■ツーリングレポート セロー 静岡

 

南伊豆キャンプツーリング記

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テントYeah!

 

 

garage Ak!rA

 

<2014年4月>

今年は飛び石連休ですし

 「今年のゴールデンウイークは暦どおりの休みだから遠出できねぇよぉ!」と喚いたのが4月の中旬。

 そしたら毎度お馴染みと~るさんから「最初の週末に家族でキャンプやるけど… べ、別に誘っているわけぢゃないんだからね!」というツンデレメールを頂いた。

 土日にキャンプというのは願ったり適ったり。
 とりあえず、「馬鹿だなあ、素直になれよ。」と返信してっと…

 キャンプ地は南伊豆。となると考えねばならないのは気温だ。
#雨天中止なので天気自体は気にしない&俺が行くキャンプで雨が降るわけない(傲慢

 この時期の伊豆半島には何度か出かけているけれど、キャンプは初めて。

 夜はどんな感じになるのだろう?北関東だとフル装備必須だけど、海沿いはそんなには冷えないのかな?
 寒い日の続いた今年の春も、ここ数日でずいぶん暖かくなってきているわけだし。あとは…

…「セローで南伊豆か。きっとVMAXの3倍くらいの距離に感じるんだろうな。」(そうそう)


 当日、4時起床5時出発。
 一応GWの初日なので朝のうちに首都高を抜けておきたいと早出してみた。

 迷った服装は冬ジャケット(軽バージョン)に防風ジーンズ&ニーシンパッド。インナーにはトレーナー。

 今(気温1桁)はともかく、この格好だと日中は大汗をかくことになるだろうけれど、寒いのを我慢するよりははるかにマシなのだ。

※やっぱ欲しいな、この時期のセローのツーリングに使える春夏ジャケットがさ。

 荷物は前日までに準備済み。当然のように山積みだ。

 テントに加え、いろいろあった昨年の北海道ツーリングではばっさり切り捨てた炊飯系の装備も持っていくので仕方ないのだけれど。
 「でもベテランになると荷物減るって聞くんだけどなー」(常)


もちろんキャリアサポートも装着しました

 考えてみれば、炊事道具一式を持ったキャンプツーリングというのは2年ぶりくらい。

 「最近のキャンプは全部4輪だものなぁ…歳とると面倒になっていかんねぇ、ゴホゴホ」

 セロー発進、国道を南下する。

 早出できたし東京までは下道で行こう。何しろセローが一番苦手なのは高速道路なわけだから。

 国道から眺める東の空には真っ赤な太陽が昇ってくる。
 予報どおり天気は良さそう…って、赤い朝日は天気悪くなる前兆なんだっけ?(どうだったかな?)


ま、晴れるでしょう、きっとね

 こんな時間なのに幹線道路には結構な交通量があってびっくりする。
 バイクも相応に。北へ向かう連中には俺同様大荷物のキャンプ組もいた。がんばって行くんだぞ~

 左車線をほこほこと進む。
 セローのエンジンは問題なし。後ろの荷物が重いけれど、このペースならこれまた問題なし。


 途中のコンビニで軽い朝飯を済ませ、2時間走って東京へ。

 首都高に上がる前に給油する。
 航続距離の長いセローだけれど、ここしばらくのセッティング・テストの影響で今日は中途半端なガソリン量で出発しているのだ。

 そして満タン後にリセットしようとして、ツマミを回してもトリップメーターが動かないこ とに気づく。

 ありゃ?どこか外れたかな?次の休憩の時にでもみてやるか。


 今日から連休の人もいるはず…と相応の覚悟をして入った首都高だが、混雑はさほどでもなかった。

 詰まってもすぐ流れるしすり抜けも問題なし。

 セローはハンドル幅のせいで物理的にVMAXよりすり抜けしにくいのいだけれど、軽い車体と羽のようなクラッチのおかげで乗り手のストレスは少 ないのだ。

 そして…「あれ?もしかするとセローで首都高走るのって初めてだったかな?」
※考えてみたら東京(以南)まで来たの自体初めてだったかもね。

 C2→山手トンネル→東名はいつものとおり。

 太陽は順調に昇り(?)気温も上がってきた。
 「良い天気だなー」とほこほこ走っていたら、路肩にはべっこりフロントの凹んだスーパーセブン。
 危ない危ない、俺も気を抜かないように気をつけねば。にしてもスーパーセブンで追突すると怖いだろうなぁ…(クラッシャブルゾーン的に)


