■良い時代になりました
セローのハンドルを交換する。
理由は度重なる転倒・転落・放り投げで曲がったから!以上!……で終わりにし てもいいのだけれど、せっかくなので。
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さて、「せっかくなので」というのは(以前Twitterで散々騒いだのだけれど)良いツール(サイト)を見つけたのだ。
それはオフロードパーツブランド、ZETAのハンドルシミュレーター。
※ダートフリークからリンクするのが正かもしれないのだけれど、通販メーカーもこうしているので直リ
ンクで。
ハンドルを交換する場合考える事には材質とか色とかもあるけれど、何より一番重要なのはその形 状だ。
まるっきり同じ純正交換ならまだしも、せっかくならちょい変えてみたい人情という奴。
ところがこの「ちょい」の判断が難しい。
メーカーサイトやパンフレットには、ハンドルの形やら長さやら立ち上がりやらがいろいろ数値化されてはいるのだけれど、自分のバイクのノーマルハ ンドルとどう変わるか?は買って付けてみないと判らないというのが実情だろう。
ところが上記サイトだと、純正ハンドルと市販ハンドル(もちろんZETAのみ)の比較が画像 で出来る。
これがまぁ恐ろしく便利。
俺のように「幅は広くしたくないけどフラット(遠め)でちょい高めに」とかが一目でわかるのだ。
今はメジャーなオフ車用だけなのだけれど、これがオン車にまで広がって、計測ポイント・計測方法の業界標準とかできたら凄いなと思う。
※まぁこれは使う側からの話で、独自性を出したいメーカー側からするといろいろあると思うのだけれど
ね。
ともあれ、今回はこの便利なツールに敬意を表して、ZETAの Mini Trail というモデルを購入。
先のとおり、セロー225のノーマルハンドルと比べるとちょい高フラット。
シミュレーターではバーエンドがやや下がり気味になるのだけれど、これは取り付け時に回転させれば変わるはずだ。
★
交換作業自体はこれまで(先代V-Maxとは隼とかVMAXとかで)散々書いているので簡単に。
・ノーマルハンドルをさくさく外す。
背景が汚くてすいません
気づかなかったけどグリップエンドの裏側はボロボロ
外したハンドルの内側にも土が入っていたりとか
・新旧比較
これ見るとまったく違うスペックのハンドルみたいですけどね
・仮設置
バーエンドにはキャップ付きでした
・グリップは今までどおりのクローズタイプ、色はグレー。
あれ?もしかすると前と同じ品だったかな?気づかなかったけど(をい)
・スロットルホルダー(インナーパイプ)が削れてる&中が汚れてるので一生懸命洗って磨いて
・接着剤ケチらず左右グリップつけて
・スイッチボックスのポッチ削ってフリーにして位置あわせしてレバーも付けて
・グリップにワイヤリングしててワイヤの端を指に刺して流血して(イテテ)
・各部を本締めして完成っと。
背景が(再)
予想通り、フラット&高めに仕上がった感じ。
そして何より新しいパーツというのは良いものだ。
心配したクラッチケーブルの長さはいっぱいいっぱいで収まった。乗って気になるようだったら取り回しを考えよう。
これでスタンディングが楽になるかな?試乗が楽しみ楽しみ。
★
■なるほどなるほど
で、それから使った感想なんぞを。
いろいろ試したところちょい遠めに感じたので、現在は1つ上の画像より手前に回した位置になっている。
その分バーエンドが下がったけれど特に問題はなし。
幅は予想通りちょい広め。
だがこちらもすり抜けに影響するほどではないので許容範囲。
ただ幅が広くなった(ハンドルが長い)はずなのに、ハンドルの「直線部の余裕」は減ってしまった。
おかげでETCステーを付けるのに大騒ぎ。
いろいろオプションを付けたい人は気をつけた方が良いかも。
ポジション的には以前より脇が開く感じになった。
スタンディング時の窮屈感も減ったからオフ車としては正常進化…なのかな?
高速道路を使ったツーリングでもハンドルに由来する不満は無しだった。
というわけでほぼ合格点。
そしてホント、見えるところに新品パーツが付くのは良いもんだねぇ・・・(再)
長距離ツーリングも問題なし
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