■違う原因の可能性も?
以前「セローのスプロケはしっかり取り付けても多少のガタがでる(確認済み)!」と高々と言い放っておいてナンなのだけれど。
ちょい前から(昨年の北海道ツーリングの前あたりかな?)セローのシフトショックが どうにも大きい。
正確にはシフトではなく加減速時のショック。
巡航からスロットルをぐいと開ける、もしくは急に戻した時、ドライブスプロケ(以下単にスプ
ロケ)辺りにガコンとした衝撃が発生するのだ。
それはシートに座っていて「あ、左下が震えたわ」と判るほど。
実際に見ているとシフトペダルがぶるぶるするから結構な勢いだと思う。
症状としてはチェーンが緩んでいる・ハブダンパーがヘタっている時によく似て
いる。
だがうちのセローのチェーンは「オフ車ならもうちょっと緩くてもいいのでは?」的なところまで張っているし、4JG6にはハブダンパーは付いてい
ない。
となるとスプロケのガタが大きすぎるのでは?という疑問が沸くのだ。
ドライブスプロケのガタ(遊び)自体は、チェーンのフレを吸収する為に必要という話もある。
そしてそもそも5万キロ走った250単気筒オフ車は「そんなもの」かもしれない。
だが、最近になって気になったということは「以前はそうでもなかった」ということ。せっかくだからちょい調べてみようか。
★
さて、ドライブスプロケ自体は交換したばかり(?)なので心配なし。
※そこそこ年数は経っているけど距離的には微々たるもの>前回交換してから
今回チェックするのはそのホルダーだ。
スプロケはシャフトに差込まれた後、このホルダーを被せて上から2本のボルトで留められる。
これが劣化してくると遊びが増える…「ような気がするんだよ!」(言い切り)
この画像だとわかりにくいですけどね
ギアを入れて固定して、ボルトを緩めて外す。
ホルダーはシャフトのスプラインに合わせて溝が切られているので、それに合うようにちょい回して外す。
スプロケットを外す必要はないのだけれど念のためチェックしよう。リアのアクスルシャフト緩めてホイールを前に出してチェーンを緩めるだけで外れ るわけだから。
外したホルダーをチェック。「う~ん、削れているといえばそうだけど…」
確かに削れてはいますけどね
新しい物の取り付けは逆順で。
ちなみに新品の価格は400円弱。なので点検前でもさくっと買う事ができる。
取り付け後の確認ももちろん問題なし、但し・・・「ガタの大きさはさほど変わってない気 がするんだよな・・・」
やはりカタカタと動くスプロケ。
ま、後は実際に走って確かめるとしよう。
これでダメなら…やっぱミッションの中のギア(の磨耗)かなぁ?
ま、その時はその時ということで
★
■こちらでした
交換後、「多少マシになったかな?」程度で急激な加減速時にはやはりコツン音が出ていたエンジン左下。
その後、エンジン腰下OH時に業者の方に相談、確認して頂くと「ドライブシャフト(ドライブスプロケットが付く軸)の溝が摺り減っている」との事だった。
交換して頂いて確認。見事にコツン感解消!
どうやらスプロケット自体やホルダー、あるいはギアではなくこちらの磨耗が原因だったようだ。
というわけで、このドライブスプロケットのガタ。
軸方向(またがって下を見て左右方向)へのガタは「そういうもの」として、
回転方向(またがって下を見て前後方向)のガタや先のコツン感がある肩はご注意ください。
ドライブシャフトは腰下バラさないといけないから「さくっと交換」は難しいのだけれど。
※あ~でもこれ直ってほっとした~(笑)
★
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