去年とは違う青空!……とりあえずは!
■今年も行きますよの2
セローミーティング、造形社主催「SEROW only presents セローミーティング 2019」に参加する。
このイベントに参加するのは2回目で……とか、前の日は甲府に泊まっていて……なんて話は前日分のレポート参照ということで。
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さて、そんなわけで前日は甲府のビジネスホテルに宿泊した。
起床は6時半、宿付きの朝食を平らげての出発は7時半。
イベントの受付開始は9時。ここから会場の朝霧高原まで、セローのペースでも1時間もあれば充分だろう。
天気は良好。天気予報は「曇りだよん!午後はちょい危ないよん!」だったが、今は綺麗な青空が広がっている。
よしよし
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出発。
スタイルは昨日同様。昨日に比べるとちょい気温は低いけれどメッシュジャケット姿で出発してみた。
四輪車に混じり山間のルートをゆっくりと進む。制限速度でもイライラせずに済むのはセローの大きなメリットの一つだ。
「あー、やっぱ天気良いと気持ちいいなー、さすがにメッシュだとちょい涼しめではあるんだけどさ」
観光ペースでトコトコ走っていたが、やはり1時間とかからず富士山周辺に到着してしまった。
んじゃま、本栖湖でも眺めていこうかな。
青空に湖が映える。ゆるいアレ△効果か湖畔にはテントが数多く立っていた。
いずれキャンプでも来ましょう
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現地到着は8:30過ぎというあたり。
ちょい早かったが、去年同様既にかなりの台数のセローが停まっていた。
「やー、やっぱ去年とは景色が違うわー」
なにしろこの青空だからねぇ
祝!晴天
お馴染み56号さんとの合流にも成功。名古屋からお疲れ様です。
相変わらずのトランポ前泊、なので遠慮なくそこに荷物を置かせていただくことに。
そしてウエアをお着換えする。ふふふ、この天候・気温ならオニューのモトクロスジャージが使えるぜい!
※もちろんメッシュプロテクタジャケットの上からね。
モンスターエナジー的な
立ちつつあるショップテントを覗くうち受付開始となる。
イベントの記念品として頂けるシャツは、緑・赤・灰とあるうち緑を選択する。
一番ポピュラーで面白みが無いかもだけど、やっぱうちのサイトのトレードカラー的にもコレでしょう。
※赤と迷ったんだけどね
恒例のショップテント群
緑というよりはモスグリーンというかオリーブというか
「えー、今年はお越しの皆様の日頃の行いにより好天になりまして……」的な挨拶に「んじゃ去年の参加者は!」とこっそり突っ込みを入れ、集合記念撮影が終了。
さーて、んじゃ場内フリー走行といきますか!
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空荷のセローでそれっと走り出す。
去年散々苦労した(もしくは怖くては入れなかった)場所へも今日の天候なら大丈夫。
もちろん泥路面もあるけれど、去年に比べれば恐れるに足らず。
路面が去年とはまったく違います
だが油断することなかれ(56号氏)
それなら!と崖(俺基準)を駆け上ったら、頂上のUターンで前輪を引っかけて大転倒をカマしてしまう。
こぼれるガソリンをそのままに記念撮影。(をい)
綺麗に逝きました
どーすっかなこれ……
そこからが大騒ぎ。
バイクを起こしはしたものの、どうやってもスタートできる斜度ではない。かといって方向転換できるスペースも無し。
どうにか向きを変えようと右往左往していたら、セローごと違う方向の崖へところがり落ちた。ええい、ならここから降りて(落ちて)しまえええ!
※と、たっぷり10分喘ぎましたとさ
シールド全開で(まぁその前から全開だけどね)ゼーゼーハーハー。
息が収まるのを待って再出発したはずなのに、その先の何でもない坂でまた転倒。
「すいませーん、起こしていただけますかー、足が挟まっちゃってですねぇ……」
良い子のみんな!オフブーツを履いていれば車体に挟まれても問題なしだ!コースを走る時にはフルプロテクションを忘れるなよ!
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その後もあちこちで転んで起こしてを繰り返す。この日1日でたっぷり1年分は転んだだろう。
※ちなみに画像はありません(そんな余裕あるかい!)
一旦駐車スペースまで戻って水をぐびぐび。
あー生き返るわー、ってかメッシュ姿なのに汗びっしょりだわー
なので脱いだ!
