＜２００３年１２月中旬＞　

■　【V-Max】
　朝６時過ぎ、「気温～１度」の表示のある真っ暗な東北道をひた走る。
　某ユニクロの発熱下着インナー、マイクロフリースの２枚重ねと冬ジャケット。下はＧパンの上にオーバーパンツ、インナーグローブ＆冬グローブ。完全装備ではあるものの、この気温に1.5KS(KousokuSeigen)の速度だと胸元がじわりと冷え込むのは仕方の無いところである。
　今日は毎度おなじみ博さんからの呼び出し（？）で伊豆半島までお泊りツーリングに出かける途中なのだ。
　集合は神奈川県の西湘バイパスのパーキングに朝の９時半。
　栃木県からの距離は250kmに近い。冬のツーリングとしてはかなり早い時間＆距離だが、夏恒例の「餃子オフ」に毎年神奈川県から参加してくれている博さんからのお誘いとあっては断るわけにもいかないだろう。しかも「餃子オフの集合時間より３０分遅くしときましたから…」とまで言われては、遅れるわけにはいかないのだ（笑）
　お馴染み蓮田ＳＡで朝食給油休憩、やっとのぼった朝日にほっとする。空はきれいな青空、よぉし、今日は良いツーリング日和になるぞぉ。
　早朝だというのに何故か大渋滞の首都高速をくぐりぬけて川口線からＣ２→Ｃ１、渋谷線から東名高速。一気に走り抜けて秦野中井ICで降り給油、県道をまっすぐ南下して西湘バイパスへ乗り込み、約束の西湘PAへ到着したのはきっかり約束の９時３０分。はっはっは、ど～だまいったか。
　到着済みの博夫妻とあれこれ立ち話。他のメンバーの揃うのを待って出発となる。
　箱根ターンパイクから伊豆スカイラインというバブルワィンディングは、ちょいと凍結気味の部分はあったものの快適なコンディション、リアシートの荷物の重さを感じつつも気持ちよく走ることができた。海岸線の一般道まで降りての昼食はもちろん刺身定食。ああ、魚が旨い…
　伊豆半島の東岸をぐるりと回って少しだけ山間部へと入る。今日の宿はティーピー（インディアンテント）のあるキャンプ場だ。
　荷物を降ろし、温泉でまったりとし、わいわいと食材を買い込む。夜はティーピー内部の焚火の周りで大宴会。いやぁ、テントが要らない＆焚火の周りで寝られるキャンプってのはいいもんだねぇ…
　翌日も素晴らしい青空。焚火で程よく燻された（？）荷物をまとめ、昨日同様伊豆のワィンディングを走り回る。
　昼は本場の小鯵寿司。ぽかぽか陽気に誘われてデザートに某牧場のソフトクリーム。昨日から食べ続けの気はするが、まぁせっかくのツーリングだ、大目に見てもらう事にしよう（笑）
　日暮れ前、伊豆スカイラインのドライブインで解散となる。いやいや、たっぷりと楽しませてもらいました、次回は…暖かい時期にしましょうか（笑）
　一人、昨日と逆のルートを吹っ飛んで走る。
　東京を抜けると急激に下がる気温、蓮田ＳＡでリアバッグにしまいこんでいたオーバーパンツとフリースシャツを着込む。白く曇り始めるヘルメットのシールド、家に着くまで気を抜くなよ、俺。

＜２日間の走行距離＝約550マイル＝約880km＞＜本日の教訓＝年明けも伊豆行きが待っている＞

＜２００３年１１月下旬＞　

■　
　明日から師走。
　先週までと比べ例年並に下がってきた気温、バイクで出かけるのには少々気合が必要となる頃である。
　ヤボ用にも買い物にも四輪車が活躍する。バイクは２台ともガレージの中で待機、メンテするには丁度良いのだが、あれやこれやの雑事に追われて本格的な整備の時間はとれずじまい、ま、忙しないこの時期は仕方ないか。
　既に１２月の週末は忘年会で埋まっている。平日の夜は時間が取れそうも無い。
　今週にはブレーキパッドが届く予定なのだが、さて、いつ交換できる事やら…

＜本日の走行距離＝0km＞＜本日の教訓＝夜は冷えるねぇ＞

＜２００３年１１月中旬＞　

■　【隼】
　「や、やっと休みが・・・」という雰囲気の週末。
　朝寝をきめこみ、部屋のカーテンを開けたのはお昼近く。外には素晴らしい青空が広がっている。「ちょっとだけ出かけてこようかな？」
　「気温は高くなるでしょう」のTVの声と「昨日あれだけ寒かったしなぁ…」という思いがせめぎ合う。
　迷った挙句、薄手のインナーに冬ジャケットの組み合わせで出発する、が、
　「あ、暑い・・・」
　気温はどうやら２０度前後、ジャケットのファスナーをぱっくりと開け、風を流し込みながらバイパスを走る。
　いつもの喫茶店で遅めの昼食。コーヒーを飲みながら「エンディミオンの覚醒（下巻）」を再読する。いやぁ、泣けるなぁ・・・
　帰りにバイク屋とパーツ屋を覗くのはいつもの事。「え～っと、冬グローブと新素材のインナーシャツと…」考えるだけなら只なので気楽である。
　ふらふらと帰宅。とりあえず近日中にフロントタイヤ交換とパッド交換を行わねばならない。ブレーキフルードの交換とレバーのグリスアップ。プラグも購入したし、ついでにインマニの掃除もしたい。
　来週あたりにまとめて時間が取れれば良いのだけれど…休めるのか？

＜本日の走行距離＝約65km＞＜本日の教訓＝時間をくれぇ～＞

＜２００３年１１月上旬＞　

■　【隼】
　11月も２週目だというのに、今日は10月上旬頃の陽気だという。
 　まだまだ出番のなさそうなオーバーパンツと冬グローブを横目で眺め、先週同様皮ジャンＧパン姿で自宅を出る。
　今日の陽気なら北の山でも大丈夫そう、久しぶりに日光へでも行ってみるか。
　紅葉シーズンの終わったいろは坂に混雑はなかった。ただオフシーズンに入りつつあるからか、そこここで工事が始まっており車線規制が行われている。一部崖を削っている場所もあったが、単なる路面補修ではなくカーブの曲率変更でもするつもりなのだろうか？
　景色を眺めながら軽く１往復して駐車場へと入る。「やっぱり乗れて無ぇなぁ…」とバイクを降り、何気にフロントタイヤを見ると…ありゃ、溝が無いぞ。
　フルバンク部はともかく、一番使うサイドエリアがつるつるである。
　ひぃふぅみぃと数えてみると、このタイヤもそろそろ１万km。俺のへぼ運転とはいえ確かに減ってくる頃合いではある。ここしばらく乗れていなかったのはこのタイヤのせい…ではないんだろうな。
　念の為にと確認すると、フロントブレーキパッドもそろそろヤバい。こちらはさほど使っていないはずなのだが…ま、減ったものは致し方ない。
　考えてみればプラグもそろそろ交換時期のはず。一度まとめてメンテしてやらねば…
　日の暮れないうちにと出発。山に比べればまだまだ観光客の多い日光市内を抜け宇都宮市へ。プラグとタイヤはいつもの奴として、パッドはどのメーカーを買おうか？

