今回は訳ありで白く飛んだ画像が多くなっていますがご容赦を
■お散歩コースでもあるわけです
先のツーレポにも書いたとおり、冬場はオフロードを走るのに適した季節だと思う。そしてそれはアップダウンの激しい山の中だけでなく、平らな河原でも同じように感じている。
今回はこの季節、時間があるとふらふら出かけるいつもの河原についてレポートしてみようか。
☆
栃木県のほぼ中央部を縦断する河川、鬼怒川。
宇都宮市にも流れており、国道4号線をはじめとする主要道の大きな橋が何本も架かっている。
そして今日のスタートはこちら、県道69号鬼怒通りにかかる柳田大橋。ここから川の東岸を南下するとしよう。
南下するので画像は基本逆光になります
さて、河原というと必ずあるのが「○○公園」とかいう類の奴。もちろん鬼怒川も例外ではなく、そこここに、それはもうそこここに公園が整備されている。
柳田大橋の下にも広大な広場がある。
野球場やサッカー場が整備され、今日のような晴天の週末には子供達(と親)で大賑わい中。それを横目に、脇のダートへとセローをそろそろと突っ込ませる。
本当の大混雑の時にはこの辺りも駐車場になってしまいます
広場に停められたミニバンの群れを抜けると途端に人気が減っていく。
それでも釣り人、散歩中の人がちらりほらり。山の中と違い、河原のような周囲に人目のあるダートをオートバイで走る時にはより気を使う必要があると思う。
音しかり、速度しかり、立てる土煙しかり。
これ見よがしに爆音を立てて走っていくMX車は、バイクに興味のない人からすると珍走団とそう変わりないのかもしれない。
気持ち良く走りたいのは俺も同じなのだけれど、「人とすれ違う・追い越す時は徐行する」等のちょっとした気遣い一つでイメージは大きく変わると思うのだけれど。
☆
閑話休題。
久しぶりのダート、セローのサスペンションの動きを膝で感じながら中腰で走る。
先のとおりペースはほどほど、青く晴れ上がった空をトンビが悠々と舞っているのが目に入る。「あ~、やっぱ冬の河原もいいもんだなぁ…」
数百メートル走ったら一旦土手(堤防)の上へと上がる。
河原といっても全線ダートを走れるわけではない。未舗装路が長く続くようなら極めてラッキー、大抵は途中で道が消えるか行き止まるので要所要所の繋ぎには土手や一般道を走る必要がある。
この辺りの土手はほぼ舗装路。飛ばしても面白くはないし、先のとおり散策中の人もちらほらみられるのでペースはごくゆっくりだ。
そして見つけて悩むのがこの手の看板。
標識以外はオープンです
「ご遠慮下さい」をどう判断するかなのだけれど、俺は道路自体が明確に遮断されていなければ自己責任で通行可と認識している。
※もちろん正式な道路標識で規制されているのは別の話
なので今回もそろそろと進入。本当のところはどうなのだろう?グレーゾーンで正解は無いような気がしているのだけれど。
☆
上から面白そうなダートを見つける毎に(降りられれば)河原へ降りて様子を伺う。
実は最初に「いつも走っている」とか書いた割に、あまりルートを覚えてはいないのだ。
何しろ河原の道というのは季節によって状態も雰囲気も大きく変わるし、ある日突然無くなったりすることも珍しくない。それにこの手のものは行き当たりばったりの方が楽しいのさ!(…と言い訳する)
まぁ正直、セローなら「道」でなくても大丈夫。大きな橋に前をふさがれても下をくぐれる事も多いのだ。
ここも夏だと草が伸びていて走れないんですよね
突然謎の小動物が現れたりもします
☆
ともあれ、やはり走っていて一番楽しいのがこの手の道なのは間違いなし。
河原とはいえ対向車には注意
程々にバンピーで程々にザラザラ(←砂)、程々にリアを流せてとても楽しい。
うはうは言いながら走るのだけれど見通しの悪い場所は要注意。突然こんなアトラクションが現れたりすることもあるわけで。
倒れてなくて何より(←自在にフロントを持ち上げる技術無し)
あ~でも気持ち良いわ~
河原ダート→土手舗装を繰り返しながら南下を継続する。
走るのももちろんだが、こう天気がいいと景色を眺めるのも楽しいものだ。
いつぞやの橋もこの辺りに
未舗装路を選んで走ろうとする場合、土手の内側(川側)だけではなく、外側にも油断はできない。
