■バイク用品・関連品レポート、インプレッション

 

ヘルメット Arai MZ購入記

Arai MZ
同じようで結構違うんです

 購入   その後 new

 

 

garage Ak!rA

 

<2011年5月>

まだ早いかな?とは思いつつ

…というわけで、ジェットヘルメット(正式にはオープンフェイス?)を買い換えてみる。

 2005年の後半に購入した先代のSZ-Ram3は、都合5年半使ったことになる。
 内装その他、まだまだ劣化したようには見えないが、まぁこういうものは思いついたときに買わないと延ばし延ばしになってしまうものだから。
※余談だけどこの先代SZ-Ram3、俺が過去使ったヘルメットの中で一番傷が多かったんだよなぁ…すまんのぉ、SZ。

 ☆

 次のモデルを選ぶには迷いはない。メイン系のヘルメットはアライと決めているからだ。

 今のアライのオープンフェイスの最新型は、MZとMZ-F。
 双方とも、オープンフェイスではあるが頬部のガードが延長され、「フルフェイス同様の安全度を」がうたい文句のモデルである。
※SZで言うと、MZがRam3(ディフューザー付き)、MZ-FがSZ-F(シンプルダクト)という関係になる。

 今回購入したのはMZ
 いや、やっぱRam3的なインテーク・アウトレットが付いている方が格好いいというかなんというか…(フェードアウト)


 さて、同じアライのオープンフェイスではあるのだけれど、MZとSZは結構違うところがある。特に見た目的にだ。

 頬パッドが伸びた分、シールドの下部がスクエアになった。なので正面から見ると全体的に「四角い」イメージになる。
 これまでのSZ系の顎が尖がった感じのスタイルが好きな人にはちょい違和感があるかもしれない。

SZ-Ram3
SZ Ram3と…
MZ
MZ、これだけ顎が伸びていますからね

 ともあれ、これまで初代SZ、SZ-m、Sz-Ram3と被ってきた俺の頭にMZが合わないはずもなく、被り心地、機能、サイズともまったく問題なし…なのだけれど、せっかくなので実際に使った時気づいたことを書いておこうか。 

 

実際使ってみるとまた新たな感想が。

 某日、高速でのやんちゃ(?)走行、街中だらだら、峠走り…と一通り使ってみての感想なのだけれど。

■伸びた頬パッド
 問題なし、違和感もなくごく自然に被れた。確かにSZよりは締め付け感はあるが、その分安心感もある。
 視界も良好、普通のオープンフェイスと同じとしていいだろう。

■高速での風切音
 SZと同じくらい…だと思う。ここしばらくジェットで高速を走っていないのではっきりとは言えないのだけれど。
 もちろん、フルフェイスのツアークロス2よりは静粛性は低い。

■高速でのヘルメットのリフト(浮き上がり)
 これは確実に減った。SZだと2.0KS(KousokuSeigen:意訳)以上で巡航した後は「よっこいしょ」と上からヘルメットを押さえる必要があったのだけれど、MZではこれが不要だった。(←押しても変わらなかった)
 MZにはレプリカフルフェイス的な「余計なもの」が付いていて「これ、本当に必要なのか?」と思っていたのだけれど、もしかするとこれ、俺が思っている以上に効果がある代物なのかもしれない。

ウイング?
余計なもの

■シールドのロック
 前より固い…かも?
 シールドを開けるのに左端を大きく外へ広げる必要がある。ちょい手間取る分、後方確認時に風圧でシールドが上がってしまう心配が減った。

■シールド交換
 手順その他はSZに準拠(完全に同じではない)のだけれど…
 …シールド(ホルダー)を留める時、何故か左側だけきちんと留まらない時がある。中途半端に留まってしまい、シールドを下ろしてから「あれ?曲がってないか?」と気づくことになる。
 ずっとSZ系を使ってきた俺が感じるのだから気のせいではないはず。まぁまだまだ新品で固いせいもあるだろうから、使い込んでどうなるか経過観察中だ。

■ダクトその他
 風のとおり具合もSZと同様として良いと思う。


 でまぁ、その他諸々としては。

・内装の耳部をばっさりと切って、スピーカーを取り付ける場所を作る。(←自己責任)その後スピーカー貼り付け
・ネームを入れてもらう(これは購入時に)
・お約束のおまじないステッカーを貼り付ける。

 よぉし、これでやっと「俺のヘルメット」になった。さぁ、これから頼むぞ、MZ。

 

<2011年6月>

で、その後なんですが

 あれこれと走り回ること1ヶ月。
 使っていて「凄いなこれ…」と思ったことがあったので追記してみたりする。

☆ 

 それは何かというと、先の「■高速でのヘルメットのリフト(浮き上がり)」の件だ。
 ここしばらくこのヘルメットで高速道路を走る機会が結構多かったのだが、旧SZ-Ram3に比べとにかく楽だったのだ。

 本当に「浮き上がり」が少ない。いや、これなら「無い」と言いきってもいいかもしれない。
 2.0KS(KousokuSeigen:意訳)前後で巡航しても、以前のように「顎紐が喉に食い込む」とか「シールドが鼻にぶつかる」という事がない。
 ぶっちゃけて言うと、フルフェイスのツアークロス2と同じくらいの感じで走れるのだ。
※もちろん風切り音は別

 「凄いよなぁ、ジェットヘルなのになぁ」

 高速主体で走る人にもお勧めできるヘルメットかも。
 もちろん、見た目の好みもあると思うのだけれど(笑)




 

 

 

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