＜本日の走行距離＝約220km＞＜本日の教訓＝予算はどうする？＞

＜２００３年１１月上旬＞

■　【隼】
　「３連休？それわいったいなんのことですくゎ？」な11月の連休。
　今日も１日中仕事…のはずが午前中でケリがつく。空は晴天、気温も高い、「仕方ない（？）出かけてやるとするか…」
　とはいえ遠出をするには時間も気力も今ひとつ。高い気温に任せて皮ジャン＆ジーンズ姿でふらふらと走り出す。
　矢板市から県民の森周遊コース。久しぶりに軽く流して見たもののどうもコーナーリングがしっくりとこない。原因は気力なのか体力なのか。まぁ気の乗らないときには無理しないのが一番、まったり走りに変更して、県道５６号を尚仁沢湧水へと向かう。
　「尚仁沢湧水」ここは昔から美味い水が湧き出る処として有名なのだが、なんとかという賞をとってからというもの水を汲みに来る人が倍増、何時来ても大賑わいという状況になっている。
　今日も当然のように４輪でいっぱいの駐車場、売店で買った黒ゴマジェラードを舐めながら水汲み人の群れを眺める。
　県内外を問わない車のナンバープレート。
　10Lとか20Lの大きなポリタンクを４つ、５つと車のトランクから引っ張り出し、更にわざわざ持ってきた台車に乗せて水汲み場所へと向かう人々。
　う～ん、そんなにまでして汲みたいですか。ここで呑んで「美味い！」って言うだけじゃダメですか。それともみんなお蕎麦屋さんかうどん屋さんですか？
　うむむと首を捻りながら出発。そんなに旨いかなぁ、ここの水。今度来る時にはお茶セットを持ってきて、駐車場でコーヒーでも沸かしてみるか。

＜本日の走行距離＝約150km＞＜本日の教訓＝あっという間に日が落ちる＞

＜２００３年１０月下旬＞　

■　【V-Max】
　福島県の桧枝岐温泉まで紅葉ツーリングに出かけてみる。
　なにしろ今は秋の行楽シーズン真っ只中。週末の鬼怒川温泉を抜けていくのはさぞかし大変だろう…と思いきや、すんなり抜けられて拍子抜け。日曜日の朝一番の移動というのは案外ねらい目なのかもしれない。
　龍王峡を抜け、会津西街道から山王峠。こちらも交通量はさほどでもなかったが、途中の「道の駅たじま」だけは大混雑。まぁこの辺りには他に休憩場所が無いから仕方のない事ではある。
　舘岩村で国道352から木賊温泉へ向かう林道へと曲がる。ここから先が今日のメインコース、飯豊桧枝岐大規模林道である。
　このルートを走るのは今日が初めて。以前アウトライダー誌で紹介されていたのを見てから、一度は走ってみたいと思っていたコースなのだ。
　比較的整備されている峠道（当然全舗装）を上り、木賊温泉街を過ぎると急に山が深くなる。
　渓谷をぐるりと回って走るワィンディングはアップダウンが激しく、路肩は枯葉に覆われているものの、走ると実に面白い。単純な90-180度コーナーに加え、複合コーナー、270度に近いくらいの深いコーナーが次々と現れる。
　対向車が皆無の道を程よいペースで流す。
　周囲は黄色に染まった秋景色。遠くに見える山の頂はうっすらと雪景色。う～む、気持ち良いぞ。
　吐く息に白く曇るシールドに冬用ウェアのありがたさを感じながら桧枝岐温泉へ到着。やれやれと某山荘での昼食はちょっと豪勢に。魚と山菜が実に美味。
　帰りも同じコースを戻る。V-Maxのどろどろとした排気音がワィンディングに木霊する。
　冬季閉鎖のこのルート、今期中に隼でもう一度…来られるかな？

＜本日の走行距離＝約220マイル＝約352km＞＜本日の教訓＝北はやっぱり寒いねぇ＞

＜２００３年１０月中旬＞　

■　【隼】
　「セールですよ」の知らせが届いたので、埼玉のライコランドまで出かけてみる。
　ゆっくりと２時間かけてライコへ到着。お目当ての品物は…というか、今のところ本当に買わねばならないものはないのだ、ケミカルとパーツ類、新作の冬用ウェアを一通り見回ってウィンドウショッピング完了となる。
＃考えてみりゃぁ手間と時間をかけたウィンドウショッピングだよなぁ…
　帰りは来る時同様、国道１６号と４号を乗り継いで走る。
　１６号を走っていて気づく。この国道、ほとんどの信号機がLEDのものへと交換されているのだ。
　通常の電球に比べ、明らかに明るい。赤青黄のそれぞれの色もくっきりとしているのでとても見やすい。
　信号機自体も薄く、重さも軽いのだろう。きっとこれからはこんな信号機が増えていくに違いない。
　最近、バイクパーツとしても何かと話題のLED。（無論規格は違うだろうが）量産体制が整って販売単価が下がれば、素人工作にもいろいろ活躍するに違いない。そういえばV-MaxのアレもLEDで作りたいのだが…

＜本日の走行距離＝約210km＞＜本日の教訓＝まだ秘密＞

＜２００３年１０月上旬＞　

■　【V-Max】
　久しぶりにV-Maxでキャンプへと出かける。
　場所はお馴染み「秘密のキャンプ場」。涼しい風に吹かれてまったりと秋のキャンプを楽しむはずが…夕方になって突然の雨。お～い、今日の降水確率は０％じゃなかったのか？＞気象庁
　それでも直火の使えるのがこのキャンプ場の良いところ。焚き火のまわりに座っているだけで、濡れた服がみるみる乾いていく。ありがたやありがたや…
　日が暮れると共に雨雲は去り、キャンプ場の上には見事な星空が現れる。月の傍に輝く火星が美しい。ぱちぱちとはぜる薪の音とゆらゆらと揺れる焚火の明かり、あ～、酒が美味いぃ…
　日付が変わったあたりでテントへ。ごそごそとトレーナーを着込んでシュラフに潜るが少々寒い。雨のせいもあって気温が下がっているのだろう。それとも５年ものシュラフの保温性が落ちてきているのだろうか？帰ったら天気の良い日を選んで洗ってやるとするか。

