■ツーリングレポート セロー 栃木

 

林道オフオフ 2nd記


頂上はそろそろ紅葉が始まってました

 

 

garage Ak!rA

 

<2012年10月初旬>

宣言したからにはやりますよ

>来週、久しぶりのオフオフ企画があるんだよね(笑)
 その来週になったぞ~

 久しぶりに計画したオフオフ(オフロードのオフ会:(c)モビダーズ)
 ここしばらくセローではずっと単独走行だった俺、だから偶には林道を大勢で走りましょう!いや走ってくださいお願いします。


 集合は朝8時に宇都宮市某所。
 遠方から来られる方も多いのでちょい早いかな?とは思ったのだけれど、オフとしては結構な距離を走る予定だしとこの時間に決めてみた。

 当日朝、何気にTVを点けて驚く。「え~、今日雨降る可能性あるの~!」

 昨夜まで気配もなかった雨予報。参加者各位からも「こちらは雨です」「霧です」的な連絡が。
 う~む、中止なんて考えもしなかったから「明日やります」の開催宣言もしなかったんだよな…

 ともあれ、ごそごそ準備して集合場所へと向かう。
 某コンビニを指定したのはすぐに河原に入れるからで、決して自宅から近いからという理由ではない。はず…(ま、幹事権限ってことで)


 40分前に着いた集合場所には既にお2方が到着済みだった。
 どうもどうもの挨拶もそこそこにコンビニ飯を食べる。オフに限らず朝飯はちゃんと食べないと体が動かないからねぇ。


続々集合中

 さて、今日の参加者・車両はこんな感じ。
・セロー225A(俺)、B、シェルパA、B、XR230、WR、WR(お見送り)

 「ヤマハVSカワサキ、仲介にホンダ」とも「250cc VS 225,230cc」ともいえる面白い布陣。今日はどちらが勝つのやら。【勝つ?】


 参加者最後の一人、何故か(集合場所への道である)北関東道をスルーしてしまい東北道西方PAにいたWR氏に「んじゃ上河内SAを降りたところ集合で」と連絡したら、さて出発するとしましょうか。

 コンビニを出て1分後にはダート道へ。6台で河原をひた走る。
 空は天気予報どおりの曇天だが風は気持ち良い、今のところ天気は持ちそうな気配。

 先日来の雨で心配していたのが河原の水溜りだったがさほどではなく一安心。1台なら平気だけど後ろがいると水はね気になるからねぇ。

 田圃の脇を走り抜けていく足慣らし代わりの河原・土手ダート20kmコース、さて楽しんでもらえたかどうか。


カメラを適当に持ち上げて撮ったのでご勘弁を

 お見送りWRが抜け、一旦一般道へと入り新たにWR合流。台数・布陣に変わりなし。
 コンビニでちょいと休憩をして今日のルートを再確認。「やっぱね~、田代山林道がメインでね~…」


本格林道INへの最終チェックを

 「さーて、ここから山中入りますよ~」と出発する。

 山を回りこんでの2本目のダートは毎度おなじみの素敵な林道。
 大分舗装が進んでいたがそれでもルートの半分以上はちょいガレ。あ~久しぶりなんで腕に力入るわ~


行きますよ~

 各自フリーで走って分岐で待ってを繰り返す。わいわいやりながらルート終点の舗装路で待っていると、遅れてきたシェルパAが…「パンクですわ」

 べっこりと凹んだリアタイヤ。
 チェックすると曲がった釘が半分くらい刺さっていた。そう、チューブタイヤって一気に空気抜けちゃうんだよね。
こういう時はセローのリアチューブレスって便利だよなとつくづく思う。


まぁ見事にぶすりと

 「スライム(パンク防止剤)入れてたのになぁ…」というシェルパA氏の愚痴を聞きながら修理開始。この手の事に手馴れたWR氏がさくさくとビード落としてチューブひっぱりだして…ううむと呻く、「これ、結構重症かもしれませんよ」

 刺さった釘が中で暴れたのか、穴は一箇所ではなかったらしい。というか何箇所開いているか把握し切れないとのこと。

 削ってセメント塗ってパッチ当てて空気入れて抜けをチェックしてを繰り返すWR氏。
 結果都合9箇所に大小パッチを当てたのだけれど塞ぎきれたかどうかはわからない。ま、とりあえず様子をみましょうかという話になる。


こういう作業が出先でできる人って凄いですよねぇ


そしてオーナーのこの笑顔

 出発後、しばらくはルートは舗装路になる。
 シェルパAは若干ではあるが走るとやはり空気圧が落ちる感じ。なのでシェルパB氏持参の修理ムース(以前俺も使った奴)を追加する。ただしスライムと併用して効くかどうかは微妙なところだ。

 修理やらなにやらで2時間ほど時間が押したので昼飯は早めに。

 栗山の某所にての蕎麦ときのこご飯は旨かった。奢ってもらう飯って特に旨いんだよね!(ご馳走様でした→シェルパA氏)


飯が旨けりゃ万事OK

 「食った~」と出発する直前、食堂のおっちゃんから「そういえば土呂部の峠が崩れてなぁ…」という話を聞く。
 む~、それってモロ、これから向かう田代山林道の入り口付近なんじゃぁ…ま、とりあえず現地までは行ってみますけどね。

