■ツーリングレポート SEROW250 北海道

 

2022北海道ツーリング・もしズレてたら!記、の5

2022北海道ツーリング・もしズレてたら!記、の5
「ケンメリ」も通じなくなりましたねぇ

 

 

garage Ak!rA

 

<2022年8月11日>

今日はゆっくりと

 5時半起床。

 昨夜(というか今日未明)北海道北部で震度5強の地震があったことを知る。
 震源は昨日の宿からそう遠くはない、これまた1日ズレてたらいろいろあったかもしれないだろう。
 ちなみにこの宿では揺れはまったく感じず、夜は爆睡していましたとさ。

 さて、今日は昨日までと違ってゆっくりスケジュール、宿も朝飯付きでの予約だ。

 せっかく早起きしたので軽く散歩に出る。外は薄モヤ、ということは日中は晴れてくれるのだろうか。

朝もや
モヤの向こうに太陽が

ハスカップ
宿の庭にはハスカップ(だよね?)が鈴なりでした

 宿謹製の朝食を頂き、出発は8時となる。

 予想通りモヤが晴れ、一気に明るくなった空。そして既にちょい暑くもある。
 「頼むぞ、日中はずっとこのままでいてくれよ」(でも暑さは遠慮してくれ)

青空とセロー
綺麗な空と汚いセロー(仕方なし)

 セロー発進。
 「おっしゃぁ!今日も走るぜい!」と、まずは美瑛の丘へ。

 お馴染みパッチワークの路からケンとメリーの木(TOP画像)を押さえた後、周囲をぱたぱたと走り回る。
 美瑛の丘は有名な木々を回るのも良いけれど、こういう風にあてなく走るのもまたとても楽しいものだ。

パッチワーク看板
お馴染みルート

美瑛
有名な場所でなくったっていいんです

 満足したところで一旦美瑛市街へと戻り、道道966を南東へ。

 ツーリングマップルにあった「オルテの丘」
 歩きじゃないと入れないのかな?と思ったが、丘の上に登る砂利道があった。
 登りきると駐車スペース、だが全体の雰囲気が個人宅風で非常に入りにくい&停めにくい。ちゃんと「どうぞご自由に……」という案内看板はあるのだけどね。

 景色は文句なし。セミの声が騒がしい。

オルテの丘P
二輪はまだしも、四輪だと躊躇しちゃうかも

オルテの丘
見晴はさすが

 道道へと戻り先へ進むと、左手にあるのが白金「青い池」だ。

 ここは2007年(懐)に一度訪れている。あの時は訪れる人もまばら、工事現場のような荒れ地だったのに今では……「お前、こんなに立派になって……」

青い池入口
立派な看板と

青い池P
広大な駐車場、そして車も沢山

 「人は変わっていくわ……私たちと同じように……」とかなんとかつぶやきながら駐車場にセローを停める。
 観光客は多い。そりゃまぁあそこに観光バスも見えるしね。

 ジャケットを脱いでゆるゆる歩き、前は無かったはずの土手を越えて池の縁に。
 「おお、相変わらず青いな、でも前の方が鮮やかだった気もするな」

青い池
青というか青緑というか

青い池
池、もしかして広がったのかな?

2007年の青い池
ちなみにこちらが2007年の青い池
位置関係は似てるはずだけどイメージが大分違います

 ぶらぶらと歩きまわり、今の方が解放感はあるけどねぇとセローの元へ戻る。
 ちなみにこの駐車場は有料で、二輪は100円、四輪500円。出口でのお支払いだ。

 セロー発進。
 「そうだ、昔はこの上流に、同じように青く染まる川が見られるところがあったよな」と探してみる。

 ちょい上流に脇道があったので入っていくと工事中多数。それを避けながら走っていった先はモロに工事現場だった。
 「わー、さすがにここは進入禁止だよな、ごめんなさいごめんなさい」(謝)

