■地味だけれど影響はそこそこあるはずで
スイッチボックスを見てやろうと思う。
現在特に不具合は無い。スイッチは右も左も正常動作。
さすがに外見は相応に疲れてはいるのだけれど。
※それでも同じ年代の車両よりは綺麗なんじゃ?との自負も。
あえて言うならウインカーというかハザードスイッチ、そしてセルボタン。
225セローのハザードスイッチは結構特殊で、左ボックス上のスライドスイッチを上(前)に動かすことで動作する。
ところがこれに節操がない。
カチンとかパチンは無し。ズルッというかグイッというか(なんじゃそりゃ)
そして中途半端な位置になっていると、ウインカーが点かない。
ウインカースイッチを操作しても点かず、「うわ、どこが壊れたんだ!」と慌てた後、ハザードスイッチを戻したら点いたという話はセローあるあるなのだ。(だよね?)
こういう中途半端な位置になることがままありまして
※買った当初からこうだったので本来どうなのかは判定不能。
※※そうだ、セローミーティングとかで他のオーナーに聞けば良かったんだよな……
もう一つのセルボタン。
動作は問題ないが動きが今一つ渋い。
ぐっと押し込まないとセルが回らないので、ちょんと押して反応が無く慌てるのはセローあるある……じゃなく俺のセローだけだなこれは。
ともあれ、その辺りを含めて分解整備してやろう。前回見てからずいぶん経っていることだしね。
※そしてこれまで、ホントにホントの完全な分解はしたことなかったはず。
★
作業開始。まずは……
左スイッチボックス
ハンドルからの取り外しはいつもどおりボルト2本でOK。
コードを車体のコネクタから外してフリーにすればよりやりやすいのだろうけれど、面倒なので今回は略。
スイッチボックスは上下に分割され、中の部品はボルト(ネジ)で簡単にバラすことができる。
だが構造は結構複雑だ。
「こっちのパーツがあっちのパーツとこう組みあって向きはこっちで使うネジはこれで……」
と、組み立て時に迷わないよう、「パーツは部位別に保管」「随時カメラで記録」をお勧めします。
#これをやってても迷ったものなー、ウインカーボタンのリリース部品のとことかさ。
件のスライドスイッチは上側に
内側にあるのがスイッチとして接触する部分
やっぱ汚れてますねぇ
下半分も完全にバラしました
各パーツはできるだけ汚れを落とした後にシリコンスプレーで保護&ツヤだし。
接触部分は磨いたうえでコンタクトスプレー
一部動作部分(ウインカーレバー等)にはちょっとだけグリスを付けてやる。
接触部はピカピカにしましょう
さて、主目的のハザードスイッチはといえば。
構造をうんうん考える。
外側の黒いレバーを上下させると、ボックス内で接続された半透明パーツが動いてスイッチの接触・切断がされる様子。
その半透明パーツの接触部にはバネが仕込まれていて、これで圧を確保しているよう。
ってことは、このバネ部分をより外側に出せば抵抗大=手ごたえ・節操が出る……かな?
銅板の内側にバネのあるのが見えますね
これらをより突き出す方向へ、細いドライバーでちまちまと
自己満足できるまで調整したら元通りに組み立てて。
ネジが残ってない事を入念に確認っと。(重要)
さて、肝心のハザードスイッチの動作は……う~ん、「劇的に良くなった!」とは言えないかな?
「言われてみればそんな気も」くらいの感じ。
良くなっているとは思うのだけれどね。
少なくとも外観はツヤツヤになりました
★
次、
右スイッチボックス
こちらは左ほど複雑ではないはず……なのだけれど、外すには純正ハンドカバー、ブレーキレバーを外す必要があるので面倒で。
無理すれば外さなくてもできそうだったけれど、せっかくだからブレーキレバー周りのグリスアップもするのだよ。
思った通り、中は単純な構造で。
まぁセルボタンとキルスイッチだけだからね。
裏側のボルトがカバーの陰になるんですよね
コードはタイラップでケースに留められてるので切りましょう
中をそっくり外しての清掃は左側同様。
それではセルボタンはっと。
セルボタンは単純なオンオフ接触。そして間にはこれまたバネ。
こちらのバネはすんなり取れるので、磨いてちょっと伸ばし気味にしておこう。
接点をピカピカに磨いてコンタクトスプレーするのは先と同様だ。
判りやすい構造です
自己満足するまで(略)
「よーしできたできた」
忘れずタイラップで留めましょう
(赤いコードを元の位置に入れたらなぜかスイッチが引っかかって。なので改)
こちらの動作は良くなった。
押す感覚にも手ごたえにもまぁまぁ満足。まぁ実際的な影響はないけどね。
ともあれ、中が綺麗になってトラブルの要素も減ったはず。よしよしっと。
※この手のメンテで一番重要なのは自己満足!
少なくとも外観はツヤツヤになったしね
★
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