青空万歳(再)
<2023年7月16日>
■まだまだ走ります
<続き>
松本市の東側を南下する。
「ああ、暑い暑い……」
これまで山の上&風が吹く中を走っていたので盆地の街中が暑くてたまらない。本当は高地を繋いで走りたいのだけれどねぇ……
景色が良いのが救いではあり
★
その先、次の目的地に向けてまた山へと上がるべく、VMAXの向きを東へと変える。
ずんずん走ると道はやがて林道へ。そして覚悟していたことだが大分厳しい状況になってきた。
道幅はぐっと狭くなって1.5車線。路面も荒れて砂利が浮いている場所もあり。そして先のアザレアライン以上の九十九折れ急坂と急カーブ。
だが、この程度の幅・路面・坂・カーブだけならなんのこともない。地元栃木の林道にも似たような場所は山ほどある。違うのは……
「前後を複数の四輪に挟まれている事なんだな……」
とある理由(後述)からこんな山道にも結構な交通量がある。
だが先のとおりの狭い道。そして慣れたドライバーならともかく、三連休だからと出てきたサンデードライバーの乗った大型ミニバンとなれば、すれ違えなくて大騒ぎになるのは必定だ。
対向車が来るがすれ違えない。だからと停まるならまだしも、じりじり下がってきたりする。
もちろん後ろにいる俺も下がるしかない。一応それらを見越して車間をとっているのだけれどそれ以上に下がりたがる。
九十九折れの急登りでも同様、「前の車はもう行ったよな」と余裕を持って曲がったはずなのに、派手なカントのついたカーブ出口でぴたりと停まっているアルファード。
「お前ぇらはなぁ!狭い危ない言いながらエアコン効いた車内で2ペダル弄ってりゃ済むんだろうが、こっちは300kg支えながら手足4本全部使わなきゃいけねぇンだぞ!」
#まぁ自業自得だけど
「左手が左手が」(半クラッチ)と喚きながら登り切り、やっとの事で尾根道へと出る。
道は若干だが広くなった。
目的地は真っ直ぐ先だが、反対側に頂上付近へと登る林道もある。
「せっかくだから行ってみるか」
1車線の尾根道だが、先の登りほど厳しくはない。路面もさほど悪くなし。
「ああ、景色が良いわ」とゆるゆる上って頂上。ほう、山小屋があるのか。
鉢伏山荘というらしく
よっこいせと向きを変えるとこんな景色
VMAXを停めて、しばしの間景色を眺める。
「やーやっぱ山の上は良い風が吹いてるわ~」
★
ゆるゆる戻って先の分岐点。道の先へと進む。
すぐ先の砂利広場にそろそろとVMAXを進ませると、そこが目的地、高ボッチ高原のキャンプ場だ。
到着ぅ~
景色はさすが
キャンプスペースは広場の横。
3連休の中日とあって既にそこそこの数のテントが建っている。先の四輪も皆ここ目当てなのだろう。
砂利スペースにも結構な数の四輪が
自撮り忘れるべからず
眼下に広がる松本市(だよな?)を眺めたら、この先にある見晴らし台へと向かってみる。
ここも砂利路面。うんうん言いながらVMAXを停め、歩いて階段を上って見晴らし台。
おお、ここは先とは反対の側が眺められるんだな、ってことはあれは諏訪湖かな?
えんやら階段
上には看板
諏訪湖が見下ろせます
(当然自撮り画像もあるけど自粛)
「にしてもあれだリン!ここまで原付で登ってくるってのは容易な事じゃないリン!ましてキャンプ用品積んでなんてすごいリン!」(誰?)
