■ツーリングレポート VMAX1700 静岡

 

第17回V-Max ML全国大会
&ヤマハコミュニティプラザ見学記

セロー30thミーティング浅間サーキット
宴会Yeah!

 

 

garage Ak!rA

 

<2015年9月20日>

今年も行きますよ

 昨年も出かけたV-Max ML(メーリングリスト)の全国大会
※「そもそもMLというのは…」は昨年書いたので略。

 今年は静岡県で開催される。
 場所は記念すべき第一回大会と同じてんてんごー渋川。そして今 年は1985年に先代V-Maxが発売されてから丁度30年
 だからなんとか参加したい…というより、こう揃ってしまうと参加しないなどという選択肢は既に存在しないのだ。

#と、リンクした昔のコンテンツ読み直してその稚拙さにうあああと頭を抱えてみたり。(←今でもあまり変わっていないとの噂あり)
 でも まぁこれも記念だから、他のコンテンツ同様今後も手を加えることはしないわけで。

 当日、出発は7:30am
 せっかくのイベントなので革ジャンでばっちり決めていく(?)つもりだったのだけれ ど、天気予報では今日の最高気温は28度にもなるらしい。

 ぎりぎりまで悩んだのだけれど夏ジャケットにチェンジする。
 「暑ければ脱げばいい」の法則はもちろん有効なのだけれど、さすがに革ジャンの下にTシャツ1枚というわけにはいかないだろうから。

 VMAXのリアにはサイドバッグ
 宿泊施設があるから大荷物は必要ないのだけれど、エコバッグ1つにいろいろ詰め込み、それををポンと格納できるのはやはり楽だ。それに今日はトレーサー仕様でのすり抜けチェックもするわけだし。(← 広くなったハンドル幅とサイドバッグの関係の確認とか)

 走り出してすぐ気づく。「暑い…」
 まだまだ朝の範疇なのに汗の吹き出るこの暑さ。こりゃあ皮を着てこなくて正解だわと、閉じてあったベンチレーションを全開にする。

 北関東自動車道から東北道。

 セローだと修行でしかない高速道路もVMAXなら墜落堕落し放題(?)
 うひひひひと快走する。広い東北道ではすり抜けの苦労なし、というかすり抜けにはあたらない走りというか…(フェードアウト)

<余談>
 例えば走行車線を走っていて追い越し車線に入ろうとする場合。
 追い越し車線を走っている車の間に入ることになるのだけれど、この時「あの車の前に入ろう」ではなく「あの車の後ろに付こう」という意識でないといけないと思っている。
 前に入られれば気に触るけど、後ろに付かれるなら気づかない場合も多い。
 ただでさえ邪魔にされがちな二輪車は、できるだけ敵をつくらないような走りをするべきなんだよな。
#でもまぁ、これは四輪で走ってるときも同じかな…


 さて、今日は秋のシルバーウイーク(5連休)の2日目になる。
 予想通りと言うか、反対側の下り車線はかなりの渋滞。
 今走っている上り車線に混雑はないけれど、東京から先は覚悟しておかないといけないだろう。

 蓮田SAでは給油のみ。首都高へと突っ込んで行く。
 「あー、やっぱ混雑してるわー」

 川口線からC2内回り、例によって灼熱地獄の山手トンネルから渋谷3号線と進むうち、渋滞が酷くなってきた。
 下りになった東名料金所では、その先の本線が詰まっているのでゲートが通行できない有様に。うー、まぁ今日は仕方ないかー

 それでも4輪に比べれば2輪は圧倒的に楽だ。
 「運転のお父様方お疲れ様です」と、びっちり詰まった四輪をゆっくりとすり抜けながら前へと進む。今日は車体幅が広いからいつにも増して気をつけてっと。

<余談>
 高速道路の渋滞のすり抜け中怖いのは、実は四輪より同じ二輪のほうだったりする。
 自分が走っているのと違う車線からひょいと突っ込まれると避けようが無いのだ。
 なので俺は、並行してすり抜けているバイクがいた場合には、「距離をおく」か「前に出て俺の存在を知らせる」か早めに対応するようにしている。


 驚いたことに、渋滞は東名料金所から秦野中井あたりまで延々と続いていた。
 やれやれと足柄SAへと入った時にはへとへとに。「ああ疲れた、小休止小休止。」

 足柄SAはエヴァンゲリヲンに占領中。
 うーむこれもクールジャパンの一部なのか呟きながら、ブランチにカレーうどんをすすりこむ。


こんなのとか赤い槍が立ってたりとか


赤いお姉さんと白いお姉さんがじゃんけん大会してたりとか


あさりよしとおデザインのキャラは皆可愛いとか


 給油後出発。
 気温は高く天気も良いが、残念なことに富士山は雲の中だった。

 御殿場を過ぎて、それっと新東名へ入って行く。
 ここまで来るとさすがに渋滞は無い。というかガラガラといっても良い状況だ。「おーし、行くどー」

 2回目となる新東名はやはり走りやすかった。秋の交通安 全週間は確か明日からだよなと考えながらペースを上げる。それはもう上げる。ここまでの鬱憤を晴らすかのように上げ(略)

