■ツーリングレポート VMAX1700 静岡、山梨

 

2012 VMAXオーナーズミーティング東日本
&VOCお泊り飲み会参加記


素敵な場所での開催でした

 

 

garage Ak!rA

 

<2012年9月>

毎年恒例になりました

 出発は朝7時半。
 真っ青な空はまさにツーリング日和。南から大型の台風がじわじわとやってきてはいるのだけれど、少なくとも今日1日は天気の心配はしなくてすみそうだ。
 「よ~し、行くど~」


行きましょう


 2009年に現行VMAXが国内で発売開始されてからはや3年半(そうか、もう3年半経つのか…)
 年2回ペースで開催されているヤマハ主宰のオーナーズミーティング(国内仕様オーナー限定)はもはや定番イベントと言っていいだろう。

 毎年参加(残念ながら前回の西日本には参加できなかったので毎回ではなくなった)していて思うのだけれど、メーカー主宰のミーティングは数あれど、VMAXのコレはかなり特殊なものだと思う。

 VIP待遇なのにフレンドリー、仲間だけど変な馴れ合いとは無縁。国内他車はもちろんのこといわゆる「高級車の集まり」とも違う独特の雰囲気は、実際参加してみないとわからない。
 万が一、国内仕様VMAXオーナーなのにオーナーズミーティングに参加した事が無いなんて人がいたら「もったいないオバケが出ますよ…」と伝えたいところだ。

 そしてオナミといえば、それに便乗(?)して行われるVMAXオーナーズクラブ(通称VOC)のお泊り会。
 こちらの主宰はユーザー有志。なのでVMAXの仕様は国内海外を問わず…というか、正直オーナーでなくとも参加可能だったりするわけで(笑)

 お泊り飲み会にはいろいろな人(それはもういろいろな人)が参加するので、毎回表には到底出ないあんな話やこんな話が。万が一VMAXオーナーなのに参加したことのないなんて(略)


 東北道をブリブリと南下する。
 天気は良く日差しも暖かく…暖かく…「ええい、暑いわっ!」

 どうやら気温の見込みを見誤ってしまったようだ。下半身のGパン、上半身の皮ジャケットはいいとして、その下をTシャツとロンTのレイヤードにしたのだけれどこのロンTが完全に余計だった。
 猛暑が続いた今年の夏。1週間前くらいからようやく涼しくなってきて、「秋だねぇ」としみじみしていたのだけれどね。

 気温が高い時の山手トンネル(首都高環状2号線)が灼熱地獄なのはご存知のとおり。

 冗談でもなんでもなく体感温度は40度超え。車は多いがまともに並んでいたら熱中症で倒れること間違いなし。「緊急避難です!」と脇をゴニョゴニョさせてもらう。
 そしてどうせ緊急車両が抜けられる幅はないのだから、トンネルの中だけでも路肩を2輪車専用レーンとして開放してくれればいいのにと思う。

 途中2回の給油を済ませ、東名御殿場ICを降りたのは10時過ぎ。うん、ほぼ予定通りだな。


これは2回目の給油、蟲の攻撃を受けたシールドを洗いました


 今回の会場、ミュゼオ御殿場はすぐに見つかった。入り口はさりげないが大量のノボリと案内係りの人がいるので間違えようはなし。

 ゆっくり正面玄関まで案内されて、ああ、受付したらすぐ撮影とかするんですか。

 会費払って(初参加の人は無料)記念品をもらう。
 今回の記念品はVMAXキャップ。お、こりゃぁお洒落じゃありませんか。こういうプロが作る小物って隙がないよなぁ。


受付なう。


記念品のオリジナルキャップはデザインもさすがなんですが…


…裏地にまでこのこだわり【驚】

 お次は個別撮影。どれと撮影場所を覗くと、「うへぇ、今更だけどマジ本格的な撮影じゃん」

 白バックの室内で間接照明を焚いた撮影会。
 バイク移動時に絨毯を敷くのは床の傷(汚れ)防止だろうけど、1台毎に敷いて移動して片付けて撮影して敷いて…と繰り返す。手順も手間も完全にプロの仕事場の雰囲気だ。「いや~、これはお遊びしたのまずかったかな…」

 実は今日、多数のVMAXが集まるのだから遊ばなきゃと、今年の北海道ツーリングでマイブームになったトラテープをぺたぺたと貼ってきたのだ。(出発時画像参照)
#名目的には傷防止。いや、大人のお遊びには逃げ場というか言い訳が必要なんですよ。(←面倒臭い奴)


結構な大掛かりで
撮影:こたろー氏

 今更どうすることもできないので、開きなおって遊びモードで撮影してもらう。
 車体にはリアバッグもマップケースつけたまンまのツーリング仕様、俺は革ジャンを肩へひっかけて。さてどんな感じに撮れたのやら。
#あとから気づいたけどTシャツがダルダルだったんだぜぃ?ワイルドだろう?


