太陽ってすばらしい
■ちゃんと晴れました
朝は5時起き。はっはっは、どうだ9時間寝てやったぜ!
6時出発。空に雲はあるものの今日は良い天気になりそうだ。
朝からコントラスト高めです
秋田市街を抜けて海沿いへと出、コンビニで朝飯のパンをもごもごやりながら今日のルートを検討する。
メインは男鹿半島としてその後北上。青森に入って…どの辺りまで行けるんだろうか?
★
国道7から県道56。
地図上まっ直線の県道56号はなるほどまっすぐだった。最初は防風林の中で景色も見えずがっかりしていたら、後半は見晴らしが良くなり海を眺めながら走ることができる。
国道101へ出てぐるっと回っていよいよ男鹿半島へ。でもその前に寒風山へも寄ってみようかな。
路肩にこういうのが現れるのでうかうかと走っていられません
「男鹿半島が見渡せます」が売りの寒風山。ところが道は林の中をうねうねと走り、これじゃ見晴らしなんてと思っていたら突然辺りが開けた。「おー!凄いじゃんこの景色」
左手に海、右手に山(丘)、山には木が無く草原というか牧草地というか。
阿蘇あたりを小規模にしたような素敵な景色だった。
何かの壁紙のようで
うきうきと更に上る。道は細いが一面が見渡せて草千里のようでもある。そして頂上からの見晴らしはこれまた素敵な海陽台風。
半島の反対側には四角く区切られた八郎潟。うん、これはすばらしい場所ですわ。
西には男鹿半島
東にはカクカクした八郎潟
雲の流れは速いです
満足したところで山を反対側に降り、ぐるり回って南の海岸線へ。
そしてなぜか石油備蓄基地へ迷い込んでしまい慌ててみる。(道が非常にわかりにくいんだな)
あらためて県道59へと出て「さあ、ここから先が男鹿半島だ」と言うところで。
北に真っ黒な雲が現れる。それはもう「はいはいここから雨ですからねー」な雲だ。
風は強く雲の流れは速い。北から南へとじわじわ迫ってくる雲。そして俺がこれから向かうのは西。
うまくすれば黒雲を回り込めそうなのだけれど…ええい!考える前に前へ進めぇ!
さぁこの黒雲がどうなるか…
海沿いを走るのは昨日と同様。だが今日は本当の海沿いだし、交通量も少ない。
県道59を快走。この辺りの海岸線にはキャンプ場も多く、家族連れで賑わっている。岩場の海辺に浮かぶ人影はシュノーケリングかな?もう少し近かったら俺もキャンプに来るんだけどな。
迫りつつあった黒雲はやや後方へと去り、頭上には青空が見え隠れ。どうやらうまく回りこめそうだ。
「あー良かった、ツーリングのイメージって天気で変わるからなぁ」
入り組んだ海岸線を走るのも楽しいが、立ち並ぶ奇岩の類も見ていて楽しい。
そして立ち寄ろうと思っていたのがゴジラ岩。
「えー、ゴジラ岩というのは結構そこにもここにもあるといわれているわけでして…」(能登とかね)
抽象的すぎるガイド
岩まではフラットな海岸を歩いていく。
一応海辺なのだけれど、下が岩なのでここに駐車している四輪もある。これ、満ち潮になったらどうするんだろ?
えっほっほ歩いて撮った画像がこちら。そして「この岩がゴジラ岩だよな?」と悩むのも他の場所と同様だ。
多分間違いない…はず
岩の上に水平にカメラを置くのって難しいんですよ
★
その先、道は急に高度を上げる。
それっと駆け上がるのがなかなか楽しい。そして今度はぐわっとまた海岸線まで降りて、降りきったところにある水族館をスルーして再度またぐわっと上る。いや~ホント面白い道だわ~
調子に乗って走っていたら、VMAXのスクリーンにコツンと当たったみつばちが、メーターとの隙間に挟まってじたばたともがく。
一時停止してそっとリリース。
ふふふ、これで今夜の宿に檀みつばちみたいのが「昼間助けて頂きまして」とお礼にやってくること間違いなし。
★
ちょい寄り道したのが八望台。
どうやら昔は有料道路だった気配がちらりほらり。頂上の駐車場も広いが今は閑散としている。
それでも景色は抜群で、海に加えて湖がくっきりはっきり。いやーここも綺麗だわ。
展望台からの図
丸い湖は火口跡
相変わらずピント甘くて
県道121は両側が藪で飛び出しの心配の少ないワィンディング。
でも今は旅の途中なので程ほどに。ツーリングの最重要課題は「無事に自宅まで戻る」事だからねぇ。
入道崎到着は9時過ぎだった。
VMAXを路肩に停めやれやれとヘルメットを脱ぐ。空は晴天変わらず風やや強めも変わらず。
まだ朝のせいか、人出は控えめでおちついて歩き回れる。うん、ここもいい雰囲気だな。
反対側にはみやげ物や多数。ここも観光バスが付いたりすると賑わいだすのだろう。
青空万歳
散歩に丁度良さそうで
お約束の碑も
草原の海岸沿いを散策して風に吹かれて一休み。
さーて、そろそろ走行100kmだし、給油して先へと進むかあ!