＜本日の走行距離＝約80マイル＝約128km＞＜本日の教訓＝年内になんとかしてもう一回＞

＜２００３年９月下旬＞　

■　　ツーリング紀行　「突発谷川岳ツーリング記」

＜２００３年９月中旬＞　

■　【隼】
　世間では３連休、しかし俗事に追われる身には縁のない話…と思っていたら、中日にまるまる１日の休暇が取れた。
　当然のことだが当日は朝から抜けるような青空、うむ、がんばっている人間をお天道様はちゃんと見てくれているのだな。
　Ｔシャツ姿で走り出す。隼のリアシートにはジャケットと夕立用雨具。お天道様が見てくれているとはいえ、それに甘えるだけでは散漫というものである。
　いつものとおり北の峠へ…ではなく、今日はちょいと趣を変えて東へと走る。
　山の峠と雰囲気は違うが、栃木ー茨城県間には「広域農道」という無駄な交通量の少ない道路が広がっているのだ。
　＃ちなみに「農道」というだけあって、主要地間の移動に使うには効率的ではない。
　まずは八溝山中。いくつかの丘を越えながらうねうねと東へ伸びるこの道路は、別段どこへ行くわけではないので交通量が少ない、しかも整備されていて適度に曲がっている…とくれば、隼で走って楽しくないわけがないのだ。
　横道（＆畑）からの飛び出しにだけ注意しながら快適に流して走る。空は真っ青、気温も高い。ああ、幸せ…
　農道を楽しんだ後は３桁国道を乗り継ぎ茨城県へ。冬凍結する事で有名な「袋田の滝」の脇を抜け、某道の駅で昼飯がわりのとうもろこしを食う。
　あらさっと走って今度は茨城県北部の広域農道。ここは地元ではちょいと有名どころとの事、２，３度通ったことはあるのだがコースを覚えているわけもない。ま、あまり気負わず行きましょう。
　信号の無い広域農道。いくつか分岐点はあるものの迷う心配は無い。
　メジャールートには地元民と思われる大型バイクの群れ。２台のホンダ車の後ろについてどれどれとコースを教えてもらうつもりが…え～と、道を譲られても困るんですが（笑）
　一汗かいて走りきる。さて、これからどうしようか？そうだ、せっかくだから、峠の頂上から見えた海まで行くとするか。
　山を下り東へ。茨城県と福島県の県境、太平洋はすぐそこであった。
　海沿いの国道をほこほこと走り、見晴らしの良い路肩に隼を停めて一息入れる。汗のにじむＴシャツに潮風がまた心地良い。やっぱり海はいいねぇ…
　たっぷりと潮風を浴びたらよっこいせと出発。茨城北ＩＣから常磐自動車道へ、帰りは先日付けたスクリーンの具合をもう一度チェックしてやろう。
　さすがは快晴の休日、そこそこ交通量のある高速道路でいろいろと試す。やはり防風効果は上がっているようだ、いつものライディングポジションで（自主規制）なスピードを出しても以前のようにジェットヘルのシールドが鼻にぶつかってくるような事が無い。風きり音も異常なし。うむ、これなら合格点かな。
　走行車線をうろうろと走っていたら、追い越し車線を吹っ飛んでいくバイクがいた。速すぎて車種確認できず（笑）「CBRの９００ＲＲかな？」と追いかけてみる。
　いやぁ、これが速い速い。2.0～2.5KS(KousokuSeigen:意訳）で吹っ飛んでいく。
　一応隼では巡航可能速度だが、さすがに走り慣れない高速道路では気を使う。無理はせずに追尾、50km程一緒に走り、ＩＣで降りていくCBR（？）に手を振り別れる。いや、思いもかけず高速巡航チェックができて良かった良かった…（？）
　水戸ＩＣで降りても良かったのだが、興味本位に出来たばかりの北関東自動車道（茨城側）へと乗りこんでみる。先ほどの追尾の残滓からか人気の無い直線にむらむら来て最高速テスト。おお、ハーフカウルでも大台（メーター値）イケるじゃないか（笑）
　「これが宇都宮まで繋がれば楽だよなぁ…」とかなんとか考えながら高速を降りて気づく。今日は走るのに夢中になっていて朝からとうもろこし１本しか食べていない。「みるみる痩せるソロツーリングダイエット」の書き出しを考えながら手近のモスバーガーで休憩タイム。Ｌサイズのアイスコーヒーってでっかいんだねぇ…（←どこがダイエットなんだか）
　真っ赤に染まった夕焼けを浴びながら、峰不二子状態（初代ルパンのエンディング）で無事帰宅。
　いや、走った走った。距離はさほどじゃないけど内容は盛り沢山、さて、明日からの仕事もがんばるとするかぁ！

＜本日の走行距離＝約400km＞＜本日の教訓＝♪足ぃ～もとにぃ～♪＞

＜２００３年９月上旬＞　

■　【隼】
　とある週末、某所主催のツーリングに参加させていただく。
　１日をかけて栃木県北部から福島県へと回る。大勢でわいわいと回るツーリングは、天候こそ今ひとつだったもののなかなか楽しいイベントであった。
　問題は帰り道。福島県白河市内での解散後ぽつぽつと降り出した雨は、東北自動車道に乗り込む頃には本降りへと変わっていた。
　本格的な雨の高速道路を走るのは久しぶりである。ゆっくりと走るファミリーカーと追い越し車線を吹っ飛んでいくトラックの群れ、それをかいくぐりながら先を急ぐ。
　５，６年目のゴールドウインの雨具。そろそろ買い替えてもいいのだが、まだまだしっかりと雨を防いでくれている。もう少し現役でがんばってもらうとしよう。
　そこそこのカーブの続く福島県の県境。190というハヤブサの太いリアタイヤだが、雨の中でも不安感はまったくない。水溜りで時折ホイールスピンはするものの、絶大な安定感は健在。この雨の中1.5KS（KousokuSeigen）をキープして走れるというのは良い事なのかどうなのか。
　このペースなら白河ー宇都宮はあっという間。一般道へと降りた後は、まぁ落ち着いて落ち着いて。
　自宅到着の寸前、雨があがる。
　やれやれとガレージへ隼を仕舞い込んだら、チェーンにだけはオイルをやっておくとしよう。

＜本日の走行距離＝約300km＞＜本日の教訓＝完全装備なら雨も苦じゃない＞
 

＜２００３年８月下旬＞　

■　【V-Max】
　週末、それまで関東上空に停滞していた梅雨前線（だか秋雨前線だか）がやっとの事で遠のき、夏らしい天候が帰ってくる。
　久しぶりにぎらぎらとした太陽が照りつける真夏日…とくればバイクで出かけないわけにはいかないだろう。V-Maxのキャリアに夏ジャケットをくくりつけ、Ｔシャツ姿で自宅を出る。
　遠出するにはちと遅い時刻、毎度といえば毎度だが、金精峠辺りまで行ってとうもろこしでも食ってくるとしよう。
　お盆休みの後のせいか、それとも気温が高いせいか、日光街道に混雑は無かった。四輪をふわりふわりと追い越しながら走る。真夏の日差しは確かに強いが、胸元にあたる風が実に気持ちが良い。
　お馴じみいろは坂を駆け上がり、中禅寺湖から戦場ヶ原。高原へ来ると気温は下がる、金精峠のトンネルの中が寒い～って、２週間前にも同じ話をしてなかったっけ？俺
　日光ロマンチック街道の一部、通称「とうもろこし街道」。ふらふらと流しながら出店を品定め、前回とは違った店の前にMAXを停める。
　こんちわ～っと焼きとうもろこしを１本注文。店番のおばちゃんに「まぁ休んでいきなね」と群馬弁で奨められ、もろこしが焼きあがるまでお茶と漬物で一息をつく。
　焼けたもろこしはこの前よりちょい小ぶり、しかし甘さは負けていなかった。
　食後にお茶を啜りながら他愛もない世間話
　「夏はバイクは気持ちええんだろううねぇ」ええ、気持ちは良いけど暑いですよぉ。
　お土産に生を５本程を買うのはもはや定説
　おばちゃんに見送られて店を出る。時間は早い、このまま戻っても下界はまだまだ暑いだろう。そうだ、久しぶりに光徳牧場へ寄ってアイスクリームも食べていくか…

＜本日の走行距離＝約150マイル＝約230km＞＜本日の教訓＝夏なのに体重が増えるのは何故？＞

＜２００３年８月中旬＞　

■　【V-Max & 隼】
　お盆前に始末をつけておかねばならなかった一仕事。徹夜作業で片付けて、翌日一睡もせずにV-Maxのユーザー車検に行く。だがまぁ、これは問題なかったのだ。
　車検はなんと１発合格。(V-Maxでは)４回目の車検にして初の快挙である。前回悩んだライトの光量が、ブースターのおかげで無問題だったのが一番の要因だろう。
　全ての手続きが午前中に終わり、気持ちよく自宅へと戻る。ここまでも問題はなかったのだ。
　その勢いで、昼飯も食わずに先日のツーリングで泥だらけになった隼を洗ってやる。これが間違いの元だったのだ。
　綺麗さっぱりと泥汚れを落とし、ワックスアップした隼をほれぼれと眺めた後、ガレージにしまう。
　いつもの位置にバイクを停め、スイングアームにレーシングスタンドをかけてリフトアップを・・・どわぁっ！
　ぐらりと右へ傾いた隼が、ゆっくりと隣のV-Maxに倒れ掛かる。
　車体の後ろ側にいた俺にはどうする事もできない 　「ガシャ…パキッ…」 　「う～む、やはり徹夜明けだと、スタンドのフックの掛かりの確認が甘くなるなぁ…」などと冷静に判断する暇などあるはずもなく、「うわああああっ！」と叫び声を上げながら隼の横へと移動し一気に引き起こす。傷は？傷は？
　奇跡的にエンジン、カウル共に傷はない。どうやらV-Maxのエンジンガードに隼のスクリーンが引っかかり、それ以上は倒れなかったようなのだ。
　その代わり、車体を支えてくれたスクリーンはパッキリと見事に割れてしまっていた。ありがとう、レーシングサプライのスクリーン。君の犠牲は忘れはしない…
　涙を拭って立ち上がり、ガレージから自室へ。
　さて、とりあえずは純正のスクリーンに戻すとして…そういえばあそこから新しいスクリーンが出てたよなぁ…

