■ツーリングレポート セロー 愛知、三重、徳島、高知

 

伊勢・剣山オフオフツーリング、の3


「SEROW ONLY」(ムック本)の表紙と言ってもとおりそうな

 

 

garage Ak!rA

 

<2017年5月5日>

オフロードでオフ会を

 午前6時起床。
 窓の外は完全な晴れではなくうす雲り。いやぁ充分充分、今日のメンバー(主として幹事)を考えれば雨じゃなければそれで充分。(説明不要)

 今日は、そもそもこのツーリングの目的であるオフロードでのオフ会の日。
 全国各地(ナンバー的には東は栃木、西は鹿児島……だったかな?)から集まったメンバーで剣山林道を走るのだ!

 さくっとホテルを出発。朝飯はコンビニで。

 昼飯は山中で摂る予定、なので朝飯と一緒に買っておく。
 そしてカップコーヒーを飲みながら、リアボックスにドリンクホルダーを発見する。


かなりの角度まで大丈夫っと

 林道を走るので、今日の装備はもちろんフルプロテクタ

 加えて膝下には(パッドとは別に)ニーシンカバー
 林道を走ると膝から下が泥だらけになる。だが、だからといって雨具を履くとムレムレになってしまう。これを解消するためのお手製スペシャルグッズなのだ!

 「まぁ古い合羽のズボンを切っただけだけどな!」
#でも似たような製品買おうとすると恐ろしい値段がするんだよなー。


日帰りなら気にしないけどロングツーリングの途中ですし

 そして今日はウエストバッグが重い。昨日のスマホトラブルはケーブルが原因と判ったものの、念のためにモバイルバッテリーを入れてあるからだ。
 ウエストバッグがちょい重いだけでこれだけ気になるのだから、背中にリュック背負って走る人は凄いよな。


 早朝の徳島市内を走る。
 「をを、ここは伝説の地"吉野川大橋北詰"ではないか」 (そうか、2回目の四国ツーリングは2000年だったのか……)

 市内を抜けてR438を西へ。

 勇んで出発したものの、実は時間はまだ早い。
 途中のコンビニで用を済ませ、山間の雰囲気の良い川やら沈下橋やらで一人撮影会を開いてみる。


川沿いにまで降りられる場所がそこここに


水が綺麗でした


青空万歳

 集合場所に到着したのは予定通り集合時間の20分前だった。

 既に来ていた数人とどうもどうもとご挨拶。

 皆いつもはイカついVMAXなのに今日は軽量オフ車。もちろん格好もそれなりでとイメージが違って面白い。


続々集合中

 驚いたことに(?)集合時間には全員が揃ってしまった。

 入り繰りはあったものの総勢12台という大所帯。そしてさすがというかなんというかYAMAHA率92% (つまり11台)

 そして驚く無かれ、セロー率は脅威の75%だ! (つまり9台、でもさすがに旧225ccは俺1台のみ)


「え~今日は不思議なことに雨が降っていませんで~」


出発!

 10時過ぎ発。並んで山へと入っていく。

 現在がけ崩れ等々で分断されてしまっている剣山林道。今日のコースも前回俺が入った場所からではなく、その先からの途中進入になる。

 そしてダートに入るまでの舗装林道が辛い辛い、「おーい、待ってくれぇ~」
※現行250セローって最高速は130km/hを軽く超えるそうな。知らなかったなー


 本線へIN。さぁダートに入ってしまえばこっちのもの!……には乗り手の腕がいまひとつ。

 ひーひー言いながら走っていたら、目の前で本日の一発目、唯一のホンダ車の貴重な転倒シーンを拝見してしまう。
 おお、これが150万円の転倒ですか、ありがたいありがたい……【拝】


