■YAMAHA SEROW 225WE (4JG6) セロー 悪戦苦闘編

 

オフロード装備考再び記

オフロード装備考再び記
あらためて考えましょう

 

 

garage Ak!rA

 

<2019年12月>

大分経ちましたから

 「オフロード装備考」なるネタを書いたのは、セローを買ったばかりの2006年11月。

 年月というのは恐ろしいもので、「初心者だから!まだまだ俺はオフロードの初心者なんだから!」と言い訳しているうちに13年が経過してしまった【驚】

 この辺りでオフの装備についてもう一度……とか思いついたのは、最近あちこちで転んでいるからなのかも。
※「あちこちで転んでいる」へのリンクは貼りません

 さて、そうは言ったものの、実はオフ初心者の意識はまったく抜けていなかったりする。

・所有したオフ車といえば225セロー1台のみ。
・本格的なオフロード走りはやらず・できず。
・もちろんコース走行なんて怖い怖い。

 メインはツーリング。オフと言えば近場の里山林道で遊ぶ程度のライトユーザー。

 でもまぁ、セローオーナー(225、250共に)にはそんな使い方をしている人も少なくないようだし、ライトユーザー目線での、そして「これからオフ車買おうかな?」な人たちに向けての装備あれこれをもう一度考えてみるとしよう。

ヘルメット

ジェット・オフロードヘルメット

 今はほぼジェットヘル(オープンフェイス)、これで俺的に問題なし。

 「ジェットで転ぶと顎が!」と心配するむきもあるのだけれど、何度か書いている通り俺はオンオフ問わず転倒して顎を打った経験がない。
 だから絶対安全というつもりはないけれど、ジェットヘルにはジェットヘルなりのメリットもある。

 林道を走る時気になるのは(体を動かす事で多くなる)吐く息でのシールドの曇り。
 そして必要なのが広い視界だ。

 その為に本格派にはオフメット+ゴーグルが推奨されるのだけれど、この意味ではジェットヘル+シールドの組み合わせも悪くはない。
 まぁ当然走り方次第なのだろうけれど。

 ちょい前にシールド付きオフメットを復活させ、これも使っているけれどメインは冬場。
 単純に「ジェットだと寒くて」という理由からだ。ただ格好はいいのでそれなりのイベント(?)にはこちらを被って行く機会もあるだろう。

……というわけでライトユーザー的お勧めとしては、

・ジェットを持ってるならとりあえずそれで大丈夫。
・ロード用フルフェイスはいろいろ面倒なのでヤメた方が良さそう。
・オンと兼用するならシステムヘルメットの類でもいいかもね。
・もちろん本格オフメット+ゴーグルなら万全。

 「これから揃える!」のであれば、汎用性の高いジェット(オープンフェイス)をお勧めします。

ウエア

オフロードウエア

 いまだに迷う&よくわからないのがこのウエアの類だ。

 未舗装路で使うと汚れるウエア。でも普通のバイクウエアってそんなには洗わないわけで(よね?)

 普通のライディングウエアは洗濯自体も面倒(手洗い指定とか)だし、回数洗うとインナーがボロボロになったりする。
 結果、オフを走るときには「汚れてもがしがし洗えるウエア」もしくは「オフ専用と割り切ったウエア」を使う事になる。
 そう考えると、本格プロテクタ+オフジャージというのはよく考えられているよなと思うのだ。
※プロテクタについては後述。

……というわけでライトユーザー的お勧めとしては、

・遠慮せず洗える素材推奨。
・洗いにくいオンロードウエアの併用はできるだけ避け、「これはオフ用」と決めると良い。
・林道を走る時だけ雨具を使って汚れを防ぐ手もあるよ。(レッグガードとかもね)
・汚れてもいいオフジャージを1つ持っていてもいいかも。オフパンとなると高いけど。

 「これから揃える!」のであれば、下は洗えるGパン、上には汚れを落としやすいウインドブレーカー的なもの着用をお勧めします。

ブーツ

オフロードブーツ

 これはもう、専用オフロードブーツが一番!なのは間違いなし。

 何度も書いているとおり、林道でのオフブーツの安心感は絶大で、余計な気を使わず好き勝手に走り回ることができる。

 半面、歩くのは苦手。
 日帰り林道ならともかく、ロングツーリングやキャンプでは別の履物が欲しくなる。
 そう考えると、ハーフサイズのブーツに二ーシンガードの方が汎用性が高いし、俺程度の使い方だと頼りなく感じる事も少ないのだ。