美瑛川
ちょっと覗いてみた川(美瑛川)はやっぱり青色でした

 その先、白髭の滝

 ここは初めて来る場所だ。どれどれと橋の上から眺めると、素敵な滝が覗き込める。
 へぇ、こんな綺麗な場所なのに知らなかったわ。前の道は何度か走っているはずなのだけれどね。

白ひげの滝
素敵な景色ですが、スマホを下に向けると落としそうで心配に

 道道966継続、上り坂になった「十勝岳温泉美瑛線」を駆け上がる。

 途中にある望岳台はその名のとおり山を見上げるのに最適な場所だった。
 ここからの登山者も多いのだろう、四輪駐車場は満車だけれど、二輪なら問題なし。
 「そうか、今の十勝岳には噴火規制が出ているのか」

十勝岳
前略・橋の上より

噴火規制
噴火レベル1

十勝岳
これから登っていく人も多かったです

 道道へ復帰、以前温泉に浸かった白銀荘辺りから道は下りに変る。

 道道は291へ。森林の中を大きく曲がりながら下っていく道が気持ち良い。
 「そう、ここを隼で走った時は恐ろしいスピードが出てねぇ……」
 今日はセローなのでまったりと。スロットルオフでぽたぽたと下っていく。

 上富良野から中富良野へと入ったのが11:00。「うむ、おやつの時間だな!」

 メロン販売所の店先で半分に切ったメロンをまるまる頂く。
 オレンジの果肉がツヤツヤと光る。味は言うまでもなし。大人になって良かったとしみじみ感じるのはこういう時だ。

メロン
もはやエロスの領域に

 土産の配送手続きも済ませて一安心、出発する。

 富良野からは道道135で西へ。
 途中「三段滝」という看板があったので寄ってみる。今日のようにスケジュールに余裕があると気軽に寄り道できるのが良いところだ。
#ま、時間が無くても寄るときは寄るんだけど。

 意外といっては失礼だけど、ここは迫力のある滝だった。雨上がりで水量が増しているおかげもあるのかも。

三段滝
能書き看板

三段滝
水量たっぷりで迫力ありました

キタキツネ
途中にあったキツネに注意標識2色版

 西行き継続。

 道端に「芦別ダム」の標識を見つけて悩む。
 この場所、ツーリングマップルには「惣芦別林道」とあり、林道走りだけでなくルートのショートカットにもなるのだ。

 「とりあえず入ってみて」と走り出してすぐ、路面に現れるドロ。
 うむ、まずは合羽を履こう。さすがに同じ失敗を3度繰り返すわけにはいかないから。

芦別ダム
誘われている気がしたんですけどね

 ドロ混じりのフラットダートはその先で二股になった。

 ダムは右だが行き止まりっぽいので左へと進む。
 ダム湖をかすめて走るドロ道を抜けると雰囲気のある橋。その先山は深くなり、また二股の右はゲート封鎖なので左。しばらく走ると……「あ、こっちも閉鎖だわ」

ダム脇
フラットダートなれどドロ多し

橋
雰囲気ある橋なれどドロ多し

林間
深くなっていく森にはドロは少なかったけれど

ゲート閉鎖
はい残念でした~

 Uターンしての帰り道に最初の二股の先を見に行ったけれど、やはり工事現場・行き止まりだった。

 更に戻って道道へ。
 10km30分を使ってしまったけれど、面白かったからまぁいいやと合羽のパンツを脱ぐ。

<余談>
 でまぁ、帰ってきてからGPSログを確認すると、例によって行き止まり辺りは完全にルート外。ショートカットどころかまるっきり見当違いの逆方向へと走っていたりとか。(正解はダム脇の工事現場先のよう)
 何かがズレていてあのゲートが開いていたら、いったいどこへ連れていかれていたことやら。おー怖っ……

 13時過ぎ、三笠。

 「以前この辺りで食べたスープカレー美味しかったよな」と店を探すが見つからない。
 覚えのある場所にあったのはラーメン屋さん。場所が違うのか、はたまた店が変わってしまったのか。

