■ツーリングレポート Z125 沖縄

 

レンタルバイクで走る・沖縄ツーリング記、の1

レンタルバイクで走る・沖縄ツーリング記、の1
走りましょう、ピンクナンバーで

 

<2024年12月10日>

晴天万歳

 6時起床。
 きっちり8時間寝て目覚め良し、体調万全。

 窓の外には素晴らしい青空が広がっている。まぁ当然ですよはっはっは(傲慢)

青空
文句なし!

 ホテルでゆっくりと朝食を摂る。
 早く走りだしたいのは山々なのだけれど、レンタルバイク屋が10時開店なのだよ。

 たっぷりのコーヒーを飲みながら予定のルートを再チェック。

 沖縄でのツーリングの予定は今日と明日。今日は万全の天気だけれど明日はちょい雲がありそうな。
 ならばメインの北方面は今日のうちに楽しむとしよう。

 10時前、いそいそとレンタル屋さんへ。

 予約していたバイクは、カワサキのZ125だ。

Z125
可愛い可愛い

 観光で回るのだし距離もさほどではないので大型車は必要ない。かといってスクーターではつまらない。
 そしてどうせならこれまで試したことの無いジャンルを、と、12インチホイールのこれを選んでみた。
 結果的には大正解。

<付記>
 Z125の感想/インプレも別途まとめます。

 お店の方からあれこれ説明を受けて……「あれ?クラッチレバーが付いている?」
 Z125(無印)と聞いていたので、カブ等と同じ自動遠心クラッチ(クラッチレバー無し)と思っていたのだ。

 だがこのバイク、どうやらZ125"PRO"のよう。ミッションは4速リターンだった。
 まぁ俺的にはクラッチ付きの方がありがたいし楽しいので大歓迎だ。

 ハンドルにはスマホホルダーが付けてあった。
 これもありがたい、実は取り付けねばと持参もしていたのだ。知らない土地を走るのにスマホは絶対必要だからね。
※さすがにUSB電源は付いていないので、スマホへの充電はウエストバッグ内に忍ばせたモバイルバッテリーから。

 栃木から持ってきたいつものVZ-Ramを被る。気温的にグローブはメッシュでOK。ジーンズにはこれまた持ってきた膝パッドを入れてある。
 パーカーの中は、昨日の状況を鑑みTシャツ+ロンTだ。

 店のお兄さんの「意外に取り締まりが多いので気をつけてください」の言葉を聞きながら、ヘルメットを入れてきたデイバッグを背負う。「よし、いざ出発!」

Z125出発
では2日間頼むぞ

 Z125発進、那覇の街中を西へと向かう。
 市内は結構な混雑ぶりだった。まぁ12月の平日の午前中だから仕方ないか。

 街中を抜けると、「海だー」

 綺麗な青い海が広がった。街のすぐ脇なのにこの色か、やっぱ沖縄凄ぇなぁ。

青い海
空も海も青く

 上の画像を撮って、「さぁ!では海沿いに行くぞ!」という段になって路肩の標識に気づく。
 「この先。125cc以下は走れません」

 ぐぬぬ、いきなり躓いたわ。でもまぁ、画像撮るのに止まらなかったら気づかずぎりぎりまで行っちゃってただろうから(ポジティブシンキング)

125cc通行禁止
普段は意識しない標識だし(をい)

 迂回して国道58を北上する。その先で、また国道から海沿いへ。

 晴天の気温に先の服装がばっちりと合う。
 前からは125ccの巡行速度の爽やかな風が吹きつける。うむ、良いぞ良いぞ。

 整備された護岸が続く宮城海岸。
 ここはダイバー向けの海岸だろうか。道沿いにはそれらしいショップが並び、ウエットスーツ姿の人も多数。

宮城海岸
もちろん景色も文句なし

 海沿いの道が切れたので一旦国道へと戻ると、そこは嘉手納基地の横だった。
 そりゃまぁ道も無くなるよね。

嘉手納基地看板
許可なき者は入れません

 この辺りまで来ると混雑は無くなった。国道を離れればもう「田舎道」と言って良いだろう。
 やっぱツーリングはこういう道の方が落ち着けるよな。
※特に小排気量の場合はね。

