ロングツーリングの前にきっちりと
■意外な発見もあったりとか
※既にblogで報告済みのネタなのだけれど、整備というか修理歴的な意味も込めて書いておきますか。
セローのスタックバーが折れた。
スタックバーというのは、ヘッドライト下のフロントフォーク付いたバーの事で、スタック(立ち往生)したときに「えんやらやぁ」と引っ張る為に使うのだ。
えんやらやぁが必要となる例
しかし、確かに錆は出ていたものの、まさかこれが折れるとは思わなかった。
原因はやはり錆と振動だろうか?オーバートルクでガチガチに締め上げているならともかく、最近の俺はボルトの締め付けトルクには結構気を使う(但し手ルクレンチで)ようにしているのだけれど。
見事にぽっきりと
☆
さて、スタックバーは鉄製なので修理は可能だ。修理という溶接になるのだが。
溶接するならどこかに頼む事になる。(手元に電気溶接機が1つあると便利だろうなぁ…いや、いかんいかん…)
その手のツテもない事はないのだが、バー1本お願いするのもちょっと…とか考えてしまう。ここはまぁ素直に新品を買うとしよう。
「とりあえず…」とバーを外してその軽さに驚き、「これアルミじゃないよな?」と磁石を付けてみたのは秘密だ。
※しっかり付きました→磁石
外して判ったのだけれど、ボルト穴部は3つに割れていた。素材も薄く、これは素人がちょいちょいと溶接できるような代物ではないかもしれない。
細かく割れちゃってました
☆
「それでは新品を…」と調べていて面白いかったのが、スタックバー(名称はホルダー・ストッパー1)のパーツナンバーだ。
・1KH用が1KH-23348-00
・3RW用が3RW-23348-00
・4JG用が4JG-23348-00
・5MP用が5MP-23348-00
…と、何故か真ん中以降の番号が全部同じだったのだ。
※そして4,000円という価格に驚かされもする。
普通のパーツナンバーだと、数字(+枝番)が同じだとほぼ互換あり。
先頭は型式なので後期型のパーツに前期型の番号が付くというのは良く聞くのだけれど、なんでこう全部違うのだろう?価格も全部同じなのだけれど。
※5MPだけが400円程安くなってたけど、これは取りつけボルトが込みか別かの違い…と思う(後述)
「1KHはパイプの形状が違う」「黒とシルバーがある」等の情報もあったのだけれど未確認。面白そうだからこのネタは後で調べてみようかと思う(笑)
☆
某日、新品到着。
そしてそのパーツにちょっとびっくりさせられる。
まずはパーツナンバー。注文したのはもちろん4JG用だが、届いたのは見事に5MP用、そして案の定、別ナンバーのボルト2本が付属されたセットになっていたのだ。
5MPのスタックバー+ボルト2本が「99999-03248」というセット扱いに
もちろん発注ミスではありません
そしてその5MPスタックバー本体、今までのと比べてみたら微妙に違っていたわけで。
微妙に…じゃないかも
なんとまぁ、取り付け部の厚みが約2倍に。
「こりゃぁあれだな、ポキポキ折れた事例があちこちであったんだな…」(←多分邪推じゃないと思う)
これだけ厚みが変われば取り付けボルトの長さも変わるはず、だから4MP以前で頼むと否応なしにボルトがセットになるのだろう。
※そして最初からこの厚みの5MPは、バーとボルトが別に注文できる、と。
うんうん納得しながら錆防止のおまじないにと全体にシリコンスプレーを吹いておく。
交換は3分で終了。うむ、やはり新品パーツは良いものだな(笑)
ボルトまで新品だとやっぱちょい浮くな…
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<余談>
近々北海道ツーリングが控えているので、念のためフロントフォークの状態を確認。
左右共に問題なし…っと。
偶にはこういうところも見てやらないとね
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