＜本日の走行距離＝約50km＞＜本日の教訓＝とうとうやっちまったい＞

＜２００３年８月上旬＞　

■　　ツーリング紀行　「餃子オフ Ver4.1 リベンジ記」

＜２００３年８月上旬＞　

■　【隼】
　いつもより１０日程余計にかけて今年の梅雨があけた。
　となれば行かねばならぬ場所がある。そう、日光ロマンチック街道の最高峰、金精峠へ行ってとうもろこしを食わねばならないのだ。
　カンカン照りの日曜日。えいやっと自宅を出たのはお昼過ぎ。目的地が100km以上先のわりにはちょいと遅い出発時間だが、週末もヤボ用に追われる身としてはこれが精一杯なのである。
　今市市から日光市。市街地を抜けておなじみいろは坂。
　前回来た時気になっていた峠前半の荒れた路面は、きれいさっぱり再舗装されていた。うむ、これなら来週の「餃子オフ」もノープロブレムだろう。
　絶好の行楽日和にもかかわらず、時間のせいか交通量は多くない。中禅寺湖畔、竜頭の滝、戦場ヶ原もすんなりとパス。その先はいよいよ金精峠。二輪車の姿が増えたように思うのは気のせいなのかどうなのか。
　皮ツナギ姿のＸＸ、荷物満載のＢＭＷ、珍走寸前のアメリカンや２スト小僧等と遊びながら峠を走る。う～、頂上のトンネルの中は相変わらず寒いなぁ…
　丸沼スキー場を過ぎ、山をぐるりと回りこんだ辺りがとうもろこし街道。適当な出店前に隼を停める。
　今年の焼きとうもろこしは１本300円也。去年よりちょっと上がったかな？
　七輪の上で焼かれたとうもろこしに齧り付く。うむ、甘い、美味い。やはりこれを食べないと夏が来た気がしないなぁ。
　出店のおやぢさんと世間話の後、土産に買った「朝採りの生もろこし」をリアシートに積んでUターン。
　うりゃうりゃと金精峠を抜けて、路肩の猿をからかいながらいろは坂を下る。
　心配していた夕立もどうやら今日はなさそう、さて、帰ったら早速茹でて食うとしよう＞とうもろこし

＜本日の走行距離＝約240km＞＜本日の教訓＝消化しきれないと大変＞

＜２００３年７月下旬＞　

■　【隼】
　新品リアタイヤを慣らすべく、ちょい乗りに出かけてみる。
　街中をふらふらと数十キロ走り、タイヤとホイールの慣らしは完了。そのまま自宅へ戻っても良かったのだが、久しぶりに見え隠れする青空に惹かれて峠へ足を伸ばしてみる。
　人気のない栃木県民の森への道で、ブレーキ＆ハーフバンクをゆっくりと繰り返す。
　やはり新しいタイヤは倒しこみが軽い。いつもより空気圧を高めにしているせいもあるが、スパンスパンと気持ちよく寝てくれる。軽くではあるが、タイヤサイドの油落とし（ブレーキクリーナで拭く）を済ませてあるので気持ちも楽、「ちょい乗りだし…」とＴシャツ姿で出てきたのが悔やまれるほどの快適さだ。
　入替えたリアブレーキの具合もテスト。アタリはまだまだだが、少なくとも使いにくくなっているようには感じられなかった。まぁもう少しペースを上げて走らなければ本当のところは判らないのだが。
　峠を一巡りして自宅へと戻る。リアタイヤの皮むきは９割がた終了。これで「餃子オフリベンジ」へ準備万端である。

＜本日の走行距離＝約250km＞＜本日の教訓＝いよいよ夏本番か？＞

＜２００３年７月中旬＞　

■
　雨かよっっっ！

＃はぁ・・・

＜２００３年７月上旬＞　

■　【V-Max】
　あれやこれやの雑用に追われる７月の週末。日曜の午後になって少しだけ時間ができる。梅雨の真っ只中ということで空に雲はあるものの雨の落ちてくる気配は感じられない。「ちょっとだけ、ちょっとだけ…」とMAXを引っ張り出す。
　特にあても無くなく西へと向かう。ヘルメットのシールドはスモーク。日が暮れる前に帰ってこられるところといえば…ををそうだ、前日光牧場って行ったことなかったな。
　鹿沼市と足尾町の境にあるこの牧場は景色が良いと評判の場所なのだが、何故かこれまで出かける機会がなかったのだ。
　地図は持っていないが道はなんとなく判る。ま、迷ったら迷ったでなんとかなるさ…と鹿沼市街を抜け、山間部へと走る。
　県道１５号線「粕尾峠」は相変わらずの狭さだった。梅雨という事で山から水が流れだし川になっている場所もある。あ～、綺麗にしておいた下周りがまた汚れるなぁ…
　あやうく見逃すところだった小さな標識に従い、峠の頂上からわき道へ。
　一応舗装されてはいるものの実に狭い道だ。３ナンバーの４輪ではすれ違う事も難しいだろう…って、時折すれ違う四輪がみんな大型オフロード車なのは何故？
　６kmほど走り、無事牧場へと到着。しかし梅雨の時期とて牧場の回りは霧が煙り、肝心の景色は見えなかった。ま、この時期では仕方ないだろう、梅雨があけたらまた改めて来るとしよう。
　評判というアイスクリームを食べる時間だけ休憩し、とっととUターン。
　粕尾峠を足尾側へ降り、日足トンネルから日光市。軽くいろは坂を１周してから自宅へと戻る。
　エンジンとマフラー、フェンダーについた白い泥汚れ、早めに洗車してやるとしよう。

＜本日の走行距離＝約110マイル＝約176km＞＜本日の教訓＝今年の梅雨明けは何時だろう？＞

＜２００３年６月下旬＞　

■　【隼】
　土曜深夜。何気に見ていた天気予報によると、明日は（梅雨中にも関わらず）またまた良い天気になるらしい。久しぶりに何も予定の入っていない日曜日、うむ、なら朝駆けにでも出てみるか。
　翌朝５時起床。寝ぼけ眼で皮ツナギを着込み、大通りで隼のエンジンを始動する。予報どおり、見上げる空に雲はない。今日は暑くなりそうだ。
　眠気を払いながら田舎道を１時間程ほこほこと走る。目的地の日塩もみじラインは早朝という事で他に走る車は無い。軽く準備運動をして、どれ、んじゃぁいってみるか。
　気合とともに登り始める峠道。だが、残念な事に林間部分の路面は完全にウエットであった。
　昨夜降ったのか夜露なのかはわからないが、朝日の当たらない部分は完全にびしょ濡れ状態で当分の間乾きそうに無い。気張ってツナギを着て来たけれど、こりゃぁ全開でって訳にはいかないな…
　仕方なく、滑らないようゆっくりと走る。ギアは３速オートマモード。スロットルのオンオフだけで登れる隼のトルクがありがたい。
　路面に覆い被さる木々の間から覗く朝日がゆっくりと角度を変えていく。思い切り走れないのは残念だが、これを見られるだけで早起きした価値はあったかも。
　２往復ほどしたものの路面状況は変わず。んじゃ場所を変えるかと下界へ降り、今市市から日光市。毎度お馴染みいろは坂を上って半月山へ。あれ、ここ、先週末も来なかったっけ？（笑）
　峠を上りきった駐車場でツナギの前ファスナーを全開にしてほぅと一息。ベンチに座りしばし呆けた後、行楽客がちらほら現れ始めた峠を後にする。
　ゆるゆる走って自宅へ戻る。ガレージへ隼を放り込み、走った走ったとツナギを脱ぐ。
　時計を見ればまだ１１時。早起きすると１日が有効に使えるなぁ…