 海沿いの小道をとぽとぽと走る。

 先の通り、Z125はこんな場所を走るのにぴったりのバイクだった。
 停まる、曲がるが気軽にできてストレスなし。いや、これを借りて正解だったわ。

 付近にはさとうきび畑、そしてお墓。
 お墓は皆大きくて立派だ。そういえば沖縄の墓参りはいろいろ個性的らしいねぇ。
※詳細は各自検索してください。

さとうきび畑
さとうきび畑
お墓の画像はありません(遠慮)

青い海と空
海沿いまで出られる場所を見つけました

自撮り
汝自撮りを忘れる事なかれ

ハブ注意
そしてゆめゆめ油断することなかれ
(12月だけどどうなんだろう?)

 12時前、残波岬

 ガイド本に「高さ30mの断崖絶壁が約2kmにわたって続く景勝地」とあったとおり、崖にザブザブ当たる波と白い灯台が綺麗だった。

 観光客も多数。8割くらいは外国からのお客様の様子。

 よっこいしょと岩場に上って景色を眺める。ああ、水平線が綺麗だわ。

残波岬灯台
白い灯台が青空に映えて

白波
波がざんぱ~っと(基本)

解説板
なるほどなるほど

 北上継続。

 基本的に海沿いの道を選んで走るのだけれど、時々国道へと戻される。
 だが混雑は無し。沖縄らしい風景も相まって気持ちよく走ることができる。

ヤシの木通り
ヤシ(っぽい木)の街道とかね

 そういえば、「沖縄の道路はグリップが良くないので要注意」と言われている。

 だが、走った感じそう違和感は覚えなかった。
 まぁ10PSに満たない車両での感想なので、大型車・大馬力車だとまた違うのかもしれない。

 ここで時刻は13時過ぎ。
 朝飯をがっつり食べたので遅くなったが、さすがにそろそろ昼飯にしよう。

 道の駅許田
 看板どおりに入ったら情報ターミナルで慌てたが、その先にちゃんとフードコートがあって一安心。

道の駅許田
向こう側へは陸橋で渡ります

フードコート
食べ物屋さんはこちらに

 さて、昼飯は何にしよう?沖縄へ来たんだから……やっぱり肉かな?

 「それとも肉は呑んだ後のシメにだったっけ?」とか考えながらステーキランチを注文する。

カットステーキランチ
これを「カットステーキ」以外のなんという名前で呼べというのか
おいしゅうございました

てんぷら店
沖縄の天ぷら(本州とはちょっと違う)も気になったんだよなぁ

 14時半前。とりあえずの目的地としてきた「古宇利大橋」へと到着する。

 おお、なるほどこれは綺麗な橋だわ。
 大きなアーチをかいて伸びる道路が青い海に映えている。

 橋のたもとには駐車場。ここから記念撮影する観光客多し。

古宇利大橋
少し雲が出てきました

 「風も気持ち良いわー」と一通り眺めたら、ゆっくりと橋を渡っていく。
 橋上は駐車禁止だから撮影できないので、瞼に景色を焼き付ける。

 向こう側には海沿いまで入れる場所があった。
 ここでもまた、まったりと風に吹かれてみる。

古宇利大橋
向こう側からの図(逆光)

橋とは反対側
橋の反対側も綺麗です

 一通り落ち着いて、さて、この先どうしようか。

 夏とは異なり日の入りの早い12月。
 距離は走っていないけれど、出発も遅かったし、ここまで結構時間を使っている。

 帰り路を考えると更に北まで行く余裕はなさそうだから、この島(古宇利島)を一周するかそれとも……

 ……「うん、ここまで来たら、やっぱ美ら海水族館へ行かなきゃ嘘だよな!」

古宇利大橋を望む
水族館へと向かう途中、先の古宇利大橋を望む

 15時過ぎ、美ら海水族館

 水族館は独立施設ではなく「海洋博公園」の一部のようだ。
 二輪駐車場にバイクを停め水族館へと向かうと……「なんでこんなに学生が居るんだよぅ!」

修学旅行生の群れ
それはもうぎっしりびっしりと

 平日の午後とは思えない人の数。それらはほぼ中学生で、入口の前ではグループ毎に記念撮影中。
 私服組と制服組が入交り、制服も一種類じゃないから複数の学校が来ているようだ。

