いやっほぅ!
<2021年10月3日>
■青空万歳
朝6時起き。7時までゆっくりして宿謹製の朝食を頂き出発は8時過ぎとなる。
部屋で荷物をまとめている最中、ふと窓から駐車場を眺めたら、野良猫がセローをガン見中。
シートに登られたりかけられたり(?)すると面倒だなと見ていたが、特になにもせずに立ち去った。
ふむ、オフ車に興味を示すとはなかなか愛(う)い奴でわないか。
恰幅いいから野良猫じゃないかも
セローはシートがびしょ濡れだった。まったく気づかなかったが昨夜大分降ったらしい。
ハンドル周りと一緒に拭いて、さて出発するか。
空も青いしな!
★
米沢北ICから東北中央自動車道へとIN。
まったく知らなかったのだけれど、新しい東北中央道のこの辺り(米沢北~福島大笹生)は現在無料開放中らしい。ふむ、こりゃぁますます日帰り圏内だぞ。
青空に惹かれてか、対向してくるバイク多数。
まぁこれも緊急事態制限解除の影響でもあるのだろうけれど。
新しい高速道路にありがちなのがトンネルだ。
ここも例外ではなく多数のトンネルが。中でも栗子トンネルはどこまで走っても終わりが見えず不安になるほどだった。ホント長いな、関越トンネルとかといい勝負なんじゃなかろうか。
※帰ってから調べたら、栗子9km、関越は11kmでした。
★
福島大笹生ICで高速を降り、果樹園と水田の間をほこほこと進む。ああ、今日は昨日に増して良い天気だわ。
西に聳える山々が青空に映える。今日はこれからあそこに登るんだもんね!
空も青いしな!(2)
さて、その今日の目的地。
まず目指すのは磐梯吾妻スカイライン。そして浄土平に吾妻小富士。
何度も行っている場所ではあるけれど、ここには宿題が残ってるのだよ。
★
磐梯吾妻スカイラインへ進入する。
意外にも「宣言開けたし日曜だし紅葉も始まったし……」と心配していた混雑は無かった。
交通量は少なく、景色を楽しみながらぱたぱた登るのがごく楽しい。
高度が上がるにつれ雲が増えてくる。というより「雲が流れてくる」と言った方が良いかもしれない。今日も風はそこそこに強いのだ。
「ああ、やっぱ上の方は葉の色変わってるわ……」
お久しぶりです
雲と青空&紅葉(のはじめ)
ぐんぐん登って、尾根に白い岩が見えてくるとまた景色が変化する。
「やー、青空だと紅葉が映えるなー」
凄い凄い
なのでちょっとだけ脇道にも
浄土平手前。ここまで快適に登ってきたが、さすがに車が増えてきた。
まぁ先のとおり宣言開けの日曜の紅葉始まりだから、ここまでのガラガラの方が嘘のようなものなのだ。
行ったことのある人ならすぐ判る「ガスが出る・溜まるのでここは駐停車禁止ね」の直線から先で車が詰まる。
これは浄土平駐車場へ入る車の列で間違いなし。ということは既に満車なのかな?まぁ二輪車には関係ないのだけれど。
するする進んでゲートで200円を払って、二輪駐車場へとセローを進める。
またまた雲が流れて青空が広がった。「よーしよしよし……」
やはり四輪駐車場は満車でしたとさ
それはもう奥までぎっしりと
慌てず急がず、トイレを済ませてペットボトルのお茶を買う。
くるりと振り返る正面にはでんと聳える山一つ。「さあ、登るぞ吾妻小富士!」(宿題)
行くぜい!
