■使い方は様々
さて、先のコマ・ソケットを回すためのハンドルの話。
これまたいくつか種類があるわけだ。
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一つはラチェットハンドル。
ラチェットハンドルってのは、回した後カチカチって戻せて、ソケットを外さず連続してボルトを回せる工具の事。
スイッチの切り替えで、緩める時と締める時、カチカチの方向を変えることができる。
ンでこれ、便利は便利なんですが、言い方変えるとメリットはそれしかねぇンですよ。
カチカチ機構が付いてる分遊びがデカい。安い奴なら尚更だ。
そしてソケット直付けならまだしも、奥まったボルト相手に延長バーなんか付けちまうと真っすぐ回すのがなかなか難しい。
全体が長いL字型になっちまうンでね。
だからまぁ、わざわざ安物買うほどの事は無ぇでしょう。「ソケットのセット買ったら付いてきた」ならそれを使うくらいの感じで。
もちろん、ちゃんとしたメーカー物なら遊びも小さいし使い勝手も格段上なンだが、買おうって時は目の玉が飛び出ねぇように押さえておいてくださいな。
そしてソケット同様、差込角3/8インチの確認を忘れ無ぇようにねぇ。
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もう一つが、スライドハンドル+延長バー。
これはお勧めできる組み合わせですな。
ラチェットと違って左右対処のT字型にできるんで均等に力が入る。もちろんトルクが必要ならL字型にも切り替えできる。
延長バーさえ変えれば、深い・浅いボルトどちらにも使える。
弱点は複数の工具を組み合わせるンでガタが出やすいところかねぇ?ンでもまぁラチェット程じゃねぇからねぇ。
ラチェットだとなかなか使いにくい、ヘキサソケットとかプラスネジソケットとかが使えるのもメリットだねぇ。
これまた精度はそんなにいらねぇンで安物でいいでしょう。
どこかでこのスライドハンドルと延長バーを見かけたら手に入れておいてくださいな。
俺は一度、安い延長バー使ってねじり切った事があるんだが、まぁそんなのはそうそう起きねぇと思うんでね。
ソケット用のハンドルにはこのほかにもいろいろあるんだが、基本はこの2種類って事で。
あと、いわゆる「Tレンチ」ってのはまた違った奴なんで間違いないようにしてくださいな。
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