無慈悲な撮影、アップ画像もあるけど自粛
尚、掲載にあたってはご本人の了承を頂いております

 コースのガレ具合は画像のとおり。
 前回走った時よりはちょい砂利が深いかな?な感じ。

 そして相変わらず四輪も走っているので対向車への注意が必要だ。
※そして吹っ飛んで走ってくる本気二輪組への注意もね。

 マスツーリングは続く。

 ペース的にグループが分断されてはしまうものの、走って停まってダベって。これが楽しい楽しい。

 残念な点と言えば、つい走り続けてしまうので画像がなかなか撮れない事くらい。それでもいろいろ頑張って撮影に勤しんでみたりする。


慌てて撮るとピンはバックミラーに


路面フラットなれど注意必要


後続を待つの図


既に大活躍

 ファガスの森の手前辺り。先頭を走るMK氏のセローを追いかけてみる。

 うー無理無理、パワーも違うんだろうけど腕が違いすぎる。おんなじスピードでコーナー突っ込むと俺だけとっちらかっちゃうんだよなー


勝ち誇られマシタ

 ファガス前で一旦止まって、その先「徳島のヘソ」スペースで昼飯大休憩。

 天候は曇り……ではなく真っ白な霧。あっはっは、なンにも見えないわ。んでも今日のメンバー(主として幹事)を考えればこれくらいで済んでありがたいとも(略)


ファガス前では青空も見えてたんですけどね


その先ではこのとおり


真っ白白スケ(なんじゃそりゃ)

 例えコンビニで買ったパンとおにぎりであろうとも、自然の中で食う飯は実に旨い。

 そしてほんの時たまさぁっと霧が流れて緑に染まる山々が現れたりもする。


ホント旨いんだ、こういうところで食う飯は


 出発。その先でMK氏とバイクを交換して走ってみる。

 なるほど、下りだからパワーの凄さはあまりわからないけどサスペンションが違うかも。フロントを沈ませたまま曲がるのにはこっちの方が安定しているわ。(車高も影響してるかな?)
 山の中主体にするならこのくらいのセッティングもありなのか。でもうちのはフロントにいろいろ付けちゃってるしなぁ……
※あ、でもブレーキだけはうちの勝ちですね(笑)

<余談>
 逆に俺のセローに乗ったMK氏(←ちなみにセローのスペシャリスト)曰く、「225セローでももう少しフロントは柔らかいはず」とのこと。
 この前フロントフォークのオーバーホールした時にセッティングは全てマニュアル指定値にしたんだけどなぁ?この次油面だけでも下げてみようか。


 走って停まってダベって継続。
 皆を撮ったり撮られたり。


方向が変わるとまた晴れて凄い景色がでてきたり


セローを撮ったり


休んでる人たちを撮ったり


走り来る人たちを撮ったり


さて、どっちへ行きますかね?


分断されてなければねぇ

 崖崩れでの行き止まりまで行って皆で記念撮影。

 それにしても、ヤマハのオフ車がこれだけ並ぶと壮観ですな。


「ホンダ車は一番向こうへ!」とか言われてて可哀想


青空見えてます


本当はあそこからずっと先まで行けるんですが今日はここまで

 ぶつ切りの剣山林道を12台で50kmほど走り回って、ここまでの戦績は「転倒3台、立ちゴケ1台」という辺り。

 うん、これだけ走ったにしては優秀なんじゃないでしょうか。

※俺は4輪追い越した後スロットル開けすぎてタコ踊りしたのと、ブレーキ失敗してガケ下オーバーランしかけたのと……あとは何があったかなぁ?


 遊びすぎて、山を降りたのは予定から2時間遅れとなる。

 よいしょと国道まで出た後、ガラガラに空いた道路を今日の宿のある高知市を目指して一斉に走り出す面々、「お~い、だから待ってくれってぇ~……」

 市内手前までくるとさすがに混雑。慌てず最後の給油を済ませて一旦解散となる。

 さあ、俺もホテルに着いたら速攻でシャワー浴びて、夜の宴会場へ向かわなくてわ!


かんぱーい!
(何故か人が増えている(笑))

今日のルート


今日の走行距離:250km(うちオフロード50km) 給油回数:1回
今日の教訓:誰だ「D605ならワィンディングもそこそこいける!」とか言ってた奴は!

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。

 

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