■YAMAHA SEROW 225WE (4JG6) セロー メンテナンス編

 

エンジンフルオーバーホール後記


エンジンフルオーバーホール後記
いつもの格好で
 

 

 

garage Ak!rA

 

<2015年3月>

さあ走りますよ

 寒風吹きすさぶ(またかよ)3月、エンジンフルオーバーホール(今回の腰下+以前の腰上)後のテスト走行に出発する。

 「テスト」と書いてはいるが、エンジン自体は修理先で確認していただいている(=別車両への搭載・試乗。しかし試乗してくれてるって凄いよなぁ…)ので心配は無し。
 今回確認するのは「以前とどう変わったか」そして「俺がちゃんとエンジンを積めたかどうか」だ。

 2日かけて200km程走る。
 新品の部品もあるし、一応ナラシ的な意味をこめて舗装路をまったり走り。そしてせっかくなのでダートもちょっぴり。

 走る際には「操作は確実に・急動作禁止・スロットル開度は80%まで」を意識してみた。

 まずはその感想。
※ちなみにエンジンはちゃんと積めてました【喜】

 そもそもの修理理由だった5、6速加速時のゴー音・ゴリゴリ感は見事に消えていた。
 振動は相変わらずそれなりにあるのだけれど、不快な感じが無くなっていてほっとする。

 以前騒いだ「スロットル戻し時のコツン感」も消えた。
 だからこちらの原因はドライブスプロケ・留め具(ホルダー)ではなく、ドライブシャフトの軸磨耗だったのだろう。

 エンジンパワーは修理前とさほど変わらず。

 現在のセッティングにはさほどの不満はないのだけれど、パワー…というかトルクの出かたに関し、一度キャブセットを戻してみようかな?とも思っている。
 排気量が上がったとはいえ、今のMJ(#155)は大きすぎる気がしてならないのだ。(しかもこれでもまだ薄い気がしないでもない)

 二次エアも確認済みだし、インシュレーターも変えてあるし、となると怪しいのは「あの」1KH用インテーク
 もう一度ノーマルに戻しての感触を試してみたくてうずうずしているのだけれど…何度も言うけど、冬にゴム系交換するのは硬くて大変なんだよねぇ。

 ともあれ、結果的に不快・不安な現象は解消した。これで一安心、ふ~やれやれ。


 さて、で、今回の修理・交換内容と状況についてはこんな感じ。

ミッションギア(6速&ホイール側)→新品交換
 「ごりごりするぅ~」と大騒ぎしたわりに、中身は「それはもうボロボロ」というほどの状態ではなかったとのこと。もっと酷い状況で走っているセローもあるらしい。
 でももちろん新品に交換。5速は大丈夫だったとのことなので、先の5速の印象は俺の気のせいだったのかもしれない。

クランクシャフト→中古上品交換
 以前のピストン交換の際、「ピストンピンがスルッと抜けた・入った」のはやはり磨耗だったらしい。

カムシャフト→新品交換
 これはカムというより、軸(前回ベアリング化したのと反対側)が磨耗していたとのこと。
 ここ、セローは「単純な棒と穴の関係」なので仕方なし。ちなみに「カムが新品になればリフト角がでてパワー戻るかな?」は甘い考えだったようだ。

ドライブシャフト→中古上品交換
 ドライブシャフトのスプライン、溝が1/10mm単位で減っていた由。(先述のコツン音の原因)
 スプロケの軸方向へのガタは標準(?)として、回転方向に大きなガタを感じる方がいたらご注意を。

クラッチハウジング→中古上品交換
 ブッシュ劣化の由

オイルポンプ→中古上品交換
 変色あり、壊れる前の念のため

…とまぁ、当初予想していたより大掛かり(?)な交換となった。

 それでも新品ばかりではなく「中古上品」を使ってもらえたので比較的安上がりになった。
 こちらの希望・疑問にも快く答えてもらったし、修理いただいた業者の方には感謝感謝である。


 さて、今回の腰下修理と前回の腰上、そして以前の電装を加えるとセローの消耗部分はこれでほぼ全て直した感じになるはず。

 全部新品にしたわけではないから「あと5万km」は難しいかもしれないけれど、せっかくだからもう少しだけ頑張ってくれよ、セロー。


空が青いとやっぱ気持ちいいわ





 

 

 

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