■ツーリングレポート SEROW250 北海道

 

2024北海道ツーリング、さぁどうする?記、の3

2024北海道ツーリング、さぁどうする?記、の3
定番の観光地ってのも侮れませんよ(再)

 


<2024年8月12日>

予報は良くなかったわけですが

 5時半起き、6時半発。

 昨日程ではないにせよ、外にはやはり霧が立ちこめていた。「霧は晴れる前兆なので(略

 宿で乾かしはしたものの、ブーツもヘルメットも半がわき。加えて「晴れる前兆」と言ったわりに天気予報はあまり良くない
 朝から濡れるのはなぁ……と雨具も着込む。「ああ暑い暑い」(気温だけは朝から高い)

 セイコマでの行動食は、昨夜宿で話題になっていたベーコンおかかおにぎり。
 「うん、美味しいじゃん、これ」

朝飯
そして何気に買った肉団子がおかずにぴったりで

 モゴモゴやりながら考える。

 今日予定していたルートは羅臼/東周りの知床一周、その後網走方面へ。
 だけどどの天気予報サイトを見ても雨雲レーダーで確認しても、知床の東側は雨雨雨のオンパレードだった。

 ウトロ/西周りだと途中でUターンすることになるし、こちら側が晴れているとも限らない。
※東側よりはマシだけど予報上は雨

 さぁどうする!と悩んだけれど、とりあえずウトロまでは行ってみることに。
 「どうせUターンになるんだから行けるところまで行けばいいさ!」

 昨日と同じR391を北上する。

 川湯温泉を通過すると、空がやや明るくなってきたような気がしないでもない。
 この道は基本林の中。木々の間から見える空は狭いのだけれど、朝よりは確実に雲が薄くなってきている。

 峠を越えて道は下りへ。
 森林区間を抜けて視界が開けると……「晴れたーっ!」

 朝の霧・ソボ降る雨はどこへやら。真っ青な空が広がったのだ。

晴れた
晴れたーっ!

晴れた2
晴れたぞーっ!(念押し)

 うきうきと合羽を脱ぐ。「やっぱなー、こっちルートにしたのは正解だったなー」

 念の為にと見た天気予報は「あれ?私雨なんて言いましたっけ?」というほどコロリと「晴れ・暑くなります」に変わっていた。

 それいけやれいけと先へ進む。
 右手に大きくなってきたのが斜里岳。頂上には当然のように雲を被っている。

斜里岳
あそこはがっつり降っているんでしょう

道東的画像
晴れると道東的画像も映えるものです

 9時、「天に続く道」の直線路。

 メジャーになって展望台も出来て観光客も多い場所。
 確かに印象的ではあるけれど、俺はここから北へと延びる「海まで続く道・半分はダート」の方が好きなんだよな。

天に続く道
天に続く道

海まで続く道
そしてこちらは海まで続く道(と呼称)
真ん中から向こうは未舗装です

 その道を降りていってR334
 「海だー!」

 一昨日フェリーを降りてからここまでずっと内陸部、今回初めての海辺と言っていいだろう。

 素晴らしい青空と同じ色の海をスタンディングで眺めながら走る。

青空と海
だってこんな景色なんだもの

 「さあ!知床峠の状況はどうだ!」

 オシンコシンの滝もウトロ市内もすっ飛ばして峠方面へ。
 ワインディングで高度をぐんぐんと上げていく。

 見上げる羅臼岳はすっぽりと山の形に雲を被っている。ダメかな?やっぱ雨かな?

雲の羅臼岳
見事に山の形になってます→雲

 コーナーを回るたび、頂上が近づいてくる。
 もう少し、もう少し先、なんとか碑のある駐車場まで……はい持ちませんでしたー

 周囲が急に白くなり、一気に降り出す雨。くそぉ、100m手前まではピカピカの晴天だったのになー。

 残念無念とUターン。まぁ朝の予報からすればここまで来れただけでも奇跡みたいなものだけど。

雨の中
明るく見えますが結構降ってます

 ゆっくり戻って知床ネイチャーセンターに着いたのは10時という辺り。

 空はまた青空に、というか猛烈に暑くなった。ヘルメットを脱ぐと煩いほどの蝉の声。

 センターの中で涼みながら休憩する。
 あれ?ここもおしゃれ施設になったのか。アクアシューズのレンタルとかもやっているし。
 大きい土産物屋だったんじゃなかったっけ?
※……って思ったけど、どうやら知床五湖の方と混同していたようです

 ウトロまで戻ったのが10:30
 そうだ、(朝食も早かったし)混む前に昼飯を済ませておこう。時間ズラすと並ばなくて済むからね。

 開いたばかりのお店でオーダーしたのは五色丼。
 いいんだもんね、ここまでほぼセイコマ飯だから贅沢してもいいんだもんね。

五色丼
おいしゅうございました。
(飛び出た目を押さえながら)

