良い場所が変わらないのは良いものです
<2024年8月13日>
■今日は雨は大丈夫!……のはず
6時起き。ビジネスホテルの窓から見える空が青くてほっとする。直撃コースを外れたとはいえ台風5号は確実に近づいているのだから。
行動食に昨夜買った(残り)のセイコマパンをもごもごやって考える。
今日考えていたコースはまた内陸部になるのだけれど、天気も良さそうだし、もうちょっと海辺を走りたい気がするのだ。
「ならば寄り道だな!」(ソロツーはこういうことが気軽にできて良い)
「晴れです!」(本当に)
★
7時前発。
天気は良いが、その分日差しは既に熱い。今日もまたまた気温が高くなりそうだ。
「海に戻るまでは50kmくらいかな?まぁすぐ着くしな」と思う。北海道は距離の感覚がバグるのだから仕方ない。
青い空に現れたブーメラン雲、もしくは全翼機雲(なんじゃそりゃ)
★
8時前、サロマ湖畔。
「海だー!」(海じゃない)
「海じゃないよ、汽水湖だよ」
何度も行った、湖を見渡す展望台方面へと向かう細い道への曲がり角。そこから観光バスが2台出てきて驚く。まさか展望台からじゃないよな?(バスが通れる道ではない)
※後述の理由からも展望台から降りてきたわけではなさそう、まぁこの道だってバスが通るような幅じゃないけど。
その先、その展望台へと登る枝道へと曲がっていく。
道が上りにかかる辺りで「一方通行……」のような文字の入った標識がちらりと目に入った。ありゃ?なんか規制かかったのかな。
ともあれ上る。万が一一通でもバイクなら大抵のものとはすれ違えるので(をい)
#まぁ本気の一通出口だったらあんな小さな看板ではないはずだし(正解)
この南側から上る道は北側からに比べゆるやかだった記憶があるのだけれど、路面はなかなかに厳しかった。
もしかすると簡易舗装されたのかも?は良いとして、今日はその上にたっぷりのドロがへばりついているのだ。
足が4本ある車ならともかく二輪だと気を遣う。ましてやタイヤが変摩耗した状態ではなおさらだ。
平坦部分なら泥が乗っていてもなんてことないんですけどね
ヒーヒー言いながら登ってサロマ展望台駐車場着。
毎回襲ってくるデカいアブと戦いながら階段を駆け上がって展望台へ。
「ふー、やっぱ晴れると綺麗だなここは!」
お久しぶりです
キレイダナー
反対側
★
たっぷり眺めて風に吹かれて。
後からやってきた観光客も「キレイダネー」と叫び声をあげている。
うんうん頷きながら出発しての帰り道、先の道がやはり一方通行だった(一方通行化された)ことに気づかされた。
左から上ってきて、右へ降りていきます。逆じゃなくて良かった……
(展望台は背後)
★
9時、湧別に入ると急に風が冷たくなった。あれれと見ると低い雲が出始めている。
高い雲は白いけれど低い雲はグレー、もしかしてこれから降ってくるのかな?
様子見にセイコマSTOP。はい、ゆでもろこしがありましたよと(今回初)
高い方は白く、低い方はグレー>雲
やっと会えたね
うまいうまいとばりばりやっていると、軽自動車で現れたおばさまから「美味しいでしょ」と声を掛けられた。
「ええ」と笑顔で返すと、店内に入ったおばさまはすぐ出てきて「私も三本買っちゃった」とほほ笑んで軽自動車で華麗に走り去った。
うむ、やっぱセイコマもろこしは地元の人にも人気あるんだな。(だから朝しか見つけられない)
<余談>
今年は例年にも増して「どこから来た?/遠くから来たんだな」的な声を掛けられることが多かった。
俺からそんなオーラが出てたのかな?
