■ツーリングレポート SEROW250 群馬・長野

 

万沢林道・秋鹿林道、加えて林道湯沢線爆走記、の2

万沢林道・秋鹿林道、加えて林道湯沢線爆走記、の2
青空万歳!(但し気温が)

 


<2024年7月下旬>

まだ午前中なんです

<続き>

 国道405から292で草津温泉へ。

 著名観光地でもある草津に面白い場所が沢山あるのは知っているけれど、今日は林道メインだからスルーするのさ!(再)

 とはいえ、そろそろお昼。どこかでしっかり食べておかないと午後の走りが持ちそうにない。
 「でもなー、温泉街はインバウンド価格だしなー」

 ならばと、ぐるり回って道の駅へ。
 食堂でのオーダーはカラアゲ丼。やっぱここは肉を食っておかないと。

道の駅草津
夏休みに入ってるけど人出はまだ控えめかな?

カラアゲ丼
美味しかったけど「丼じゃなくても良いのでは?」とか思いながら

ライダーの義務
もちろん食後にはライダーの義務を果たします

 「さて」とイチゴソフトをなめながら考える。

 何も考えずここまで走ってきたけれど、どうやら天気は持ちそうだ。
※雲が増えてきてはいる(画像参照)

 予定通りもう少し西まで走るとして、そこから帰るとなると自宅着は深夜になるだろう。というか、そこまで体力が持つや否や。
 「やっぱり泊まりにしようっと」

 あちこち連絡、あちこち手配。
 長野市内に手ごろな値段のビジネスホテルが取れた。よし、これで午後も安心して走れるぞ!

 12:30、セロー発進。

 草津スキー場から白根山へと上がるルートは何度も通っている道だ。

 今日は交通量も少なく、快適に走る事が出来た。
 素晴らしい絶景ルートでもあるのだけれど、今日は林道メインだからスルーするのさ!(再々)

※「硫化水素が流れてくるから駐停車禁止!」って部分も多かったしね

黒くもあらわる
頂上付近から振り返ると、眼下に黒雲が見え始めました

 白根山のお釜手前から万座温泉へ。
 「ありゃ、また晴れてきたわ」

 先の黒雲は後ろへと流れ、青空に白雲が映える素敵な天気に変ったのだ。

万座温泉を望む
万座温泉を望む

 うきうきと県道466。県道122へと曲がって、さぁとりあえず毛無峠に着きましたよと。

 3度目となる毛無峠。まずはお約束の画像撮影。

毛無峠
天気が良いので遠目から

毛無峠看板
看板も大分薄くなりました

自撮り
いかんいかん、自撮り自撮り

毛無峠付近
ここは看板が話題になりがちですが、周囲も絶景なんですよ。

 さて、天気も景色も良いけれど、今日の本命は林道だ。

 「行くか!来る途中ゲートが開いている事は確認してあるしな!」

 Uターンして林道湯沢線入口着。

 看板によれば全長は14kmと意外に長かった。

湯沢線入口
ゲートオープン!

湯沢線看板
何故か距離が書き直されてました

 うりゃうりゃと走り出す。

 「これまでに比べれば明るくて走りやすいぞ!」と思っていたのだ、最初のうちは。

見晴らしよし
見晴らしも良かったし(最初のうちは)

砂利深し
砂利は深かったけれど撒きたてなんだろうな、とか(最初のうちは)

 道はずっと下り。それも結構な角度で降りていく。
 砂利が深いのでなかなかに苦労する。下りではスロットルが開けられないからだ。そして……「あ、ヤバいわ、路面が変わってきたわ」

 「撒いた石」が「落ちてきた石」へと変わっていく。見晴らしがよかった道も林間へと沈んでいく。
 今更水が流れてできた溝には驚かないけれど、轍間にある凸部に阻まれて走るルートが限られる=溝にハマるのだ。

 「うわー、結構きついぞこれは!」

浮石区間
浮石注意(これは比較的マシな場所)

溝注意
溝注意(これは比較的マシな場所)

 ガラガラゴンゴン(vsアンダーガード)と走る。

 前輪がハネる。後輪が滑る。「頑張れ4分山のGP-610!」(再)

……とまぁ、騒いでるわりに画像が少ないのは、それだけ状況が厳しかったという事で。
※毎度言ってるけど本気にヤバいところでは止まれないのよ(ソロツーの弱み)

 やー厳しいなー、そろそろ半分来たかなーという辺り。

 ちらりと下に大きめの橋が見えた。「しめた、あの上でなら休めるぞ」

 そしてその橋の手前で、この道で初めて対向してくるバイクが現れた。

 多分ホンダ、おそらくアドベンチャー、もしかすると400X。
 でも確証は全くなし。ホンダのバイクは良く知らないし(をい)何よりその手前が泥の海で、前輪をどこに通すか考えるのに精一杯だったので。

 すれ違いざまに軽く頭を下げて挨拶したけれど、「純オフ車」でなかったのは間違いない。
 タイヤとか大丈夫だろうか?この先は「あんな」状況なんだけど。そしてこっちからだと結構な上りなんだけど。

 橋の上でちょい休憩。
 しばらく耳を澄ませていたけれど、先のバイクのエンジンはうなりながら上へと移動していった様子……だよね?(さて)

橋の上休憩
ようやく落ち着いて停まれました
(左端に見えるのが泥の海)

 その先、道は少しだけ走り易くなってくれた。
※だから先のバイクも入ってきたのかも
 ただ、ところどころには荒れた部分があるので油断は禁物だ。

 路面が舗装に変ると林道もそろそろ終了だろう。

林道出口
「知ってる!」(再)

注意看板
ってかさ、携帯持ってても電波通じないんじゃ?

