■YAMAHA SEROW 225WE (4JG6) セロー メンテナンス編

 

歪み修正(?)記


歪み修正(?)記
またもやクエスチョン付きのタイトルが

 

 

garage Ak!rA

 

<2019年31月>

直しましょう

 うちのセロー、どこかが歪んでいるのだ。……というのをいつぞや書いた。
※(インターミッション)歪み放置記

 内容的には「どこか曲がってるんだけど手放しで真っすぐ走るからキニシナイ」だ。

 その後も同じ状況なのだけれど、去年の晩秋、凍った路面で久しぶりにマジゴケをやらかしてフロント周りを曲げてしまう。

 この時もこれまで同様「タイヤをガードレールにがんがんぶち当てて直す」で対応したのだけれど、「曲がった感じなのに素直にまっすぐ進む」は変わらず。

 うーむ、あれだけがんがんやったのに変化なしというのはおかしいな。
 やっぱ一度ちゃんと見てやるか。

 某日作業。
 といっても難しい事はない。あちこち緩めて締めなおすだけだ。
 そして運よくこれだけで直ってしまえばラッキーということで。

 さて、現状確認としては、タイヤが真っすぐだとハンドルがやや左を向く雰囲気だ。(右端が前方になる)


100倍くらい誇張すると、これでまっすぐ進む感じ

 それではと、メンテスタンドで車体を上げて、リアタイヤ下にブロックを突っ込んで上げて、フロントタイヤが軽く接地する状態にしておく。
 こうしておかないと、フロントホイールが外れて軽くなった瞬間に後ろへ反り返ったりするからだ。
※まぁ今回はホイールは完全には外さないのだけれど。

 アクスルシャフト、ステム、フォーククランプと下から順番に緩めていく。

 そしてやっぱり面倒だったので、アドベンチャースクリーンはすっぱり外してしまおう。
(ヘッドライトはボルトのみ外してフリーに)


緩める前に今のフォーク突き出し量記録用画像

 三又部のトップボルトはハンドル(とブリッジ)を外さないと緩められない。
 それではと緩める前に、こちらも今のハンドルポジションにマーキングを。


これ緩めるのは久しぶり、そして気づかなかった錆(あとで落とす)


今のポジションは結構気に入ってるので


緩めるときはいいとして、締めるときにやりすぎ注意

 さあ、これで全部ゆるゆるになりましたよと。
※トップ画像がこの状態

 あちこちがたがた揺すってはみたものの、この状態では真っすぐにできるかどうかの判断など付くはずもなし。
 よーし、んじゃ確認しながら戻していくか。

 アクスルシャフトを留めて、フォークを上下させてから一番上のボルト(フォーククランプ)を仮止める。

 メンテナンススタンドをそっと外して前後ホイールに荷重がかかった状態で先のトップボルトを締めなおす。
 ハンドルも慎重に元のポジションに戻してってと。

 この状態でシートにまたがり、ハンドルを握ってみる。
 「ありゃ?今度は逆に曲がってないか?」

 なんとなく右手が手前になっているような。
 なのでハンドルを左に切って、コンコンと叩いてみる。

 「うーむ、またまた変わった……かな?」

 確かにハンドルの感覚が先ほどと違う。なんとなく真っすぐになったようなそうでもないような……

 「上下は留めてあるし、そんなに簡単に戻るはずもはいんだけど?」と首をかしげながら他のボルトを本締めしていく。
 スクリーンも戻しで、締め忘れが無いか指さし確認。どれどれと……


画像は若干ハンドルが左に切れてます

 乗ってみると、なんとなくだが以前よりまっすぐに近くなった気がする

 そして見た目的には、タイヤとフェンダーにズレが出た。
 以前はこんなに差があった覚えはないから、やはりどこか変わったのだろう。

 理論的には上下のねじれが解消されれば真っすぐになるはずなのだけれど、それだけでは変わらなかったのがこれまでの話。
 そして今日、ねじれていないのにハンドルコンコンしたら位置関係が変わったのは間違いなさそう。

 「うーむ、げに難しきはオフ車のジオメトリ……」

 近所を一回りしてみたが感触は悪くなし。

 歪みは(がっちり真っすぐの)VMAXに乗った後だとよりはっきりと感じるものだ。
 残念ながら今日はこれで時間切れ。次の機会に確認してみるとしよう。


試乗中、なんかカタカタ言うな?と見たらサイドスタンドストッパーが無くなってきたのでまた新規に取付を。

 