 土呂部の峠を駆け上がる。この辺りの紅葉はまだまだ先の様子。
 シェルパAのエア漏れはやはり止まらず。まぁ慌てる旅じゃないし、空気足しながら行きましょう。

 10km走っての峠には…「あ、やっぱ通行止めだぁ」

 現れた「全面通行止」の閉鎖看板。あきらめきれなくて先を覗きに行ったのだけれど、道は完全に崖下まで落ちていて工事の方々が作業中。うん仕方ない、んじゃ回り道をしましょうか。

#せっかく遠方から来て貰ったんだし田代山へは絶対連れて行くぞ!かえって迷惑かもしれないけどな!(をい)


これでもかってくらいに看板が

 来た道を戻り、峠下から川俣湖へと走る。
 湖畔からは馬坂林道。30km程遠回りはさせられたけれど、その分走る林道が1本増えたと思えば苦労無し。(ポジティブシンキング)

 久しぶりに走るこの林道、フラットとガレが交互に現れて面白かった。そして「馬坂ってもっとドロドロの印象があったんだけど?」と思っていたら、やはり後半はドロドロで一安心(?)


これは中盤のフラット部

 そしてこんな道を4輪が降りてくる。それもオフ車じゃなく普通のセダンとかミニバンとかがだ。

 確かに田代山林道なら4輪でも走れないことはない。(それでもどうかと思う場所もある)
 福島側から田代に入り、栃木へ出たら土呂部が通行止め。となると確かにこの馬坂に降りてくるしか道はない。田代の出口付近は舗装路だから大丈夫そうに見えるのだろうけどね。
#でもこの道を自前の車で走るハメになったら泣くな、俺は。


 わいわい楽しんで走破完了。先の通行止めの先へと出る。

 念の為こちら側からも確認。ああ、こりゃダメだわ。
※でも山側に残った側溝の上を使えばオフ車ならなんとか…


やっと入り口についたど~

 「んじゃメインルート行きますよ~」と田代へ侵入する。

 ところどころの舗装はまた伸びた感じ。ダート部分は楽しいのだけれど砂撒きたての場所多数。うわ~フロントがフロントが~

 ここもペースは各自フリー。
 今日は「ダートだし転ぶと嫌だから」と古いデジカメを持ってきたのだけれど、そういえばこれAFスピードが遅いんだった。
 なので案の定、走行写真が全てブレブレに。orz


「だがスピード感はある!」(ポジティブシンキング)

 景色を愛でながら頂上方面へ。高度が上がるにつれちょい紅葉も始った。


これくらいの路面が続くなら4輪でもなんともないんですけどね

 そして頂上手前から急に霧が現れた。それとももしかしてこれ、霧じゃなくて低い雲なのかな?

 頂上広場は白く煙っていた。いつもの場所から撮った画像も案の定真っ白に。


真っ白、ダー!

 予定ではここから福島側へ降りて違う林道を使って戻ってくるはずだった。
 だが時間は既に3時間押し(既に16時近く)日も翳ってきたしUターンしますかねという話になる。

 「今日は木賊温泉付近でキャンプです!」というWR氏はここで離脱。「今夜は寒そうですよ、気をつけて」とお別れする。
#案の定、夜「寒いよ寒いよ」の連絡あり。

 田代山下り。一度来た道だけど慎重に…と走っていたら、2番手を走るセローBが付いてこない。
 しばらく待つとシェルパBが現れた。「セローB、転倒です」

 それっと戻る。
 どうやらスリップダウンっぽいが装備が充分なのでもちろん体はなんともなし。セローは右ミラーとクラッチレバー破損。
 うん、まぁ1台くらいは転ばないとオフオフっぽくないからね。

 「駄目じゃん!バイク起こす前にまず画像撮らなきゃ駄目じゃん!」と諭しながら皆で修理。
 ミラーは左側を移植して、クラッチレバーは本人持参の予備と交換。うん、やっぱこの手の準備って大切だよな。


持つべきものは予備パーツ


 峠を降り、山から市街地へ。
 鬼怒川温泉での給油の際、ちょいと小雨が降り始めた。まぁここまで降らなかったので良しとしましょう。

 リアルタイムレーダーで確認するとこの先には本格的な雨雲が控えている様子、なので皆雨具を着込む。
 そしてそれは正解で、温泉街を抜けた辺りで見事な土砂降りとなった。そして更に…
…シェルパBエンジン停止

 うっは~やっぱ持病じゃ持病じゃ~
#多分みんながシェルパAばかり気にするので嫉妬したんだと思う。

 屋根下へ停めて強引に始動、グズるエンジンを騙し騙し走ってもらう。
 雨雲を抜けてエンジンが乾いたら復活するのもいつもの通りだ。


 夕刻、宇都宮市内で解散。

 いやいや皆さんお疲れ様でした。走行距離は予定通りだったのに何故かダート部は予定の半分。それでもまぁいろいろイベントあって興味深い(←「面白い」と書くと叱られそう)1日だったんじゃないでしょう。
 これに懲りずにまたよろしくです。【謝】


 帰宅組は新4号バイパスへ。宿泊組は宇都宮市内へ。

 俺は大急ぎで帰ってシャワー浴びて4輪で市内へ。さぁ夜の部がは~じま~るよ~♪

※パンク、転倒、エンジン停止のイベントを考慮すると、ヤマハチーム&230ccチームの勝利かな(笑)

<俺メモ>
・フロントブレーキパッド限界。
・スロットルのオンオフでショックあり。チェーン伸び確認のこと。
・イベント用にちょい大きめのリアボックスを考慮。


本日の走行距離:250km
本日の教訓:やっぱオフロードでは工具やプロテクションの装備・準備が重要だよなー


 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。

 

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