■電球は切れてなさそうですけど
いつぞや、「点いたり消えたり」と書いたセローのメーターパネル灯。
その後も思い出したように消えたりするのだけれど、夜はあまり走らないので気にしなかった。
それにメーターが見えなくても速度は音でわかるし、距離計見えなくてもセローは航続距離が長いし。
とはいえ、いつまでも放りっぱなしというわけにもいかない、そろそろ対処してやろう。
ところで、「点いたり消えたり」ということは、電球が完全に切れているわけではない。
原因としては接触不良、つまり配線周りの可能性の方が高い。
※電球のフィラメントが切れても、その端が端子に微妙に触れることで点いたり消えたりする例はある。(四輪で経験あり)
電球が原因でないかもしれないのに交換するのはもったいない気もするけれど、ま、これもチェック&保険ということで。
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久しぶりにライト周りを外す。
鳥居(アドベンチャースクリーンステー)が面倒くさいが自業自得。
ライト本体とはいつもどおりとして、メーターユニットを外す為にウインカー&コネクタも外す。
更にコネクタ2つ(メーター照明用とインジケーター用)とスピードメーターケーブルを外す。
そういえば、メーター横に付いているチョークレバー。
これはセローを買った時に磨きすぎて(シリコングリスでつるつるにしすぎて)、引くとそのまま止められなくなっていたりする。
おかげで暖機の際には指でつまんで持っている必要があったりとか。せっかくの機会なのでパーツクリーナーで拭いてしっかりシリコンを落としておこう。
#ん~、でもまだ滑るというか止まりにくいな……
コネクタは全部コンタクトスプレーで磨きなおし
外れました
外したメーターユニット。
パネル裏はクリップ留めなので簡単に取り外しが可能だ。
クリップが2か所に
クリップを外すとメーターが分離
「あーメーターのクッションラバーも疲れてるなぁ、でも確か1.5k円くらいするんだよな」と、これは見なかったことにしてっと。
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メーター球はそのまま引き抜けばOK、中の電球はT10サイズ3.4Wのウェッジ球……のはずが、何か変なものが付いていた。
「なんだこれ?純正じゃないようだし……あ、思い出した」
そういえばこのメーター球、すっかり忘れていたけれど、2007年に1度自分で交換済みだったのだ。
まぁ10年以上昔の話ですから
「にしても念のためにと検索したらちゃんと出てくるGoogleって凄いな……」と考えながら球をチェック。もちろん切れているかどうかなんてわかるはずもなし。(そもそもLEDだしね)
ともあれ(チェックの為と使用年数を考慮して)これは新品に交換するのだ。もちろん今回もLED球。
LEDは照射範囲が狭いから本来メーター灯には不向きだけれど、最近はより広めに照射するものがでてきたし、切れにくいし、何より色が綺優だからね。
T10サイズのLEDウェッジ球、出力1W
今回準備したのも広角タイプ。その分明るさは程ほどだけれど、それもメーターには丁度良いかと。
そしてどうしてこんなに数があるかというと、同時にインジケーターランプも交換しようと思ったからだ。(後述)
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メーター照明を新品に交換。車体側のコネクタと仮組みしてキーオンで……めでたく点きましたよと。
点灯確認
<余談>
電球をLEDに交換して1発で点かなかった場合、つい不良品を疑ってしまうのだけれど、LEDには極性がある。(回路内蔵で無極性のものもある:但し高価)
だから点かなかったら反対向きも試してみると良い。(今回も一度やり直した)
また安いLEDだと端子のつくりがいい加減なこともあるので、取付前にハリガネ部をちょい起こしてやる等の工夫も必要なのだ。
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続いてインジケーター部。こちらはネジ2本で背面が現れる。
これも掃除してやらないと
引き抜いたウインカーとニュートラルとハイビーム、これらもサイズは同サイズのT10だ。
但し、パーツリストによれば、ニュートラルランプだけ1.7Wと出力が小さかった。(他2つはメーター灯と同じ3.4W)
ニュートラだけ違う理由はなんだろう?信号待ちとかで点きっぱなしだから明るいとうるさいとか?
まぁ今回は他と同じLED(同じ出力)にしてしまうのだけれど。
これはどこにどれが刺さっていたかの確認用画像
ニュートラル(真ん中)だけ違う色なのが低出力の印?
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交換を済ませたら、メーターパネル灯同様仮接続して動作を確認する。
ニュートラルランプOK、ハイビームは……あ、そうか、ライトはエンジンかけないと点かないわ。で、エンジンスタートして確認OK。
最後にウインカーは……あれ?
黄色のウインカーインジケーター。
右ウインカーを出すとちゃんと点滅するのに、左ウインカーだと点かないのだ。
まさかとLED球を逆向きに接続する。
すると今度は右ウインカーが駄目で左はちゃんとカチカチ点灯。
「うがー、インジケーターには左右で逆向きに電流がくるのかーっ!」
つまり、電流の向きとLEDの極性があった時にだけ動作するのだろう。普通の電球には極性が無いので問題なしなのだけど。
よくよく考えたが対策が思いつかない。
仕方ないかとLEDはあきらめ元の電球に戻してやる。ウインカーはいずれ無極性のLEDを買う機会があったら再考ということで。
※尚、以上は俺の勝手な想像で配線図等での検証はしていませんのであしからず。
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後は元へ戻すだけとメーターユニットを組み始めるが……「あれ?」(再)
なんと、メーターの枠が外れてしまった。ここはネジではなく接着(爪で固定)してあるはずなのだけれど?
何故でしょう?
「これも俺が外した(壊した)んだっけなぁ?」と考え込む。
今のところは(?)覚え無し。とはいえ、いずれにせよここが外れていては組み立てができないのだけれど。
#これを外すのはオドメーターを弄ろうとするときくらいのはずなんだけど、さて?
しばし腕組みした後、グルーガンの出撃となる。強度は期待できないけれど、広範囲で固定できるから大丈夫だろう。
熱的にも問題ない場所ですし
枠をぐるり一周固定してたら、今度は本当に組みなおしだ。
戻りました
あとは車体に取り付けて、ライトとウインカーとアドベンチャースクリーンを付けて。
キーオン。エンジンスタートして各ランプの動作を再確認。問題なしっと。(トップ画像参照)
よし、これにて作業完了。これでまだ切れる事があったら今度は配線を見直すとしよう。
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