 「しまった、ここも修学旅行か!国際通りの状況から予想すべきだったわ……」(伏線回収)

入口
スキをうかがって記念撮影

 あわあわと慌てふためきながら、大量の中学生に飲み込まれて水族館へとなだれ込む。

 当然中も大混雑。
 ぐぬぬ、これはゆっくりまったり楽しむというわけにはいかなそうだな。

美ら海水族館
中も満員御礼でした

美ら海水族館
でもまぁ、見学できないわけではなく

伊勢海老水槽
エビ旨そうだよなとか(小並感)

クラゲ水槽
クラゲは気楽そうだなぁとか
(いや、大変だと思うよ)

ジンベイザメ
ジンベイザメデカいよなとか
(あとエイの類も)

巨大水槽
ホント、今の水族館は水槽デカくて綺麗だよなぁ

 順路最後にある土産物屋(基本)にも山ほどの中学生。
 わいわいがやがやとレジは大混雑だ。

 ともあれ、さすがは音に名高い美ら海水族館。展示は充分に楽しむことができた。

 特にデカい魚(じゃないのもいるけど)の迫力が圧巻だった。
 こういうのを水槽で見られるのって凄いよなぁ。

サメと月
外にあった格好いいサメのオブジェの上に月

 16時半、水族館を出る。

 陽はずいぶんと傾いた。Google様によればここからホテルへ戻るまでは3時間というあたり。途中で暗くなるだろうから慎重に走るとしよう。

 帰りは効率重視で国道メインで走る。

 時間のせいか、国道は工事用ダンプの出入りが多かった。そのホコリ除けとして路面に撒かれた水がなんともはや。滑るのはもちろん、ピカピカだったZ125の下回りが汚れてしまう。うーむ、綺麗なまま乗ってやりたかったんだけどな(伏線2)

 日没を狙ってちょっとだけ海沿いへ。久しぶりに夕日をつまむ。

サンセット
せっかく西海岸沿いを走ってるんですから

夕日つまみ
つまみましょう

 さて、小腹の空いたところで早めに夕食を摂るとしよう。実は来る途中A&Wの看板を見かけて「これだ!」と思っていたんだよね。

 北海道の函館がラッキーピエロなら沖縄はA&W。その土地にしかない(よね?)ハンバーガーショップ。
 この手の店は一期一会、目についた時に入らないと縁がなくなるものだから。
※そして宿泊中のホテルのすぐ近所にA&Wがあるのに気づくのは翌日の事である。

 初見の店でオーダーすべきは、店の名前の付いた奴。
 なので「A&Wバーガー」「ルートビア」を注文する。

 A&Wバーガーは「全部乗せ的バーガー」
 ルートビアは「肩こりや腰の痛みに!」(なんじゃそりゃ/湿布的な味なんだよ!/でも悪くはない)

A&Wバーガーとルートビア
ルートビアはSサイズで

A&Wバーガー
おいしゅうございました

A&W外観
食べて出たら外はすっかり夜になっていました

 暗い国道を走って那覇市内へ。

 あらかじめホテルで教えてもらっていた「二輪も停められる屋内駐車場」の場所が判らずうろうろしたものの、なんとか無事に駐車、ホテルへ戻ることができた。

 いやー今日は楽しかった。景色も良かったし気温も上々。そして初めてのバイクを操るのも面白かった。
 沖縄ツーリングとしては大成功と言って良いだろう。

 さて、デカいハンバーガーを食べてお腹はいっぱいなんだけど、昨日試せなかったORIONビールを見つけちゃったんだよな……

ORIONビール
真ん中の奴
もちろん左右もおいしくいただきました

本日の走行距離:200km 給油回数:1回
今日の教訓:沖縄はいいぞ!


本日のルート

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 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

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