＜本日の走行距離＝約240km＞＜本日の教訓＝早起きは三文の徳＞

＜２００３年６月中旬＞　

■　【隼】
　季節的には梅雨真っ只中のとある週末、しかし今日は朝からすばらしい青空が広がっている。これで出かけねばバイク乗りではない、えいこらさと隼を引っ張り出して日光へと向かう。
　毎度おなじみいろは坂から半月山。路面の荒れ具合は今月上旬と同様だが、真夏のような天候に気分が盛り上がる。
　ちょいと気合を入れてライディング。柔らかめのサスの具合はなかなか良くぐりぐりと曲がっていく事ができる。ただ、センター部にスリップサインのでかかったリアタイヤはフルバンク中は（サイド部には溝が残っているので）安定しているものの、立ち上がり時にスロットルをあけるとずりずりと外へ逃げていく。う～む、ちょいと怖いぞ。
　半月山駐車場で、かいた汗を乾かしながらのコーヒー休憩。真っ青な空をバックにどっかと聳える男体山。うむ、絶景絶景…

＜本日の走行距離＝約250km＞＜本日の教訓＝週末晴れるのはありがたい＞

■　【V-Max】
　翌日もまたまた晴天。溜まったヤボ用片付けに、市内までMAXを使ってみる。
　隼と異なるアップライトのポジション、前面に吹き付ける風が実に心地良い。どろどろとしたＶ４サウンドを響かせながら快走する。
　帰りは当然のように遠回り。近場のワィンディングを軽く流して走る。
　自宅近くの交差点で、隣に停まった四輪車の窓から子供がじっとMAXを見ている。手を振ってやったら猛烈な勢いで振りかえしてきた。１３年前のバイクだがまだまだ存在感は健在のようである（笑）

＜本日の走行距離＝約40マイル＝約64km＞＜本日の教訓＝そろそろ車検の準備をせねば＞

＜２００３年６月中旬＞　

■　【隼】
　とうとう入梅の北関東。今日もどんよりとした雲が空を覆っている…のだが、ところどころに陽の光も見え隠れしている。
　Yahoo天気予報によれば夕方まで雨の心配はないらしい。をし、ならば近場をちょいと一巡りしてくるか。
　すっぽりと雲に覆われた北の山へは行く気になれず、南へ向かって隼を走らせる。
　国道４号バイパスはいつものとおり快適に流れている。リアタイヤのセンターばかりが減る原因は、直線の続くここを冬場走っていたせいなんだろうなぁ…とかなんとか言い訳をしてみたりする。
　飯を食い、本屋を覗く。
　シリーズ物の文庫本をウエストバックに仕舞いこんだらパーツ屋へとひとっ走り。を、ステアリングヘッドのボルトカバー見っけ。
　駐車場で空を見上げると、なにやら雲が厚くなっている。
　それっと走る帰り道、自宅まであと2kmというところでぽつりぽつりと降り出す雨。頼む、あと２分だけ待ってくれぇ…
　グレーのＴシャツの肩についた水玉模様が黒い染みに替わる頃、自宅ガレージへと到着。シャッターをがらがらと上げて隼を乗り入れる。
　ふうっとヘルメットを脱ぎ、グローブを外す。
　屋根を叩く雨音は次第に大きくなる。ちょいと濡れはしたものの、今日はまぁなんとか走り回れただけで良しとしておこうか。

＜本日の走行距離＝約120km＞＜本日の教訓＝ガレージの掃除をしないとなぁ＞

＜２００３年６月上旬＞　

■　【隼】
　7月後半に計画した今年の餃子オフ。考えてみれば、今シーズンはまだその予定ルートを走っていない。
　一度下見に出かけなければいけないのだが梅雨の時期が迫っている。うむ、ちょっと早いが日曜日に走ってくるとしよう。
　せっかくなのでと連絡すると、急なお呼びかけにも関わらず、SALMONさん、きんやさん、カクチさんのお３方が集まってくれた。いやいや、感謝感謝です。
　集合は本番と同じ日光。いやいやとかまぁまぁとか挨拶して走りだす。
　日光市外の交通量はそこそこ。入梅前の最後の週末だけあってバイクの姿も多い。
　まず最初はいろは坂。上りの通行区分（２輪はバス・タクシーと一緒に左車線を走れ）は今年から無くなったとの事。まぁ有名無実と化していただけに無難な対応といえるだろう。
　冬場に荒れた路面の補修跡が気になるものの、走りにくいという事は無い。心配していた路肩の砂もない。これなら餃子オフ当日はSS（スペシャルステージ）に設定しても問題はないだろう。
　中禅寺湖畔から半月山。
　ここは相変わらず路面のうねりが酷い。速度は低いのだがギャップに捕まるとフロント、リア共にぽんぽん跳ねるので要注意である。
　幸いにしてうちの隼は、先日のフォークオイル交換が効いているのかさほど怖い思いをせず上っていく事ができる。よし、サスは今の状態を基本にセッティングしていこう。
　頂上の駐車場であれやこれやの打合せ。本番のオプションもほぼ確定で一安心【秘密】
　戦場ヶ原から山王林道は木漏れ日が美しい林間のコース。注意点は対向車と落石（笑）。まぁここはゆるゆる走る事にしよう。
　川俣から新しくできたトンネルをくぐり大笹牧場へ。こちらの上りは広くて路面も綺麗である。ここもSSでＯＫかな？
　案の定大量のバイクで埋まっていた大笹牧場で昼食休憩。食後のソフトクリームはもはや定番である。
　今市への下りはやはり要注意。１箇所工事中でダートの箇所があったが、あと１ヶ月で直るだろうか？
　つらつら走って東北道の宇都宮ＩＣ入り口で解散。いやぁ、楽しい一日でした、お付き合いいただいた方々には再度の感謝。
　さぁ、あとは本番だ、天気はどうかなぁ…

＜本日の走行距離＝約250km＞＜本日の教訓＝１ヶ月半も先の話だけどね＞

＜２００３年５月中旬＞　

■　【V-Max】
　某所にて企画された福島県までのツーリングに参加させて頂く事になる。
　当日早朝、Ｖ魔を集合場所へと走らせる。（隼はフロント周りいぢり中なのだ。）
　空に雲はあるものの時折り日差しも覗くなかなかのツーリング日和。走ればさぞかし気持ち良……「さ、寒っ！」　５月の北関東に油断は禁物だった。
　長袖アンダー＆Ｔシャツ＆夏ジャケだと首筋から入り込む風が妙に冷たい。メッシュグローブの指先も冷える。ううむ、無難に革ジャン＆３シーズングローブにしておけばよかったかなぁ…
　栃木県今市市の集合場所で参加者の皆さんとご対面。
　お久しぶりの方々にいやいやと挨拶し、お初の方にどもどもと名刺を渡す。
　20台程で走り出す。毎度の事だが大排気量が過半数、中排気量との比率は6:4といったところだろうか。
　鬼怒川温泉から龍王峡、その先の会津西街道を走るのは久しぶりである。思ったとおり新緑が美しい。眼下を流れる渓谷をステップに立ち上がって眺めながら走る。交通量もそこそこ、お～、気温も多少は上がってきたかぁ？
　１時間程で道の駅たじまへ到着。ここに道の駅が出来ているとはつゆ知らず。栃木県北部のツーリングの休憩にはぴったりの位置である、うむ、今後は贔屓にしてやろう。
　街道を桧枝岐方面へ。
　冬場の雪道（スキーで来る事が多いのだ）だと登るのに苦労する中山峠で第一SS（スペシャルステージ：自由走行）。今日はバイクがＶ魔だし、ま、ゆるゆる行きましょう。
　後続組みの画像を撮りながらまったり走っていたのだが、SS終了地点を見過ごしてしまう。10km程走って気づき慌ててUターン、いや、皆さん失礼致しました。
　目的地、桧枝岐温泉への到着は13時。食堂でどやどやと座敷へ上がりこみ十割蕎麦と舞茸ご飯、山菜の天ぷらに舌鼓を打つ。
　お値段も実に良心的だし自宅からの距離も丁度良い。これなら日ごろのツーリングコースに組み込んでもよさそうだ。
　ぐるり回って帰り道。満腹＆晴天の下、４輪の後ろをつらつら走っていると眠気に襲われる。
　休憩時のソフトクリームで目を覚まし（？）栃木県へ。鬼怒川温泉で解散となる。皆さんお疲れ様でした。
　同方向へ帰る某氏に道案内をしてもらいながら田舎道を走る。をを、こんなところに抜け道が、これから重宝させてもらいましょう。
　自宅への到着は19時。日は暮れかけていたものの、スモークシールドでも問題のないうちに自宅へとつけた。いや、偶のマスツーはいろいろと勉強になるなぁ…

