今年はとにかく暑かった!
<2020年8月>
■せっかくの休暇ですから
……というわけで今年のお盆休み。
期間は長くとれたものの、このコロナ禍の状況では遠出は叶わない。
だが手元にはやっと慣らしの終わったセローがある。
これに乗らずにいられようか?(反語)
「んじゃま、ご近所をぐるり回ってこようかな。暇を見ながらぶらぶらと何回かさ」
★
<2020年8月10日>
■一日目は群馬
朝7時過ぎ、セロー発進。
今日はナラシの時走れなかった金精峠へ向かってみよう、日中は暑くなりそうだけれど山の上なら多少はマシなはず。
あまりの予想最高気温(35度オーバー)に悩んだけれど、服装はいつものパーカーにする。(失敗:後述)
行きますか
★
日光街道、早朝なので混雑は少ない。
先の通りやっと慣らし運転が終わったセロー。オイル交換も済んでいるので遠慮なくぶん回す(比喩)あはは、タガを外して走るとやっぱ楽しいわ。
日光いろは坂を上るペースも先日とは段違い。3、4速のギアは変わらないけどたっぷりと引っ張って登っていく。
中禅寺湖畔でふぅと休憩。
山の上は涼しいか?と思っていたのに首筋にはじんわり汗。高度が上がった分は時間の経過で相殺されてしまったのかも。
ふと見つけた空き地に入ってみる。「あ、ここも浜辺まで下りられるのか。これまで全然気づかなかったわ。」(この付近にはずいぶん通っているのにねえ)
今日は舟も気持ち良いでしょう
★
更に上がって戦場ヶ原、そして金精峠。
ここまでくるのは久しぶりだよな、そして快晴の空万歳。
※そして更に暑い。標高2,000mに近いのに。
いつもの場所から湯ノ湖を見下ろす
その上では空が真っ青に
峠頂上のトンネルをくぐって群馬側へと降りていく。
ここ国道120号はメジャーなツーリングルート。今日は上天気に誘われてか車もバイクも比較的数多く。
んでもさ、ワィンディングで二輪が渋滞の原因作っちゃいけないと思うんだな。
※某アメリカ製大型バイクの集団がね。
丸沼高原(スキー場)を越えるとその先はとうもろこし街道。はて、今年はこの状況だけど出店はどうなっているだろう?
心配していた路肩の出店は、半分以上(7割くらい?)開いていてほっとする。
何度か入ったことのある店で焼きトウモロコシを注文。出来上がるまでおばちゃんと茶飲み話。「そう、やっぱとうもろこしは生から焼いてくれないとねぇ。」
おいしゅうございました
ごちそうさまとセロー出発。沼田近くまで降りてきて、さて、この先どうしようか?
地図を見て、そういえば川場の道の駅(川場田園プラザ)に行った事なかったなと思いつく。ここは道の駅としては大規模で有名な場所なのだ、一度見てくるとしよう。
★
途中の県道64はくねった田舎道。緑も濃くてセローでまったり走るのがとても楽しい。(暑いけど)
程なく(でもないか)到着した道の駅はなるほど広々として施設も充実していた。そしてこの状況でも結構な人出がある。(暑いけど)
土産物屋に加えて食べ物屋も多数あるが、昨今のソーシャルディスタンスで客席は限られている。まだ時間は早いけれど混まないうちにとラーメンを頂く。(暑いけど)
初めて来ました
中は広い広い
★
「よーし、腹も膨れたし一丁林道いっとくかー」……と出発する前に、パーカーの脊髄パッドを取り外す。今は体にスポンジの類を接していたくない。
いや、何度でも繰り返すがとにかく暑いのだ、気温が尋常ではないのだよ!