※ハンドガードの高速域での印象はこちらのとおりということで。

 12時前、静岡SAで小休止。
 カラカラの喉(何故?)にアイスが旨い。あ、でも静岡おでんも旨そうだな、んじゃ3本だけ…


アイスクリームは正義!(但しツーリング時に限る)


そしてよく見ると怖いゆるキャラ像

 ここでさてと地図を広げてみる。

 高速を降りる予定なのは浜松いなさJC(の先のどこか)なのだけれど、 降りてからGSがあるかどうか怪しいので手前の浜松SAで給油を予定。
 となると…「ちょい中途半 端だけどここでも給油していこうか。悩んだら給油ってのはVMAX乗りの常識なわけだか ら」
#悩むんだよねぇ、次の給油所までの累計距離が150~180kmだとさ。

 「セルフは余計な気を使わずに済むからいいねぇ」と給油し出発。

 その先も快適なペースで楽しく走る。

 但し見知らぬ土地なので、「追い越す前にナンバー確認」「追い越す時にはドライバーを確認」「追い ついてくる車がいたらペースを落として一旦道を譲る」を忘れないように。
※そして案の定、赤色灯を点けた 白いクラウンに導かれているミニバンを発見して首をすくめてみる。


 公にできない時間で浜松SAへと到着。
 なぜか時間が早すぎるので(←なぜかも何もないもんだ)ゆっくりしていくとしよう。


相変わらずの晴天です

 道路上は空いていたのにSAには結構な混雑が。やはり家族連れが多い、まぁなんといっても5連休の2日目だからねぇ。(再)

 Lサイズのアイスコーヒーを抱えて音楽コーナー(ヤマハ楽器のお膝元なのでこういうコーナー がある)で寛いでみる。
 ついでに地図でここからのルートを再確認っと。

 先のとおり、この先のICで降りるつもりだったのだけれど、このSAにはETC出口が 付いている。そしてここから現地へ向かう県道299がくねくねで楽しそう。
 給油してから出発するのでGSの心配は無し。「よし、んじゃこっちでいきますか」

 たっぷり休んだ後、VMAXのもとへと戻りハンドルにスマホをセット。ナビゲーションを起動して出発、ETC出口から高速を降りる。
 その先はあっちへ行ってこっちへ曲がって…「あ~、これナビ無かったら完全に何度か間違ってるわ~助かるわ~」(←ま、道に迷うのもツーリングの醍醐味の一つではあるの だけどね)

 県道299は地図どおりのくねくね道だった。

 「ここ、16年前(驚)も通ったんだっけ?その後の10回大会(同 じ会場)の時はどうだったかな?」と考えながら走る。

 これまた見知らぬ道なのでむやみに飛ばすことはしない。ブレーキかけてバンクさせて加速して、の手順をじっくりと楽しんでみる。

 なんとなく覚えていた 最後の畑ルートを越えて、無事会場へと到着。
 「うへ~、着いたど~」


会場案内(の一部)


早い時間から続々と


今年の記念品の一つ「VMAX 30周年マグカップ」
他に30周年タオルもあり

 知り合いに挨拶したり挨拶されたり。
 普段オンラインでしか会えない方と実際にお会いできるのもこの手のイベントの醍醐味だ。

 夜はバーベキューでの大宴会
 なんか調子に乗ってベラベラ喋ってた気がするけど、酔った席だからキニシナイっと!
#あ~楽しかった。


これは準備中の画
そして夜の画像で使えそうなのがTOPのものくらいしかなかったり。
ま、楽しい宴会中に画像なんか撮ってるヒマはありませんって。


<2015年9月21日>

今日は見学に

 あけて翌日。これまた晴天。

 うがががと起きて(?)配給のパンとジュースの行動食を腹に突っ込み目を覚ます。
 やー、昨夜は結構飲んだ気がするのだけれど、残ってないってのが凄いよなー(←楽しい宴会だった証拠)


続々起床&出発の準備


ドローンも飛びます


 とりあえずの解散は9時というあたり。

 「とりあえず」というのは、この後浜松の「ヤマハコミュニティプラザ」での再集合があるからだ。

 幹事連の挨拶の後、VMAXが続々と会場を出て行く。
 台数が台数なので現地までは各自フリーで走っていく。

 それではと、俺は来たとき同様県道を使ってみる。他のメンバーはほとんどメジャールート(高速の無料区間利用)へと回ったのでここはソロ走り。
 「あ~今日も前がクリアだわ~気持ちよく走れるわ~」