★
県道55から国道101。左に海を見ながら進む。途中巨大風車を覗きにいってみたりもする。
うははは
この手のモノがあるとつい寄ってしまってですねぇ
★
その先、R7→R101と切り替わる辺りで街中へ。入り組んだ道で狙っていた「メロンロード」を逃してしまう。
「メロンロードか、きっとメロンの出店が並んでるんだろうなぁ…」
うむむと混雑の始まった街中を走る。
これまで快適に走ってきたのでのろのろ走りがもどかしい。でも今日はサイドバッグ仕様なのですり抜けは極力控えなければ。
11時、道の駅八方。
小腹が空いたし、さっきメロンロードを逃したのが悔しいのでカットメロンを買ってみる。
さすがに南富良野のようなわけにはいかないけれど、3切れ200円だから贅沢はいいっこなし。
美味しかったですよ
天気は相変わらず良好、だが気温は程ほどで暑さに参るほどではない。ジャケットのベンチレーション全開で丁度良い感じ。
さすがに東北では北関東の灼熱地獄は味わわずに済むようだ。
「良い天気だねぇ」とベンチでだら~っとしていたら「あのバイクですか?めっちゃ格好良いですねぇ」と声をかけられた。
大阪から来たという方と、この辺りは涼しいですよねと世間話。ついでにVMAXの宣伝に勤しんでみる。
あ、ヤマハさん、例によって宣伝費は俺のスイスの秘密口座へ(略)
★
町を離れると道はまた海沿いの絶景ルートへと戻った。
遅めの昼飯はツーリングマップルに載っていたイカ屋さん(違)
外れることも多いツーマプ情報だけれど、この東北版は加曾利氏情報だから信用しても大丈夫(だよね?)
イカ屋さんのイカは確かに旨かった。
量も味も函館といい勝負。定食だけでは寂しいとついイカ焼き追加したら、満腹を超えてしまい椅子から動けなくなった。
見た目よりたっぷり盛られてます
体がイカ臭いと騒ぎながら出発する。
この辺りに道は1本、お盆だからツアラーも多い。なので同じような面子と追い越し追い越されることになる。
今前にいる3台グループも同様。
排気量小さめで動きがなんとなくぎこちないから初心者同士のグループなのかもしれない。
「俺も最初にツーリングに出た時は緊張したよなぁ、ただ塩原を回ってくるだけだったんだけどなぁ」
★
…そんなことを考えながら走っていた、とある左コーナー手前だった。
右側に「ライダー・オートバイ歓迎」という看板を見つけ「何だろう?」と頭を動かしてしまい、視線を前に戻すのが遅れてしまう。
そして次の左カーブが意外にきつかった。
とっとっと…とふくらんだところへドンぴしゃりのタイミングで対向車。
「うひ~っ」
パニックになるほどでは無かったし、結果的にセンターラインを超えることはなかったのだけれど、いつもの俺からすると完全にオーバーラン。
対向車のドライバーはびっくりしただろうし、もしセンターぎりぎりまで寄られていたら引っかかっていたかもしれない。
危ない危ない、このパターンって「なんでもないところで起こる死亡事故」の典型だよな。
飯食ったばかりとはいえ気を抜かないよう気をつけないと。そして毎度お世話になりますご先祖様。(拝)
★
その先、看板に惹かれ「十二湖」とやらを覗きに行くが道路からではいまひとつ。まぁトレッキング向けの場所らしいのでこれは仕方なし。
R101継続。絶景継続。
言うこと無し
14時、道の駅ふかうら。
ここもイカが有名らしいのだけれど体が既にイカ臭いので食べるのはパス。海辺のベンチでコーラを飲む。あー風が気持ち良いわ~
道の駅の裏側がこんな感じでして
その先、地図にまたまた「メロンロード」が現れる。今度こそ!と向かうがこれがなかなか入れない。
入り口の曲がり角は標識がなくスルー、県道12側から入ろうとするがこの道が入り組んでいてどこを曲がっても12へ戻ってきてしまう。うぐぐ、こりゃぁ嫌われてるのか?メロンロードに。
5kmを無駄にしてなんとかメロンロードへの合流に成功する。
なるほど、思ったとおりメロン農家の出店が並んでいる。それではと一軒の前にVMAXを停めてみる。
店のお姉さんに「ここで食べられますか?」と聞くと大丈夫ですよとのこと。
奥にいた親父さんに選んでもらった小ぶりの奴を切ってもらう。うん、旨い。というかこの状況で食べるメロンが旨くないはずがなし。
オレンジの果肉のも旨いけど、俺、この青いメロンのもちもちした奴も嫌いじゃないんだよな。
もちろん1つ丸々頂きました
「ご馳走様」と言うと500円で良いと言う。マジっすか?青森弁の聞き間違いじゃないよね?
