■「どうしましょう」は取れるや否や
先日の半日ツーリングの際、バックルが壊れてしまったガエルネブーツ。
片足に4つあるバックル・留め具のうち、右足の下から2番目が外れてしまったのだ。
それはもう見事にパッキリと
拡大
留め具にはベースがあり、ここはボルトで付け外しができるのだけれど、画像のとおりそのベースを取り付けている(縫い付けられている)部分が割れてしまった。
足首で一番負荷が掛かる(曲げ伸ばしされる)部分だし、樹脂が経年劣化していたのだろう。
そうかと思いついて、左足の同じ位置、2番目を確認するとやはりヒビが入っていた。
そしてシフトパッドの割れにも気づいてしまう。
反対側も既にヤヴァい感じでした
こっちは割れてるし浮いてるし
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丁度17年(!)が経過しているから、革の部分はともかく、樹脂部分がパキパキになっていたとしても不思議はない。
まぁ期間は長いけれど、使った回数的にはさほどではないともいえるのだけれど(そうか?)
★
さて、今のところこのブーツに大きな不満はない。
履きやすいし、足も痛くならない。(中に入れたGパンの折り目が当たって赤くなることはある)
そして林道での安全・安心感は絶大だ。
あえて注文を言うなら「防水ではない」という点だろう。
川渡りとかドロドロの後の水洗いとか「防水だったらなぁ」と思う事は結構あるのだ。
ともあれ、これを機に買い替えをというのはあまりにももったいない。
本体の革は傷は多いもののまだまだ頑丈だし、ソールの減りもさほどではない。
何しろ俺の持っている中で一番高価な靴なのだ。(重要)
お気楽林道での使用がメインなのでバックルは3本でも不具合は無い(はず)
シフトパッドも革用接着剤でなんとかイケるかもしれない。
「でもなぁ、まだまだ長く使う(予定な)んだし、ちゃんと直してもらいたい気もするんだよな」
修理となればもちろん専門のショップにお願いすることになる。
そしてこの手の費用は結構なものになるのが定番だ。
手作業での仕事だし、何より技術が要るからかかる費用は仕方なし。支払いに躊躇はないのだけれど、新品購入とのコスト比較が欠かせないのもまた事実。
「さて、どうしようかねぇ……」
<続く>
■「どうしましょう」が取れました
<続き>
……というわけで、ガエルネは修理に出すことにした。
先のとおり今後も長く使う予定だし、やはりプロにしっかり直してもらうとしよう。
頼んだ業者さんは友人から紹介された(&自分でも調べた)お店。
元々ガエルネは「修理上等!」のメーカーだから直に出しても良いのだけれど、バイクのサスペンション同様、市井の業者さんにお願いする方がメリットのある場合も多いのだ。(費用的な面含む)
修理するにあたり、悩んだのが修理箇所。
壊れてしまった先の3か所は当然として、それ以外の部分をどうするか。
樹脂の寿命は変わらないだろうから、早々に壊れてくる可能性の高い他の部分も一緒に直してしまうという考え方もある。
その方が安心だし、何よりトータルでは費用が低くなる。(重要)
だが、今回は最低限箇所のみでお願いすることにした。
修理後の状況も確認したいし、他が壊れればそれはそれでネタになるし。(をい)
業者さんとの連絡・相談完了。ブーツを梱包して送る。
「さあ、しっかり直してもらうんだぞ」
いってらっしゃい
★
10日後、修理が完了したブーツが届く。
「うーむ、よしよし……」
おかえり
左右バックルはほぼ元通りになっていた。
あまりに元通りすぎてちょいつまらなく感じるくらい。
「これなら思い切って遊んでも良かったな、それこそ真っ赤な革を使ってもらうとかさ」
#そういうオプションがあるのかどうか知らないけど
シフトパッドは素材が樹脂から革に変ってイメージもちょい変わり。
というか、こちらの方が普通ともいえる。
右足バックルの取り付け部(下から2番目)
画像上部(下から3番目)が純正ママ
割れかけていた左足も同様に
革製となったシフトパッド
ここの色も遊べば良かったかも
費用はコミコミで1諭吉という辺り。手間と技術を考えると充分に納得できる金額だった。
「よし、これであと10年は戦える!」
#肉体は別の話として
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