＜本日の走行距離＝約200マイル＝約320km＞＜本日の教訓＝福島も遠くない＞

＜２００３年５月中旬＞　

■　【隼】
　毎度お馴染み、東北自動車道を南へ隼を走らせる。
　今日は東京で、HOC（ハヤブサオーナーズクラブ）の第２回「見せびらかしオフ」が開催されるのだ。
※第１回の模様はこちら
　せっかくだからと昨日磨いた隼。あまり東北道でがんばるとせっかく綺麗にしたスクリーンに虫の死骸が付いてしまう。とはいえ、今日のような晴天だとついついペースがあがってしまうのだが。
　意外に空いていた環状線を走りぬけ、駒沢ＩＣで首都高速を降りる。環状８号はさすがの渋滞。東京の一般道はどうにも苦手である。
　会場のナップス世田谷店には既に十数台の隼が集まっていた。どもどもと挨拶をしつつ、うちの隼も末席に並べさせていただく。
　隼といえば、これまたお馴染みカクチさんの姿も見える。そういえば…まだ付けてないんですか？サイドカウル。
　それではとまずはお約束のステッカー＆ワッペン購入。今日の主目的の一つはコレである。ＨＯＣの銀のステッカーはスイングアームに貼ると良さそうだ。
　もう一つの目的は、もちろん他の隼の見学である。
　次々と現れるメンバーの隼。今密かに狙っているリアインナーフェンダーは、Ａ社、Ｃ社、Ｍ社を始め、ほとんどの種類が揃ってしまうのが凄いところだ。
　その他のパーツも見飽きる事はない。
　軽さに問題はないものの、タッチを向上させたいクラッチマスタは…やはりブレンボラジアルが多いようだが、価格的に俺には関係なし。
　ブレーキ、クラッチ共にアントライオンのレバーはなかなか良さそう。
　いつか付けようと思っていたカーボンのトップブリッジプレート。市販品にはいろいろと癖があるらしい、自作されていた方がいたので話を聞く。うむ、俺も自作する事にしよう。
　その他もろもろの小技を拝見。いや～参考になるなぁ、物欲と共に自作欲もむらむらと盛り上がってくる。
　肝心のナップス世田谷店は、ブレーキホースが安くなっていれば…と思っていたのだが在庫が無くてちょっと残念。他にも目ぼしい品は見当たらず、ステッカーを１枚購入するだけとなる。いや、駐車場お借りしているのに申し訳ない。
　午後３時。まだまだ盛り上がる会場を後に、それではお先にと駐車場を出る。
　「カーボンプレートはあそこに売ってたよなぁ」「アルミプレートとステンメッシュはあそこで買って…」あれこれ思いを馳せながら自宅を目指す。

　東北道で、行きとは異なり遠慮なしの高速走行チェック。
　う～む、エンジンは好調なのだがサスペンションに少々違和感がある。「柔らかくしたせいかな？」とＳＡで標準へセッティングを戻すものの感触は変わらず。
　2.0KS（KousokuSeigen：意訳）あたりでちょいと不安感。2.5KSあたりで一旦消えるものの、2.8KS前後で再発生。
　なにしろ何かあったらそれでお終いの速度域である。こりゃぁパーツ云々前に、サスペンションのメンテナンスが先かなぁ…

＜本日の走行距離＝約３５０ｋｍ＞＜本日の教訓＝眼福眼福＞

■　ツーリング紀行　「４日間で行く四国ツーリング記」　＜０＞＜１＞＜２＞＜３＞＜４＞　

＜２００３年４月下旬＞　

■　【V-Max】
　仕事を終え、自宅へと戻った平日の夜。そそくさと着替え、ガレージのシャッターを開ける。
　先日交換したＶ魔のブレーキ周り。週末に予定しているロングツーリングでいきなり使うのは危険なので、今日は最終チェックを行うのだ。
　ご近所の迷惑にならぬよう、大通りまで押して行きエンジン始動。暖気もそこそこに走り出す。
　ゆっくりと田舎道を走る。
　そういえばＶ-Ｍａｘで夜走るのはずいぶん久しぶりな気がする。ブースターをカマせたヘッドランプが明るい。さすがに隼にはかなわないものの必要にして充分な明るさ、つけてからずいぶん経つのだが恩恵を肌で感じたのはこれが初めてかな？
　ツーリングに向けてエンジンオイルとリアデフオイルも交換済み。エンジンオイルは今回初めて使う銘柄である。こうして乗ってみるとちょい柔らかい気はするがなかなかに好感触、高速道路が楽しみだ。
　通る人の無い水田の一本道でブレーキテスト、感触は良くひと安心。
　念の為、一度停まってボルトの緩みをチェック。同じ間違いを２度起こすのは本物のアホである。
　50km程走り回る。
　ブレーキング時のフロントの沈み込みが大きく感じるのはブレーキが効くようになったからなのか、サスがヘタってきたからなのか。
　まぁ今日これからフォークスプリング＆オイル交換ができるはずもない。あとでエア圧だけチェックしてやろう。
　帰りがけに満タン給油。帰宅後各部のオイル漏れをチェック、これまた異常なし。
　よし、これでツーリング前のチェックは終了。週末は安心して出かけられそうだ。

＜本日の走行距離＝約３０マイル＝約４８ｋｍ＞＜本日の教訓＝準備完了＞

＜２００３年３月下旬＞　

■　【V-Max】
　３月最後の週末、満タン充電のＶ-Ｍａｘに跨り埼玉ライコランドを目指して走り出す。
　今日は上半身は革ジャン、下半身は（スパッツを履いてはいるものの）Ｇパンという半月前には考えられなかった軽装である。本格的な春がもうすぐそこまで来ているのだろう。
　春休み＆期末ということでバイパスの交通量は多い。砂利満載のトラック＆ダンプの群れに混じって走るのはご家族連れのセダン＆ミニバン。お父さんがんばって～
　ゆっくり２時間走って到着したライコランドで店員さんとゴニョゴニョ話。ライコランドは来月末がセールなのだが、その頃俺は関西をツーリング中（予定）。その前にいろいろやりたいんだけど…どぉ？（謎）
　無事ゴニョゴニョ成立の後、店内をふらふらと見学する。
　慢性の「実物あると欲しくなる病」患者である俺には目の毒だが、耐性をつけるためとあれば仕方あるまい（意味不明）
　「あ～、今年のｅａｒｌ’ｓの夏ジャケット格好いいなぁ…」「KTCはやっぱミラーフィニッシュだよなぁ・・・」「いいなぁ、ポジポリーニ…」
　耐性が付くにはどうやらまだまだ時間が必要なようである。
　ゆるゆると帰宅の徒につく。
　逆方向で空いているバイパスでは３速を使ってのカーボン落とし。9000rpmを30秒キープ。まぁ一般道じゃこれくらいが限界でしょう。
　日暮れ前に自宅へ到着。再調整したハンドル＆スイッチ類の調子はなかなかgood、ロングツーリング前にＦタイヤとオイル交換だけは済ませておかねばな。