 ともあれお腹は既にカレーモード。なので近くのインドレストランへIN
 スープカレーがあったので注文する。スパイスたっぷりで辛くて旨い。

スープカレー
おいしゅうございました

 新篠津で給油。
 「どこから来られたんですか?」と聞かれ「餃子の街からです!」と答えてみる(話が早い)

 15時前、道の駅とうべつ。「うむ、おやつの時間だな!」(再)

 この道の駅は「北欧の風」のサブネーム付きで、スウェーデン推し(をい)らしい。
 せっかくなので、いち推し押しのソフト「スウェーデンMix」とやらを頂いてみる。

能書き看板
甘酒Blue&エルダーYellow

スウェーデンMIX
頂上のクッキーはヘラジカかな?スウェーデンだし

 「あ、これ旨いわ」(驚)

 コクがというか香りがというか、とても個性的なソフトクリームだった。
 黄青のミックスにしたのも正解のよう、今まで食べたことのない味だけれど実に俺好み。もう一度ここへ来たら間違いなくもう一度買うことだろう。

 「ホント、北海道はこの手の買い食いで意外なものに出会えるから油断できないんだよなぁ……」(今更だけど)

 16時、今夜の宿泊地、小樽着。
 ビジネスホテルにチェックインして、セローを屋根下駐車場に停めて一安心。さあ観光に出かけるぞ!

 これまで小樽に泊まるのは北海道ツーリングの最終日が多かった。これはもちろんフェリーがここから出るからで、しかも出発が朝一番だったから。
 今は夕方発(17時)、なので正直小樽泊まりにするメリットは少ない。それどころかスケジュール的に余分な時間が発生してしまう。
 「でもま、偶には前泊(?)してゆっくり観光とかビールとか楽しみたいじゃん!」
※そう、特に今回みたいに雨予報の時とかはね

 歩く小樽のメインストリート。人出はそこそこで賑わっていた。
 まぁお盆時期だし、今日は休日でもあるし。

 街並みには食べ物屋が増えたような。以前はガラスに代表される土産物屋ばかりだった気がするのだけれど。

小樽
車も人も数多く

小樽裏通り
キレイダナー
(1本裏手に入るとこういったイベント的なことも)

  街をぶらぶら歩きながら、例によってスーベニール的なモノを購入すべく探す。が、今日はピンとくるものが見当たらない。
 う~ん、今回は縁が無かったということにするか。

 夕飯はジンギスカンと悩んだけれど、やっぱりこちらだよなと小樽ビールの店をチョイスする。

 これまた相応の混雑で30分程待たされたが、待っている間に目に見えて長くなっていくエントリーリスト。これまた来るのが5分ズレていたら、待ち時間は倍になっていたことだろう。

 無事席に着き、小樽ビールとツマミをゆっくりとやっつける。「うん、文句なし!」

店内
何度か来ているお店です

ビール空
おいしゅうございました(コラ)

 たっぷり飲んで食って店を出て、ホテルまでふらふらと歩く。
 「あ~、夜の小樽も久しぶりだわ~、綺麗だわ~」

 そしてホテルまでもう少しというところで、なんとパラりと雨が落ちてきた。
 「え~、確かに明日の天気予報も良くないけど降り出すにはまだ早すぎるじゃん!」と、酔った体に鞭打って走り出す。
 ずざざざとホテルのロビーに滑り込んだ(比喩)途端、外からバラバラと路面を打つ本格的な雨の音。

 うは~!あと1分ズレてたらびしょ濡れになってたわ!

 さて、天気予報より降り始めが早まったということは、明日の空模様はどう変わるのだろうか。
※まぁ俺が心配したところで(略)

小樽運河の夜
定番画像をさくっと撮っておいて良かった良かった

今日の走行距離:270km 給油回数:1回
今日の教訓:ジンギスカンも捨てがたかったけどね。

今日のルート

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