■そろそろ買い替え時期ですね
雨具新規購入。
これまで使っていた合羽、ラフアンドロード製も早9年を越えた。
防水効果はまだあるけれど、ボタンが飛んだりベルクロが弱ったりの経年劣化は仕方なし。そろそろこいつは通常作業用(?)に回して、新しいものを買うとしよう。
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製品探し
そんなわけで新しい雨具を探したのだけれど、これがなかなか難しかった。
まずは先代のRough and Road デュアルテックスBIBレインスーツ。
機能的な不満はないし、何より背中ファスナーでウエストバッグ楽々収納が大変に便利。
なので「もう一度これでもいいよな」と探したのだけれど、どこもかしこも(メーカーサイトでも)俺のサイズは軒並み品切れ。それも売れて品切れというよりはそろそろ絶版(生産中止)になるような気配がちらりほらり。
うーむ、9年前にも書いたけど、とても便利な背中ファスナー。どうしてメジャーにならないのだろう……
<余談>
実は背中ファスナーの付いた他メーカー品も見つけはしたのだけれど、機能的な面(後述)で納得できなかったので却下とした。
お次はGOLDWIN。
機能的にはとても信頼していて、ラフローの前にはほぼここの雨具を使っていた。
廉価版(定価1万円前後)でもちゃんと「バイクで求められる機能」を満たしているのがありがたい。オートバイ初心者の人が雨具を探していたら「GOLDWINの一番安いので十分だよ!」と勧めているのはご存じのとおり。【ご存じ?】
そしてもう一つ見つけたのが、今回購入したヤマハ(Y'sギア)のYAR19 CYBER TEX2 ダブルガードだ。
本来俺は、ウエア系でバイクメーカー製(名前付き)のものにはあまり食指が動かない。
ウエアまでバイクメーカーというのはちょいアレだし(?)品物も大抵OEM。なら元メーカーの製品を買う方がいい。
だけどコレはオリジナル……なのかな?他に同様の品物を見つけられなかったのだけれど。
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耐水圧・透湿量
ここで先述の機能的な部分について。
雨具には大抵「(初期)耐水圧」という表記がある。
「雨の中でどれくらい濡れにくい(水が染み込みにくい)か」を表す数値と言っていいだろう。もちろん「数値が大きい方が濡れにくい」となる。
この数値、廉価版(もしくはバイク専用ではないもの)は10,000mm/cm2前後のものが多いのだけれど、俺は20,000mm程度のものを選ぶようにしている。
パラ雨短時間ならどんな合羽でも濡れることはないし、濡れてもさほど気にならないもの。
本当に濡れたくないのはロングツーリングの長距離走行。大抵は高速道路がらみ。
前からがんがん雨粒が当たってくる中でも体が平気なのは本当にありがたいものだからねえ。
ちなみにもちろん「耐水性10,000mmだとびしょ濡れになってしまうのか?」なんてことはまったくない。上記の数値はあくまでも「過去の経験からの俺基準・安心料込み」なのだ。
もう一つが「透湿性」
こちらは「雨具内部の水蒸気をどれくらい外に出せるか(出やすさ)」で、この機能が劣っていると自分の汗でびしょ濡れになる。
先の耐水圧とは真逆の機能なので、この2つをどう折り合い付けるかがメーカーの腕の見せ所だろう。
ちなみに「水を通しません!」がお題目の安いパンツには透湿性ゼロの物もある。確かに雨は通さないけれど、結果的にびしょ濡れになるんだよね。(経験則)
透湿性に俺的数値目標はない。耐水性主体で選んで、迷ったら「透湿性の高い方」にする程度だ。
※「バイク専用・知られたメーカーの品」限定でね。
<余談>
なんとなくなのだけれど、「耐水圧が10,000mmより上か下か」がバイク用雨具のグレードの分かれ目になっている気がする。他の機能的にも価格的にも。
探すと耐水圧30,000mm以上なんてのもあるけれど、それはもう!なお値段がします。
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購入品
閑話休題。というわけで主たるヤマハのレインウエアについて。
初期耐水圧20,000mm/cm2、初期透湿量12,000g/m2/24hは文句なし。
バイク用雨具としての基本機能「重要部カバー」「脱ぎ着(履き)し易さ」「リフレクター装備」なんてのは当然の話なので略(をい)
能書きあれこれ
特筆するとすれば、襟の高さだろう。
いわゆるネックガードなのだけれど、これが口元までをすっぽりカバーできる。
ジェットヘルでのロングツーリングが多い俺には便利そうだ。首筋を雨が伝うのは気持ち悪いものだからねぇ。
※その分暑いかもだけれど。
モデルに関する苦情は(略)
(そういえばこういう口元のキャラクター、どこかの漫画にいたな……)
袖口が二重なのも珍しい……かな?
袖から濡れるのはあまり心配しないのだけれど、本格雨(土砂降り)の時にグローブカバーと連携させると便利かも。
内側にゴム、外側にベルクロ
ファスナーは止水タイプ。
上のボタンとの二重留め(フラップ)なのでより水が入りにくいのは間違いなさそう。
ただこの手のファスナーの使い勝手(スムーズに上げ下げできるかどうか)は実際に試してみないとわからない。耐久性も含めて今後検証だ。
雨具は大急ぎで着る事が多いし
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サイズやらなにやら
今回購入したのはボーイズBLサイズ、いわゆる「太めのLサイズ」だ。
他メーカーではLBかな?