 海老名SAで休憩。駐車場には当然バイクが多数。

 予想していたとおり、さすがにセローだとここまでも結構な距離に感じてしまう。
 北海道だと1日で300~400km走っても平気なのだけれど、やっぱりロケーション(というか混雑というか)の影響は大きいんだねえ。

 一息ついた後、さてと先のトリップメーターのつまみをぐりぐりやっていたらスポンと抜け てしまった。


なんかあっけなく

 ありゃ?と本体側のカバーをはずして覗くと軸自体は残っている。
 つまみを差し込みなおしてひねくり回したらカチンと繋がってトリップリセットが復活した。ふーやれやれ。
#俺メモ:ツマミが外れたら右回転で取り付け。手ごたえあり後は左回転でメーターリセット。

 そして出発前にエンジン下にぽつりと落ちているオイル染みに気づいてしまう。

 あれれと見ると確かにうちのセローのエンジンガードから。
 ここはこの前きちんと掃除したはずなので、その後新しく漏れてきたのは間違いない。


ポタリと2滴

 ごく少量だし、気にする量ではないが気にしない量でもない(どっちだよ)

 いずれにせよ今はどうにもできないので放置することに。バッグの中には補充用のエンジンオイルもあるわけだし。
 「ああ、でもこれから先はバイクを停める場所に気をつけなきゃな」

※ちなみに高速道路での高回転長時間巡航(セロー基準で)の時のみっぽい。その後の一般道では目につかず。

→後日対処できました


 高速続行。東名から小田原厚木へと乗り換え。オダアツは制限速度が低いのでセ ローでも安心して走っていられる。

 この前付けたスクリーンはまぁまぁの感触。これは今後あっちのコンテンツにて報告を予定。

 そしてちょい気になりはじめたのがエンジン音と振動。これも別のコンテンツにて報告をっと。

 二宮でオダアツを降りてR1。時間もあるし、せっかくだから西湘PAへ寄るんだもんね。

 そして西湘バイパス二宮ICに着いてから、ここからは伊豆方面へは乗れない事に気づかされる。(← 地図見ろよ>俺)

 うがががと国津府ICまで行ってから西湘バイパスへと乗る、そしてすぐにPAにIN。

 久しぶりの西湘PAは、これまたバイクが一杯だった。
 相変わらず素敵な景色だけど、工事中で海が綺麗に見渡せないのが残念で。


凝ったバイクが多いのも相変わらず


海沿いには重機多数

 これから伊豆に行くんだからホントはダメなんだけどな…と思いつつ、食堂でおにぎり1個+味噌汁を頼んでしまう。
 やっぱ朝飯を6時に済ませてると10時前にはお腹が空くよね。(モゴモゴ)

 よっしゃぁ!と出発。

 今日はここからひたすらR135を南下する。
 渋滞が名物(?)の東伊豆海岸線、覚悟していくぜい!


