■バイク用品・関連品レポート、インプレッション

 

3シーズングローブ考察……と新規購入記

3シーズングローブ考察……と新規購入記
新旧グローブそろい踏み

 購入   プロテクタ考 NEW

 

 

garage Ak!rA

 

一番体に近い用品かも

 季節の変わり目に活躍する3シーズングローブ

 今期はセローにハンドルカバーを付けたこともあり、例年より長く使った気がする。
#冬グローブだとハンカバの中での操作が窮屈&温度的に必須でない。

 そのグローブ(2つ持っている3シーズン用のうちの「厚」)実は袖がボロボロになっている。

袖ボロボロ
結構な剥がれが

 「おいおい劣化早すぎだろ!」と憤ったのだけれど、調べたら7シーズン使ってたからまぁ仕方ないか。

・>スリーシーズングローブ ヘンリービギンズ DS-620購入記

 となればこれはこれでもうちょい使うとして、もう一つ買ってもいいんだよな。(これか)

 さて、俺が欲しい3シーズングローブの条件は結構ある。以前書いたのは、

・操作性・フィット性。
・汎用性、手首はロングタイプ。
・ナックルプロテクタ、パッド付き。
・皮は薄め、でも風はばっちりカバー。

……だけれど、今でもこれは同様。そして条件に合う奴がなかなか見つからないのもまた同様なのだ。

 革が薄い汎用のおしゃれグローブ(?)は操作性は良い(だろう)もののプロテクションに不安が残る。

 こぶし側の話ではなく、手のひら側の当て革とかプロテクタとか。
 転んだ時に路面に付いたり擦ったりするのは大抵こちら側だから。
#そして走行中の振動への対策の意味でもね。

 この辺りが考えられているモデルでも、袖部分が満足できないモノが多く。

 先の「風をばっちりカバー」するためには袖に隙間があってはダメ。
 そして3シーズン(オールシーズン)をうたうモデルは、大抵ここにスリットがあるのだ。

手首スリット
これは3シーズンの「薄」
ここがこういう風にちゃんとカバーされていればいいんですけどね

 手首の太さの変化に柔軟に対応するためにスリットが入るのはわからないでもないのだけれど、防風効果からすればデメリットでしかない。
 まぁ「夏向き」と割り切ればそれでいいのだろうけれど。

<余談>
 某有名メーカーの今年モデルに恰好いい3シーズングローブが出て「これだ!」と思ったのだけれど、手首にこのスリットがあって諦めた。来シーズンマイチェンしないかなぁ……

 さて、そんなわけで(?)今回購入したのがこのグローブだ。

TG-50
今までとはちょっと違う雰囲気かも

 デグナーのレザーツーリンググローブ、TG-50

 「オールドフィニッシュ」ともあって、デザイン的にクラシックを売りにしているようだが俺には関係なし(をい)

 革は柔らかく操作性良し、もちろん手首部分もおっけー
 厚さ的には、今までの3シーズングローブ「厚」と「薄」の丁度中間だろうか。
※なので以後は"3シーズンの「中」"と呼称

デグナーグローブ拳
こぶし側にはプロテクタ

デグナーグローブ手の平
手のひら側はこんな感じ

 本格使用はまだまだこれから。

 実は購入直後の使用時&その後にいろいろあったのだけれど、その辺りが結果的にどうなったかも今後レポート……できるかな?(さて)

#とりあえず一つ新たな発見はあったわ。

これまで気づきませんでしたけど

……というわけで、せっかくなのでその「発見」を書いてみようか。

 バイク用品的に「身に着けるものは買う前に現物を試着する」が大原則。もちろん俺もそう心がけている。
※「心がける」≠「必ず」

 今回の発見は、グローブを試着して単に手をニギニギした時と、実際にハンドルを握った時で、大きく感覚が異なる場合があるという事だ。

 今回購入したモデルがまさにこれだった。

 ショップではサイズ・装着感がごく良かったのに、装着しての帰り道はナックルプロテクタの「当たり」が気になって仕方なかった。
 それは帰宅後にこぶしが赤くなっていたほどだ。

 ハンドルを握った時、バー側(手のひら側)の革は固定される。
 この状態でレバーを操作すると、こぶし側の革は伸び縮み・移動しようとする。

 今回はこの時、本体に直接縫い付けられた固いプロテクタがこぶしに接触していたようだった。
 店での試着時には手のひら側がフリーだったので何も感じなかったのだろう。

プロテクタ固定1
単にこうやっている時と……

プロテクタ固定2
……この時の違い。

プロテクタ固定3
いくら軽く握っていてもここは引っ掛かりますから

 これまでのスリーシーズングローブは、「厚」「薄」共にプロテクタが別体だった。
 本体との隙間で先の伸び縮み・移動を吸収していたのだろう。

プロテクタ別体
これは「薄」の隙間

 メッシュグローブもプロテクタ直付けだけれど、生地に伸縮性があるので問題なし。
 ウインターグローブは元々の生地が厚いのでこれまた大丈夫。
 だから「革が薄め」で「プロテクタが直付け」の場合のみの注意点だ。

 この辺り「個体差が大きく出る」と言い換えても良いのかも。
 今回も(メーカーのご厚意で)交換してもらったところ、同サイズにも関わらず先の当たりは大きく減った。
 品質的にさほど個体差があるとは思えないので、それだけ微妙な部分なのだろう。

……というわけで、今後俺がこの手のグローブを選ぶ場合には、やや大きめをチョイスするようになるかもしれない。

 まぁ革製品は馴染むと雰囲気変わるから、もう少し使い込んでからの判断だけれどね。

#バイクに乗り始めてもうずいぶん経つけれど、新しい発見ってのはまだまだあるんだねぇ……


 

 

 

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