★
走ったり、転んだり、スクールを眺めたり、デモンストレーションに歓声をあげたり。
ああ、度重なる転倒でサイドスタンドストッパーが吹っ飛んでたわ。
ハネ上げるとスイングアームに食い込んじゃうからとりあえず何か付けておかないと。
デモンストレーション
セローでもできるもんだなー(プロです)
56号さんから貰った養生テープでとりあえず
青空でした、ここまでは
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昼、青かった空に突然雲が流れてくる。
あっという間に周囲が暗くなって雨までポツり。うは、今回もどこかに強力な雨男が隠れていたのか!
室内に場を移してのじゃんけん大会はもちろん成果無しっと。(定例)
供給可能量を大幅に超えた発注により生産が追い付かず(なんだそりゃ)昼飯は13時過ぎとなる。
でもま、ゆっくり食べられたからよしとしますか。
唐揚げど~ん!
ジャンケン大会の残念賞、エナジードリンク
空は雲が流れてくるとポツ雨、去っていくと止む、を繰り返す。
隙を見て場内を巡回する。
去年も楽しんだショートコースをぐるぐる回っていろいろと試す。
「やっぱなー、下りのブレーキングから曲げるのって難しいよなー」(ぶつぶつ)
★
せっかくの機会なので、新型セロー250の試乗も体験してみる。
おお、アイドリング近辺のトルクがあるわ。そしてサスペンションがスムーズ。
全開パワーは試せなかったけど、これなら街乗りでもツーリングでも不満は少ないだろうなぁ。
※うちのもフロント柔らかくしてみようかな?フルードを換えるか油面を下げるか……
空は怪しくなりましたが
乗りましょう!
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走って見て回ってを繰り返す。
うちのサイトを知っていた何人かからお声を掛けていただいたのも嬉しいところ。
「いえいえ、うちなんてまだまだ……」(去年再)
ドロドロになったセローは、合間を見て洗車場で軽く泥を落とす。
※実はこの後ショートツーリングがあるのであまり意味はない。
その後近くに停めて置いたら、隣のセローが倒れ込んできたりとか。
おかげでいつぞやの補修部分が剥がれ、シートの切れ目が拡大してしまった。
とりあえずは養生テープで補修しておいて、さーてどーしよっかなー、本格的に直すと費用かかるしなぁ……
56号さんから貰った養生テープで(再)
★
15時過ぎ、イベント最後のショートツーリングに向けて準備。
ツーリング後は現地解散になるので、置かせてもらっていた荷物の類を全部積み込む。
参加者は30台ほど。スタッフさんたちに見送られて会場を出、国道を走る。
「を、ショートというわりに結構遠くまで行くんですね」
富士山の西側から森林に入ってぐるぐると。
8割がたは舗装路(簡易舗装含む)だったけれど「林道ツーリング」としても十分に楽しめた。
付近にはまだまだダートが隠れていそう、この辺りをじっくり探索に来るのも面白そうだ。
この先で撮影しますからね~
午前中みたいな天気だったらまた雰囲気違うはず
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国道まで戻って17時、解散。
……と、ほぼ同時にとうとう雨が降り始めた。
慌てず急がず合羽を着る。そして、「56号さんも気を付けて帰ってくださいな」(んではまたいずれ)
腹に軽く行動食を入れてセロー発進。
さあ、雨だし遠いし帰りは一気に高速で。そして気を付けていこう、なにしろ家に着くまでがツーリングだからな!(せやな)
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帰りは先週と同じルート、大月線から中央道。ただしペースは先週の半分だ。(をい)
中央道に合流すると雨は上がってくれた。でもまぁ、温度的に丁度良いので合羽姿のまま走っていく。
曜日的にも時間的にもさすがに今日は大混雑。「渋滞25km」の表示を眺めながらゆるゆるとすり抜けていく。
「あ、後ろからきたこのカスタムセロー、会場で見かけた人だ。ペース丁度良いから付いていこうっと……」
八王子から圏央道へ乗り換えると混雑は無くなった。
トラックを追いかけながらやんわり走って菖蒲PAで軽く食事&休憩・給油。
さあ、あとは自宅へ一直線!……のはずだったのだけれどねぇ……(せやな)
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……いえね、「帰り道もあと100km切ったし、先週も通った道だし」なンて油断してたわけでもねぇンですけどね。
あ、例によってこっから口調変わっちまいますがご勘弁くださいな。
そらぁ圏央道が東北道を横断してすぐの辺りでね。
この辺りは片側1車線と2車線が交互に現れる。圏央道の茨城県側はまだまだ「繋がったばかり」なンでねぇ。
そんな一車線部分を走っていると、後ろから四輪車が追い付いてきた。
「仕方ねぇな」って、いつものように道を譲るべく左の路肩へと外れる。
白線の外側を走りながら、車に「追い越せ」って左手でハンドサインを出す。まさにその時だったンですがね。
目の前に「何か」の塊が現れた。
辺りはすっかり夜で真っ暗だ。この辺りに照明は無し、セローのヘッドライトにそれが照らされた時には、もう避けるってぇ言葉さえ浮かばない距離だったンですな。
ガン!ゴン!