<余談>
実はここへ来るのには、国道20号から北上してくるのが正統なルート。だがそちらは現在通行止め(崖崩れ)で、今回のように松本側から来るしかない。道が混んでいたのも多分これが理由だろう。
これまたしばらくの間、呆けて風に吹かれてみる。
一通り満足したら……「さぁ降りるか!そして市内までガソリンが持つか勝負だ!」(をい)
★
来た道を戻っていく。
下りで煌々と点くリザーブランプ。距離的にはいつもより大分早い点灯だけれど、登りはほぼ1、2速だったから仕方ない。
それに急な下り坂では(ガソリンタンクが傾くので)ランプが早めに点くのだよ。(経験則)
「ああ!下りは半クラ使わなくていいから楽だよ!その代わり絶対下がれねぇからな!」(やはり交通量あり)
ヘルメットの中で喚きながら市街地へと降りていく。
それではとGoogleMAP様にお勧めされたガソリンスタンドへ寄ってみると……休業中。
もう一軒行って……今日はお休み。
まったく、郊外のGSは週末これがあるから怖いんだよ……(GoogleMAP上では絶賛営業中)
さすがにここなら大丈夫だろうと塩尻の街中に入り、無事給油に成功する。
ああ、やっぱ燃費は良くないな、ま、仕方ないけどさ。
#ガス欠にならなかっただけで十分です、ハイ
★
15:00過ぎ。
満タンキメたVMAXでコンビニに入ってアイス休憩。
さて、回るところ回ったし、そろそろ帰り道にするか。
んでもなぁ、今日のこの天気・気温だと、きっとどこかで降られるんだろうな。(せやな)
★
国道20号から142、新旧中山道を繋いで走る。
なんということのない道だけれど、時折宿場町的な集落が現れて飽きることはない。
そして気温がとにかく高い。
35度に近い数値になっているのは間違いないだろう。アスファルトの上がそれ以上なのは言うまでもなし。
#そしてそれにエンジンの熱が加わるわけで
はぁはぁ舌を出して走っていると(比喩)とある道の駅の前で救急車に前を塞がれた。
事故ではなさそうだし、熱中症患者でも出たのだろうか。
俺も気を付けねば
17:00、高速に乗る前の最後休憩を目論んでいた道の駅に寄るも見事に何もなし。(農産物直売所以外が全部閉店済み)
仕方がない、休憩は横川SAまで我慢しよう。
★
長野道、横川SA。
気づくと太陽は大きく西に傾いていた。
俺同様の帰宅途中組も多数。バイク駐車場はもちろん、臨時スペースまでバイクでいっぱいだ。みんな気をつけて帰るんだぞ。
お疲れ様です皆の衆
夕飯には早いけど何か食べておこうかな……と見渡して、つい釜飯を買ってしまう。
にしてもずいぶん値段上がったよなぁ、「釜飯が1000円超えた!」って騒いだのつい最近だった気がするんだけどねぇ。
※今は1,300円!
食べ終わった釜を持ち帰ったのに、自宅ガレージで落として割ってしまいました(しくしく)
げふ~と出発、の前に念のための給油。
ここで入れれば自宅まで給油の心配をしなくて済むのだ。
★
長野道を東へと進む。
左手に凄い積乱雲が見える。夕日を浴びて金色に輝くそれはまだまだ発達途中で、デカいソフトクリームにそっくりだ。
ぐぬぬ、方向的にアレはヤバいかもしれないぞ。(せやな)
関越道に合流する前にSAで雨雲レーダーをチェックする。
ああ、やっぱさっきのが頑張ってるわ。関越から北関東道に入るくらいまではイケるけど、その先は凄い雨雲が連なってるわ。
「頼むぞ!まだ降るなよ!」とドキドキしながら北関東道群馬側へとIN。
幸いにして、路面がじんわり濡れてきた辺りでPAに飛び込むことができた。
再度レーダーを見なおすも状況同じ。なので諦めて雨具を着込む。
それにしても、合羽着ないでPAを出ていくお兄さんお姉さん多数だけれど、自宅が近くなのかねぇ?
※それでも濡れると思うんだよな
★
その先の高速道は予想通りの土砂降りになった。(せやろ)
ザーザー降る雨とビカビカ光る雷の下を淡々と走る。まぁ夏の北関東では夕立は当然の話、慌てない慌てない(悟)
東北道を経由して北関東道栃木側。
空は降ったり止んだり土砂降りだったりを繰り返す。
帰宅は21:30という辺り。いつもの自宅直前給油は省略してVMAXをガレージへ突っ込む。
どうせ明日洗車するからその時満タンにしてやろう。
さあ、とにもかくにも風呂とビールだ!
■今日の走行距離:400km 給油回数:2回(自宅前給油なし)
■今回の教訓:ツーリングはやっぱり晴れてるのが一番!
★
2日間のルート(高速以外)
★
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
★
■ ツーリング紀行 直近15レポート ■
VmaxML便乗・奥多摩周遊道路快走記
2024/10 東京都
2024北海道ツーリング、さぁどうする?記
2024/8 北海道
万沢林道・秋鹿林道、加えて林道湯沢線爆走記
2024/7 群馬県、長野県
端上林道・大塚真壁探索記
2024/5 茨城県
渡良瀬遊水地・2週連続菜の花記
2024/3 栃木県
遅いか早いか紅葉林道散策記
2023/11 栃木県、福島県
R352奥只見湖・ぽんしゅ館再び記
2023/8 群馬県、新潟県
メルヘン街道・ビーナスライン、信州ツーリング記
2023/7 長野県
ただ神奈川へ行ってくるだけのツーリング記
2023/5 神奈川県
晩春?日光定番ポイント散策記
2023/4 栃木県
YAMAHA Motorcycle Day 2022 &忍野八海ぶらぶら記
2022/10 山梨県
2022北海道ツーリング・もしズレてたら!記
2022/8 北海道
ああ読み違い・GW佐渡島ツーリング記
2022/4~5 新潟県
★
(C) 1998-2024 garage Ak!rA. All Rights Reserved.