 いずれの場合にしても、防水タイプにするとこれまた余計な心配が大幅に減る。
 泥水を被っても平気だし、突然の雨にデカいオフブーツに雨具を履かせるのは非常に面倒なのだ。

……というわけでライトユーザー的お勧めとしては、

・オンロードブーツを持っているなら、まずはそのブーツにゴツめの二ーシンガードを合わせれば良し。
・もし「オフブーツも欲しいなあ」とちょっとでも思うのなら買って損はなし。でも歩きにくさは確認してね。
・どうせなら防水タイプを選びましょう。

 オフロードブーツは気軽に買える価格ではないので、「これから揃える!」のであれば、ロング目の防水ブーツにニーシンガードの組み合わせをお勧めします。

プロテクタ

プロテクタ

 オフで一番重要なのがこれ、プロテクタ。
 お手軽林道だろうとライトユーザーだろうと、とにかくフル装備でお願いします。

 上半身・下半身プロテクタが一式セットになったオフジャケット・パンツでもよし、各部バラバラに装着しても良し。

 部位的に言うならば、

・二ーシン(膝・スネ):これ無いと立ちごけ程度でも膝の皿割ったりするからね。
・エルボー(肘):転倒で大抵一番先に打つのが肘。
・ショルダー(肩):飛ばされるとここから接地。
・ブレスト(胸):最近のトレンド。ハンドルバーで打つ。
・背中・脊椎(英語ではなんて言うんだ?):損傷すると大変なことに。
・腰(英語では(略):当日は平気でも数日後に痛み出す。

 この他に、自分の肘で脇腹を打ちアバラ骨を折ったりもするわけで。(経験談)

……というわけでライトユーザー的お勧めとしては、「全部」

 「これから揃える!」人も全部揃えてください。是非「これはやりすぎだろ!」くらいに。
 プロテクタは意外に手軽な価格で手に入れられるものですから。

荷物

 ツーリング・林道に出かける時に気になるのが、荷物をどうするかだ。

 泊りで大荷物ならあきらめもつくけれど、ちょい出かけるだけなら持参品は少なくて済む。
 そんな時どうやって持っていくべきか。

 1つはバックパック。
 ベテランさんはこのパターンが多い。体と一緒に体重移動できるし、シッティング時に重さを感じにくいような背負い方もある。何より走っている最中荷物が無くなる心配がない(重要)

 シートバック等々、車体に積む場合は上記の逆となる。
 オフロードでの車体の暴れは想像以上に大きいもの、どう積むにせよ入念に行う必要がある。

 ちなみに俺は後者。とにかく「何かを背負う」のが苦手でねえ。(肩が凝ってさ)

……というわけでライトユーザー的お勧めとしては、

・肩が気にならないならバックパック的なものが無難。
・車体に積むならオンロードの3倍頑丈に。もちろんネットだけででなんてとんでもない!
・いずれにせよ転倒前提で。予備の袋・ベルトの類は持っていて損なし。
・工具的ないつも積んでおくべき小物は、専用袋で車体にガチ縛り・固定しておいても良いかもね。(オフ車にはそんなオプション品も多し)

 「これから揃える!」のであればバックパックに予備のロープ(ゴム紐)を入れて、かな。
 これなら途中で疲れたら車体に括り付ける事も可能なわけだし。

……とまぁ、以上、繰り返しになるけれど「あくまでもライトユーザーなりの目線」ということでお願いします。

 「オフ車に乗りたい!でもバイクとは別に装備にお金が……」と心配する人も多いはずだけれど、現状あるものの流用でなんとかなる事も多いもの。
 「林道だから!オフロードだから!」って構える必要はそんなには無いのだけれどね。

 あ、でもプロテクタだけはホント付けてください。まぁこれはオンロードでも一緒なんだけど。

#やー、それにしてももう13年以上かよ……(再)orz


 

 

 

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