 

 

 

■ご注意■
 当サイト内における整備・メンテナンス・操作は素人の手によるものであり、かつその記述内容には誤り、思い違い、記載漏れ等のある可能性があります。
 この為、説明を真似て作業した場合でも、故障、事故、怪我等の危険性があります。
 このようなトラブルにつき管理人は一切の責任を負いません。作業は個人の責任においてのみ行ってください。

■ SEROW225 コンテンツ一覧 ■

 型式・年式編 

 メンテナンス編 

ありがとうセロー・手放した件に関するあれこれ

リア常設箱刷新、アルミボックス記

カムカバーOリング&燃料コック交換記

スイングアームピボット・ベアリング化記

ブレーキとブレーキパッドの耐久性記

オフタイヤの寿命と交換タイミング記

常設箱・リアボックス記

デカールをなんとか再び記

ヘッドライトデカールをなんとか記

スイッチボックス点検記

歪み修正(?)記

お気楽ロングツーリング仕様たる為に、記

クラッチスイッチ撤去記

サイドカバーデカールをなんとか記

オイルフィルターカバーボルト穴リコイル(&フリクションプレート交換)記

メーターパネル灯・インジケーター交換記

オイルフィルターカバーボルト対応前調査記

アクセサリ電源、再々取得記

(インターミッション)歪み放置記

キャブ横プラパーツ(?)交換記

スイングアーム周り・グリス充填記2

ホムセン箱改造リアボックス積載・その後記

フロントフォークフルオーバーホール記

リアサブウインカー追加記

ホムセン箱改造リアボックス積載記

オイルフィルターカバーボルト観察記

アドベンチャースクリーン・キャップ代用記

ブレーキキャリパオーバーホール・リア記

ブレーキキャリパオーバーホール・フロント記

アクセサリ電源再取得記

燃料コック・フィルター確認記

キャブリセッティング記

エンジンフルオーバーホール後記

エンジン脱着記

セルモーター(スターター)分解点検記

バルブクリアランス(タペット音)確認記

ツーリングセロー225(236)記

ボアアップ後キャブセッティング記

ハンドル交換記・もしくはハンドルシミュレーター凄い記

ドライブスプロケットホルダ交換記

ヘッドライトカプラ交換記

・腰上大修理記

<1 確認編>

<2 検討編>

<3 分解編>

<4 組立前編>

<5 組立後編>

<6 実走前編>

<7 電装編>

<8 実走後編>

<9 総括編>

タイヤ交換記(TR-011 TOURIST)その後

オフローダーメンテナンススタンド考察記

バッテリー交換記

マップケース再作製報告記

コインドライバー賞賛記

チューブレスタイヤ・パンク修理記

USB電源取付け記

ブレーキマスタシリンダ交換記

続・ナンバープレートステー自作記

RSVサイレンサー分解+α記

続・マフラー交換記

吸気系変更(してみましたが……)記

ステムベアリング交換記

続・タイヤ交換記(TR-011 TOURIST)

ビッグキャリア(サポート)製作記

スタックバー交換記

スピードメーターケーブル交換記

マフラー交換(してみましたが……)記

ブローバイガス対処記

チェーン・スプロケット交換記

アーシング記

マップケース&キャリア加工記

スイングアーム脱着+足周りグリスアップ記

リアサスペンションオーバーホール(してもらい)記

ホイールベアリング交換記

サイドスタンドあれこれ記

ワイドステップ装着記

ピストンリング交換記

ブローバイチェック記

カムチェーンカバーOリング&ガスケット交換記

ブレーキパッド交換記

フォークオイル交換記

チューブ&チューブレス・タイヤ交換記

ブレーキサポートランプ(補助灯)装着記

リアフェンダー装着記・もしくはナンバープレートステー自作記

オイル漏れチェック記

タイヤ脱着・チューブ交換記

点火系トラブル記

リア周りメンテナンス記

ドライブシャフト・オイルシール交換記

クラッチ交換記

ハンドル周り・いろいろ交換記

タンク交換記

スイングアーム周り・グリス充填記

オイル交換記

フロントブレーキキャリパ清掃記

キャブレター清掃記

オフロードミラー購入記

 悪戦苦闘編 

オフロード装備再び考

ダート激走・考察記

オフロード装備考

ファーストインプレッション・オン&オフ記

突発購入記


 

戻る SEROWへ戻る