山の上でも暑かったくらいなので降りてくればなおの事。時間もお昼に近づいて太陽は真上から照らし続ける。
予報の「最高気温35度」も芝生の日陰の温度計での話のはず。今のカンカン照りのアスファルト上はいったい何度になっているのやら……
★
はぁはぁと舌を出したまま(比喩)国道120に戻って吹き割の滝付近から山中へIN
目指すは栗原川林道、一度来た(連れて来てもらった)し~と勘で走って着いたのは林道鬼岩線。
♪違う違うここじゃここじゃな~い~♪(暑すぎてハイに)
GoogleMAP様に頼って入り口を見つけるも、なんと通行止めの看板が。でもまぁ見には行くのだよ。
とりあえずはね
激狭林道を走っていたら、上から道幅いっぱいのトラックが降りて来て驚いた。
路肩の外に逃げてやり過ごして、ということはもしかすると通行止めじゃないのかな?(希望的観測)
トラックが通る道じゃないんですけどね
小さな橋のヘアピンを曲がったら、道端にCRF250が止まっていた。
シールドを上げ「抜けられますか?」と聞くと、手で大きな×印。「ばっちり塞がれてますよ」とのこと。でもまぁ見には行くのだよ(再)走ること数キロ。うん、綺麗に塞いだねぇこりゃ。
しばらく開ける気はなさそうで
★
Uターン、国道まで戻ってさてどうするか。
「うん、ダートが駄目ならワインディングだな!」
赤城山の北面道路を駆け上がる。ここも著名な峠道、VMAXなら吹っ飛んで行くところだけれど、今日はとにかく頑張れセロー!
頂上の神社は工事中で残念、ついでに以前立ち寄った蕎麦屋も満員で残念(小腹が空いた)
雲は出てきたけれど相変わらず気温高し!
その先、覚満淵を望む
★
「冬は全面結氷する場所なのになんだこの気温は!」と叫びながら「赤城南面の細い方」(県道15)をひた下る。
下りならパワーは関係なし。うひゃうひゃ走るのはいいが道の狭いこと狭いこと。迷い込んだ四輪はすれ違い出来ずに大騒ぎ。こういう時に二輪は楽だねぇ。(エアコン無いけどな!)
国道122へ出て、小腹を満たすべくコンビニ買ったパスタが辛い(ワサビ味)
それで思い出して(?)十六茶をがぶ飲みする。
「ぷは~生き返った。ま、結構遊べたし、ここからは帰り道!」
★
草木ダムから足尾へパタパタと走る。
お盆休み中だけに(普段車に乗っていない層が運転しているので)周囲のペースはそれなりだが、まぁ慌てない慌てない。
日足トンネルを抜け日光まで戻ったところで、これまで晴れ上がっていた空に急に真っ黒な雲が現れた。
あれれとスマホのレーダーを見ると横方向から凄い色のエリアが近づいてくる。
これはいかんとコンビニの駐車場へ。ヘルメットを取る間もあればこそ、山から「雨の壁」が滑り落ちてきて、周囲はいきなり土砂降りへと変わった。
「うっひゃー、突然これかよ!走りつづけていたら酷いことになってたな!」
絵にかいたような土砂降りでした
★
20分ほどで雨は止んだ。だが路面はびしょ濡れだし、多分雨雲を追いかける形になるので雨具を着込む。
「ま、これで気温も下がったし」(ポジティブシンキング)
宇都宮まではいつものルート。予想通り空は曇り時々雨のち晴れ、な感じ。
帰宅後、ウエット路面を走って汚れた下回りをざっと洗う。
いやー走った走った暑かった。
にしてもこれだけ走って給油が帰宅後のみでOKってのは、今日みたいに暑い日にはホント助かるな。
★
■今日の走行距離:340km 給油回数:1回 7.7L≒42km/L
■今日の教訓:暑い暑い暑い暑い……
★
<2020年8月15日>
■二日目は県内で
数日後。出発は8時過ぎ。
今日の上着はメッシュジャケットというかプロテクタジャケット。
前回はとにかく暑くてパーカーでは危険を感じるくらいだった。このジャケットだと恰好が今一つだけれど、今日も35度予報が出ているし背に腹は代えられないのだよ。
※後でワッペンチューンでもしようかな→このジャケット
スケスケなんですよ(だがそれがいい)
「この予報だとやっぱり山か、でも西へは前回行ったしな」と、矢板方面へセローを向ける。
ルートの詳細検討はコーヒー休憩を兼ねてコンビニで。
とりあえずは定番の餃子オフルートでも回ってみるか。
矢板から山の中へ。
ここは相変わらず交通量ゼロ。そしてところどころ補修されてきてはいるもののまだまだ危ない部分も多数。いつぞやVMAXでシにかけたところには今日も大量の砂があった。
餃子オフでのいつもの休憩場所
国道121龍王峡、広い駐車場には多くはないが観光客も。でも、ちらり見ただけだけどお盆休みなのに閉まってる店もあるような?観光業は今年は大変だよなあ。
会津西街道を北へ、栗山から大笹牧場。
手前の峠でXSRに遊んでもらうもさすがにセローで登りは苦しくて。
「くっそ~、タイヤさえ信用できればコーナーもうちょっとイケるんだけどなー」
到着した大笹牧場では、二輪は第二駐車場に追いやられた感じになっていた。
昔は入口付近の一等地が二輪用だった。そこから奥に移されて、今度はそこそこ歩く別の広場へ。
でもまぁ来る連中の質的に仕方ないのかも。大部分は良心的だけどオバカな奴ほど目立つのはどのジャンルでも同じだから。
ここでの隠れ定番のコロッケは相変わらず旨し。表定番のアイスクリーム同様大分値段上がったけどね。
ピント違い
そして案の定暑い!