と、あらためて見上げると結構な距離が……
★
えっほえっほと木製の階段を上っていく。
眩しいほどの陽の下で吹く風が気持ち良いのだけれど、これなら上着は置いてきて良かったかも。
さすがに紅葉の時期にTシャツ1枚ってのはどうかと思ったのだけれど、これはまさかの暑さだわ。
「最近運動不足が甚だしい!」(せやな)と叫びながら登り切る。
上がった場所は……「うわー、火口をぐるり回るお鉢回りがあるなんて聞いてな……いこともないぞー」(下調べ済み)
火口
なるほどなるほど
よおしと看板のお勧めに従って時計回りに歩いて行く。
火口の反対側が一番高い部分。だからそこまでは上りになる。
路面(?)は砂利と岩。今履いているカドヤのブラックアンクルなら平気だけれど、底の薄い靴の人は結構大変なんじゃなかろうか。
駐車場が満車の割にここがさほど混んでいないのは、他の場所(山)へ歩きに出ている人の方が多いから……かな?
火口の東側からは、下に先の渋滞ポイントが見える。その先には例のガスが溜まる直線も。
そう、実はこの辺りを上から画像に撮るのも宿題だったのだよ。
※雑誌で浄土平が紹介される時に載るのは大抵ここの画像
丁度雲が来ちゃったけどな!
登るにつれ岩が増えてきます
えんやら歩いて一番高い部分へと到着する。
せっかくなので若者グループにお願いして、記念というか証拠画像撮影。
登った登った
撮られるときは腹を引っ込めろとあれほど……
岩に座って景色を眺めながらペットボトルのお茶を飲む。
空は相変わらず。雲で陰ったり陽が照ったりとくるくる変わる。
さてと出発。残り半周は下りで楽なのだけれど、油断すると危ないので慎重に。
山は下りの方が危ないとも聞くわけですよ
見下ろす下にも紅葉が
反対側(の来る側)も渋滞してるわ
無事駐車場への帰還に成功。
下から階段を上がってお鉢一周して降りて来て、ゆっくり歩いて&休憩込みで1時間ちょいといったところだろうか。
散策するには丁度良い距離・時間だと思う。そう、運動不足でないのなら。(ゼイゼイ……)
★
10:40発。上から見たとおり反対側(西側)にも駐車場待ちの車の列が長く連なっていた。
こちら(反対車線)はガラガラで快適。紅葉を見ながら下っていくのが楽しい。
道がガラ空きなのでペースが上がる。
俺同様紅葉見物の為か、ガラ空きなのにゆっくり走る車も多し。セローだけれど追い越させてもらうとしよう。「ははは、D605、下りで結構イケるじゃん!」
★
道は磐梯吾妻レークラインへ。
程なく川沿いに見えたのが、以前も入った砂防ダムのメンテナンス道路(多分)だ。
それっと進入する。
前回より周囲の木が大分大きくなった気がする。雰囲気は良いけど川が見えにくくなってるのがちょっとだけ残念。
道は相変わらず走り易く
「まぁ前回から10年経ってる(!)からな!」と先へと進む。前回は途中で引き上げたのだけれど今日は行けるところまでは行ってみよう。
道は一旦突き当る。右へと進むと川の中。ならばと左へ曲がると山の中へと入っていき、しばらく先でゲートで塞がれた。
うーむ残念。ゲートの閉鎖は甘いから物理的にはイケるけど、倫理的にここまでとしておこう。
右折は突き当たり。これはこれで雰囲気良し
左折先のゲート。ガードは甘あまでした
Uターンして戻ると、レークラインから入ってきた方(橋の上)とは別に川沿いに道が続いているのに気が付いた。どこかへ繋がっているのかな?
そしてこれが意外な素敵林道だったわけで。
土手っぽいルートを抜けると急に広がり、フラットダートに変わった。
嬉々として走る。いやー、この道、GoogleMAPには載ってないぞ!
最初は川沿いの土手風で
その先は大フラット!
