■ツーリングレポート VMAX1700 長野

 

メルヘン街道・ビーナスライン、信州ツーリング記、の2

メルヘン街道・ビーナスライン、信州ツーリング記、の2
今日がメインです!

 

 

garage Ak!rA

 

<2023年7月16日>

晴れました

 明けて翌日。

 標高1500m越えの宿は冷房いらず。
 少しだけ窓を開けていれば十分に涼しく快眠できた。そして風と葉擦れの音で目が覚める朝。うむ、非常におしゃれであるぞ。(@おっさん)

 窓の外は昨日とはうってかわって素晴らしい青空だ。

 風だけは相変わらず強く、白い雲が結構な勢いで流れていく。
 さぁ、今日は(昨日から延期した)メインルートを走るぞ!

青空
青空万歳

 宿謹製の朝食を頂き、出発は8:30とゆっくりと。
 女神様にもう一度ご挨拶してから白樺湖へ。そこから西側のビーナスラインへと入っていく。

 高原のワィンディングにVMAXを進めていく。
 相変わらず空は青いし風は涼やか。出発が遅くて心配した混雑もなくうきうきと走る。
 実に快適だったのだ、そう、最初のうちは。

ビーナスライン途中
画像を撮る余裕があるくらいに

 景色を愛でながら鼻歌交じりに走っていると、ふいに前が詰まる。
 あれれと見やると、次のカーブまで長々と続く車の列、唐突な渋滞だ。

 「ま、三連休だし観光地だし時間遅いし、仕方ないか」と大人しく待つ。

 車の列は、じわじわ動きはするのだが「流れる」というまでにはいかない。
 これは観光渋滞なのか、それとも事故でもあったのか。先が見えないので何とも判らない。

渋滞
あの先まで行かないとなんともなあ

 待つこと10分以上。何故か対向車はほとんど無い。とするとやはり事故だろうか。

 じわじわ進んで大きな右カーブを曲がると左手が見渡せるようになった。谷越しにビーナスラインの先が見て取れる。
 「あれ?こっち側の車、全然いないぞ?」

 谷の向こうもこちら同様びっちり車が詰まっているが、その進行方向は逆だった。
 今俺がいる車線の先はガラガラのスカスカで誰も走っていないではないか。

渋滞の先
白いのが車で、皆右方向(俺とは逆方向)へじわっと動いてます

 慌ててGoogle様をチェック。すると両車線とも渋滞はこの先の「霧ヶ峰車山肩駐車場」までのようだった。

 「とすると?」と考える。
 事故の可能性はある。が、対向車の数を見るに、向こうから抜けてきたというよりはこちら側から諦めてUターンした気配が濃厚だ。(事実俺の前でも何台かUターン)

 「ならば!」とゴニョゴニョ(?)を開始。

 ゴニョゴニョと走る事わずか数百メートル。先の駐車場、2か所ある入り口前へ到着すると、そこは駐車待ちの車が列を成していた。もちろんこちら側と向こう側の両方から。
 駐車場から出てくる車は1台も無い。路上の車はひたすら待つのみだ。

 「うわぁ、こりゃ酷いわ。四輪がぴくりと動かないのも仕方ないわ……」

※この日、この駐車場(というか山小屋?)の中の人っぽい方からTwitterに「私が言うのもなんですが今日は来ない方が良いかも……」なんてつぶやきがあったとかなかったとか。

 「頑張れ四輪のお父さんたち!」とエールを送って駐車場前を抜ける。

 その先は、先に見た通りガラガラのスカスカだった。
 だからそれっとペースを上げる……ことはしないのだ。動かない対向車線から突然Uターンする車が無いとも限らないからねぇ。

 霧ヶ峰の丁字路にある土産物屋の駐車場も四輪とバイクでいっぱいだった。(但しこちらは広いので出入り問題なし)

 「VMAXのミーティングで来たときは霧でなんにも見えなかったよなぁ」と北へ曲がる。
 そうだ、天気良いし、せっかくだから観光もしていかねば。

 「七島八島」は湿原の景勝地らしい(初)
 ここの駐車場も四輪は混雑していたが二輪は問題なし。

 どれどれとヘルメットとジャケットを脱ぎ、湿原方面へと向かう。「ほう、これはこれは」

七島八島
駐車場IN

七島八島看板
景勝地です

 湿原は広かった。
 一周すると結構な時間がかかるだろう。木道を歩く人は皆本気の格好をしている。
 俺はお手軽立ち寄り組なので画像を撮れば一安心。

七島八島
向こう側までどれくらいあるのやら

七島八島、池
水辺は良いですな

七島八島、自撮り
そして自撮り

 出発。

 その先のビーナスライン。霧ヶ峰で一時的に増えた交通量はまた減っていった。もちろんガラガラではないけれど快適に進むことができる。

 和田峠から先はワィンディングロードが本格的になる。
 ここも混雑無し、時折左側に現れる自転車にだけ注意すれば大丈夫。だがもったいないのでじっくりと走る。

 三峰茶屋で小休止。おお、相変わらず風が強いんだな。

三峰茶屋
展望台より三峰茶屋を見下ろす

 この先、ようやく車が増えてきた。だがスムーズに流れていてストレスは感じない。
 「今日はポルシェが多いよな」と空冷911の後ろを流して走る。
※車種がバラバラなのでミーティングとかではなさそうな。

バイク
もちろんバイクも数多く

 途中、ぽつりぽつりと現れるのが工事個所。
 片側通行止めの信号もあったりするのだけれど、これが前に出られるありがたポイントだったりもする。

 その信号で一緒になったペアライダー(多分)の後ろを快走する。「このRZ外装のXSRお姉さん、開けっぷり良くてステキ……」

※途中で事故もあり。ローダーに載せられていたのはH2。俺も気をつけよう。

 たっぷりと楽しんで、今日のまずはの目的地、美ヶ原高原美術館への到着は11:00丁度だった。

 前回、隼でここへ来たのは11月、とても寒くて駐車場もガラガラだった覚えがある。
 オンシーズンで上天気の今日は四輪も二輪も大混雑、広大な駐車スペースも満車に近い状態だ。

 素敵な青空に白い雲が凄い勢いで流れていく。

美ヶ原高原美術館駐車場
到着ぅ~

美ヶ原高原美術館
お久しぶりですね

美ヶ原高原美術館より
キレイダナー

 ぐるぐると観て回る。

 売店で土産を買って、早めの昼飯はカレー。
 スキー場的カレーだけど十分に満足、なによりお手軽価格がうれしいところ。

 水分補給して気合を入れて、「さぁ次へ行くか!」 

 一旦Uターンして扉峠まで下り、県道283アザレアラインへと入っていく。

 おおそうだ、すっかり忘れていたけどこの道、隼で走ったんだわ。
 だってその分かれ道にある「右、旧道は狭路急坂!」って看板覚えがあるもの。

 当然そちらを選択して走る。最初はなんてことないが、後半道が狭くなる。そして下りの急坂に。そうそう、ここ隼で苦労したんだよ……

県道283
ここはまだまだ広い部分、そしてなんとなく覚えあり

 一気に下るとそこは松本市だ。

 「あー!やっぱ山降りると暑いわーっ!」

<長くなったので続く>

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