＜本日の走行距離＝約１５０マイル＝約２４０ｋｍ＞＜本日の教訓＝間に合うかな…＞

＜２００３年３月中旬＞　

■　【四輪】
　３月、北関東の風はまだまだ冷たい。しかし、カクチさんから「キャンプやるぞ～」の知らせが届いたとあってはぬくぬくと部屋に籠っている訳にはいかないのだ。
　例によって「秘密のキャンプ場」での「マニアキャンプ」
　当日、バイクで神奈川県から（意外にも）初参加の博さんを案内すべく連絡を待つ。
　約束どおりお昼前にかかって来た電話、その第一声は…「オイル吹いちゃいましたぁ」　どうやら北関東自動車道があまりに気持ち良く、少々やんちゃしてしまったようなのだ。
　とりあえず自走は可との事なので、我がガレージまでお越しいただく。
　ううむ、成る程愛車RS1100（レッツサマー号）は結構な量のオイルを吹いている。水平対抗エンジンの右シリンダヘッドガスケットあたりから噴出したオイルは、右ステップからスイングアーム、パニアケースにまでベトベトに飛び散っている。リアタイヤのトレッドに付かなかったのが不思議なほどの量だ。
　「まぁ１０年選手ですしねぇ…」と肩を落とす博さんを、「大丈夫、ＢＭＷだから」とまったく根拠の無い言葉で慰め、パーツクリーナーとウエスを手渡す。
　吹いた分を補給しようと買い置きのエンジンオイルをつぎ足すと、なんと１Ｌ近く入ってしまった。そうだよなぁ、この飛び散り方じゃなぁ…
　今日は「キャンプ前にちょいと山をご案内して」と考えていたのだがすっぱりと予定変更、キャンプ用品は「ガハハ親父号」へと放り込む。「まぁ４輪が１台あれば何かあったときに便利だしね」とかなんとか理由をつけて出発だ。
　キャンプ場までの田舎道。後ろから付いてくるRSはどうやら大丈夫そう。帰りまで再発しないでくれると良いのだが。
　＜後日談＞一般道はOKだが帰りの高速で再発してしまったとの事。
　３０分程で到着した「秘密のキャンプ場」。いつもの焚き木拾い場には見慣れぬYAMAHAブロンコが停まっている。「こんな時期にバイクのキャンパー？しまった、先を越されたか・・・」と思いきや、なぜか幹事のカクチさんであった。この人もいったい何台バイクを持っているんだか…
　当然のようにキャンプサイトに他の人影は無い。
　いつものとおり贅沢な配置でテントを建て、テントよ～し、焚き木よ～しの指差し確認。んでは風呂へ行きましょうか。
　３人が乗ったガハハ親父号発進。山を下り、200円を払ってマニア温泉へと飛び込む。先客の地元爺さん連中の大声の栃木弁が初参加の博さんにどう感じられたのか、実に興味深い事である。
　ほかほかに温まった体でスーパーマーケットへ。
　しまった、旨そうなヤキトリが売っているのに焼き網を持ってくるのを忘れてた…仕方ない、今日も例によってパスタにするか・・・
　３人でダンボール２箱分の買い物というのはいかがなものか？と考えながらキャンプ場へ。
　太陽がゆっくりと山の向こうへと消え、周囲が次第に暗くなっていく。さぁ盛り上がってまいりました。
　焚き火ポイントに円陣を組み、点火。
　乾ききった薪がぱちぱちと音を立てて爆ぜる。缶ビールを開けてまずは乾杯。今年初のキャンプ開幕となる。
　いやいやとかまぁまぁと２本目の缶ビールが空く頃、今日もしっかり仕事をしてきたらしいアキオさん＆キンヤさんが到着。まぁまぁまぁと場所を空けて３本目のビールで再度乾杯。曇っていた空はいつの間にか雲が流れ、星が輝き、山の陰から月も顔を出してくる。う～、気持ち良いぞぉ…
　酒はたっぷり、ツマミもたっぷり。夜の宴はいつものように午前２時過ぎまで続いたという。
　翌日は見事な晴天。それだけに朝の冷え込みは厳しく、３シーズンシュラフの俺は寒くて真っ先に起き出してしまう。
　昨夜のオキに薪をくべながら、山裾から太陽の昇ってくる様をぼーっと眺める。夜だけでなく、キャンプは朝も気持ち良いんだよねぇ…
　ごそごそ起きてきたメンバーと共に朝食＆後片付け。「んじゃ夏前にもう一回」と別れていく。
　帰り道の車中、妙にくしゃみが連続して出る。そうだ、そういえば隣は杉林だったよなぁ・・・。

＜本日の走行距離＝四輪なので０ｋｍ＞＜本日の教訓＝火の始末って大切だよね＞

＜２００３年３月上旬＞　

■　【隼】
　いつの間にやら日付は３月。ぽかぽか陽気に誘われてふらり隼で自宅を出る。
　いつものバイパスを南下。今日は日差しも強いが風も強い。ちょいと早い春一番なのだろうか。
　ごぉっと吹き付けてくる風に煽られながらふらふらと走る。例によってあては無い。まぁ月初めだし、本屋へ行ってバイク雑誌でも眺めてくるとしよう。
　２０分程で到着した本屋で山積みされた雑誌を漁る。４月号ということでどの雑誌も春のツーリング計画の記事でいっぱいだ。そういえばゴールデンウィークまであと２ヶ月、そ　ろそろフェリーの予約も考えないといけないな。
　買い込んだ文庫本（←バイク雑誌はどうした？）片手に喫茶店でコーヒーを楽しみ、帰りがけにパーツ屋を覗いてみる。
　ウィンドウショッピングの後、駐車場でV-MAXに乗る某氏から「Ak!rAさんですよね？」と声をかけられてちょっとどぎまぎ。う～む、悪いことはできませんなぁ（←してません）
　終日弱まることの無かった風に煽られながら帰宅。今日着ていた冬ジャケットはこの気温には完全にオーバースペック、どうやらやっと春の気配が見えてきたようだ。

＜本日の走行距離＝約７０ｋｍ＞＜本日の教訓＝目が痒いぞ…＞

＜２００３年２月上旬＞　

■　【V-Max】
　いかんいかん、年が全部2002になっていた…（教えて頂いた某氏どもでした）
　さて、某所主催でプチツーリングがあるという。
　予定されている走行距離は２００km弱との事。まったりツーリングのようだしＶ－Ｍａｘの新しいハンドルの感触を試すには良い機会だろうと参加を表明させて頂く。
　当日。路面には前夜の雨の名残があるものの空は快晴である。気温も高く、最高気温は１５度との予報も出ている。２月としてはなかなかのツーリング日和といえるだろう。
　革パン＆冬ジャケのいつもの格好で走り出す。暖かいとはいえさすがは栃木の朝、少しだけ開けたシールドから流れ込む寒風に鼻をすすりながらの出発だ。
　新しいちょい高ちょい狭＆ちょい遠のハンドル。具合はなかなか良さそうだ。腕が少々伸び気味にはなるが…とまぁ以下はこちらのページにて。
　自宅から２０分程で集合場所へ。既に到着済みだった皆さんにどもどもと挨拶をする。
　既知の方、お初の方、総勢７台で走り出す。今日の目標は筑波山。う～む、そういえばあの辺りって何故か行かない場所だよな。
　バイクで来たのは１０年ぶりくらいか？な筑波山。路面には例のでこぼこが刻まれ決して走りやすいとはいえないが、渋滞も無くゆるゆると登る事が出来た。
　中腹の駐車場（バイクだとここまでしか登れない）で小休止。土産物屋の店先で売られていた焼き団子を試してみる。シンプルな味噌味だがこういう場所で食べると妙に旨く感じるものだ。
　どやどやと山を降り、筑波山麓をぐるりと一回り。遅めの昼飯にうどんをすすりこんで笠間市から茂木町。この辺りへ来ると必ず寄ってしまう「道の駅茂木」で最後の小休止。
　残念ながら狙いの牛串は見当たらず、黒ゴマジェラードをパクつきながらミーティングとなる。
　今日のツーリングはここで解散。西＆南に帰る皆さんと別れ、一人北へと向かう。走りなれた水田の中の道を抜け自宅へ。久しぶりにＶ魔で出たツーリングは・・・いや、やっぱり楽しいわ。