距離はさほどでないけれど見晴らしの良い素敵ダート。しかも川沿いでもある。
今日のような天候だと恐ろしく気持ちが良い。
おそらく無名だとは思うのだけど、途中1台のバイクと4駆に出会ったから、知る人には知られた道なのかも。
#バイクはアメリカン系だったから迷い込んだだけかもしれないけど。
★
「あー気持ち良かった……」とレークラインへ復帰。そしてこれまたすぐ脇道があるのに気づいてしまう。
それそれっと進入。
こちらはドロドロの水たまり多数。んでもまぁ、昨日の泥に比べればとゆるゆる進む。
そしてこれが素敵林道・スペースだったわけで。(再)
ポンっと音を立てて(比喩)秋元湖に出る。
湖畔も湖畔、本当の湖畔だ。やー、凄いぞここも。
The 湖畔
ぎりぎりまで攻め込みました
多分ボートに乗る人向けの道なのだろう。先の方には四駆が2,3台見てとれる。
砂利の上をゆっくり進んで湖畔で一休み。ああ、ここ、天気の良い日に来られて良かったわ。
★
再度レークラインへと復帰する。
今日はここまでに素敵林道(&場所)を2か所も見つけることができて極満足。だから30km/hで走るおじちゃん車も優しく見守ってあげるとしよう。
さて、時刻はお昼丁度。予定ではいつぞやの渓谷のドライブインで食べるはずだったのだけれど適わなかった。
<余談>
手前でTELに受信があったのだけれど出られず。入ったドライブインでは受信歴は確認できたけれど電波が通じず連絡不可。
相手が普段電話してくる人ではなかったし、日曜日の日中なので不測の事態を想定してしまった。
とりあえず昼飯は放っておいて通信が繋がるところまでの移動を優先。ま、結果的にはなんてことない電話だったんだけど。
★
……というわけで一気に裏磐梯まで来てしまった。お、結構車走ってるじゃん、盛況じゃん。
※コロナ前とそんなに変わらないんじゃ?と思うくらいに
予定通り、昨日通らなかった「東側の道」で磐梯山を降りていく。
遅くなった昼飯は途中のおしゃれ喫茶で。繁盛店らしいけれど時間がズレたおかげで丁度1席空きがありラッキー。
おいしゅうございました
げふーと出発し、念の為にと給油する。
その先は道の駅猪苗代。そういえば今日はカフェインを採っていないぢゃないかと呟きながらコーヒー&甘いもの休憩。(げふーはどうした)
さて、猪苗代まで戻って来て、この先はどうしようか。
時間は早いし、久しぶりに布引高原辺りへ寄ってもいいんだけど、セローはドロドロだし、山で歩いたし、今回はこのくらいで引き上げにしようかな。(正解)
★
14時、磐越道へIN、ペースは往路同様で。
「にしても2日間の天気が悪くなくて何よりだったな」とほこほこ走る最中、ふと右足付近に違和感を覚えてしまう。
「ありゃ?エキパイのヒートガードがブレてるぞ?」
よくよく見ると前側のボルトが無い。ありゃりゃと見ると後ろ側もない。3本のボルト中2本が無くなって真ん中しか残っていないではないか。
「なんじゃこりゃー!」(ジーパン刑事)と鏡石PAに緊急IN。
ふむ、見事になくなってるわ。225時代にもここのボルトが無くなってビビリ音が出たりしてたから結構気を使って締めていたつもりなんだけどな。
前も無けりゃ、
後も消えて
ともあれ、無いモノはナイ!のは仕方がない。
さすがにこのままボルト1本で走るのは心もとない。ヒートガードはすっぱり外してリアのボックスへと放り込む。
この先は右足を火傷しないよう気を付けるとしよう。それにしても布引高原に寄らなくて正解だったわ。付近のガレ林道を走るはずだったから、そこでヒートガード自体が落ちでもしたら立ち直れなかったからねえ(価格的な意味で)
※後日ヒートガードを再取り付け。このボルトがなかなかに特殊でしてねえ。
★
その後は特に何もなく、無事の帰宅は17時前となる。
近所のGSで給油してから……頑張って洗車と給脂を済ます。(ああ足が腰が……)
外れたパーツも発注して安心して。
うん、良い2日間だった。やっぱツーリングは天気が良いのが一番だわ!
また行こうっと
★
■今日の走行距離:300km 給油回数:2回
■今日の教訓:世間が落ち着いているうちに何度かツーリングに出かけねば
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今日のルート(猪苗代湖から北)
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■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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