俺はウエア系はほぼJP-Lサイズが丁度良い。
雨具も同様で、過去一番太っていた時期でもLでまったく問題なかった。
だが、例のウエストバッグ問題(?)がある。
腰にバッグを巻いたまま合羽を着るのであれば、太めの方が良かろうと思ったのだ。
太ければ脱ぎ履きもより楽なはず。走っている最中多少ダブついても気にはならないし、そもそも雨の時に頑張って走るつもりもない。
セローに至っては「合羽じゃなくスクーター用のポンチョの方が便利なんじゃ?」と思うほどなのだから。
※これはこれでまた別に考えてもいたり。
見てのとおり、色はシルバー。
「合羽は(バイクとは関係なく)目立つ色が一番!」なのだけれど、前の合羽のイメージが良かったので同じ系を選んでみた。
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……というわけで新調したレインウエア。
初めてのヤマハ製に興味津々。これから活躍してくれると……というか、実際にはあまり使う機会がないとありがたいのだけれどね(笑)
収納袋はキンチャク式じゃなく二つ折りにしてベルクロで留めるタイプ。
確かにこの方が自由度が高くて便利かも?耐久性次第ではあるけれどね
(大きさ比較にTVリモコンを置くもピント合わず)
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■それはもう!なテストになりました
今年のお盆休み。早速北海道ツーリングで使用した……わけなのだけれどね。
往路、栃木~青森の東北自動車道600km中、400kmがざんざん降りだったのだ。
俺的感覚では「土砂降り未満・ザーザー降り以上」
ツーリングセローなのでスクリーンもハンドガードも付いているし、ペースは100km/h前後だったけれど、正直30分以上は浴びたくない雨だった。
※そして実質5時間近く浴びた。
そんな中、新品合羽の具合はというと。
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濡れ具合
2時間ちょい、200km(雨中行程の半分)走った後の状況がこちらです。
ジャケットだけでなく中のTシャツにも若干浸水
感想は「うーん、もう少し頑張ってくれると思ったんだけどなあ……」
後に書く襟(ネックガード)の件を別にしても、もうちょいガードして欲しかったというのが正直な感想だ。
夏は雨具の下のジャケットは胸元を開ける(暑いので)のだけれど、それが原因かどうかTシャツの濡れもそれなりにあった。
首筋はともかく、胸も濡れているから「染み込んだ」のは間違いなさそう。初期耐水圧20,000には期待していたんだけどねぇ。
反してとても具合が良かったのがパンツ。
この手の雨で一番濡れやすい(&気持ち悪い)のはシートに接している尻。これが今回まったく濡れなかった。
パンツの尻側に縫い目が無い造りだからかもしれない。これなら耐久性もそこそこ期待できるかな?
縫い目なし万歳
但し、前側(股間側)は、ウエストダブルガード(前記能書き画像参照)が付いているにも関わらずそれなりに濡れてしまった。
まぁそれだけ今回は激しい&長い雨だったと言えるかもしれない。
<余談>
尻が濡れなかった要因としてはメッシュシートカバーの影響もあるのかなとは思う。これはこれで別途レポートする予定。
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襟(ネックガード)
これがまぁ悩んだわけで。
初めに着込んだ時、どうにも落ち着かなかった。
落ち着かなかったというか、どう装着すれば良いのかよく判らなかったのだ。
顎まで高く上げると(予想通り)暑いしシールドが曇る。かといって首回り重視で巻くとベルクロの合いが悪い。
あれこれやっているうちにネックガードを上着に留めているボタンが外れてしまい、これを留め直すのが着たままだと酷く面倒。
最初はさほどの雨でなかった事もあり「ええい面倒だぁ!」と外してしまったのだ。
結果、そこそこ濡れることになったのは先述のとおり。
その後(俺なりに)付けなおして若干の改善はみられたものの、「まったく濡れなくなった!」とは言えない状況だった。
ネックガードに関し、とりあえずのお願い(誰?)としてはこんな感じだろうか。
・とにかく上着に留めるボタンが弱すぎる。がっちり固定できる奴、もしくはファスナー化してください。
・前側のベルクロが2列しかないので収まりが悪い。もう1列追加もしくは幅広のでお願いします。
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パンツ
先のとおりパンツは(今のところ)ほぼ合格なのだけれど1か所だけ。
・裾止めのベルクロが2列しかないので留めが弱い。もう1列追加もしくは幅広のをお願いします。
今回強風にあおられて外れてバタバタして付けなおし、が何回かあった。(何故か左のみ)
ブーツにもよると思うのだけれど、汎用性を上げるためにも強化して欲しいと思う。
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その他
濡れにくいように……というよりは上着の縫い目との関係だと思うのだけれど、右ポケットがサイド寄りにあって五十肩の俺には非常に出し入れがしにくかった(←個人の問題です)
左前のポケットは極小サイズ、これは鍵用とかなのかな?
右は引っ張らないと見えない位置に
水抜き穴は小ポケットにのみ
いずれにせよ雨具のポケットは濡れるの上等!が前提なわけで。
なら(縫い目の影響なら仕方ないけど)前面に大きめのポケットの方が使い勝手が良いような。以前Goldwinの雨具に付いていて便利に使えていたのでね。
サイズをBLにしたのはやはり正解だった。
先述のウエストダブルガードをより有効にするにはジャケットもパンツの中に入れた方がよく、その為にはウエストが大きめの方が都合が良かったのだ
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……とまぁ辛口になってしまった(?)のだけれど、これも超!雨・超!長時間だったからゆえという事で。
普通の雨であれば問題ないはずだし、もちろんこれからも使っていくつもりだ。
※ちなみに帰りの新潟~栃木も全面雨だったけれど、こちらは「普通の雨」
同様に2時間200km走った結果がこちらです。
ちょい染み込みはしているけれどTシャツは無事だし十分に許容範囲。
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