■バイク用品・関連品レポート、インプレッション

 

パッド付きジーンズ コミネ PK-722購入記

パッド付きジーンズ コミネ PK-722
ずっと考えていたんですよ

 購入   1年後    腰パッド追加 NEW

 

 

garage Ak!rA

 

<2014年6月> 購入

履くものが無いわけではないんですが

 パッド付きのジーンズを購入す る。

 今、VMAXの夏(というか3シーズン)のボトムスとしてメインで使っているのは、コミネのパッドの上にラングラーの伸縮ジーンズの組み合わせ

 これはこれで大変に気に入っている。
 理由は主として見た目。伸縮性の生地は内側のパッドの形状がきっちりと出ていかにも それらしい(?)そしてその分足が細く見える(俺基準)のだ。
 次にまたバイク兼用としてジーンズを買うとすれば同じものにすると思う。

 この組み合わせの弱点をあえて言うなら、内側のパッドの取り付けベルト。
 もうひとつのGWの奴程ではないのだけれど、やっぱり真夏に汗だくになるとちょい痒 い。
 そしてツーリング先で歩き回ったり立ち座りすると位置がズレていろいろと面倒。でもまぁ、これらはあら捜しみたいなものだ。


 「パッドの入ったジーンズってどうなのだろう?」とは以前から考えてはいた。

 安全には変わりないし脱ぎ着も楽そうだし、革パンツと違って「洗濯機で洗える」という大メリットも継続できる。

 「一度試してみたいな…」と思いつつ購入に至らなかったのは、ひとつにはパッドの材質の問題。

 古式ゆかしい(?)俺としてはやはり膝には硬いカップでないと不安なのだ。し かしこの手のジーンズのパッドはほとんどがスポンジタイプ。
 そして一番にはやはり価格。いや、ジーンズ1本に20K円出すのはなかなかねぇ…

 ところがしばらく前にコミネからこのカップ入りジーンズの廉価版が出た。
 しかもケブラー糸を使っていてコスレにも強いとか。まぁジーンズにズザザザザ時のフォローまでは要求しないのだけれど、生地が強くて困ることはない。
 そして何より、普通のジーンズとそれほど変わらない価格というのは非常に魅力的なわけでして。

 何種類かある中から購入したのはPK-722(ケブラーライドジーンズ)とい うモデル。
 デザイン的にはレギュラージーンズ、一部にケブラー糸使用、メッシュ部分無し。

 中に入るパッドは同社のSK-635というもの。
 CE規格でエルボー(肘)と兼用だそうだ。

 選んだ色は黒、サイズはL(32インチ)。


見た目はごく普通です


 それではと履いてみた感想はこんな感じ。

・普段31インチの俺が履くとウエストに余裕あり。ここはほぼサイズどおりの雰囲気。

・太ももにも余裕が。もうちょい細いほうが好みなのだけれど…洗えば縮むだろうか?

・ノーカットの裾は当然長い。ブーツ以外だと引きずってしまう。

・股上は程ほど。腰にシャーリングが付いているので動くのは比較的楽。

・パッドは下(裾)側から入れる。

・パッド位置は3段階調整可能。内側のメッシュ袋にベルクロが3セットあり、どこまで留めるかで調整する。
 まずは俺の脚の長さに合わせ一番上(短足モード)にセット。

 そして実際にVMAXに乗って出かけてみるとまた違った印象が。

・長い裾はブーツなら許容範囲。そしてライディングポジションをとると丁度良い長さになった。これは今のジーンズ(ラングラー)と同様。

・乗っているとパッドもずり上がる。なので途中で位置を真ん中(2段目)へと調整しなおした。

 乗っていて気になったのはパッドの形状だ。

 硬いパッドは安心できるのだけれど、幅が狭い気がしてならない。
 正面(膝のまん前)は良いとして、サイドのプロテクション範囲が小さいような…まぁ肘兼用だから仕方ないのだけれど。
 俺的には外付け用ニーシンパッドくらいの大きさがあっても良いように思う。
※でもあまり大きくすると裾側から入らなくなるな…

