■YAMAHA SEROW 225WE (4JG6) セロー メンテナンス編

 

キャブリセッティング記


キャブリセッティング記
リセッティングというか戻したというか
 

 

 

garage Ak!rA

 

<2015年5月>

良いも悪いも自分次第

 エンジンフルオーバーホール後、それなりにちゃんと走る状態になっているセロー。

 だがどうにもピンとこない

 直してもらったエンジンはきちんと回るし、もちろん異音や嫌な振動などは無いのだけれど…「なんかセローらしくないんだよな…」

 原因に思い当たるふしはある。155番を突っ込んでいるメインジェット(以下MJ)だ。
 純正で比較的大きめのMJ(#125)が付いている4JG6とはいえ、これはあまりにも大きすぎる気がする。

 とはいえこれは交換済みの1KHインテーク(通称ブタ鼻)にあわせた結果の話。これ以下だとプラグ真っ白(ガスが薄い)のちょい危険な状況になってしまう。
 入り口を広げて吸入抵抗を減らして、たっぷりの空気にたっぷりのガソリンを混ぜているので悪くなるはずはないのだけれど…と単純にいかないのが内燃機関の難しさ(もしくは面白さ)なのだろう。

 以前書いたとおり、1KHインテークは先達も多いセローの定番ともいえる改造だ。

 だが、インテークを換えている人はキャブ自体をも換えていることが多い。
※純正のCVタイプではない直引きタイプ(PWK28とか)

 大口径インテークとノーマルキャブとの相性はどうなのだろう?
 そして何より、「俺のセローに俺が乗って俺が納得しなきゃ意味が無いんだよ!」


 …というわけで、インテークは純正へと戻してみた。

 冬場は面倒くさいゴム部品交換(←寒いと硬い)もこの上がった気温なら大丈夫。

 あわせてMJも小さく
 純正が#125、マフラー交換時に#130として満足していたので、今回は(マフラーはノーマルに戻してあるれど)排気量アップ&あれこれ改造を鑑みて#140としてみた。

 エンジンは一発始動。アイドリング問題なしでばっちり安定。
 街中走りは…「お、セローっぽいかも」

 なんというか、パタパタトコトコ感がより明確になったような気がする。少なくとも変更前よりは俺好みだ。

 それではと高地テストへと出発。(レポートはこちら)

 とりあえず問題なく走るが、フルノーマル時よりは濃い印象。
 なので帰宅後MJを#135に落とす。

 街中での再テストは、「うん、悪くない悪くない」

 パワーが出ているわけではないのだけれど、乗っていてとても楽だ。そしてこれは長距離走る時の重要点でもある。

 坂道を上るトルクが若干落ちている気がしないでもないけれど…さてどうだろう。
 平地・空荷での最高速は115km/hという辺り。これは以前と同じだ。

 …というわけで、しばらく乗ってみることにした仕様は以下のとおり

・MJ:#135
・PJ:#32.5(ノーマルまま)
・ニードルクリップ:4段(上から数えて)
・エアスクリュー:2回転戻し(ノーマルまま)

 関連する仕様としては、
・排気量:236cc
・カムベアリング化、ヒゲ撤去
・マフラーノーマル
・エアインテーク:ノーマル

 あとはこれから乗り込んで考えるとしよう。

 求める方向としては、パワーより、耐久性・安全性、そして快適性重視の方向で。
 何しろ一番の重要点は「無事に帰ってこられること」なわけだから。


これからあちこち出かけないといけないしねぇ





 

 

 

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