なんかこんな感じっぽかったらしいです
撮影:こたろー氏


 ひやひやと(?)移動。
 芝生上の駐車スペースにVMAXを停めて一息ついたあとは、知人友人連といやいやどうもどうもとやる。


まだまだ集まってきます


にしても良い天気ですな


あ~空が青いわ…

 さて、去年まではサーキットイベントだったオーナーズミーティング。今年からはゴージャスモード(?)での開催となる。

<余談>
 ゴージャスモードというか、一旦サーキットを離れて一息ついたという感じかも。
 後に「どういうのが楽しいですかね?」的な意見を聞かれたので、これからいろいろな形に変わっていくんでしょう。
 俺としては固定じゃなく、「んじゃ次はこの系統で」とか毎回くるくる変わっても面白いと思いますけどね。


 まずはと各所の展示を見て回る。

 パネルで掲げられているのはVMAXのデザイン画やらこれまでのオナミの写真やら。
 もちろん実車の展示もあり、個人的に感動だったのはVMAX本体のカットモデル。他のショウと違うのは、これが舐められるような距離で見られることだ。(←ツバ飛ばないよう口を塞いで見ました)


雑誌で見たことのあるあのイラストとか


ばっさりやっちゃった奴とか


「なるほど…」としたり顔でうなづくのが精一杯(汗)

 係りの方曰く、「切り口が鋭いですから触ると危ないですよ」
 聞けばこの手のカットモデル、今は(水圧:ダイヤモンドの粉末入り?)で切るのだそうだ。しかしこれ、切る場所を考えるだけでも大変な仕事だよね。


 もちろん現地はフリードリンク。喉を潤しながら友人連中とあれやこれやの大騒ぎの後はお楽しみのお食事タイム

 バイキング形式ではあるのだけれど、か~な~り(強調)本格的な味だった。さすがはゴージャスモードのミーティング、そしてバイキング形式なので遠慮が不要なのがありがたい。
 「ふ~、やっぱ脂質って旨いよな…」(←駄目)


お洒落ラウンジ


食事の画像はこれが精一杯です、ええ、食べるのに忙しくて

 「コーヒーも旨いな…」と膨れた腹を抱えて椅子に座り込む。

 気温は高めだが吹く風が気持ち良い。窓から見える富士山は、この季節だけにちょい雲被りなのが残念。それでもショップを出しているクシタニのマークと合わせ、「W富士」を撮ってみたりする。
 「あーいいな、こんな風に時間を贅沢に使うミーティングってのもさ」


外の席も気持ちよくて


並んだVMAX見てるだけでも楽しいものです


そしてW富士


 食事の後はメーカーによるトーキングタイム
 「今までいろいろ語られてきたけど、今年はどんな形式で」と思っていたら、なんとプレゼン(テーション)形式で驚いた。

 会社員ならお馴染みのパワーポイントを使ってのプレゼンタイム。内容はもちろんVMAXの裏話。
 個人的にはデザイン系のお話が興味深かった。こりゃぁ来年のトークショウも楽しみですな。(とハードルを上げてみる)


さすがの話術


 展示パネルを景品にしたじゃんけん大会やら、恒例集合写真やらで時は過ぎる。
 一通り楽しんでの解散は16時。あ~楽しんだわ~、んじゃ名残惜しいけど出発するとしましょうか。


お疲れ様でした、皆の衆


 「んじゃお泊り会の宿へ行くよ~」と出発、数台のグループに分かれて北へと走る。
 へっへっへ、ミーティングはもちろんだけど、ここから先はまた別の意味で楽しみなイベントなんじゃぁ。

 河口湖畔の宿で20人ほどが集まって大宴会開始。
 ユーザー主宰のお泊り会なのだけれど、こっそり(?)メーカー側の方も参加してくれるのが凄いところ。

 飲んで騒いでの大騒ぎはこれまた恒例。
 そして毎年書いているのだけれどここで聞ける裏話がまた凄くて……裏話だからHPのネタには出来ないけどな!
※ま、おいおい何かの形で…


う~む、恐れ多くも「神様」を相手にいろいろ語ってしまったような…(謎)


 あけて翌日。
 毎年書いているのだけれど(←こればっか)あれだけ飲んだのに翌日にまったく残っていないってのはいったいどんな要素が関連しているのだろう?
#これ解明したらノーベル賞取れるんじゃないかって気が。イグノーベル賞かもしれないけど。

 台風接近中のため仕事がらみで早朝出立の人数名。なのでその人の分のおかずを含めて3杯飯をわしわしと食う。いや~なんで旅館の朝飯ってのは(略)

 皆を見送って、俺の出発は10時前。
 世話役の方々お疲れ様でした。来年もまたよろしくです【謝】

 じわじわ近づく台風は南から。俺は北へ帰るので影響は少ない。それでもいつぞやのように帰りがけにワインを~とか葡萄を~とかやっていると風も強まってくるだろう。んじゃさくっと帰りますかね。


 河口湖畔から御坂みちを北上、峠はもちろん旧道をチョイスして頂上茶屋の前で撮影タイム。

 だーっと下って「そうか、ぶどうもそろそろ終わりか…」とフルーツ街道を抜けて国道20。

 勝沼から中央道へ乗って談合坂で笑笑栗を買うのをあきらめ、台風予報のせいか妙に空いてる中央道→首都高を快適に抜けて東北道。

 はっはっは、快適すぎるぜ!と調子に乗っていたらちょい前で4輪車がひっくり返っていて路面にバンパーやらアンダーガードやらがばらばらと転がっていて全身 総毛立ちながら<ピー>な速度でスラロームして避け、心の中で「ご先祖様ありがとう」と手を合わせながら羽入サービスエリアで佐世保バーガーを食う。

 う~む、一気に走った気がするけど結構いろいろあった帰り道だったな。(あ~怖かった…)


どこで撮っても富士山はいいですねぇ…


 帰宅は14時半くらい。

 空はまだまだ青く「これならもう少し寄り道してくるんだったか…」と思わせられが、2時間もしないうちに大粒の雨が降り始めた。「うん、寄り道しなくて正解だわ」(←変わり身早い)

 さて、これで秋(?)の一大イベントが終了。やれやれと一旦休み……はせずに、来週、久しぶりのオフオフ企画があるんだよね(笑)


2日間の走行距離:600kmくらい?
本日の教訓:来年も楽しみだー!そしてこれが記念すべき100本目のツーレポだったー!(←今気づいた)


 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

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