■YAMAHA VMAX 1700 (VMX17) メンテナンス編

 

スロットルワイヤー点検記

スロットルワイヤー点検記
遊び調整って大切ですよ

 

 

garage Ak!rA

 

<2011年2月>

メンテナンスって程じゃありませんけど

 先日、blogに「バイクを買ったらまず最初にすべきこと」…とか偉そうに書いたので、「んじゃ久しぶりに見てやるかぁ!」(←をい)と思ったワイヤー周り。
 「そういえばちょい遊びが多くなってきていたんだよな」と思っていたのがスロットルワイヤーだ。

 ダイレクトな感覚が好きな俺、なのでスロットルワイヤーもぴっちりめに張るようにしている。

 もちろんハンドルを左右ロック状態にしても引っ張られない(=回転数が上がらない)範囲なのは当然だ。
 只でさえ神経質になるUターン時にいきなりエンジンが吹け上がって…などというのは考えるだけでも恐ろしい。


 さて、調整方法に特に変わったところは無い。

 カバーをずらして調整ボルトを出し、真ん中のロックナットを緩め、エンジン側のロングナットをワイヤー(アウターチューブ)が「伸びる方向」へと回してやれば良い。
※アウターチューブが伸びる→中のワイヤーが引っ張られる→スロットルの遊びが減る。遊びを増やしたいなら逆方向に。


調整場所はここですね


真ん中(左のスパナ下)がロックナット
その後の調整は右のナットで
ちなみにスパナは両方とも8mmサイズです

<余談の1>
・VMAXのスロットルケーブルは2本。「引き側」と「戻し側」だ。
・スロットルの開閉とメインにリンクしているのは引き側だ。なので遊び調整もこちら側で行う。
・では戻し側の意味は?というと、引き側が切れた(固着した)時の保険。スロットルが全開で固定されたりしたら大事(おおごと)だから。
 FCRとかだと負圧によるスロットルバルブ張り付きの対処の意味もあるようだが、YCC-T装備のVMAXでは関係なし。



<余談の2>
・スロットルケーブルへの給脂等、スロットルグリップ部からスロットルケ-ブルを外したい時には、まずこの調整部でめいっぱい緩めておくと作業が楽。

 さて、では遊びを減らそうとワイヤーの調整を…「あれ?そろそろ限界か?」

 張ろう(伸ばそう)と思ったワイヤー、だがこれ以上伸ばそうとするとボルトがナットから外れてしまうのだ。


限界を超えました

 どうやらここでの調整は限界のよう。
 新車時に合わせて以来弄った記憶がない。ということは2年でこんなに伸びたのだろうか?クラッチならともかく、スロットルワイヤーが極端に伸びるというのはあまり聞かないのだけれど。

 ともあれ、調整できないのは至極困る。

 普通のバイクならキャブ・スロトルバルブ側にも調整ポイントがあるはずなのだが、YCC-T(電子制御スロットル)のVMAXではどうなのだろう?
 これは一度エンジン側をバラして確認しないといけないな…

#↑ならバラしてからレポート書こうぜ

<なので続く> 

<続きできました↓>
スロットル再調整、のつもりが?記




 

 

 

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