「竜飛岬までどれくらいですか?」と聞くと「バイクなら1時間ちょいかな?」という青森弁。
よ~し、それならこの先も考えていたとおりに走れそうだ。
★
しばらくは道東風の牧場地帯を走る。気温は27度とベンチレーション全開で至極気持ち良い。
R339、そして竜飛岬手前の龍泊ラインは物凄いアップダウンのワィンディングだった。
一旦素敵海沿いルートへと出てから…
一気に駆け上がります
それはもう軽自動車では上るのに苦労するであろうほど。
そして案の定Dモードであえぎあえぎ上っていく赤い軽自動車の後ろについてしまい、「ルーク、低いギアを使うんぢゃ」と呟いてみる。
軽が避ければもちろんVMAXには問題なし。がしがしと走る。
「あー、手前で給油しておいて良かったわー、燃費気にせずアクセル開けられるわー、でもハイオクリッター198円だったけどな!」
★
16:30、竜飛岬(龍飛岬)着。うは、さすがに見晴らしが良いわ。
観光客も多い。さっきのルートはガラ空きだったのだけれど、皆逆の方向から来ているのだろうか。
※まぁ普通は青森周りだよな…
向こうに見えるは北海道。「そうか、今日青森まで行ってフェリーに乗ってしまえば…いやいやいや…」
駐車場着
レーダー向こうに北海道
お約束画像
うろうろと見て回ってVMAXまで戻ると、「もしかしてAk!rAさんですか?」と声をかけられた。
東京からのセロー氏。時々うちのサイトを覗いてくれているとのこと。
「餃子オフにも出たいのだけれどセローじゃ…」と言われていたけれど、いえいえ、セローでも充分楽しめますよ。(むしろセローに有利なルートもあるし)
★
さて、今日の目標だった先端まで来て落ち着いた。日も傾いてきたしそろそろ今日の宿を決めますか。
昨日同様ビジホであれば街中の方が見つかりやすいだろうと青森市内のホテルを探す。
ところがこれが空いていない。場所柄もあるのだろうけれど、今日からお盆休みに入る人が多いからかもしれない。
電話すること6件目でようやく予約ゲット。街中ど真ん中のホテルだけど屋内駐車場もあるとの由。
そうそう、出発前にメジャーポイントも一応押さえておきましたよ
★
なんやかんやで既に17時半、それっと山を下っていく。
道は変わって東向き。
さようなら日本海、こんにちわ太平洋・・・じゃないんだよな、まだまだこの辺りじゃさ。
道に自分の影が長く写る。ううむ、こっち回り(時計回り)だと海に沈む夕日が見られないのが残念だな。
そして左手に下北半島が現れました
道は南へ、そしてまた東へ。青森市内への到着は19時過ぎとなる。
一昨年のフェリーで使ったので多少は土地勘が残っている。ホテルはすぐ見つかった。
そして案内された駐車場は・・・本当に室内だった。うん、これも一昨年の函館を髣髴とさせるな。
#画像撮り忘れたのが残念至極。
部屋へ入って荷物を解いて。
時間のせいか結構な距離を走ったせいか、なんとなく飲みに出かける気にならない。
なので今夜はコンビニ飯。ツマミつつきながら部屋でゆっくり缶ビールの飲み比べってのも楽しいんだよね!
そしてこれはR280道の駅たいらだて手前で見かけた巨大建造物
凄い迫力だったのだけれど、いったい何に使われるんだろ?
★
■本日の走行距離:440km、給油回数:4回
■本日の教訓:海っていいよね海って(58)
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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