まぁまるっきり逆のオーラを出してることもあるんだけど。
★
トウモロコシの芯をゴミ箱に入れて戻ると、いつの間にか低い雲は消えていた。
空はすっかり晴れて気温も元通り。ふむ、アレはなんだったんだろう?(おかげでとうもろこし食えたけど)
★
「では出発!」とセローの元へ。
そして後付けストップランプがぶらぶらしていることに気が付いた。
「うはー、ステーが金属疲労で折れてるわー。でも大丈夫、ガムテープかタイラップがあれば大抵のものは直るのだよ!」
次は鉄で作りましょう
直りました(暫定)
★
セロー発進。ここまで来たら目指すはもちろん、コムケ湖と海に挟まれた素敵ダートだ。
馴染みの道を走って入口に……「え~っ!通行止めぇ~っ!」
「橋をなおしていますので通ってはダメです」の看板に立ち尽くす。
歩いて見に行くとバイクでなら渡れそう、だけどコンプライアンス的になぁ……(今更)
なら真ん中を渡れば……も頭をよぎりました(一休)
さぁどうする?と悩んだあげく「よし、橋の向こう側から入って戻ってこよう!」
国道まで戻って先へと進み、確かこの辺りに……ほら、海へと向かう道がありましたよと。
パタパタと走り、無事、素敵ダート(橋の先)へと出ることができた。
★
「橋近く(東)まで戻る前に」と、ちょい前(西)へと進んでみる。ところがこれがなかなかに厳しい。道はぎりぎり海沿いで、砂の山と化していたからだ。
「確か以前も同じ状況ででででで」(学習していない)
だって全部砂なのだもの
ブーツだってずぶずぶ沈むのだもの
「だからタイヤブロックが無いって言ってんだろ!」と叫び、振られるフロントタイヤでタコ踊りしながら前へと進む。
程よいところでUターン。またタコ踊りしながら戻り、先の場所から橋方面(東)へ。こちらは(西に比べれば)普通の路面でほっとする。
「ああ、やっとおちついて画像が撮れるわ……」
反対側
いかんいかん、自撮りを忘れるところだった
海風で暑さはやや収まり、景色は最高。やー、ホント良い場所だよなここは。
海辺まで下りてぼーっと風に吹かれ、画像も撮りまくる。
風が強くてカメラスタンドを2回倒し、流木で押さえるという技を会得する。
これはちょい進んだ先で
空にはまたもや特徴的な雲が
そんな「ちょい進んだ」を撮った動画がこちらです。
★
撮っては進みを繰り返していると、2台ほど四輪車が入ってきた。
海釣りかな?ここなら海辺に座ってるだけでも気持ちいいよねぇ。
「よし!バーチャルの腹はいっぱいになった!んじゃリアルの方も一杯にするぞ!」
あまりに楽しくて20,000km画像を撮り損ねました
★
セロー発進。
11時過ぎ、紋別市街の食堂の前にバイクが沢山停まっていたので急停車する。そう、いつぞやこうやって羽幌で素敵丼の店を見つけることができたのだから。
店に入ってメニューが充実していて安心して。
オーダーはずわいホタテ丼。
うん、旨い。山わさびがホタテに合う。そして目の玉も飛び出るほどではないぞ!
つみれ汁を含め、おいしゅうございました
げふ~と言いながら、すぐ先の道の駅で「ライダーの義務」を果たす。
ホント、誰がこんなことを言い始めたんだか。
ツーリング先でソフトクリームを食べるのはライダーの義務なんだそうで
(芝ざくらソフトクリーム)
★
R273、気温は高いが穏やかな風が吹きつける。走っていると恐ろしく気持ちが良い。
リアル腹がいっぱいだから眠気に襲われそうになる。
なのでひまわりを見て目を覚ます
峠道の頂上付近。
ふと脇道を見ると、遠くに怪しい白い獣が蠢いている。
狐でも鹿でももちろん熊でもない。羊かヤギかな?近くに農場でもあるんだろうか。
いきなり動いて驚かされました
羊……かな?(2頭いる)
★
道はR273のまま浮島トンネルへ。中に入ると、「ひゃ~」
寒い。震えが来るほど冷える。ここまで長いトンネルもあったけれどこんなに冷えるのは始めてだ。
その分、トンネルを出るとどっと噴き出す汗。セローのペースをちょい上げて浴びる風を増やす。
★
ルートに無料高速道路が合流してくる。
さぁどうする?と迷ったけれど、このま下道をチョイスする。急ぐ旅じゃなし、タイヤもアレだし。
上川で給油。赤旗(道央旗?)をゲット。
もちろん一緒にステッカーも
★
旭川市内。
寄り道を繰り返していた割に予定よりも早くここまで来ることができた。
これなら「さぁどうする?」と悩むこともない、今日の観光ポイント、旭山動物園へ寄っていこう。
★
14:30 昨日同様Tシャツ姿になり、「旭川で旭山とはこれいかに」と動物園内へ。
気温はまだまだ高い、バンダナでは危なそうなので帽子を引っ張り出して被る。
自撮り棒を使っていないのでアップ気味に
イベントいろいろ
これまた昨日の網走監獄同様、水分を切らさないように注意しながら見て回る。
「ああ、ペンギンは涼しそうだなぁ」(いや、暑いと思うよ)
この動物園の「ウリ」の一つ、ペンギントンネル
泳ぐのはさすがに速く
水から上がると暑そうでしたが
こちらもウリのあざらしトンネル
シロクマも日陰に退避中
ぐるぐると観て回る。
大変に楽しい。おっさんが一人で回っても大変に楽しい。全ソロツーおっさんはここへ寄るべき。
これで入場料が1000円ぽっきりなのだから驚きだ。
★
16時、動物園を出る。
旭川空港近くで飛行機見学。凄いな、あんな急角度で上がっていって、あんなに急にターンするんだ。(台風の影響かもね)
陽が傾きました
近くの畑から見える東の空には大きな雲がかかっていた。
ここは凄い良い天気だけれど、あっちは土砂降りなのかもね。
晴れ男万歳
★
17時、宿着。
今日はここで友人知人と待ち合わせ。いつもの&久しぶりの&お初な方々とまぁまぁどうもどうもとやる。
昨日今日と実に暑い&晴れた一日だった。さて、明日の天気やいかに。
※今日も今日とてサイトによって予報が大違い。
ま、とりあえずは呑みましょう!
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■今日の走行距離:320km 給油回数:1回
■今日の教訓:合羽を着ないで済みました……というか大汗かいて日焼けしたわ!
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今日のルート
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■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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