記念撮影
腹が膨れたところで記念撮影

 大勢の観光客で賑わうウトロの道の駅で土産物を物色し、斜里まで戻ったところで給油する。
 もちろんホクレンだけれど、旗を買うのを忘れるという失態をおかす。
※というかここも道東旗と思っていたので(実際は道北旗だったよう)

 海沿いに西北へと走る。
 網走国定公園・原生花園付近は相変わらずの莫迦直線で眠くなる。

原生花園
にしても良い天気だわ(そして猛烈に暑い)

 その先、対向車線で行われていたのが、北海道では久しぶりに見たスピード違反の取りしまり。
 対向バイクにはボディアクション全開で伝えたつもりだけど、果たして通じたやら。

 12:45、藻琴駅前で「モコトーッ!」(バトー)と叫び、南へと曲がり、内陸へ。
 ツーリングマップルに「感動の径」とあるので覗いて行くとしよう。

 ビューポイントとある場所(のちょい手前)はなるほど美瑛辺りにも似た広大な田園風景だった。
 その向こうには知床の山々。うん、綺麗だぞ。でもわざわざ寄るほどの(略)

感動の径
いや、綺麗な景色でしたよ(フォロー)

 ふと思いついて、ここでセローのチェーンに給脂する。
 昨夜一晩雨に当たり続けていたところだし、丁度良いタイミングだろう。

 ゆるゆると移動開始。
 途中には「フラワーガーデン はな・てんと」なる花畑。
 こういうものがふらっと現れるから北海道は侮れない。

はなてんと
まったくのノーマークでした

はな・てんと
……だそうです

 13時過ぎ、本日の観光ポイント「博物館・網走監獄」へと到着する。

 その昔、一度立ち寄ったものの中には入らなかった網走監獄。今日はゆっくり見学させていただこう。

網走監獄
入口もものものしく

 駐車場には多くの車が。バイクも相当数停まっている。
 セローを停め、ジャケットをリアバッグに縛り付けてTシャツ姿に。暑さ除けにバンダナを被って中に入る。

網走監獄施設入口
こちらは施設入口

 駐車場の状況から判っていたことだけど、中は観光客でいっぱいだった。漫画/アニメ「ゴールデンカムイ」の影響もあるのかもしれない。
※コラボ商品も沢山置かれていた

 どれどれと見て回る。
 旧監獄の施設そのままの場所もあるし、きっちり整備された建物もある。面白い面白い、でも……「暑い!暑いぞ!」

 気温と日差しが凄いことになっている。子供やらお年寄りやらにはちょい危ない気候なんじゃなかろうか。
※もちろん俺にもね

 日陰を選んで歩き、エアコンの入った建物でほっと一息をつく。

館内案内
館内ご案内

暑い
刑務所入口

中央監視所
室内で光が流れるのは暑さのせい?(違)

室内
静かにしましょう

日陰歩き
日陰を歩かないと干からびそう

暑い
伝わるかな?この暑さ

 せっかくなので何か土産をと思ったけれど、記念になるようなものは見つからず。
 まぁ網走監獄って既にいろいろキャラクター化(?)されてるからねぇ。

 15時前、出発。「さぁ次は能取岬だ!」

 2度目の能取岬。岬手前の道道76号も森林を抜けて行く素敵ロードだ。

 そこから入ったエントリー路は前回同様素敵な青空&海。これまた前回同様の場所でトヨタのCM的記念撮影。
 「を、灯台出来上がってるじゃん!」(前回は補修中だった)

能取岬
暑すぎて陽炎気味に撮れました
(TOP画像もここで)

能取岬
灯台もしっかり立ってます(当然)

 変わらぬ暑さの中、セローを停めてちょい歩く。
 強めに吹く風が救いではある。

 観光客もそこそこに。会話から中国系と思われるお客様が多いのは、あちらのドラマの影響らしい。

能取岬歩き
歩くと暑い

海岸べり
停まっていても暑い

 出発。
 岬をぐるっと回ると前回突入したダートが現れたけれど今日はパス。
 だってほら、タイヤがさ……

 道の駅メルヘンの丘めまんべつで何か軽く食べようかと思っていたのにフードコートは閉鎖中。
 ビタミンドリンクで胡麻化して、んじゃ早めに宿に入って食べるとするか。

 北見で給油。旗を買うのを忘れたのはここも道東旗と思っていたので(略)

 今日の宿のビジネスホテルに着いたのは17時過ぎ。

 夕食とサッポロクラシックを近くのセイコマでたっぷりと買いこむ。
 そう、こういうのでいいんだよ……というより、「こういうのがいいわ!」(はぁと)

今日の走行距離:330km 給油回数:2回
今日の教訓:天気回復は嬉しいけれど、なにもこんなに暑くならなくても

今日のルート

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