■ツーリングレポート セロー 茨城

 

2019 セロー初乗り・沈下橋探索記


初乗りです!

 

 

garage Ak!rA

 

<2019年1月13日>

2019年になりました

 1月の3連休中日の日曜日、セローの2019年走り初めに出発する。

 がらがらとガレージのシャッターを開けたのが午前10時。
 ツーリングにしてはゆっくりすぎる出発だけれど、このク●寒い時期に早朝に出るわけにはいかないのだよ。

 キーオンしてチョーク引いて、セルを回してエンジンはいつもの通り一発始動……せず

 「う~む、さすがに真冬に1月以上放っておくとそう都合よくはいかんか」と思いきや、燃料コックがオンになっていなかった。
 コック捻って30秒待ってセルスタート。そしたら一発でエンジン始動っと。

#俺メモ:そういえばセローのバッテリー、買ってから5年半経ってるからな!(そして言霊注意)

 遅い時間なのでガレージの温度計は8度と決して低くはない。

 今日の服装は当然冬装備。新しい冬パンの中は薄手のタイツのみだけれど、この気温なら充分なはずだ。

 ちょい考えて、付けようと思っていたハンドルカバーはリアボックスの中へ放り込む。そして(ハンカバの中用の)スリーシーズングローブも同様に。

 さほど寒くはなさそうだし、いろいろ面倒くさいハンカバはパス。
 とりあえず素の冬グローブで出てみるとしよう。

 オフメット仕様に戻したツアークロス2を被って走りだす。

 お、なかなかいいぞこれ。
 試着した時同様、視界上部に見えるバイザーがとても新鮮。新しい頬パッドの当たり具合も良い。そして隙間風の類がまるで感じられないのは、シールド上部がバイザーでカバーされているからだろうか?
#ま、ターミネータ仕様でも「隙間風」って程のものは無かったんだけどね。


なのでまた珍しく自撮りなど

 新冬パンツも良好。相変わらずまったく寒くない。完全装備の上半身と相まって「今は真冬なんだっけ?」な暖かさだ。

 体に寒いところが1つもない。そして空は晴天、素晴らしい青空が広がっている。

 どうやら今日は快適なツーリングになりそうだ。

 セローの鼻先はとりあえず東へとむけてみる。
 北と西は今の時期には無理だし、南へは先日VMAXの初乗りで行ったところだし。

 道の駅茂木でトイレ休憩。
 いつもは一杯の二輪車駐車場も今はさすがに閑散としている。


お昼時にでもなればまた違う、のかな?

 済ませるものを済ませ、さてと考える。

 初乗り、冬パン、ツアクロチェックとネタ(?)は考えてきたけれど、具体的にどこへ行くかは決めていない。

 「でもまぁやっぱ、海へ出て魚を食う!かな」


 東向き継続。

 海となればいつもの大洗かひたちなかでもいいけれど、正月明けの三連休だと何かと騒がしそう。
 もうちょい北を狙おうか。あまり北回りにすると雪とか氷とか危険が危ないんだけどさ。(重)

※幸いにして今冬の北関東は(山にはドカドカ降ってるけど)平地には全く積雪なし。なので茨城県境のワィンディングエリアへもさほど心配せず行けるわけで。(但し油断は大敵)

 ぽたぽたと県道を繋いで走る。しかしまぁ、今日は本当に天気良いな。


とか寄り道を繰り返しながら

 国道118へ出たところで思い出す。そうだ、この辺りで行ってみたいところがあったじゃないか。

 方向を北へと変更、袋田の滝方面へ向かう。

 袋田の滝は一昨年久しぶりに出かけた場所。
 あの時と異なり、この時期はバキバキに凍った迫力ある滝が見られるはずなのだけれど、今目指しているのはそこではない。

 地図を見ながらパタパタと走って……「おお、ここか」

 それは久慈川に架かる久野瀬橋だ。


到着

 別件で調べ物をしている最中、どこかのBLOGで「大子に沈下橋があるんだよ」とあるのを見つけ、驚いたのが去年の話。
 よく通る県境域にそんなものがあったとは!と見に行こうと決めていたのだ。

 沈下橋といえば有名なのは四万十川、あそこも雰囲気良かったからねぇ。

※とか書いてたら、ズバリこの橋がバイク雑誌「タンデムスタイル」の2月号で取り上げられてた。うーん、なんというシンクロニシティ。


 さすがに四万十川に比べればごく短く小さな橋。幅も狭くて「走れる車は1トンまでだよん」の標識があった。

 これは俺がよく行く鬼怒川にかかる小さな橋と同じだけれど、あちらには簡易的とはいえ欄干がある。
 対してこちらは縁に補強用と思われる鉄板があるのみ。これ、車で走ったら結構怖いだろうな。

 上流側にある木で作られたガード様なものは大水時の流木対策だろうか。


雰囲気よし


幅はこれくらい


造りは結構ラフ?

