■ツーリングレポート SEROW250 群馬・新潟

 

R352奥只見湖・ぽんしゅ館再び記、の3

R352奥只見湖・ぽんしゅ館再び記、の3
今日は深く潜ります

 

 

garage Ak!rA

 

<2023年8月6日>

ただ帰るわけもなく

 6:30起床。
 予定通り早起き……という程でもない。いや、たっぷり10時間寝てしまったわ、はっはっは。

 荷物を整理してセローの元へ。
 朝だというのに既に太陽がぎらぎらと照り付けている。きっと今日も昨日並みの暑さになるのだろう。(正解)

 7時丁度にセロー発進。

 まずは朝飯を、と近くのコメダコーヒーに寄ったのは10分後なのだけれど。
 「7時の開店から10分しか経ってないのになんで10組も並んでいるんだよう!」
#ま、日曜の朝だからねぇ

 「最初のグループに入れないと待ち時間長いよなぁ」とは思いつつ、移動するのも面倒(&暑い)のでおとなしく待つ。

 久しぶりのコメダのモーニング。たっぷり待った後のたっぷりホットコーヒーが嬉しい。

コメダモーニング
おいしゅうございました

 8時過ぎ発。

 「……暑い!」(繰)

 空は真っ青。相変わらずのぎらぎら太陽は、確実に昨日の朝より勢力を増している。

青空
晴れは嬉しいんですけれどね

 国道を乗り継ぎながらゆっくりと南下する。
 道が混むかな?と心配していたがさほどでは無し、ストレスなしに走ることができた。

小千谷駅前の鯉
小千谷駅前の地下道出口は鯉模様

 道は信濃川沿い。
 眼下の河原には面白そうなダートがいくつかあったけれど我慢する。何しろリアボックスに壊れ物(酒瓶)が入っているからね。

 信濃川から魚野川沿いへとルートを変えて走る。そして……「暑い!」(再)

 まだ朝だというのにマジに暑い、蒸す、日差しが熱い、路面からの熱気が凄い。(今回3度目)

 トンネルやスノーシェッドに入ると涼しくて出たくなくなるのも昨日同様、いや、昨日以上かもしれない。
 「午前中の石打丸山スキー場前が34度っておかしいだろ!」と憤りながらセローを進ませる。
 この辺りはスキー場が立ち並ぶ豪雪地帯なんだけどねぇ。

正面スキー場
景色が良いのが救いです

 10時過ぎ。2時間走ったし、あまりに暑いので道の駅みつまたで休憩。

 ここは初めて寄ったけれど、水場の多い涼しげな道の駅だった。
 そういえば今回食べてなかったよなとソフトクリームを買う。

道の駅みつまた
池とか滝とかがありました

ソフトクリーム
冷たいもの万歳

 さっぱりと顔を洗ってから出発する。

 「昼に向けてまだまだ気温上がるんだろうなぁ」とげっそりしていたけれど、その先、苗場スキー場を過ぎ、群馬県に入ると、体感温度がぐっと下がってきた

 高度の違いがあるとはいえ、同じようにスキー場のある場所だし、どちらかといえば群馬県の方が高温のイメージがある。
 「不思議ではあるけれど、走りやすくなるのは大歓迎!」

※この二日間、日本海側はフェーン現象だったとの情報もあり。

 「涼しくはないけど涼しい!」と叫びながら、国道17から県道270「湯の香ライン」を快走する。
 これまたくねくねのアップダウンが続く道。何故か86(四輪)に道を譲られたりもする。

 国道291をちょい北上すると現れるのが、今日の立ち寄りポイント、JR上越線土合駅だ。

土合駅
土ワイ 土合駅

 国道291は一の倉沢を覗きに行く時に何度か通っている。

 前を通るたび「ここ、渋い駅だな~」と思っていたのだけれど、いつの間にか「日本一のモグラ駅」として有名になってしまった。
 なら一度は中に入らねばならないと、ツーリングの宿題にしておいたのだ。

※モグラ駅=駅のホームが地下深くにある

 駐車場は結構な賑わいだった。
 砂利だしナナメになっているというのに車高の低いミニバンも多数。夏休み中だし、電車好きの子連れ家族も多いのだろう。

土合駅駐車場
ほぼ満車状態

 駅舎へと入る。
 すぐに階段があるのかと思ったら、道の反対側まで陸橋で渡るようだ。

 そしてその先は……「おお、ここか。凄いな、TVで見たまンまだわ」

土合駅陸橋
渋い陸橋の先に

土合駅階段
延々と続く下り階段が

 コンクリートで固められたトンネルに伸びる階段は、先が見えないほど長く続いている。
 脇には水路。画像では明るく映っているけれど、目視ではやや薄暗い。

 「これ、460ってことは、460段あるんだろうなぁ……」(正解)

