久しぶりの、そしていろいろあった林道走り
<2021年11月6日>
■行かねばなりません
ツーレポは書いていないけれど、先々週はVMAXで人沢山&紅葉渋滞(その割にあまり紅葉していなかった)日光へと出かけ、先週はイベントでこれまた結構な混雑の茨城へと出かけ、ツーリングシーズン的満足を得てはいるのだけれど。
明知平から上も一方通行になったけれどやっぱり渋滞するいろは坂
以前は展望デッキから百里基地側が見えなかったんですが改修されてました→茨城空港
だが正直、人と車の多さにクラクラもしたこの2週間。そろそろ人の居ない方面へも出かけねば。
そんな時、お馴染みharuさんから「川俣桧枝岐が通れるよ!」の情報が来た。
川俣桧枝岐というのは栃木の川俣から福島県の桧枝岐へ抜ける長距離林道。
そしてあの辺りへは去年ツーセロを買った直後以来出かけていない。時期的に紅葉には遅いだろうけれど人がいないのは間違いなし。んじゃま、ちょいと出かけてみるか!
★
当日、朝8時発。いや、あまり早く出ると寒そうじゃん?(そうそう)
しっかり日が昇っている時間なのにガレージの温度計は10度を指していた。
ここしばらくの常で、日中は比較的暖かいが朝夕はぐっと冷えるのだよ。
服装的にはワッフルアンダー+防風ハーフジップ+いつものパーカー。
下は防風ジーンズのみでその下にニーシンパッド(ハード)、ブーツは久しぶりに出動のガエルネED-PROだ。
セロー250では初めて……だっけ?(忘)
グローブは3シーズン用だけれど、気温を鑑みリアボックスにウインターグローブを放り込む。ついでにウインドブレーカーも入れて、これでそこそこの気温までは大丈夫っと。(甘い)
空はばっちり、素晴らしい青空が広がっている。というか、数日前からそういう天気予報だったから違っていたら暴れてやる!(をい)
★
さくっと鬼怒川温泉。コンビニで小休止。
時間と共に太陽は高くなったが、さすがにここまで北に来ると気温が下がってきた。
いそいそと中にウインドブレーカーを着込み、グローブも冬用へとチェンジする。
コンビニのウインドウに映る着ぶくれた体を眺め、ふむと考える。
ここまでやると暑いかな?まぁまだまだ山の上に上がるんだし(そうそう)
さくっと(再)旧栗山村付近。
やはり紅葉は終わり気味、木々は枯れ葉になり山は茶色に染まっている。でもまぁこれはこれで雰囲気良し。
中央に小さく幻の滝。そしてこの青空たるや!
「空が青過ぎて嘘くさい!」と憤りながら(?)土呂部方面。
相変わらず通行止めの標識があるけれど、ま、それはそれこれはこれ。
#それにホラ、栗山舘岩線ってのは田代山林道のことだし
この看板、一年中出てるんじゃないかな?
舗装道はくねくね曲がりながら深い山の中を上がっていく。
誰も居ないかな?と思っていたけれど、ちらりほらりと対向車&バイクが現れる。
そう、実はここは季節を問わず走って気持ち良いコースなのだ。紅葉は終わっちゃってるけどさ。
その分見晴らしが良くなってます
(ポジティブシンキング)
この辺り、GoogleMAPで赤点線表示だったけど何故だろう?通行止めはまだ先(しかも一部方面へのみ)なんだけど
湯西川との分岐丁字路で再度現れた「この先はホントのホントに通行止めだからな!」の看板を「でも川俣湖には行けるはずじゃん?」とやり過ごす。
その先はもう田代山林道の入り口だ。ここが閉鎖中なのは想定済み(&先に看板もあった)
うん、ここが開いたらまた来なきゃな。
田代山閉鎖確認
隣にある山の神に一礼して先へと進む。
道は下りに変わる。さすがにここは通る車が少ないのか路面にはびっしりの落ち葉。そしてそれに隠れて落石があるのでセローといえども慎重に。
しばらく走って、「雨だと水没する橋」(橋が水没するのではなく橋の上に水が溜まる)の先が今日の目的地、川俣桧枝岐林道の入り口だ。
目的地到着、にしても良い天気ですな
車両通行止めの看板はあるが、ゲートの類は一切なし。
「では自己責任ということで」と入っていく。
川沿いの道、少し先にあるのが馬坂第二砂防ダム。ここで湖と立ち枯れ木の画像を撮るのが晴天時のお約束だ。
同じアングルで撮ろうとする方は慎重にどうぞ(謎)
水量が多く絶賛放水中
(上記謎のヒントアングルでもあり)
★
それっと進む。
ルート序盤、道はさほどガレてはいない。山から流れた水でドロドロの部分が何か所かにある程度で、四輪でもジムニーとかなら全く問題ないだろう。
