■ツーリングレポート SEROW250 北海道

 

2021北海道・NO密駆け足道南ツーリング記、の1

2021北海道・NO密駆け足道南ツーリング記、の1
駆け足だけどいろいろありました

 

 

garage Ak!rA

 


どうしましょうか

 『リーヅモ、コロナ、マンボウ、台風、台風でオヤッパネ、6,000オールです』

 悩みに悩んだ2021年のお盆休み。

 今更言うのもアレなコロナ禍のおかげで世は自粛ブーム。
 東京オリンピックの影響か南関東や関西の感染者はバカ上がり、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の範囲は広がるばかりだ。

 そんな中、ロングツーリングに出るかどうかはぎりぎりまで悩んだ。時期的にもだけれど、何より万に一つの事でもあったら大事だからだ。

 だが、個人的に青森で片づけたいヤボ用が一つある。ならバイクで行き、そこからフェリーに乗れば函館まではあっという間だ。

 「うん、北海道へ行こう。だけど短期間駆け足にしよう」

 飛行機・電車でのパック旅行と異なり、バイクのソロツーリングなら意識すれば他人との関わり合いを最低にすることができる。

 観光地は短時間スルー。宿泊はビジネスホテル。居酒屋禁止。そして他人との会話は最小限に。

 旅の面白さは大幅に削がれてしまうだろうけれど、このご時世に贅沢は言っていられないのだ。

 そうと決めたら早速手配を開始する。
 とはいえ今年はどこもガラガラのスカスカ状態で、宿もフェリーも自由自在だった。

 予定としては、先のとおり青森まで自走。そこから津軽海峡フェリーで函館へと渡る。

 前回……というか初めて函館へ行ったのは2012年のVMAX
 この時は西海岸を北上して小樽へと回った。だから今回は東へと回る。
 この函館からの東回りは、俺の北海道一周的に最後まで残っていたルートでもあるのだ。

 バイクはもちろんツーリングセロー。
 青森まで自走の高速道路600kmがちょい心配だけど、まぁ、ゆっくり行くなら大丈夫だろう。

 「それに250ccなら高速も楽々だしな」と準備を進めていたのに、直前になって台風が2つ3つと現れた。

 見守る天気予報はコロコロと変わり、どこが何時どんな天気になるのかまったく判らない。
 幸いにして台風直撃にはならなかったけれど、少なくとも往路の高速での大雨と強風は避けられそうにない。

 「よし、これは新しい雨具の良いチェックになるぞ!」(ポジティブシンキング)

<2021年8月10日>

行きましょう

 当日、3時過ぎ起床。

 まだ夜明け前だが昨日早寝したので眠くはない。たっぷり6時間の睡眠をとっている。
 「もうね、9年前みたいに一睡もせず出発するのはお断りだからね」(というか無理)

 ガレージの温度計は25度以上とかなり高かった。外は曇りの様子(暗くて良く判らない)だが天気予報的にはこれから雨になるはずだ。

 4時前、セロー発進。

 あれやこれやの準備は前日までに完了済み。
 荷物はもちろん、セローもオイル交換とチェーン給脂を済ませてある。

 服装はGパン・Tシャツ・パーカーといういつものスタイル。気温が高いのでパーカーのベンチレーションは全開だ。

温度26度
雨前なので湿度も高め

出発
駆け足だけど例によっての大荷物

 高速道路に入る前、コンビニへ立ち寄り行動食を摂る。

 パンをもごもごやりながらあれこれ考えたけど、毎回ある忘れ物は今の所思いつかず。そして本当に無いかどうかは神のみぞ知る、と。(そうそう)

 「を、夜が明けてきたか」

夜明け
意外と明るい空

朝焼け
そしてその後朝焼けに

 東北道へのINは4時半というあたり。

 混雑はさほどではなし。セローでパタパタ走る100km/hが気楽で楽しい。
 但し今日は後ろに大荷物を積んでいるのでフロントが軽い。トラックの後ろへ付くと乱流でふらふらすることもある。うん、このツーリング中は前乗りを意識しないといけないな。

 黒磯付近で路面が濡れて慌てたがすぐに乾いた。だが向かう北には黒雲が見える。
 そしてその先には台風から変わった低気圧が鎮座しているはず、今はそれを追いかける形になっているのだ。
 さて、この先ドライ路面でどの辺りまで行けるのやら。

 6時丁度、福島松川PA
 ちょい前から時折パラッパラッと雨が吹きかけるようになった。
 路面はまだドライだけどここで雨具を着ていくとしよう。いずれ雨になるのは間違いないんだし。

 ※ウエストバッグにカメラケースを付けているせいで、合羽のジャケットの中に収めることができなかった。
 仕方なく外してリアボックスに格納。これだと給油の際にカードを出すのが面倒になるけれど、どんな雨でも濡れる心配だけはなし(正解)

 パラッパラ(?)は10km程続いたがその後止んだ。気温が24~5度あるので雨具をつけているとなかなかに暑い。

 と、ふいにリザーブランプが点いた。
 今日はまだ250kmも走っていない。いつもなら300近くまでは大丈夫なのだ。
 高速道路で燃費が悪化するのはこれで3回目、ということは偶然じゃなく必然だな……(別途検証予定)

 7時半、鶴巣PA。給油、燃費は35km/Lと予想通り悪かった。(一般道では40Km/L以上)

 給油ついでにおにぎりとお茶で軽く休憩。
 さて、ここでブーツカバーも着けるとするか。PAに入る直前に路面が濡れ始めたし、雨雲レーダーを見るとこの先黄色とかオレンジのエリアがちらちらしているし。(正解)