土合駅階段表示
わざわざ書いてあるわけですから

 ゆっくりと階段を降りていく。

 降りる程気温が下がっていき気持ちが良い。これは宇都宮の大谷の採石場にも似た雰囲気だ。

 観光客はやはり多い、そして子連れも多い。
 子供達は元気に駆け下って(駆け上がって)いくけれど、お父さんお母さんは皆お疲れのご様子だった。

 階段途中には休憩用のベンチもある。まぁ必要だよな……

休憩ベンチ
遠慮せずご休憩ください

 道半ばから階段が濡れてくる。滑らないよう要注意。
 横の水路にも水が流れ始め、周囲も湿気を帯びてうっすらモヤが現れた。

階段下
やっとホームが見えてきました

 460段を無事降りきって、「やー、やっと着いたぞ!」

 気温はさらに下がり、ホーム上ではやや肌寒く感じる程になっていた。

土合駅ホーム
地下にあるのは下り線ホーム1本のみ

土合駅ホーム
しまった、駅表示板を正面から撮り忘れた……

 ほうほうと観察。
 この駅に停まる列車数は決して多くはないのだけれど、丁度数分前に列車が到着したところのようだった。
※階段を降りる途中そんな音が聞こえていた。

 俺や他の観光客のような見学ではなく、ここで実際に降車した人もいたようで……えーっと、そこのお母さん、そのスーツケース抱えてこの階段上がるんですか?
※子供は先に階段駆け上がっていったけど。

 母は偉大だよな……と呟きながらしばらく涼む。

 ここ、夏は涼しくて良いけれど冬はどうなのだろう?もっと寒いのか、逆に外より暖かいのか。
 まぁ真冬にこの駅まで来るのはそれだけで大変なはずだけど。(雪)

 たっぷり休んで帰りの登りはゆっくりと。500段近い階段にはぁはぁと舌を出す(歳)

見上げる階段
見上げる階段の迫力(もしくは絶望感)たるや

もぐら駅表示
だね!

 セローまで戻って、ポカリスエットをぐびぐび飲んで。

 ああ面白かった、そして宿題が終わったわ。んじゃ本格的な帰り道にするぞ!

青空
と、青い空に目を細める

 セロー発進。

 ここから自宅までのルートは何本も考えられる。
 悩んだのだけれど、この気温なので北回り(山回り)で帰ることにする。

 県道63を北上。
 12時前に以前入った記憶のあるラーメン屋でラーメンを頼むも「あれ?こんな味だったっけ」
 それとも暑さのせいで舌の感覚が変わってるのかな?(さて)

 うむむと首をひねりながらの出発直後、こんな山の中なのに数台の車に囲まれてびっくりする。
 が、すべての車はこの先のキャンプ場に吸い込まれていった。いやぁ、ブームって凄いねぇ。

 その先は予想通りガラガラスカスカの快適ロード。R352も良かったけれどここも良い道だよな。

県道63
緑の森林ロードだし

渓流滝
横には爽やかな渓流が流れているし

 気温は更に落ち着いてさほど暑さは感じなくなった。体感的には30度をかなり下回っている。

 片品村まで出て、時々寄るお店で焼きとうもろこしタイム。(さっきのラーメンの口直し)

 とうもろこしの出店は沢山並んでいるのだけれど、その場で皮剥いて生から炭火で焼いてくれる店ってなかなか無いのでついいつもの店になってしまうのだ。

焼きトウモロコシ
おいしゅうございました

 自宅まで持つか微妙な距離なので念のため給油。
 今日の燃費は47に近い、いや、やっぱ凄いよこのFI。

 さてさてと金精峠を越えていく。

 今日はここまで凄い良い天気(&高い気温)だったけれど、何しろここは北関東。
 時間的場所的にそろそろクるのは間違いない。現に正面には黒雲が現れている。

 「まだ降るなよー!」と叫ぶも、戦場ヶ原でバラっと降られて慌てさせられる、が30秒で止んでくれた。

 その先、いろは坂を下るまで空は待ってくれていた。
 降りきった先のコンビニで雨雲レーダーを確認すると……「うーん、難しいな、降っているところは限定的だけど、その分凄い雨量だわ」(悩)

 「ま、1時間も走れば自宅だし、帰るだけだし!」とそのまま走り出す。

 その先は、時々土砂降り、時々快晴。
 もちろんしっかり濡れたけれど、覚悟済みなのでそんなに悔しくはない。

 今市市街まで来ると黒雲はすっかりなくなった。
 あらためて照り付ける日差しにメッシュジャケットと速乾Tシャツがみるみる乾いていく。
 濡れたままなのは、靴下経由で水が入った防水ブーツの中だけだ。

 恒例の自宅前給油を済ませ、ガレージ着は17時という辺り。
 やー走った走った。ブーツは忘れず干さないと!
※あと洗濯もね。

今日の走行距離:320km 給油回数:2回
今日の教訓:うん、楽しいツーリングだったわ!

二日間の総走行距離:600km 給油回数:3回
今回の教訓:トータルの燃費が46km/Lかー!

二日間のルート(林道から先~いろは坂下)

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■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。




 

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