 「…と、気合入れて出発したんですけどね」(ヘルメットの中で独り言)

 驚いたことにR135の混雑は少なかった。

 もちろん多くの車が走っているしそれなりに渋滞箇所もあるのだけれど、びっちり詰まって動かないような事はない。
 むしろ「海っていいねぇ…」と景色を楽しみながら走るには丁度いいペースというかなんというか。
※ま、これも日ごろの行いって事ですな、うんうん。

 熱海を「熱海だー!」と抜けてベンジャミン伊 東。
 道の駅伊東マリンタウンへの到着は11:20amという辺りだ。

 マリーナ脇の二輪駐車場へとセローを止めてうんと一伸び。「あ~空が青いわ~」
 気温の上昇も予定通り。インナーのトレーナーを脱いで荷物にくくりつける。


逆光ですいません

 ここは大きな道の駅。土産物屋をひやかして回る。
 そして道の駅にしては珍しく試食コーナーが充実していた。「この…干物系と佃煮系とせんべい系の…」(朝飯が6 時だと(略)

 小腹が膨れて(?)出発。
 その後も海沿いを順調に進む。

 遅めの昼飯は伊豆稲取で。

 ツーリングマップルに載っている店も見つけたのだけれど、なんとなく別の小洒落た店に入ってみる。
 オーダーは稲取なのでもちろんキンメ。ちゃんと美味しくはあったのだけれど…うう… 値段が…


ま、遊び中なんだから野暮な事は言いっこなし


海も空も青いしね

 げふ~と出発。

 R135の状況は相変わらず、というかこの辺りまで来ると車の台数は更に減ってきた。

 有名な白浜海岸にも混雑はなし。
 浜正面のコンビニの駐車場すらガラガラ、セローを停めてやれやれとヘルメットを脱ぐ。

 砂浜の続く海岸線はさすがに綺麗だった。今日のように天気が良いと尚のことだろう。
 海にはサーファーの方々多数。気持ち良いだろうなー


さすがの著名海岸


あと何故か駐車場でガン見され続けました

 さて、この辺りから先が地理的に「南伊豆」ってことになるんだろうか。

 早めに出た&混雑それほどでもなかったおかげで時間はある。なので岬やら灯台やらをぐるぐると見て回る。

 どこへも気軽に入っていけるのがセローの強み。まぁ今日は荷物が多いのであまり無理はしないようにっと。


 更に先、と~るさんに指定された海岸へ着いたのは午後3時前というあたり。

 「お~ここか、なるほど凄いロケーションだな~」

 綺麗な入り江に砂浜。手前はちょい高くなっていてテントを張るのに丁度良さそう。
 どれどれ、まずは記念撮影してっと。


オフ車で良かった…


花も咲いてます


 テントを張るには時間が早いので、とりあえずマットを引いて昼寝と洒落こんでみる。
 あ~、日差しも浜風も気持ち良いわ~・・・zzz

 どぱぱぱという4スト単気筒の音で目覚めたのは数十分の後。

 と~るさん@ジェベル登場。
 予定では先のとおり家族キャンプだったのだけれど、今日は娘さんの体調がいま一つとのことで「俺一 人で行きます」の連絡があった。
 これが「行けなく」ではなく「一人で」となるあたり、まさに鬼ち(略)

 それではとさっくりとテントを張って、テーブルと椅子を出して一安心。

 「にしても綺麗な場所だねぇ」と話すと、伊豆の海岸線はほとんどの場所で6月からキャンプ・バーベキューの類は禁止に なるのだそうだ。
 4月末の今は他に人影なし。今日は静かなキャンプが楽しめそうだ。

※もちろん今のこの場所はキャンプ禁止ではないのだけれど、状況によっては今後そうなる恐れも高いとの事。
 なので画像を見て「あ、知ってる!知ってる!ここ○○でしょ!」とか野暮な事は言わないようどうかお願いいたします。


 買出しての後、日暮れ前から飲み始めるのは当然のこと。
 フリーでやってきたR15氏(←バイクが)を交え3人でわいわいとやる。

 ストーブで作る怪しいツマミも、海沿いならではで刺身も旨い。

 そして、波の音を聞きながら飲む酒といったらもう!


ビールは軽い方から順番にいきましょう

本日の走行距離:290km?(メーター読みだけどなんか少ない気がするんだよ な)
本日の教訓:キャンプ万歳!海万歳!

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

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