■YAMAHA SEROW 225WE (4JG6) セロー メンテナンス編

 

フロントフォークフルオーバーホール記


フロントフォークフルオーバーホール記
今回は背景がワチャワチャ(?)している画像ばかりですいません

 

 

garage Ak!rA

 

<2017年2月> 

とうとう取り掛かる日がきました

 某日、セローのタイヤ交換。

 前後ホイールを外してショップに持ち込む準備。そして思いつく。
 「ついでにフォークバラしちゃおうかな?」

 これまでフォークオイル交換のみで済ませてきたフロントサスペンションのメンテナンス。
 今のところ異常は感じていないのだけれど、総走行距離が6万km近く&製造後18年(!)ともなれば中の状況の想像はつく。どのみち一度は全バラして交換しなければならないのだ。

 「よし、今日やろう!」

 そう思いきれたのは、実は以前からやろうやろうと思っていて、既に手元にパーツが揃っているからなんだけどね。

※この「以前」が5年前だったのは秘密。(←パーツに付いてた注文伝票で判明)

 ショップでタイヤを交換し(てもらっ)たら、自宅へ戻って作業開始。

 フォークの取り外しは以前書いた通り
※今はメンテナンススタンドがあるので楽。

 キャップ、カラー、スプリングの取り外し、そしてフォークオイルを抜くのも同様に。
 そして思いもかけず綺麗なオイルに「しまった、まだ早かったか…」と悔やんでみる。(貧乏性)


綺麗な赤のままでした

 さて、ここから先が未体験のフルオーバーホールゾーンになる。

 まずは最初の難関、フォーク底のボルト外し。

 このボルト、とにかく固くて(ネジロック付)ナメ易い。そして緩んでも中で供回りすると面倒くさいことで有名なのだ。

 それではとフォークを万力に固定して、長めのヘキサレンチかけて一気に…「パキン」 あ、一発で緩んだわ。
 そしてヘキサの柄の方をかけて、それっとぐるぐると手回ししたら…あ、外れたわ。

 念入りにラスペネを吹いていたおかげか、供回りもなしにすんなり外れてしまった(?)ボルト。
 う~む、ここが一番の難関だと思ってたのにな。(甘い)


万力にはゴム板を挟んでフォークに傷がつかないように


長いヘキサレンチに栄光あれ

 ボルトが外れると、中からフォークピストン(って言うのかな?)一式がぞろっと出てくる。
 これには交換するパーツが無いのでそのままそっと立てておく。


そっとしておきましょう

 ダストシールはマイナスドライバでこじって持ち上げて外す。
 オイルシール固定用のクリップ(ハリガネ)も細いドライバーでほじくり出す。


インナーに傷をつけないように


白くうねうねしているのがクリップ


外すとこんな形

 さて、これでインナーチューブが外れるようになったはず。

 ゴンゴン引けばずんずん出てくるらしいのでゴンゴンやる。
 そして「を、外れたじゃん!」までは良かったのだけれど。

 アウターチューブの中に、インナーと一緒に抜けるはずのオイルシールとスライドメタルが何故か残ってしまいましたとさ。


おっかしーなー、一緒に抜けるって聞いてたんだけどなー

 ラジオペンチで引っ張ったり、ドライバーでこじったり、スプリングフックで引いてみたり。
 いろいろやってもラチがあかず。

 結局、オイルシールはコインドライバーを引っ掛けてハンマーでガキンガキン。
 スライドメタルはベアリングプーラーを引っ掛けて、プーラーごとこれまたハンマーでガキンガキン。
 「はー、やっと外れたわ。しかしなんでこう脇道で苦労することが多いんだろ俺。」(ま、結果OKなんだけどね)

※ガキンガキンの画像はありません。というか撮ってる余裕など無いわっ!

