■一区切りとしておきましょう
その後、二週間かけて+300km程走ってみる。
ペースは相変わらずの遠慮走法、だけれど後半は瞬間最高速をもう10km/hほどかさ上げしたのでそれほどイライラすることなく走り続けることができた。
#そう、新4号国道以外ではね。
修理後の走行距離はこれでトータル500km。
慣らしはこれにて終了とオイル交換。
出てきたオイルは特に異常なし。例によってフィルターには金属粉がないでもないが気にするほどではなし。
下回りのチェック時にオイルにじみを発見したので、ガスケットはやはり新品に交換しておくことにする。
最近はこれくらいの量じゃ驚かなくなりました
再確認の意味もこめて
あれこれ確認、問題なし。
「よーし、これで上まで回せるぞー」
前回書いたとおり、ここから先は修理ではなくセッティングの領域になるはず。
泥沼の道が待っているはずなのでコンテンツは別にしましょうかね(笑)
★
でまぁ、ここまでのまとめとしてなのだけれど。
北海道から自宅への輸送、ヘッドの修理依頼、ボーリングに新ピストン、そしてもちろん諸々の交換部品とトータルすると額に縦線が出てしまうくらいかかってしまった費用なのだけれど、まぁ何しろ5万キロ走行の空冷短気筒バイクだ。修理と共にリフレッシュしたと考えればそう悪い事ではないようにも思える。
#それにホラ、こうしてネタにもできたわけだし。
今後の心配といえば「今回手を付けなかった」場所。
具体的には腰下で、コンロッドとかクランクとかベアリングとかミッションギアとか。
エンジンの上が元気になれば下には今まで以上の負荷がかかる。しつこいようだが5万キロ。何時どこで何があってもおかしくない…は継続中なのだ。
ボーリング・ボアアップしたことによるメリット(&デメリット)はまだまだ未知数。これはセッティング如何になるだろう。
中低速はノーマルのままでも充分満足。なので高速100km/h巡航の安定性(上り坂含む)と、いざという時の追い越し加速がもう少しアレしてくれれば…あたりが目指すところではある。
ま、本当は安定性云々より「壊れない」が重要なのだけれどね(笑)
そうそう、ボアアップといえば一つ書き忘れたというか、疑問点が一つ。
今回のボアアップは直径で約2mm(半径1mm)、燃焼室の形状には変更なし(多分)
となると計算上、圧縮比がノーマルの9.5から10.0へと上がることになってしまうのだけれどどうなのだろう?
223cc(70*58):圧縮比9.5→計算上の燃焼室容量26.3
236cc(72*58):燃焼室容量26.3→計算上の圧縮比9.99
新ピストンのトップはノーマル同様フラット(逃げ場なし)だったのだけれど、上死点位置でシリンダ上端ぎりぎりまで上がっていたかどうかは未確認。(ええい、シリンダ入れた直後にそんなことまで気づかんわっ!)
あとで調べてみるとしよう。まぁこれも数値云々より乗って気持ち良ければそれでいいんだけどね。
※とか言いつつ情報募集(笑)
これ見ると少~し隙間があるんだけど、この時ぴったり上死点位置だったかどうかは不明
★
さて、これで本当に修理は完了だ。
この先ヒマをみながらセッティングをするのだけれど、他にも曲がったままのハンドルとか磨り減ったグリップとか冬場だけでもスクリーンをとか、いろいろ考えてることがあるんだよねぇ。
5万キロ5万キロと騒いでましたが、実際に到達したのは慣らし中の話だったりして
★
<了>
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