走れ走れ
<2022年8月10日>
■今日は強行軍?
5時起き、6時発。
朝飯抜きで宿を予約したのは、今日はいろいろ込みで結構な距離を走らなければならない……かどうかは、実は天気次第だったのだけれど。
※雨が降ってたらショートカットなので
起きたら窓の外には素晴らしい青空が。「そりゃ走るっきゃないでしょ!」
だってこんななんだもの
ちなみに昨夜はなにやら不穏なニュースが山ほど聞こえていた。
もちろん全て大雨の影響。国道40号が通行止めだとか、宗谷本線が運休だとか。
今の空は晴れてはいるけれど、さて、今日の俺のルートはいったいどうなっていることやら。
★
ぱたぱたと稚内の市内を抜けていく。
「天気良し!気温良し!湿度ちょっと高めは仕方なし!そして仕方なくてもシカ注意!」
以前撮り忘れて悔しい思いをした覚えがあるペイント
30分程走り、朝食は「日本最北端のセイコマ」で。ここ入ったことあったかな?(さて)
昨夜の宿飯がたっぷりだったので、ごく軽くしっとり豆パンとグランディアブラックコーヒーのみ。
そして定番品をおいしくいただいたのは良いのだけれど、飲み終わった空き缶を捨てるゴミ箱が見当たらない。中に入って店員さんに聞くと「ありません」と言い切られてしまった。
観光地だし置いていないのは仕方ないとしても、さっきここで買ったコーヒーだというのは判っているのだから「ゴミ箱は置いていませんが引き取ります」とか言ってくれると嬉しかったなぁ。
※意外にこういうところで店の印象決まっちゃうしね
★
空き缶をリア箱に突っ込んで出発。
宗谷丘陵。今や定番観光コースとなった「白い道」へは郵便局脇から上がっていくのだけれど。
「ああ、立派な看板が立ってるわ。前からあったんだっけ?」(忘)
ちなみにスタート地点は北端の碑のあたり
ぱたぱたと入っていく。
相変わらず綺麗な道だ。白い道と緑の木々、その上には素晴らしい青空。そして斜めに差し込む朝の光が実に良い。
ご存じのとおり、名前のとおり真っ白なのは……
ホタテの貝殻が敷きつめられているから
ゆるゆると坂を上がる。
上から見ると道の向こう側に利尻富士。
やー凄い凄い。前回ここ来たときは雨でな~んにも見えなかったものな。
今日ははっきり見えました
(クリックすると大きな画像が出ます)
天気が素晴らしいというのに、朝のせいかバイク・観光客は少なかった。なので画像は好き勝手に撮り放題だ。
空が青すぎて嘘くさい(補正なし)
そして自撮り
ひとしきり呆けた後、本格的に宗谷丘陵見物。
広大な丘の上には数多くの風車が並ぶ、もちろん全部イデオン級だ(をい)
東には丘が広がり
南には多数のイデオンが(をい)
ぐるぐると見て回る。
宗谷丘陵は複雑に曲がりくねった道なのだけれど、なんとなく覚えがあって今日は迷うことがない。「ま、晴れてて太陽も見えるからね」
ふと、「旧」白い道へのゲートが開いているのに気が付いた。
白い道が有名になったのは、そもそもはこちらが雑誌で紹介されたのがきっかけだったはず、俺も一度(二度かも)訪れている。
ごとごとと入ってみる。景色はまた違った雰囲気で良い。路面にもホタテ貝の跡が残る。
行き止まりの手前にはキャンプ場跡があったように記憶していたけれど、今は空き地のようだった。
海が見える道へ入って
曲がって上るとこんな感じ
ホタテも少しだけ
「ああ、やっぱり晴れた宗谷丘陵は凄いわ……」
満喫した満喫したと呟きながら、大きな風車の土産物屋(今は閉店)から海沿いの北端へと降りていく。
途中、牧草ロールを観察しながら
★
日本最北端の地、宗谷岬。
まだ8時前なので駐車場も空いている。セローも一等地に停めることができた。
まさに一等地
パンフレットみたいな画が撮れました
当然自撮りも
お約束画像が撮影できて一安心。あとはゆっくり景色を眺める。
今日は強行軍!と騒いだ割に宗谷丘陵と北端でたっぷり時間を使っちゃったけれど、そもそもこういうことをするために北海道に来ているわけだから。
★
セロー発進。R238を先へと進む。
岬を回ると左手の海がオホーツク海に変る。
そのせいかどうか、昨日の茶色はどこへやら、海は真っ青と言う他ない色だった。
空の青さに負けてないものな
猿払で給油。
「良い子のみんな!大型ダンプが急にスピードを落としたら、それは『追い越せ』の合図じゃなく、その先で曲がる準備の確率の方が圧倒的に高いからな!」
※右折に巻き込まれそうになったバイクを見ながら
その先でセイコマ休憩。メロンシャーベットが旨い。
店員さんの対応はさすがで、先の空き缶も快く引き取って(捨てさせて)くれた。うん、これぞセイコマですよ。
おいしゅうございました
★
9時、次の目的地であるエサヌカ線へは、看板通り(住宅街を避けて)500m先から入る。
入ってすぐ、見事な直線と素晴らしい景色につい停まりそうになるが、エサヌカ線はクランクを曲がってからが本番なのだ。
そろそろ「通称」は取ってもいいんじゃなかろうか、とか思いながら
海が見える辺りはまだ序盤
カクカク曲がって本番ルートへ。
「うっはー、やっぱ晴れると凄いなここは。前回来た時は雨でな~んにも(略)」
朝なので東を撮ると逆光気味
西を向いたら順光で
さすがにここはガラ空きとはいかず。バイクが何台か行ったり来たり。
皆地平線を撮りたいので、代わる代わる交代で(他のバイクが入らないように)撮る。
もちろん南も北も綺麗です
そしてもちろん自撮りも(またか)
これまたしばらく呆けてみる。
ここでもたっぷり時間を使ってしまったけれど、そもそもこういうことをするために北海道に来て(略)
それにしても凄い場所だわ
(クリックすると大きな画像が出ます)
んじゃそろそろ行くかとヘルメットを取り上げていると、地平線の向こうからゆるゆると自転車が現れた。
セローの脇へ停まり「あの~、撮ってもらえますか?」とスマホを差し出す汗まみれのクロスバイク君。「ええ、もちろん良いですよ!」
※自転車だと自撮棒すら持ち歩きたくないよねえ
★
セロー発進。再度R238へ出て海沿い南下を継続する。
しつこいようだが天気は最高。気温はちょい上がったけれど、走っていると風が恐ろしいほど気持ち良い。
10:30、乙忠部のセイコマ。
ここでやっと今日初のとうもろこしにありつけた。
カウンターの上にこれが並んでいると嬉しくて
セローに跨ってもごもごやる。
強行軍スケジュール的には結構押している気がするけれど、そもそもこういうことをするために(略)
さてこの先、ルートはいよいよオフロードに突入することになる。
「道はどうかなぁ?通れるかなぁ?そして……開いているかなぁ?」
<長くなったので続く>
★
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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