■新年初のお買い物
冬場にはメインで使用するツアークロス2用に、アライのピンロックシールドを購入する。
このピンロックシールドというのはいわゆる二重シールドで、「曇らない」のが売りの品物だ。
旧来(大昔?)の二重シールドと違うのは、既存のシールドと入れ替えではなく、内側に追加貼り付け(取り外し可能)することで二重になる点。
この為比較的購入がしやすい価格設定になっている。
※但し既存シールド側に取り付けの為のピンが準備されていることが前提。
追加貼り付け型の為、
・取替え簡単
・100%UVカット
・掃除も簡単
…等のメリットもできたらしい。まぁこれらは通常のシールドにすればごく普通の事なわけなのだけれど。
ちなみにこれまで買わなかった理由は、「だって俺、寒いときにはあんまり走らないし」
だがバイクがVMAXに換わり、高速道路(北関東道)が繋がり、あれこれとヤボ用が増え(?)気づくと冬場も走る機会が増えてきた。
価格もさほどではなし、一度試してみるとしようか。
☆
某日、そそくさと購入。
カラーはもちろんクリア、冬=日が暮れるのが早いのでスモークは不要なのだ。
※あ、でもスモークのピンシールド買って夏のツーリングの昼夜走行用に使うって手もあるか…
早速取り付けようと購入した某ショップの店先で袋を開けると、説明書の先頭に「小さなマイナスドライバーをご用意ください」の文字が。
「うが~!そういう大事な事は外側の見えるところに書いておいてくれよ!」
既存のシールドとのクリアランス調整用に、ピンをドライバーで回す必要があるらしい。
「とりあえず」であれば回さなくとも(ドライバー不用で)装着はできるらしいが、やはりこの手の注意は表に書いておいて欲しいものだ。
<補足>
ピンシールドの両サイドには窪みがあり、これを既存シールド内側のピンに引っ掛けて装着する。
ピンシールドの縁にはシリコンゴムが貼り付けられており、これで2つのシールド間の空間を密閉している。
幅・上下位置がドンピシャリでないと隙間が空いてしまう。なのでピンにはオフセットされたネジが付いており、これを回転させて隙間を微調整する。
一度合わせてしまえばあとは変更不要。(のはず)
ぶつぶつ言いながらシールド装着。幸いなことに隙間はできていないようだった。
「よ~し、これで帰り道に試せるぞぉ…」
使用前
使用後
二重になりました
★
■さて、実際のところは?
まずはと被ってみた感じ、透明感問題なし、違和感なし。
「二重になると見難くなるのでは?」は杞憂だった。この辺りはさすが天下のアライ純正だ。
但しモロ逆光になった時、シールドへの写り込みがやや多くなった気はする。
ピンシールドはベースシールドよりやや小さく、上下左右に余白ができるが実際上の問題は無かった。
一見きっちり閉まっていないように見えてしまい、何度もカクカクと開け閉めしてしまったのはご愛嬌。
走り出すと…「うん、確かに曇らないわ」
帰り道の一般道100km程を2時間弱走ったのだが、鼻を掻く為に1度開けた以外、シールドはロックしたままでOKだった。
行きには信号待ちの度に半開けしていたわけだし、何よりセルフ給油の最中も閉めたままで大丈夫だったのだから大したものだと思う。
但し今日の気温はせいぜい5度どまり。氷点下になる厳冬時期にどうかは今後確認が必要だろう。
意外なメリットとしては「シールドを閉めっぱなしだと顔が暖かい」という事。(意外じゃないか…)
信号待ちでシールドを開けなくていいのは本当に楽だし、この分なら顎下(首周り)にカバーをつけても大丈夫そうだ。
※もともと首が回らないのは嫌いなのであまりカバーはつけないのだけれど。
そしてメンテ的にはちょい問題あり?
俺は汚れたシールドは外して水に漬けておく(←これが虫汚れには一番効く)のだけれど、そうなると毎回取り外すことになる。これ、簡単ではあるのだけれど結構面倒くさそうなんだよね。(傷を付けない様に取り扱う…的な意味も含めて)
・先に書いた厳冬期はどうか?
・寒さだけでなく、雨天時はどうか?
※曇りと共に、水がシールド間に入り込むと面倒そう。説明書には「雨天時にはシールドを閉めて走行してください」の注意書きあり。
・シリコンの耐久性はどうか?
…等々、これからチェックしていこうと思う。
外からはよくよく見ないと気づかないでしょう
※そういえばこのシールド、2つのシールド間の隙間の空気で断熱しているわけなのだけれど、真ん中の空気は暖かい・冷たいどちらが良いのだろう?それともそんな細かいことは気にしなくてもいいのかな?
★
■1年使いました
でまぁ、1年使ってみた感想なのだけれど。
あまり使わない言葉ではあるのだけれど、無条件にお勧めします!
視界(透明性)はまったく問題なし、先に書いた逆光の云々はすぐに慣れた(笑)掃除の件も同様。
そして3シーズン中は雨中走行で、冬場は全日に渡って楽ちんこの上ない。走ってる最中(もしくは一時停止で)シールドを開けなくて済むのがこんなに楽だとはこれまでの(結構長い)バイク生活でまったく気づかなかったことだ(笑)
アライのピンロック対応シールドを付けている方、騙されたと思って是非一度お試しを。いや、アライから何か貰ってるわけじゃないですけどね。
#最近この手の言い回しが多いな、俺(笑)
★
■そして買い替えは3年後になりました。☆
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