やっちまった。前輪が乗り上げ、浮いて吹っ飛ばされちまった。
「何か」の大きさは人間の頭くらい、色は黄色っぽかったように思うンですが正直覚えちゃいねぇ。
多分後輪も乗り上げたンでしょうが、これもまたよく覚えてねぇ。
完全に浮いた車体の上でスローモーションになった頭に浮かんだのは、「右側には追い越しかけた四輪車がいる」「左はコンクリートバリアでその先は崖(高架)」「いずれにせよ転倒したらただでは済まない」なンて事。そして「人はこういう簡単なことで逝っちまうのかも」とかもねぇ。
ギャンっと前輪が接地してハンドルと車体が暴れる。振り落とされないようにしがみつく。
タコ踊りした車体が転ばず立て直ったのは技術でも経験でもなく、まるっきり100%の幸運によるもンですな。
ええ、接近していた車は離れてましたよ。そりゃそうだ、俺だって前走ってるバイクがひっくり返る寸前に暴れたら距離を置くからねぇ。
ペースダウンして車を追い越させて。
頭ン中は真っ白、でも高速道路じゃ停まるわけにゃぁいかねぇからねぇ。まぁそもそも片側1車線にそんなスペースは無ぇンですが。
恐る恐るそのまま走り続けた。ンでもまぁ、車体からは変なブレや振動はなし。パンクとかホイールが歪んだ様子も感じられず。
乗り上げた時の速度は80km/hってところ、この速度でぶつかったのに走り続けられたのは、これまた幸運以外の何物でもないでしょうな。
真っ白の頭にようやく色が戻ってきたころ、高速を降りる五霞ICが近づいてきたわけです。
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ンでまぁ、自宅に戻ってから車体をチェック。
まずはこれ、常設箱のベルト穴が見事に破壊されててねぇ。
これまで林道でどんなに飛んだり跳ねたり転がったりしても平気だったコレが壊れるほどの衝撃っちゃぁどのくらいのモノだったんでしょうな。
当然、固定ベルトは緩んで外れかけ。
今回はたまたまネットの保険をかけていたから助かったンですが、いつものようにベルトのみでの固定だったら、ベルト緩む→箱落下→他の事故誘発の可能性もあったわけで。(もちろん箱の中身は全滅として)
そして箱の底にはぽっかり穴が。これは重いディスクロックが暴れたンですな。
これもこれまで林道でどんなに飛んだり跳ねたり転がったりしても(略)
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ってなわけでこの事故(でしょうな)の原因は俺の不注意以外の何物でもないンですよ。
「前が見通せない状況で路肩になど入るべきではない」
もうこれだけの話。
そしてこれは「運が悪かったら死んでいた」ではなく「運がとても良かったから助かった」
ええ、次に同じ事態に陥ったらきっと結果は違ってると思うンでね。(悪い方に)
これまでずいぶん長いことバイクに乗ってて「今更」って書くのもおこがましい話なンですが、「どこに何が転がっていても不思議ではない(比喩、物理双方)」「何事にも保険は大切」ってのは今後も肝に銘じておこうと思いますよ。 (せ や ろ?)
ああそうそう、後ろから来ていたあの車(車種など見る余裕なし)驚かしちゃったのは間違いなくてねぇ、申し訳ないと思う事しきり。
もし今後「バイク危機一髪!」とかのタイトルで、高速の路肩でセローがタコ踊りするドライブレコーダー動画をYouTubeで見つけたら、どうかこっそり教えてくださいな……
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……というわけで、いろいろあった今日1日(と昨日)
とりあえずは無事に帰ってこられて良かったなと。
そして多分明日以降、あちこち痛みが出てくると思うので、きょうはゆっくり風呂に浸かっておかないとね。
※そう、転んだ時に打ったところとか、車体起こすのに力入れたところとかね。(痛てててて……)
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■今日の走行距離:330km 給油回数:2回
■今日の教訓:災害は忘れた頃にやってくる
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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