 外れたオイルシールはやはり疲れていた。というかグズグズで、これでオイル漏れしていなかったのが不思議なほど。
 どうやら今日作業したのは正解だったようだ。たとえオイルがまだ新しくとも。(←まだ言うか)


まぁガキンガキンの影響もありますけど


こちらは綺麗なワッシャとスライドメタル
(でも多分すり減ってる)

 アウターチューブの中には汚れあり。
 これもシールを外した時の影響かもしれないけれど(シールのカス?)どちらにしてもパーツクリーナーでピカピカにしてやろう。


カスとか汚れとか

 外したパーツを指さし確認して、さて、これであとは組むだけになったのかな。

 組み込み開始。

 そして「外す時の逆手順だから」と、何も考えずアウターチューブに新品スライドメタルを打ち込んでしまい、気付く。
 「ダメじゃん!これはインナー組んだ後じゃないとダメじゃん!」
 またまたプーラーをかけて引っ張って…(傷無しに外れてほっとする)

 「モルダー【誰?】あなた疲れてるのよ」とかなんとか言いながら一旦自室に戻り、コーヒーを飲みながらマニュアルとWEBで手順を再確認する。なるほど、よし、もう大丈夫!(多分ね)


 まず、インナーチューブ先端のメタル(先のとは違う奴)を新品に交換する。
 ドライバでこじって外した&取り付けたけどこれでいいんだよね?(←調べたんじゃ?)


ま、交換できたのでよし

 インナー内部にフォークピストン一式をぞろっと入れる。
 インナーの先からピストンの先を出してスペーサー(オイルロック)を付ける。
 ここに例の底ボルトが掛かるので、ここできっちり先頭にしておかないといけないのだ。(でないとボルトが穴に掛からない)


インナーフォークと、飛び出させたフォークピストンの先頭と、銀のスペーサー
うっかりすると中に引っ込んでしまうので注意

 横にしたインナーフォークをそっとアウターチューブに差し込んで、先のスペーサーが底に届いたのを確認して。 

 ボルトは清掃&脱脂&ネジロック済み。
 これまたそっと差し込んで、穴に掛かった事を確認する。

 「供回りしちゃうかもな…」と一気に回したら、なんとすんなり締まってくれた。
 「う~、せっかく供回り防止SSTを買っておいたのにぃ~」
※SST=100均ショップの突っ張り棒

 その後、万力固定してのボルト本絞めももちろん問題なし。

 シール類の打ち込み。

 インナーにはラップを巻いて傷防止。


ラフ過ぎたのでこの後巻きなおしました

 スライドメタル、ワッシャ(パーツリストだと何故かO-リング表記)、オイルシールと、上下を間違えないように差し込んでいく。
 もちろん全パーツにシリコンスプレーが吹いてあるのは言うまでもなし。
 ちなみにオイルシールは引っかかるので、この時にはラップは外した方が楽。

 打ち込みは3つまとめてSSTで。
 「それにしても、ホントどんピシャのサイズだよなー」


1mで260円もする高級SST
φ40の塩ビ管と呼ばれることもあるようです。


 オイルシールのクリップをかける溝が見えれば打ち込みOK

 あとはクリップをかけて、ダストシールをハメこんで。
 よし、これでフルオーバーホールゾーンは終了っと。


よしよし

 フォークオイルはいつもどおりヤマハのG-10
※今日買ってきたのにヤマルーブ名義じゃなかったから在庫品かな?

 量もいつも通り、インナーチューブを縮めた状態でトップから106mm下の位置まで。(4JG6の場合)

 スプリングとカラー突っ込んでキャップ絞めて、フォークブーツ付けて車体に組み込んで。
 その後もいろいろやったけど以下略!
 「ふ~、終わった終わった…」

 ★

 別日、走行テスト。

 乗り心地・走り問題なし。ちょっとしたギャップ走行もOK。
 帰宅後フォークブーツをめくってフォークオイルの漏れ無しを確認。よし、多分これで大丈夫っと。

 並行して前後ホイール脱着とかチェーン清掃とかブレーキパッド交換(&キャリパ清掃)とかもやっていたので、トータルでは丸1日+αかかってしまった。
 まぁそれらがなくとも「ついでに」という作業内容ではなかったような気がしているのだけれど(笑)

※んでもまぁ、これであと5万km触らなくて済むと思えば。

★ 




 

 

 

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