 うきうき走って昨日と同じ浜松SAのETC入り口から新東名にINしてから、ここからだとSAの施設には入れないことに気づく。
 つまり給油も不可(GSに行けないので)
 俺は来たときに入れたので平気だけれ ど、ここをあてにしていたら面倒なことになってたな…


 地元のメンバーのお勧めに従い高速は1区間だけ、浜松浜北ICで新東名を降りる。

 走っていたらIC出口の看板が予告なく出てきて、慌てて左車線へと移ったり。
 そしてランプを降りる時、行きすぎかけたのか本線路肩をバックしてくるバイクが何台か…は見なかったことにしておこう。

 あとはひたすらナビ頼り。
 道も曲がり角もなかなか判りにくく、正直物理地図しかなかったら大回りを余儀なくされていたに違いない。
 やーやっぱ凄いわ文明の 機器って奴は。


そういえば今回はまだVMAXの画像を撮っていなかったなと川岸で


 ヤマハコミュニティプラザ到着。ここへ来るのはこれで2回目。

 初回は現行VMAXの(こっそり)発表の時だった。
 「そういえばあれがあってのVMAXの購入だったんだよなぁ…」(しみじみ)

 早めに着いたので交通整理じみたことをしながら全員の集合を待つ。


やま~は


台数が台数なので他の迷惑にならないように誘導するのが大変で


 現地会場では、ヤマハの尽力によりVMAXのアーカイブ映像を見せてもらったり、ポスターが当たったり。
 思わぬVIP待遇におおおと感動してみたりする。
#しかし、じゃんけん大会の類にはホント弱いな、俺。


V-Maxオーナー向けの案内を出していただいたりとか(光って見えない…orz)


アーカイブ上映会


記念撮影
(撮影:こたろ~氏)

 最後に皆で記念撮影して全国大会は本当に終了となる。

 いやお疲れ様でした。何より幹事連の努力にはホント頭の下がることしきり。
 本当にありがとうございました。感謝感謝です→幹事連。

 さて、来年は和歌山県での開催とのこと。俺が参加できるかどうかは神のみぞ知る。


 落ち着いたところで、有志数人で3階のレストランで飯を食う。
 あれこれのバカ話が楽しいのは昨夜同様、そしてこの手の施設の付属レストランなのにごくマトモな食事ができることにびっくりしたりする。

 最後にあらためてコミュニティプラザの見学を。
 ツインリンク茂木のアレに比べると控えめとはいえ充分に楽しませていただきました。


YZF-R1Mは裏の裏まで覗かせてもらって


やっぱこのご時勢には中国語表記もいるよねとか


アレがしれっと置いてあったりとか


コレの実物も見られたりとか


もちろんレーサー、市販車も山ほどとか


 これまたたっぷりと楽しんで、「さー、帰るぞー」

 14時過ぎ発。
 「ここから東京方面に帰るなら」と地元のメンバーに聞いたルートは国道1号経由
 なるほど、極力交差点(というか信号)を廃した有料道路的つくりになっていてさくさく進むことができた。

 島田金谷から新東名へ乗る前に忘れず給油。ここで入れておけば足柄まで持つはず。

 高速に乗ったら来るとき同様うひひと快適に走って…いたんですけどね…

 (旧)東名との合流、御殿場から大渋滞が始まってしまう。

 それはもうびっちりと。来た時同様というかそれ以上というか。連休のUターンラッシュにはまだ早いから大丈夫と思っていたのだけれどねぇ。
※後にこの渋滞、Uターンじゃなく事故渋滞だったことが判明。

 えっさっさとすり抜けて予定通り足柄SAで給油して、首都高がまたまた大渋滞(これは故障車渋滞)ですり抜けの限界を試して。(←試すんじゃない)さすがに空いていた東北道ではえんやらペースを上げて。

 帰宅はとっぷりと日が落ちてから。
 自宅近くで最後の給油を済ませ、やれやれとVMAXをガレージにしまいこむ。
 「お疲れお疲れ、洗車は明日してやるからな。」


…というわけで楽しい2日間だった。

 VMAXの集まりなので「同じバイクだから話が盛り上がる」という面ももちろんあるのだけれど、それとは別に(車種に関係なく)「バイクに長く乗っている人達」ならではの共通認識も感じたりとか。
 まぁそれだけ参加メンバーの年齢層が上がっているという事なのだろう(笑)

 そしてこんな今だからこそ、参加年齢層に幅のあるイベントがあるといいなと思ったりする。
#ま、それを一番感じているのはメーカーさんなんだろうけれど。

 そうそう、行きの足柄SAのインフォメーションで、以前騒いでいた全国のサービスエリアのガソリンスタンド一覧を頂くことができた。これは今後ウエストバッグの中に常備すること にしよう。


トヨタ2000GTのタイヤはミシュランの165SR15ですってよ奥様。

2日間の走行距離:840km、給油回数:8回
今回の教訓:これで圏央道が繋がればもっと近く感じるんだろうな

 

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。

 

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