 あとは横位置というか向き

 これまた真正面なのだけれど、ちょい外を向いてくれているほうが俺的には安心できる。もしくはより外側をカバーしてくれる形状とか。
 まぁ細かい位置の調整はメッシュ袋では難しいとは 思うのだけれどね。


…というわけで現時点では、「ちょい太目のところが気になるけど合格点なんじゃ ない?価格的なメリット入れなくてもさ」というところだ。

 ちなみにこの後、早速洗って直射日光でがーっと乾かしてみた。
 「うん、少し縮んで落ち着いたかも」


これは洗う前
オプションで腰パッドも付けられるのだけど…どうしようかな?スタイル的に。

<2015年7月> 1年後

トラブル発生、でも。

 使い始めて1年が経過、したところで。

 とある日、んじゃ出かけるかと洗濯してあったこれを取り出して、ボタンが壊れていることに気が付いた。


「取れた」じゃなく「壊れた」ですね

 特にラフに扱った覚えはない。
 「壊れるの早すぎるけど値段的に仕方ないかな?」とは思ったものの、重宝していたので直すことに。

 そしてジーンズの修理をしてくれる店を考えていて、ふと「メーカーに連絡してみるか」という気になる。
 もちろん1年経っているので保障は効かないのだけれど、修理の注意点くらいは教えてくれるかも。

 メーカーであるコミネにメールで連絡。
 「いつごろ買いました?どこで買いました?」的なやりとりを何回かした後、なんと「片道送料負担で送ってくれれば直しますよ」と言ってくれた。マジですか。買って一年経ってるんですけど(再)

 ジーンズはパッドを外しきちんと畳んだら郵便局のレターパックに収まった。
 なので送料は510円でOK。

 帰ってきたのはわずか3日後。凄いなコミネ、あと日本の流通屋さん。

 新しいボタンはもちろん問題なし。「これであと1年は戦える!」(をい)

 何につけ、トラブルが発生するのは避けられない仕方ない事だと思う。
 でもその対応の仕方ひとつで、使う側の満足・不満は大きく変わるもの。
 こういうところでメーカー・会社の印象が決まっちゃうからある意味怖いよな。自戒自戒っと。

<2017年8月> 腰パッド追加

まだまだ使いますよ!

> オプションで腰パッドも付けられるのだけど…どうしようかな?スタイル的に。

……というわけで、腰パッドを入れてみることに。

 既にBLOGで紹介済みだけど、その後ツーリングで使った結果を含めて書いておこう。

 BLOGのとおり、入れたのはコミネのはK302sというパッド。
 名目的には肩(ショルダー)用で……なんてのもBLOGのとおり。


画像もBLOGの流用で

 スタイル的には、もともとルーズなデザインのGパンが「多少は」すっきりしたような。
 パッドが入って皺が伸びた感じかな?但しその分腰回りが幅広く見えるようになったのは仕方なし。

 当初心配した「夏場の暑さ」

 これは半分は当たりで、腰骨のところに熱が溜まりやすい感じ。まぁ「汗が溜まる」とかではないので許容範囲ではあるのだけれど。

 メリットとしては、パッドが入った事による安心感はまぁ当然。腰回りが固められてライディングが楽になったかも……は気のせいレベル。

 さて、実はこれら以外に大きなメリットがあった。それはウエストバッグだ。

 ご存知のとおり、俺はバイクに乗るときはほぼ100%ウエストバッグを使う。
 そしてロングツーリングともなると普段の装備にプラスアルファがあり、加えてカメラ(バッグ)も付けるのでかなりの重さになる。
 ウエストバッグのベルトは腰骨にひっかけて締めるので重さがかかる。場合によってはここの皮膚が赤くなってしまうほど。

 これが大幅に軽減されたのだ。

 ウエストバッグのベルトをパッドで支えられるので腰骨に負荷がかからない。だから走っている最中も、降りて買い物している時もとても楽。
 これが今年の北海道ツーリングではとてもありがたかった。
※それはもう「他のパンツにもパッド入らんかな?」と思うくらいに。


……というわけで、試したパッドはほぼ満足。

 ショートツーリング用Gパンは別途あるし、ロング用としてもうしばらく使っていこうと思う。




 

 

 

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