「ジャッキビンビン物語」(なんじゃそりゃ)
■バイク専用ではないのですが
油圧ジャッキをメンテしてやらねばと思う。
ガレージの備品、四半世紀以上使っている油圧ジャッキ。
もちろん一流メーカー品ではなく、ホームセンターの赤札品(だったはず)だ。
それともそこそこ知られたメーカーなんだろうか?
もちろんバイク専用ではない。四輪のスタッドレス←→ノーマルタイヤの入れ替えが主な仕事だ。
これの元気がなくなったのが昨年の事。
北の山へお出かけする予定が出来、車をスタッドレスタイヤに交換するため引っ張り出し、バーをキコキコやったのだが持ち上がりが弱い。
「ええい!若い頃のように元気におっ立たんか!」(下ネタ: (c)と~る)
とりあえずタイヤ交換はできたもののこれまでに比べ大幅に手間取った。やはり一度ちゃんと見てやらねばな……と思ってから1年が経過する。(だから夏場は使わないんだって!)
今季、北からじわじわ雪の便りが届き始めたころこれを思い出した。うむ、やはり一度ちゃんとみてやらねばな(再)
★
さて、ジャッキの立ち(?)が悪い原因は多数あるそうだ。
だが素人に対応できる部分は少なく、せいぜい油圧のオイルを足すことくらい。
※オイル漏しているならシール類の交換も必要だけどこれは大丈夫そう。
でもまぁやってみるかとマニュアルを引っ張り出すが、本体と一緒に樹脂ケースに放りっぱなしだったのでCRC556漬けになっていて読みにくい事この上なし。
なんとか解読できたのは「補充油はMOTOR OIL SAE 5W」の文字。これはエンジンオイル入れろってこと……だよな?
むしろよく取説が残っていたなとも
裏と表が一緒になって見にくくて
さすがに5Wのエンジンオイルはガレージ在庫には無い。
ううむとホームセンターへ出向くと「油圧ジャッキ用オイル」として売られている物があった。
そこにあった粘度表記は「ISO VG 10(とか32とか)」
ISOということは国際標準規格なのだろうけれど、エンジンオイルのSAEとどう異なるのかがわからない。
双方とも同じ粘度ではあるのだけれど、基準が違うので「~相当」が見いだせなかった。
<余談>
ちなみにChatGPTによると、
「『ISO VG 32』はISO規格であり、『SAE 10W』はSAE規格であり、どちらも同じ動粘度を示す。SAE 5WはISO VG 16相当とされることがあります」
……だそうだ。
もちろん全面的には信用できない(をい)
尤もジャッキオイルは、その性能に関しあまりシビアに考えなくて良いそうだ。
使用時に高温になることもないし高速回転することもない。油圧が伝わればそれで大丈夫とのこと。
「細けえことはいいんだよ!」が通説らしい。
なので今回は、ISO VG 10を買ってみた。
ホムセンの売り場に置いてあった同じような油圧ジャッキには「ISO32」の文字があったのだけれど、10の方がSAE5Wと粘度が近い(はず)し、使うのが冬場なのでやわらかい方が動作が軽いだろうと考えたのだ。
#ラベルの画もうちのジャッキに似ていたしね(をい)
メーカーはお馴染みAZ
そして買って帰ってから、ジャッキ本体に「補充油はMOTOR OIL SAE 10W」の文字があることに気づいたりとか。
「なんだよぅ!取説と矛盾してるじゃねぇかよう!」
10の文字だけ太いから後に修正されたのかも
でもまぁ、「細けえことはいいんだよ!」に従ってこのまま使うことにしよう(自己責任)
★
それではと作業開始。
まずはリリースバルブ(ジャッキから圧を抜くボルト)を緩める。
ジャッキを下す際に使用するバルブです
オイル投入口にはゴム栓がしてある。
単純に外せば(抜けば)良いのだけれど、なにしろ年代物なので潰したり切ったりしないよう慎重に外す。
「OIL」の文字あり
現在の中のオイル量は……正直わからず。
だがシリンダーがオイルに浸かっていないので少ない事は間違いなさそうだ。
オイル投入。
取説にはアッパーレベル的なものがあるように書かれているのだけれど、見つからなかったので量は適当だ(をい)
ちなみに使用したオイルはこのくらいだった↓
1本300ccなので30~50ccといったあたりかと
そのまま数回、ゆっくりバーを上下。これはエア抜きのため。
リリースバルブが緩んでいるのでジャッキは上がりません
投入口にゴム栓をハメ込み、リリースバルブを閉め、改めてロッドを上下させれば……ほら、ジャッキが持ち上がりましたよと。
「はっはっは!ビンビンだぜ!若い頃みたいに何度でもイケるぜ!」(下)
そそり立つなんとか、的な
とりあえず復旧できたようで一安心。
「よし、これで今季はタイヤ交換時の心配をしなくて済むぞ!」(喜)
掘ったら交換部品も出てきたのでいずれこれらも換えましょう
★
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