……というわけでこの林道湯沢線。

 毛無峠側からだととにかく下り、延々下り。
 スロットルが開けられないので浮石だと走りにくい事限りなし。距離もたっぷりあるのでスタンディングが太ももにクる。

……とか、面白くなさそうに思えるかもだけれど、いろいろ変化があって楽しいルートでもありました。

 ともあれ、「デカいバイクでは走りたくない」(もういいんじゃ)

 14:25、県道112へと出る。

 うっはー疲れた。スタンディング続きで足ががくがくだわ。そして山を下りたせいかもしれないけれど、物凄く暑いぞ!(と持参のお茶をガブ飲みする)

 須坂市でコンビニ休憩。ソルティライチを一気飲みする。

 長野市に入ったらGSで給油。
 そうか、朝の沼田給油から160kmしか走ってないのか。それにしてはさすが本格林道3本、足もだけど上半身にも疲れが出てるなぁ。

 昼に予約したホテルへの到着は16時前。

 確かに通常ならこれから帰れないこともないけれど、今の状況(体力)では無理!
 いや、泊まりは妥当な判断だったわ。

 とっとと風呂に入って、コンビニで飯を買って早めの夕食をとって。

 あまり早く寝ても仕方ないけれど……zzz(爆睡)

帰りましょう

 「10時間寝ました!」

 いやぁ凄い。昨夜缶ビール2本とお茶をガブ飲みしたのに、朝までトイレに起きなかった。
 それだけ疲れていたということか、はたまた体が水分を欲していたということか。

 それでも起床は6時とそこそこに早い。

 今日林道を走るつもりは無い。
 予定は全部こなして満足至極。加えて足と肩には筋肉痛が出始めているからねぇ。(歳)

 それではと、朝から善光寺に向かってみる。

 長野といえば善光寺。一度来たことがあるけれど、何年前かすら覚えていない大昔の話だ。
 あの時はどこ回ったんだっけなぁ?(忘)

 昨日同様の青い空にニヤけながら、二輪駐車場(500円)にセローを停めて本堂方面へ。

 朝なので人は少ない、観光客より散歩している近所の人の方が多そうだ。

善光寺本道
善光寺本堂

 香炉から煙が上がっていたので、お線香(100円)をそっと入れてみる。
 あとは煙を頭にかけて……「物忘れが酷くなりませんように……」(祈)

お線香
そして大病もしませんように……

 本堂から逆に参道へと降りていく。

 山門やら土産物屋やら。人が少ないので落ち着いて回ることができた。

善光寺山門
振り返って山門

善光寺参道
その先、参道は長く続きます

 開いたばかりの社務所(的な売り場)で土産にお守りの類を買って、「さあ帰るぞー!」

 セロー発進。

 長野ICから高速に乗って、長野道、上信越道、北関東道と乗り継いでいく。
 「しまった!高速使う予定なかったから二輪車定率割りに登録してないわっ!」

※登録IDやらなにやらが出先からだと判らない
※※だから面倒くさい事せず単純に四輪車の半額にしろとあれほど……

 「セローの弱点は高速でー」と叫びながら、自宅到着は13時半という辺り。

 帰り道もずっと晴天だった。
 今のところも良い天気だけれど、この先どうなるかわからないのでさっさと洗車を済ます。

 「あー、泥が凄いのは判るけど、この落ちてくる大量の石はいったいどこに詰まっていたのだろう?」(恒例)

 セローをガレージに収め、やれやれと自室でくつろぎ始めたころ、ぱらぱらと降り出す雨。

 ほ~ら、やっぱりね。

総括

……ということで、なんとか無事に終わった群馬・長野3林道走破ツーリング

 最近の状況下でのALL晴れはまさに奇跡と言ってもよく……というのは、少なくとも北関東の人には納得してもらえると思う。
 うむ、まさに天下御免の晴れ男の面目躍如といったところですな(傲慢)

 気温も思った程ではなかったような?と感じていたけれど、当日、平地では35度を超えていたらしいし、単に走りに集中して感じにくかっただけかもしれない。
 夜の状況からみても相応にダメージを負っていたように思う。
※モウムリハキンモツダヨネー

 本編のとおり、3林道は思いもかけず厳しかった。(俺基準)

 有名=走り易いと勝手に考えていたのがいけなかった。まぁ連日の雨の影響もあるとは思う。

 晴れ続きの状況ならもっと走り易いのか、それとも逆に走りにくいか。
 岩ゴロゴロの路面状況だとどうなのだろうねぇ?(あまり経験なし)

 さて、これで梅雨明けの宿題は終了。セローも俺も遠乗り問題なしを確認。
 よし、次は真夏の北海道だ!(予定)

初日の走行距離:310kmくらい(うち林道40kmくらい?)
2日目の走行距離:270kmくらい(ほぼ高速)
今回の教訓:何事も基本は体力だねぇ

今回のルート(沼田~長野)

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 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

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