな。
バイパス(釧路外環状道路)から国道391へと出、釧路湿原の東側を北上する。
「大丈夫!まだまだ大丈夫!」と信じていたのに、峠を上ると周囲が湿っぽくなってきた。
路面もウエット部分が増え、気づくとジャケットの肩のあたりがじんわりと濡れている。
スマホで確認すると前方には雨雲が。
「ぐう、ここまでか、宿まであとたった5kmなんだけど」
あきらめて雨具を着込む。そしてこれは正解で、最後の5kmはフルウエット&ぱらぱら雨となっていた。
★
宿到着。セローをガレージに入れていただきほっとする。
格納され完了
荷物を解いたら内風呂を頂きまたまたほっとして。
さて、明日は今回のツーリングのメインである根室行きなのだけれど、天気予報は……う~ん、まぁ期待しないでおくとしよう。
夕食後、宿泊客が集まってのあれこれ話。
すると……「あ!これ!オランダせんべいじゃないですか!」(喜)
具の入ってない湿気った南部せんべいって言うと怒られそう
でもおいしいよ!(フォロー)
★
今日のルート
★
■本日の走行距離:390km 給油回数:2回
■本日の教訓:最後が無ければノー合羽ディだったんだけどね
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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