 セローで渡って戻って。

 満足したら、ちょい離れたところからゆっくり鑑賞する。

 音もなく流れる水が綺麗、浅瀬には大きなシラサギが一羽。やー、静かでいいわここ。

※後で調べたら、冬の早朝の「氷花(シガ)流れ」ってのでも有名らしい。きっと恐ろしく寒いだろうけどね。


ずっと動かなかったので最初彫像かと

 さて戻るかという時に、向こう側から車がごとごとと渡ってきた。

 うげ、小型とはいえ軽じゃないわ。それも結構な速度で躊躇なく。やっぱ地元の人は慣れてるんだな。


車重、1トン越えてる気もするけどまぁそれは

 国道へと出、来た道を一旦戻る。

 「久慈川に沈下橋は何か所かある」とも聞いていたので川沿いを注意しながら走っていたら、もう一本の橋を発見。どれどれと覗きに行ってみる。

 こちらは2トンまでで、先の橋に比べると大分広くて長い。

 とはいえたもとには幅制限のバーが立っていて、大型車は入れない風なのだけれど。


発見


こちらは低い欄干付き


入口にはポールが。そして流木ガード(?)は鉄骨製でした


軽なら楽々かな?

 これまたふむふむと鑑賞しての帰り際、数台のバイクがやってきて橋のたもとに停車した。

 あきらかにこの橋を観に来た風。あれ?もしかしてここ、その筋にはメジャーな場所だったりするのかな?(さて)

 ふと気づけば既にお昼を過ぎている。いかん、早く海まで出て魚を喰わねば!

 東へと走るのは、相変わらずの素敵な青空のもと。
 なので急がねばと言いつつも、時折枝道へ入り込んでD605に泥を食わせてやったりもする。
#冬パンは汚したくないけれど、ここしばらく晴天続きで土はカラカラだから大丈夫

 13時半、日立のおさかな市場到着。遅い時間とあって寿司屋には並ばず入ることができた。

 オーダーはちらし寿司。
 満腹にはならない量が丁度良い。だってホラ、年末年始で食べ過ぎてるわけだから。


おいしゅうございました

 食後、腹ごなしに市場を見て回る。

 お、勝手丼システムを始めたのか、なら昼飯をこっちにするって手もあったんだな。


元祖?

 駐車場にあるコンビニでお茶とおやつ(1)を買って(食べすぎなんじゃなかったのか?)自家製らしいパンも売っていたので明日の朝飯用に購入する。

 一旦漁港まで出て一休み。ホント今日は青空が綺麗だな。


海はいいねえ……


いつの間にか日が傾いて

 帰りは慌てずゆっくりと。

 そして茨城まで来たのにスルーするわけにはいかないと、セイコーマートへ入ってグランディアブラックと北海道シューでおやつ(2)とする。


迷いサッポロクラシックがあれば保護して帰ろうとも思ってたんだけど

 来る時同様、枝道あぜ道道草しながら走る。お、本格的に太陽が西に移動してきたぞ。

 もう一度寄った道の駅もてぎはアイスクリーム屋に長い列ができていた。冬は「おとめミルク」があるからねぇ。

 日中の青空を反映してか凄い夕日が広がっていく。そんな西日を避けるのに、ツアークロスのひさしが大活躍。


影が長くなりました


じっくり夕日を見るのは久しぶりな気が

 給油しての帰宅は17時過ぎというあたり。

 うん、やっぱり冬はゆっくり出て早めに戻ってくるのが一番だな。

 そして寒くないって素晴らしい!

本日の走行距離:250kmくらい 給油回数:1回
今回の教訓:良い初乗りになりました。

 
 

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

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