手持ちのブーツ3種
■いろいろ考えます
オートバイ用ブーツの底はどんなのが良い・好きか?なんて話は以前もネタにしたのだけれど。
上でも書いたように、俺のお気に入りはフラットソール。
この場合のフラットソールというのは、カカトとの段差が無い(少ない)という意味だ。
本来はソールの形状(溝のパターン)も関連するのだけれど。
好きな理由は操作性。
ライディング中、ステップの上でいろいろやるにはフラットの方が(俺には)何かと都合が良いからだ。
ここに段差が無い奴です
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さて、その底・ソール。
いろいろと種類があって、ライディングブーツを選ぶときの悩みどころでもある。
なにしろメーカーによっては、同じブーツに複数の底の組み合わせがあるほどなのだから。
それぞれの印象としてはこんな感じだろうか。
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厚み
ソールが薄い方が操作性が良く、ダイレクト感がある。
ロード用、特にサーキットユースはこれになるだろう。全体的に軽くなるのもメリットの一つのはずだ。
半面、長時間歩くと足裏に疲れがでやすい気がする。ツーリング先での散歩に向いているとは言えなさそうだ。
厚いモデルは上記の逆。
そして特殊な例ではあるけれど、ライディングブーツの靴底をあえて厚くする理由の一つに「足つきの向上」がある場合も。
カドヤのブラックアンクルには、そんな厚底使用が用意されていたりするのだ。
■ブラックアンクル ノーマル仕様と厚底仕様
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パターン
靴底に刻まれた溝の深さ。
これは(当然だけれど)「ソールが薄いモデルは浅く、厚いモデルは深く」の傾向がある。
浅いパターンなら問題ないが、オフロード用ブーツにありがちな、いわゆる「ビブラムソールのタンク底(ブロックパターン)」のように深い溝のモデルは、ステップに引っかかって使いにくいこともある。
※これはステップの形状にもよる。
そしてその分、歩くときは場所を選ばず汎用的に使うことができる。非舗装・林道でも問題なしだ。
操作性か、はたまた歩きやすさ・汎用性か。この辺りの塩梅がなかなかに難しい。この辺りを考慮してか、例えばガエルネのタフギアはブロックソールなのだけれど、別途フラットソールのモデルも用意されている。
■タフギア ノーマル仕様とフラットソール仕様
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バイクとの関連
先のとおり、ブーツ・シューズのソールにはそれ自体の特徴があるのだけれど、それとは別に乗るバイクとの関係性も考えなければならない。
・オン車なら薄いソールで操作性重視。
・オフ車ならオフブーツでがっちり保護。
・ツーリング重視なら歩きやすいモデルで。
……そう、これだけだったら単純な話なのだけれどね。
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1車種1ブーツなら上記で良い。だが、複数を組み合わせるとなると話は別だ。
何故なら、ペダル位置(特にシフトペダル)が関係してくるから。
ソールが厚いブーツで乗るには、シフトペダルが上の位置になっている必要がある。
だがこの状態のバイクに薄いブーツで乗ると操作性が悪い。(というか気持ち悪い)
※シフトペダル位置は靴底の厚さと共に、ガワ(素材)の厚さのよる影響もでる。
例えばサーキット用ブーツに合わせてペダルをセットしておくと、いざツーリングに行こうと厚めソールのシューズを履いた時、ペダルに足が入れられなくなってしまうのだ。
そして出かける毎にペダル位置を調整するのはかなり面倒な作業だ。
だから、できれば手持ちのブーツ・シューズの厚さは揃えておきたい。
もしくはバイクのジャンル別にブーツを持っておきたいところなのだけれど、実際的にはなかなか難しいだろう。
※主として費用的な面で。
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俺の場合
……というわけで俺の話に戻るのだけれど。
今履いている3種のブーツと靴底はこちら。
林道用ガエルネED-PRO、冬用シンプソンSPB-201、メインのカドヤブラックアンクル
※トップ画像参照
先のとおり、靴底の厚さは揃えておきたいところ。だが見事にバラバラだ。
あー、ガエルネのソール結構減ったかも
ガエルネは仕方がないだろう。これはオフ専用品なのだから。
そしてこれに合わせ、セローのペダルは「ガエルネで扱えるぎりぎりの高さ(低さ)」にセットしている。
この位置なら全てのブーツで操作できるからだ。(もちろんベストではない)
シンプソンはフラットソールで底が薄いのに、履いて乗るとブラックアンクルより厚く感じてしまう。これは先のとおり「ガワ」の影響だろう。(歩く時には薄く感じるので)
オンの冬用として買ったシンプソンが、オフ寄りのペダル位置に合うというのは面白い事だと思う。
そしてメインのブラックアンクル。やはりこれが俺には一番ぴったりとくる。
フラットソールでありながら、底は厚めでそこそこの深さの溝がある。
これならライディングでの引っかかりもないし、バイクを降りて歩くときにも便利で疲れない。
まぁだから3代続けて履き続けてもいるわけだけれど。
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さて、そして最近(でもないか)はまったりツーリングの機会が増えた。
VMAXでもセローでも出先で歩く事が多くなり、そんな時には靴底はそこそこ厚い方が使い勝手が良い。
もちろんブラックアンクルでも良いのだけれど、更に歩きやすいモデルを持っているとロングツーリングで捗りそうだ。
・底が厚めで歩きやすく疲れにくい。
・でもバイクのステップ(VMAXでもセローでも)に引っかかりにくい。
・履きやすく脱ぎやすく、それでいてしっかりプロテクト
そしてもう一つは「防水」
ツーリング先でブーツカバーが不要になるならそれに越した事はない。
ただ一般的な防水ブーツ・シューズはガワが厚くなりがちで、夏に暑いのが弱点だ。
ツーリングに出るのも、そして出先で雨に遭うのも、夏が一番多いのだから。
※長々書いたこのコンテンツの要点:「新しいブーツが欲しい」(をい)
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