雨模様
PAの駐車場もウエットだし

 そしてPAを出てすぐ、周囲は本格的な雨になった。

 ひたひたと走る。

 ペースは変わらず100km/hプラス。「雨の高速道路は久しぶりだよな、それもパラパラじゃなくしっかりとした雨の中ってのは何年ぶりかな?」とか(甘いことを)考えながら走る。

 雨は次第に強くなっていった。加えて強い風も吹きはじめた。

 リアに積んだデカケースが横風にあおられる。先のフロントの軽さがそれを助長する。「ぐぬぬ、前乗り前乗り……」

 そしてその後雨はさらに強くなり、やがてざんざん降りへと変わった。「うひゃ~っ!」

 前方の視界が白く染まる。ヘルメットに当たる雨粒がバチバチと音を立てる。

 ツーリングセローにはスクリーンもハンドルガードも付いているけれど、体にぶつかってくるこの雨の量たるや!

 ブーツカバーと同時にグローブをゴム手袋に換えたのは正解だった。透湿性がないから中は汗で湿るけれど、この雨の中でもしっかりグリップを握ることができる。

 そしてこのシールドの中に入ってくる雨はいったいどこからくるのだろう?上は密閉されているから下からの巻き上げなんだろうな……(ぶつぶつ)

 10時、岩手山SA。給油。
 燃費は32Km/Lとさらに悪化した。高速道路もだけれど、この風雨の抵抗も影響しているような気がする。

濡れ具合
用品レポにも載せた「新品雨具だけどこれだけ濡れました」的画像

雨の駐車場
雨の状況は画像では伝わりにくく

 雨が降り始めてからここまで、走行2時間、距離200km

 延々と続いたざんざん降りの中の走りはさすがに堪えるものがあった。
 さほど腹は減っていないけれど、カレーパンで気合を入れる。

 再度合羽を着こみ、ヘルメットを被る。しっかり濡れたパッドが頬に冷たい。
 さあ青森まではまだ200kmあるぞ!頑張れ俺!(そうそう)

 ひたひた走り継続。

 セローのエンジンは快調だし、ブロックタイヤはウエット路面でも問題なし。厚いシートのおかげで尻の痛みも極小だ。でも……「だからなんだってんだよ!この雨はよ!」

 雨量変わらず。風速変わらず。
 時折ふいに止むこともあるのだけれど、すぐざんざん降り・ゴーゴー吹き(?)へと戻ってしまう。

 じわり濡れる胸元。口周りに巻き込む雨。「修行ぢゃ……これは修行なのぢゃ……」色即是空空即是色、ありがたいありがたい……(悟)

 「良い子のみんな!電光掲示板の"雨注意"に『知ってる!』と大声で返事するようになったら末期症状だから気を付けるんだぞ!」

 12時前、津軽PAでは雨雲レーダーチェックのみ。
 12時半、青森ICで高速を下りる。

 やっと、本当にやっと雨が小降りになってくれた。よろよろと走り「個人的に青森で片づけたいヤボ用」を済ませてしまう。
 ガソリンはまだ大丈夫、給油は函館へ渡ってからにしよう。

 それにしてもここまで酷い&長い風雨だった。
 途中で投げ出してSAでフテ寝を決め込みたくなったのは久しぶりだ。というかヤボ用&フェリーの予約が無かったらきっとそうしていた事だろう。

※その「酷い&長い風雨」での雨具チェック結果はこちらから↓
・>・雨具・合羽・レインウエア購入記
・>・ブーツカバー購入記

 フェリーふ頭へと向かう途中には、9年前に入った半田屋がまだ(をい)残っていた。
 ここで遅めの昼飯を摂る。ああ、熱いトン汁が身に染みるわ……

定食
……と、意味無く画像を撮る

 ほぼ予定通りの13時半、フェリーターミナルで乗船手続き。

 自宅からここまで実質9時間という辺り。
 「VMAX1700で結構休みながら7時間だったから、セローなら9時間前後かな?」と立てた予定どおりではあるのだけれど、マージンを全部使い切ってしまった感じだった。
#晴れてたらもう少し余裕ができていただろうねぇ

フェリーターミナル
ターミナル到着

受付機
それいけスマート!

 さくっとフェリー乗船。
 バイクは10台ほどだろうか。

乗船待ち
乗船はバラバラと

フェリー乗船
4時間ちょいお待ちください

 14:20出航。
 船室は大部屋だが今日はガラガラだ。もちろんご時世的なものもあるのだろうけれど、予約人員自体を減らしているのかもしれない。

 やれやれと一角を陣取ってひと段落。疲れはしたけど昨夜充分に睡眠をとったので眠くはない。落ち着いたら(前回できなかった)船内見学にでも出かけよう。

※そしてガラガラとはいえデリカシーってのは必要だと思うんだよな(同室にいた大家族に)

 18時、函館接岸。

 バイクは最後にフェリーを下りる。外は小雨なので雨具は継続、もちろん「また来たぞ北海道!」画像を忘れなく。

函館着
到着

到着2
また来たぞ北海道!(陽が落ちてきた)

 函館市内で給油。(燃費は更に下がって31km/L)

 ビジネスホテルへのチェックインは19時過ぎ。ご厚意で屋根下に駐車させていただきホっとして、部屋で着替えてまたまたホっとする。

 夜は函館駅まで歩いて……コンビニで夕飯を買う。
 ここまで来てという気もするけれど今回ばかりは仕方ない、それにサッポロクラシックさえあればどんな飯でも万事OKなのさ!

函館駅
付近には食べ物屋・飲み屋多数なれど閑散なり

サッポロクラシック
ま、とりあえずこれがあれば!

今日の走行距離:620km 給油回数:3回
今日の教訓:雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨!



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■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。


 

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