やがててところどころに落石・崩落・倒木の跡が現れる。
だが今の所二輪オフ車で走る障害にはなっていない、四輪でもジムニーなら全く問題なし。
この手のサイズの岩がそこここに
四輪が通るのに苦労した跡がちょい見えたりとか
それ以外は快適そのもの
「前回はどこで引き返したんだっけ?」と考えながら走る。
それらしいギャップは見つからず、んでもまぁ、距離的にとっくに通り過ぎているはずだ。
あまりの天気の良さについついペースが上がり気味になるけれど、今日は時間がたっぷりとある。もったいないし、ゆっくり景色を眺めながら走るとしよう。
※でも周りを観てると危ないし、路面によってはゆっくり走る方が難しかったりもするんだけどね。
★
中盤から上、道がやや荒れてくる。「そうそう、このルートは本来こういう感じなんだった」 ゴロ石やガレ場越えのイベント的な場所も増える。でもまぁジムニーなら。
上部。道は更に荒れてくる。
イベントも多数、二輪オフ車でもまるっきりの初心者には厳しいかな?でもまぁジムニーなら。
※上部には山歩きの人がいることもあるのでゆっくり行きましょう。
崖崩れ跡なれど問題なし
フープス(違)もあるけど無問題
大きめの浮石が増えてくるけど大丈夫
頂上手前の落石ポイントもバイクだったら万事OK
★
頂上駐車場に着いたのは11時という辺り。ふうと息を吐いてセローを停める。
駐車場には車が3台。反対側(福島側)から登ってきたは間違いないだろう、だってジムニーじゃないんだもの。(をい)
さすがにSUVの類ばかりでした
★
「さて、ここから北(福島側)へ降りるとして、そこからどうするかな」……というところでツーリングマップルを忘れてきたことに気づく。
ぐぬぬ、この先は地図で道を探しながら走ろうと思っていたのに。
※スマホのGoogleMAPで知らない林道を探すのはまず無理なので。(細い道は拡大しないと見えないし、知らないと拡大すべきかどうかすら判らないし)
<余談>
2021/11現在、今走ってきた川俣桧枝岐以外、この辺りの林道は(本当に)軒並み閉鎖中なわけで。本来ならここから田代山やら安が森やらの林道使って戻るのが一番楽しいのだけどねぇ。
★
「あー、福島側は北斜面で陽が当たらないから寒いわー」と走り出す。
と、すぐ路肩に現れたのは……雪!あっはっは、そりゃ冷えるわけだわ。
※そういえば以前もこの辺りだけカチンカチンに凍ってたことがあったよなぁ……
路面も霜が降りたままだったりとか
未舗装ではあるけれど、四輪でも問題なく走れるフラット林道をゆっくりと降りていく。
高度が下がるとさすがに霜は消えたけれど、当然紅葉は終わっている。
それでも積もる落ち葉と茶色い木が美しい。うん、なかなか良い景色ではないか。
見通しが良かったり
びっしりの落ち葉だったり
砂防ダムで作られた滝の場所がこのルート定例の休憩ポイント。
画像を撮って一休みして、さて、んじゃそろそろ昼飯の心配を始めるか。
これまた水量が多くて川岸へは降りられませんでした
★
桧枝岐温泉へと出て国道へ。そして新しい道の駅ができていてびっくりする。
「道の駅・尾瀬桧枝岐」
豪雪地帯なんですが冬場も営業するんですかね?
ならここで昼飯でもいいかな?とも思ったのだけれど、食堂はお休み中の様子(未完成なのかコロナ禍的なものかは不明)んじゃ先へと進もうか。
国道352から尾瀬小繋ラインへ入って木賊温泉、そこから湯の花温泉。
ここも気持ちの良い道なのだ。山間のワィンディングで路面も広くて綺麗、もちろん信号など皆無。オンロードバイクでがーっと走るのにもごく楽しいルート。
「あ、新しいトンネルが2つ完成してるわ。以前来たときはどちらか工事中だったんだよな」
#そしてその前はガレガレの山道だった気が。
湯の花温泉での昼食タイムは、食堂で焼肉定食。
店には旅行者っぽい自転車2台(ミニベロ)も来ていたけれど、いったいどこから走ってきたのやら。
#トランポだよなぁ、野岩鉄道の駅からでもかなり距離あるぞ……
★
13時、げふーと店を出る。
さてどうしようか。このまま国道で帰るには早いし、何よりちょい走り足りないんだよな……
<長くなったので続く>
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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