Uターンして一度栗山まで戻る。
さて、気温がぐっと上がってきたので山を下りたくない。
ここから西へ走って川俣、山王林道で日光へ抜けようと考えていたけれど、路肩には無常の通行止め看板が。梅雨中ずっと凄い雨が降っていたから仕方ないか、んじゃダートに切り替えるかな。
奥鬼怒3湯(入口)までは行けそうですけどね
北へと曲がって土呂部への道。だがこの途中にもまた通行止め看板。
でもまぁ栗山舘岩線(田代山林道)が閉鎖中なのは想定済み、問題はその先の川俣桧枝岐林道だ。
それにほら「冬季」ってあるし(希望的観測)
県道249を走るのも久しぶりだ。相変わらずの狭小コーナーと強烈なアップダウン。でもセローで緑を愛でながら走る分には全く苦労にならず。(暑いけどな!)
湯西川方面との分岐T字路にはもう一度「通行止めだよん」の看板があった。
やっぱダメかな?でもまぁ見には行くのさ(繰)
念押しされました
田代山林道閉鎖確認
「タシ~ロは仕方あるまい!」と、えんやら谷を下りて川俣桧枝岐林道へ。
この入り口にも通行止めの標識があった。だがゲートが開いているし路面にはいくつかのタイヤ跡。ならやっぱり見に行くのさ!
とりあえず慎重にね
ここしばらく夕立(スコール?)続きのおかげで路面には泥が広がっている。
そういえばツーリングセローでダートをちゃんと走るのは初めてだなと、いろいろ試しながら前へ進む。
この手の倒木と、それを処理(切断)した跡がそこここに。
林道と平行する川の中州には四輪とバイクの姿があった。ああ、そういえば以前俺も降りたことがあったわ。帰りに寄ってみようっと。
その先、倒木が道を塞いでいた。脇をぬけると前には土砂崩れ跡。
二輪が通過した跡もあるしこの程度なら俺でも越えられそうだけど……今日はソロだし無理はしないのさ。
これは倒木というよりはがけ崩れかな?
右端を抜けたけどそのすぐ右は崖なので慎重に
その先。物理的には越えられるけどねぇ……
★
Uターンして戻る。途中の先の中州で一休み。ははは、川渡りは久しぶりだわ。
泥汚れも落ちました(そうか?)
よしよし
戻って戻って、T字路から今度は湯西川方面へ。
途中から分岐しているのが湯西川前沢線だけど……「ああ、こっちも封鎖中か。まぁこの道は以前から荒れ荒れだったからなあ」
ここもしばらく開きそうになく
「にしても暑い~」と湯西川温泉を抜け、その先続くトンネルを「ここだけ寒い~」と潜り、走っていて追いついたのが有名な湖にも入れる水陸両用バスだった。
水に入るところが見られるかな?と期待したのだけれど、その先の道の駅で時間待ちの様子。うーむ残念。
★
五十里湖から川治温泉、龍王峡。その先で遅めの昼飯。
前々から気になっていた店に勇気をもって飛び込んでみる。うん、普通においしいわ、これから使おうっと。
コンビニアイスの休憩を挟みながらの帰宅は3時前と早め。
前回のようにスコールに遭ってはたまらないからねえ。
「あー遊んだ遊んだ暑かった。そして距離も稼いだ。もうちょっと走ったら早めに二回目のオイル交換だな」
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■今日の走行距離:210km 給油回数:1回 4.8L≒44km/L
■今日の教訓:それにしても暑い!(繰)
★
2日間の主要ルート
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■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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