田圃や畑が広がる辺りでは、結構美味しいダートが続いていたりするからだ。
ダートというかあぜ道と言うか
川がぐっと曲がりこみ、前を崖に塞がれたところで一旦国道408へ。その先の宮岡橋から土手へと復帰する。
この辺りの河原も新しく公園を開発中の場所。
つい最近まで工事で閉鎖されていたのだけれど、新しく川岸まで降りていく道ができていたので入ってみる。
向こうまで続いていれば…
…とそううまくはいきません
「まぁ、そんなものよ…」と引き返す。
この手のガサガサをやるとお土産を貰ってしまうのはお約束だ。
今日のお土産はちょい大きめで
北関東道の高架下をくぐるともう一本の細い橋。
上の橋とあわせ、うちのツーレポにも時々出てくるこの2本の橋は(橋だけに)走ってよし、眺めてよしと俺のお気に入りポイントだったりする。
休憩ポイントとしてもお勧めです(但し向こう側)
いつもならこの橋を渡って西側の河原で遊んでいくのだけれど、今日はこのまま南下しよう。
☆
その先には気持ちの良いダートが広がっていた。
嬉々として走る。川沿いへと降りてみると中州へ渡れる場所があったのでちょいと水遊びとしゃれ込んでもみる。
道幅広め
水遊び可能
更にその先、河原にはゴルフ場が広がっていた。
さすがに中は突っ切れないので土手に上がると、立派な道路で4輪も普通に走ってくる。
こんな場所にゴルフ場の是非はさておき、景色的にはなかなか綺麗だった。
ウッドで引っ掛けられるとちょい怖い距離です
そしてゴルフ場の先で河原へ戻って驚いた。
周囲が全て焼け焦げていたからだ。
素晴らしく見通しはいいし走りやすいんですが
ここまで広いとちょい心配に
この時期名物の野火焼きだとは思うのだけれど、それにしても規模が大きすぎる。
しかも草だけでなく樹木とかまで燃えていて、非常に大雑把な感じがする。もしかすると単なる野火焼きじゃなく火事だったのかもしれない。
※帰宅後調べたのだけれどそれらしい情報は見つからなかった。真岡の南あたりなのだけれど、知ってる人いたら教えてください。
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あらためて水際へと降りて、本日初の本格的(?)な休憩を取る。
「お~、風が強くなってきたなぁ…」
それでも日差しは穏やかで
☆
その先、道(じゃないけど)は川からやや離れてしまう。
それではと上った土手はこれまでと違って本当の「土手」
そしてこんなところへも迷うことなく入っていく気になるのがセローの魅力なのだ。
フラットに見えますが、農作業機械(?)の轍で結構な凸凹が
土手を降り、畑の中のあぜ道をぽとぽと走った先で県道へと出る。うん、今日はこのくらいにしておこうか。
☆
橋で反対側へと渡り、今度は舗装路メインで北上する。
そしてせっかくオフの格好をしてきたので、途中でトライアルごっこ的な事をしてみたりもする。
ここ、以前はもっと山あり谷ありだったんですが
今はかろうじてこんな感じに
☆
…というわけで、さらっと回ってきたこのルート。
長々と書いたが、距離にすれば(往復で)せいぜい100kmというところだ。
時間も半日と掛からない。
走って楽しいし、景色の変化もあるし、山に比べてリスクは少ないし、オフ車での河川敷ツーリングはお勧めできるものだと思う。
まぁ本格的なオフ走りを目指す人にとっては退屈でつまらないものかもしれないのだけれど。
#それでも気分を変えたい時には良いと思うんだよな。
そしてこうしてレポートにしてみると、複数台でわいわい走っても(節度さえ守れば)面白いのではないかと思ったり。
「延々と河原を走るオフロードオフ」
今度、そんなのも計画してみようかな(笑)
※これは今日唯一の自分撮り。いや、久しぶりにカメラのリモコン使おうとしたら電池が切れていてですねぇ…
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■本日の走行距離:120km
■本日の教訓:ガソリン代500円でこれだけ遊べるなんて
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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