■またまたやっちゃいましたというかなんというか
「セローのオイルフィルターカバーのボルトをネジ切っちゃったよぅ~!」と泣いたのが2016年の11月。
オイルフィルターカバーに3つあるうちの1つ、唯一ヘキサレンチで絞めるボルト部分だ。
画像再利用
ネジ山が潰れたのはクランクケースカバー側(多分)だけれど、この時はボルトを新品に換えてなんとか締めこむことができた。
以来2年弱。充分注意していたはずだったのだけれど……グキッ
「セローのオイルフィルターカバーのボルトをネジ切っちゃったよぅ~!」(再)
ううむ、やはり根本的に直さないといけないか。
★
以前も書いたとおり、根本的対策はネジ穴のリコイルだろう。
さくっと調べると、以前よりかなりお手軽に作業できるツールが出回っている様子だった。
#これまでは「キット一式買って10K円オーバー!」しか無かったんだよな。
だがやはり、やるならクラッチ(フリクションプレート)の交換と同時に行いたい。
そして(そんな気配は無いでもないが)交換はもうちょい先だ。
加えて今は秋の行楽シーズン真っ盛り。
セローで出かけるイベントもいくつか予定されていて、正直今あまりゴタゴタはしたくない。
★
「とりあえず……」と、前回同様、カバーを付けずにボルトを奥まで入れるとしっかりと締まった。
一度取り外し、「これで多少はタップが立った(?)かな?」とカバー込みで慎重に締めこんで……よし、なんとか留められた。
しばらくはこれで誤魔化すとして(再)この機会にいろいろ調べてみよう。
★
今更ながらにマニュアルとWEBを漁ってみる。
新しい発見は、このボルトにはオイル交換時にフィルター部のオイルを抜く(クランクケースに落とす)機能があるらしい事。
ボルトを緩め、半抜きに。
こうすると、奥にできた隙間を通り、フィルターに溜まっていたオイルがクランクケースに落ちていく。だからその後フィルターカバーを外してもオイルが溢れる事がないのだそうだ。
全ネジではなく、ここだけOリングが付いているのもそれが理由らしい。
加えて、この「オイルを通す穴」がある分、ネジ切り部が少ない=ナメ易い。
「うー、便利なんだか迷惑なんだかよくわからん機能だなぁ」
こんなイメージかな? (相変わらずのセンスで)
ちなみに同様の機能はセロー250にも付いているとのこと。
そしてあちらでもネジ切りが多発したため、後期型では機能中止。穴は塞がれ、ボルトは他と同じ全ネジに変更されたらしい。
つまり「無くても特に困らない機能」であるのは間違いないのだ。
★
「なにかないかなー、手軽にできる対策でさー」とパーツリストをひっくり返していて(比喩)気になったのは、俺の4JG6とその後の5MPで、件のボルトの品番が違っていたこと。 もしかして何か対策がされたということは無いだろうか?
ネジ長が少しだけでも長くなればよりカカりがしっかりすると思うのだけれど。
※それこそ以前のスタックバーみたいにね。
試しにと5MPの品番で発注してみる。ボルト代より送料の方が高額だけど仕方なし。
到着した5MP用ボルトと今の4JG用を比較。
「うん、全く同じだわ」
ノギスで測ってもサイズは同一。くっそ~、1mmでもいいから長くなっていてくれれば使えたはずなんだよな。
※トップ画像参照
<余談>
「同じサイズなら何故品番が違うのか?」は気になるところ。
俺には『クランクケースカバー側がネジ切れないようボルトの強度を落とす』くらいしか思いつかない。
でもまぁ、アルミのケースより弱いボルトってのは聞いたことないし、何か他の原因があるんだろうな。
#ボルトの色が変わってるんだよな……
思いついてボルトのサイズを記録しておく。
mm単位で センス(略)
同サイズのM6ボルトはホームセンターでも売られている。
もちろん同じ形状のものはないけれど、似た形(ネジ部途中まで)のものはある。
各部のサイズが判っていれば、スペーサーをカマせて上手い事奥まで入れられるかも。緊急時には使えるかな?
こんなイメージで セ(略)
★
……というわけで、現状は調査のみ。対応は相変わらずの「とりあえず」
でもまぁ、次回はリコイルだよな……
※セロー250はクランクケースカバーが7k円ちょいなので「ネジ切ったなら小細工せずにとっとと交換しちまえ!」なのだとか。
でもうちのセロー225は18k円もするんだよね、クランクケースカバー。
<なので続く>
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