＜本日の走行距離＝約１２０マイル＝約１９２ｋｍ＞＜本日の教訓＝珍走団ぶっちぎり（謎）＞

＜２００３年１月下旬＞　

■　【隼】
　Ｖ－Ｍａｘのハンドルを買いに、埼玉のライコランドを目指して走り出す。 ＃しかし俺もよく行くよねぇ、ライコランド
　天気は快晴。気温は低いが日差しは強い。閉め切った四輪車の中でなら暖房がいらない程の陽光…といえば想像はつくだろうか？
　毎度お馴染みの国道４号バイパスを南下するうち、目頭がじんわりと熱くなる。
　瞼をぱちぱちとやると涙がつ～っと流れ落ちる。別にエリア８８（(c)新谷かおる）の最終巻を思い出したわけではなく、どうやら杉花粉の飛ぶ季節に突入したようだ。
　デリケートな俺はもちろん花粉症なのだが、不思議とバイクに跨っている時には涙は出るがくしゃみは出ない。やはり緊張感のせいだろうか？アレルギーに精神的なものが影響するのかどうか？専門家の意見を聞きたいところである。
　いつもならさくさく進むバイパスだが、今日は妙にトラック、ダンプの類が多い。杉花粉に加えて期末の道路工事シーズンにも突入なのだろう。
　道路がよくなるのはありがたい事だが、このご時世、必要の無い公共事業は勘弁してもらいたいものだ。
　♪ぱっとさいでりあ～♪（会社更生法適用中）と口ずさみながらサイゼリアで昼食。スライデイングパッド付きの革パンツ姿でファミリーレストランに入るのにももう抵抗は無い。これが歓迎すべき事なのかどうかははなはだ疑問ではあるが。
　満腹の腹を抱えて着いたライコであれこれと品定め。購入したハンドルを隼のリアシートにくくりつけて出発。
　うららかな日差しは午後も変わらず。ちょいと風の出てきたバイパスを北へと向かう。
　さて、帰ったら手洗いとうがいを忘れないようにしよう。花粉はもちろん、インフルエンザも大流行しているようだし 。

＜本日の走行距離＝約２３０ｋｍ＞＜本日の教訓＝交通費を…考えちゃいけないよな＞

＜２００３年１月下旬＞　

■　【隼】
　日曜日。空は雲ひとつない快晴である。
　連日の仕事もやっとひと段落、骨休めを理由に昼近くまで布団の中でうだうだしていたのだが、さすがにこの天候では出かけないわけにはいかないだろう。
　ごそごそと起き出し、着替え。日差し＆時刻のせいで気温は１０度近くある。これなら耐寒装備でなくても大丈夫だろう。
　皮パン＆ジャケット姿で走り出す。
　毎度毎度の国道４号バイパスを南下、思ったとおりまったく寒さは感じない。交通量も少なく実に快適、尤も天気がいいだけに白いＶＦＲにだけは注意を払わねば。
　いつもの本屋で文庫本と漫画を購入。そういえば「棚から一掴み」もずいぶんと放置してしまっている。そろそろ復活させてやるとしよう。
　パーツ屋経由の帰宅もいつものとおり。自宅近くの日陰の路面には凍結した雪がきらきらと光る。これが解けるまでにはもう４，５日はかかりそうだ。

＜本日の走行距離＝約６０ｋｍ＞＜本日の教訓＝でもまだ降りそうだなぁ、雪＞

■　ツーリング紀行　「寒中伊豆ツーリング記」　

＜２００３年１月上旬＞　

■　【隼】
　見事に晴れ上がった青い空に、うむうむと頷きながらガレージのシャッターをがらがらと上げる。
　正月休みもあと僅か、今日は少々遅れた初乗りにと出かけるのだ。
　下半身は防寒インナーに皮パンツ。上半身は同じインナーにシャツとフリース、アウターに冬ジャケット。完全防寒装備ではないものの、今日くらいの日差しがあれば寒いことは無いだろう。
　隼にはたっぷりと暖気。低い排気音と共にサイレンサーからは白い水蒸気が舞い上がっていく。
　ふらりと出発。相変わらずあては無い。しかし、今の時期ならなにかしらのセールを行なっているだろうと、まずは埼玉のライコランドを目指して走り出す。
　国道４号バイパスを一路南下。隼のエンジンは実に好調、一時期悩んだ低回転域でのグズ付きが嘘のような快適さである。先月行なったFUEL１の連続投入が効いているのかもしれない。加えて冬季対策のアイドルアップでシグナルスタートが気楽になっているのも一因だろうか。
　直線の続く程々の交通量のバイパスは、流して走るのには絶好の環境である。
　時折前方後方確認の上、「カーボン落とし」を兼ねて１万rpm超まで回してやる。タイヤも路面も冷えているので慎重に慎重に。
　２時間程で到着したライコランドは案の定初売りセールの真っ最中。とはいえ割引率がさほどではないせいか人出はちょいと寂しい。まぁ見学して回るには丁度良い混雑ぶりとも言えるだろう。
　あれやこれやとひやかして回る。安ければ買おうと思っていた隼のブレーキホース＆リアブレーキパッドは期待はずれでちょいとがっかり。V-Maxのフロントブレーキ周りのパーツも見るだけに留めておく。ま、暖かくなる前あたりに再考するとしよう。
　冬場用にトリクル充電器があれば…と思って探したがこちらも収穫は無く残念無念。
　人は少ないのだが、何故か出会ってしまう顔見知り。挨拶したりされたりするうち時間が過ぎる。陽が落ちると気温も急降下するだろう、んじゃとっとと帰りますか。
　往きに比べれば多少混雑した国道１６号＆４号を乗り継いで走る。本屋、パーツ屋に寄り道しながら自宅付近へと戻ったのは午後５時。いつの間にか吹き始めた風はやはり冷たい、帰ったら洗車を…と思っていたけど、まぁ明日にするとしよう。

＜本日の走行距離＝約２５０ｋｍ＞＜本日の教訓＝夜走るならオーバーパンツが一番＞

＜２００３年１月１日＞　

■
　あけましておめでとうございます。ｍ（＿＿）ｍ

　初日の出を見に行くことはできなかったものの、お天道様がやんわりと照りつけてくる元旦の朝。うむ、１年の滑り出しとしてはなかなか良い日和である。
　雑煮を食いながら分厚い新聞と広告を眺め、日向の縁側でうとうとと昼寝。これぞ正しい日本の正月である。
　夕方、ちょいとガレージを覗き各車の状態を確認。さて、今年は何処まで出かけようか？

＜本日の走行距離＝０ｋｍ＞＜本日の教訓＝今年はいい年にしたいねぇ…＞

  

これまでのバイク紀行

その７(2002/1～2002/12)

その６(2001/1～2001/12)

その５ (2000/1～2000/12)

その４ (1999/6～1999/12)

その３ (1999/1～1999/5)

その２ (1998/6～1998/12)

その１ (1997/12～1998/5)